20-368「進化の可能性」

最近、俺は佐々木とよく会う。

「しかし、最近お前はいやに恋愛のことを気にするな。
お前は恋愛感情なんか精神病だと言ってなかったか」
「今でもそうだが、病気に対する考え方を変えてね。
病気というと、君はウイルスというものを知ってるかい」
「インフルエンザとかだろう」
「そう、そして、ウイルスのある種のものは、宿主細胞と一体化して、宿主の進化に貢献する。
今のヒトの遺伝子の一割はウイルス由来とも言われている。
そういう意味では病気即有害というわけじゃなく、進化の可能性をもたらす素晴らしいものと言えるかもしれない
現在行われている遺伝子組み換えはウイルスを利用したものもあるんだよ」
進化の可能性か。長門の親玉はハルヒのことをそう呼んでいたか

「今、僕は君といっしょに進化したいんだけど、どうだろうか。」
「九曜さんの変な遺伝子組み換えか? そんなのを使うべきじゃないと思うのだが」
(えーと、次の手が考え付かないよー、えーん)

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最終更新:2007年09月01日 09:44
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