技能一覧・説明
ここでは、全ての行動の基本となる技能について説明します。
技能の種類と使用
さらに、技能はその使用方法から3種類に分類されます。
- 直接技能…行動、または行動判定の際、使用を宣言できる技能。
- 付加技能…特定の直接技能と組み合わせて使用できる技能。
- 常時技能…常にキャラクター自体に特性を与える技能。
「それぞれについて、詳しく説明する」
直接技能
「直接技能を使用して「行動判定」を行うことができる。
それぞれの直接技能には「最低限可能な行動」が明記されています。
また、明記されていない行動でも、共通の基本能力値を使用すると思われる「行動判定」なら、GMに許可をとることで実行できます。
(例:≪空手≫なら、殴る蹴るなどの攻撃判定のほか『筋』で重いものを持ち上げたり『速』で素早く動くなどの行動判定ができる)
「基本的に直接技能の使用は「行動」として扱うということだ。詳しくは
行動判定・基本を参照するように」
付加技能
特定の直接技能を使用するとき、付加技能の使用を同時に宣言して、さらなる効果を与えることができます。
「ちなみに、付加技能を直接技能とともに使用の宣言をすることを(付加)と表記する」
付加技能は、直接技能に対応した違う種類の技能であれば、数の制限なく(付加)することができます。
また、1つの付加技能を、一度に重複して(付加)することはできません。
(例:≪空手+回転+回転≫という組み合わせはできない。)
常時技能
使用の宣言なしでも、常に特別な効果をキャラクター自身に与える技能を、常時技能と呼びます。
「直接技能ではない行動判定への修正や、キャラクターの基本能力値を底上げするなど、強力な効果が多い」
技能系統
また、それぞれの技能は、その性質や習得条件などによって、さらに14種類に分類されています。
「それぞれの技能系統ごとに、特徴を紹介する」
- 格闘系技能…殴る、蹴るなどの、肉体を使う技能。命中修正が高いが、射程が短い。
- 武器系技能…武器を扱う技能。格闘系技能同様、命中修正が高く、さらに攻撃力も高い。ただし武器へ依存している。
- 銃器系技能…射撃を行う技能。銃器や弾丸の性能に強く依存し、(付加)せずとも安定した攻撃が可能。
- 道具技能…薬品や呪符などの道具を扱う技能。道具を作り出すこともできる。
- 魔術技能…火や水、氷などの減少を操る、魔術を扱う技能。(付加)によって効果が強力になる。
- 呪術技能…他者の力を借りて効果を得る、呪術を扱う技能。(付加)は少ないが、1つの技能を専門化すれば強力。
- 霊術技能…生命力を燃焼して超常現象を起こす、霊術を扱う技能。「霊体」専用の技能もある。
- 防御技能…攻撃の回避やダメージの減少のための技能。≪避け≫と≪受け≫の2種類がある。
- 実務技能…調査や探索などのための様々な技能。デスクワーク的な要素があり、どんなキャラクターでも1つは習得したほうがよい。
- 生活技能…実生活で有効活用される様々な技能。実務技能と同様の使い方ができるものもある。
- 吸血鬼技能…「ヴァンパイア」「ダンピール」のみ習得可能な技能。吸血鬼限定の特殊能力の有無を示す。
- 身体技能…先天的に持った身体的特徴を示す技能。デメリットのあるものが多い。
- 変身系技能…「半獣人」のみ習得可能な技能。どんな動物の半獣人であるかによって、習得できる技能が異なる。
- 特別技能…BBNの世界観独自の技能。どれも極めて特殊な効果を持つ。
※魔術技能、呪術技能、霊術技能を、さらにまとめて「術系技能」と表現します。
使用する技能の宣言
技能を使用して行動したい場合は、「技能宣言」をする必要があります。
GM・PL問わず、以下の点を明確に提示することを推奨します。
- 使用する「直接技能」と「付加技能」の組み合わせ
- 技能の対象
- 装備品を使用する必要があれば、その装備品
「以下のように宣言するのが一般的だ」
例:「≪
拳銃習熟+狙撃≫で10m先の「ダンピール」に攻撃します。銃弾はシルバーブリッド弾を使います」
技能の射程
技能を使用できる射程は、特に記述がない場合は「インサイド」内のみに限ります。
「技能に限らず、3mを超える射程を持つものは、そのつど記述する」
技能のコスト
使用する際、個々に設定された「コスト」を消費しなければいけない技能があります。
基本的に、身体系な技能は『体力値』を、術的な技能は『精神値』を、コストとして消費します。
「これは技能個々の説明で『体力値』か『精神値』か表記してある」
使用コスト
技能を使用する際に必要なコストです。
一部の直接技能と、ほぼ全ての付加技能に設けられています。
コストが支払えない場合、その技能を使用することができません。
継続コストと技能の継続使用
技能には効果が継続するものがあります。
使用したシーンの終了時(マスチェック…
戦闘の流れ・基本を参照)に、設定された「継続コスト」を消費することができます。
消費した場合、次のシーンの間も、技能の効果が継続されます。これを「継続使用」と呼びます。
「継続使用」はタイムを消費せず、特に表記の無い限り、次のシーンの行動に影響が現れません。
使用回数
「特定の技能には、強力さゆえに使用回数に制限が設けられている」
この回数は(付加)する際ではなく、実際に効果を及ぼした際に回数を消費します。
「つまり、1回までという使用制限があるならば、2発同時に使用しても1発しか効果が発揮されない」
後述の「カット」使用時などは注意してください。
「判定に失敗した場合や「ファンブル」したときも回数を消費するので注意だ」
対応して使用する技能の宣言
技能の対象になったキャラクターは、特に指定がない場合、≪受け≫で対応するか≪避け≫で対応するか宣言します。
技能の使用を宣言するのと同様に「技能の組み合わせ」や「使用する装備品」を宣言してください。
≪防御技能≫SLd6
「≪
縛りの法≫や≪
幻想生成≫などに対抗する際、
≪防御技能≫SLd6を使用する、と表記されることがある」
これは、≪避け≫か≪受け≫どちらかの技能で、付加技能を(付加)せずに判定するものです。
「戦いに際しての熟練さを表現している、といったところだ」
技能一覧
それでは、個々の技能系統ごとに紹介します。
「技能のテンプレートは以下の通り」
技能の名称と種類(直接/付加/常時)
説明と効果
付加技能なら(付加)できる技能
使用コスト
「未亜ではなく俺が解説していくことになる。俺のほうがより、技術には精通しているからな」
はい、巫さん。 お願いしまーす。
「まかせなさい」
最終更新:2009年04月01日 21:55