キャラクター作成

「キャラクターにはPCとNPCの二種類があるが、基本的な作成方法はいずれも同じだ」
 ここではPCの作成方法について詳しく説明します。

作り方の手順

「それでは本格的にキャラクターの作成を案内する」
 ここでは「経験点」100CPを持ったキャラクター、「初期キャラクター」の作成を説明します。
 各項目の番号順に、キャラシートに記入していって下さい。

1 種族を決定する

 種族一覧・説明から、キャラクターの種族を選択します。
「選択した種族によって能力値や取得できる技能が変化する。慎重に決めてほしい」
 種族ごとに異なる点は以下のとおりです。
  • 種族特性……選択した種族によって、ルール上、特別な扱いを受けることがある。
  • 能力値修正……選択した種族によって、基本能力値、消費能力値へ修正が加わる。
  • 技能自動習得……選択した種族によって、CPを払うことなく技能を習得することができる。習得しなくてもよい。
  • 技能制限……選択した種族によって、習得あるいは使用できない技能が設けられることがある。

注1)「ヴァンパイア」「ダンピール」は、この時点では『霊』がマイナスの値になる。
注2)「半獣人」は「変身系技能」における「種類別技能」へ対応する獣を1種類選択して決定する。
注3)「妖怪」で特別技能を取得する場合は能力値や性別などの条件は必要になるので、技能決定後に選択する。

2 職業を決定する

 職業システム・図解を参照し、一般社会での「表職業」と、裏社会での「裏職業」を決定します。
「職業システム図(表)から1つ、職業システム図(裏)から1つ、計2つを必ず選択してくれ」
(例:表職業に「公務員」裏職業に「ハンター」を選び、シートに『公務員/ハンター』と記入する)

「では、何が影響してくるのか紹介しよう」
  • 初期所持金……選択した「表職業」ごとに金額が変動する。作成時以前からの貯蓄を表す。
「これによって決定した所持金で装備品を整えることができる」
  • シナリオ開始前収入……選択した「表職業」ごとに変動する。日常生活での定期収入を表す。
「シナリオとシナリオの間の生活による収入だ。おろそかにできない」
  • 職業ボーナス……選択した職業によって、経験点や所持金を支払うことなく、技能や装備品を手に入れることができる。
「主に「銃器を1つ得る」や「生活技能を1レベルで得る」とかだな」

注1)「妖怪」種族を選択している場合、職業ボーナスで生活技能を得ることができない。
注2)「BBN古参」で特別技能を習得する際、能力値や技能、性別、設定などの条件は必要になるので、それらの決定後に選択してよい。

3 技能を決定する

 技能一覧・説明を参考に、技能を習得します。
 技能は、1レベルに習得するには経験点1CP、
       2レベルに成長させるには経験点2CP、
       3レベルに成長させるには経験点3CPを支払う必要があります。
(例:≪空手≫をレベル3にするには経験点6CPが必要)
「メインに使う技能はレベルを高くしておくといい。また、能力値との兼ね合いも重要だ」

 初期キャラクターを作成する際、以下のような注意点があります。
  • 種族によって、習得できない技能がある。
「ヴァンパイアとダンピール以外は吸血鬼技能を習得できないし、半獣人以外は変身系技能を習得できない」
  • 種族と職業による技能の習得は、経験点を支払わなくてよい。
「ただし、レベルを上げる際には経験点を支払う必要がある。」
(例:「フリーター」による≪アルバイト≫2レベルを3レベルにするには、経験点3CPを支払う)
  • 技能レベルは、作成時「3レベル」まで。
「4レベル以上に上げることはできない」
  • 技能に支払う経験点は45P以下にすること。
「最大で3レベルの技能を7つほど習得できる程度だな」

4 基本能力値を決定する

 能力値一覧・説明を参照して、基本能力値を決定します。
「経験点(初期キャラクターであれば100CP)を支払って、基本能力値に割り振りを行う」
 経験点を1CP消費するごとに、能力値を1上げることができます。
(例:『筋』を「8」にするには、経験点8CP)
「特に能力値は技能と関連して、平均的に抑えるか一部を特化するかの決断が重要だ」

 ここでは2つの注意点があります。
  • 能力値の作成時の最大値は「15」。
……一部の常時技能や種族による能力値修正を含めての限界が15です。
(例:種族が「ヴァンパイア」なら10+5が上限)
  • 経験点を余らせないこと。
「この時点で、技能に支払った経験点と合計して100CPになるようにすること」

注)「ヴァンパイア」「ダンピール」は、能力値への割り振りを行う前に『霊』のマイナス値を打ち消すかどうか決定する。
  打ち消す場合、3or5CPを支払い『霊』を0にする。その後通常の割り振りを行う。
  打ち消さない場合、『霊』はマイナスの値のまま。シナリオ中では『霊』0として扱う。

5 消費能力値を決定する

「基本能力値が決定したら、次は『消費能力値』を決定させる」
 キャラクターが被ったダメージを表す『身体被害度』と、技能などのコストとなる『体力値』『精神値』を算出して、確定させます。
「計算式は次のとおりだ」
  • 身体被害度=『体』×2 + 種族修正値
  • 体力値=『体』×2 + 種族修正値
  • 精神値=『魔』 + 『呪』 + 『霊』 + 種族修正値

6 名前、年齢、性別、容姿、背景設定を決定する

 いわゆる各種の設定を自由に決定します。
「当然だが、年齢と容姿は比例させるように」
 ただし種族が「ヴァンパイア」か「ダンピール」であるか、≪不老長寿≫≪龍的長寿≫が習得してある場合はその限りではありません。

7 所持金を決定し、装備品を購入する

 この時点で初期所持金のダイスを振って、所持金を決定してください。
「この時、他のPLやGMにダイス目を確認してもらい、証人になってもらうように」
 装備品一覧・説明から、所持金を消費して装備品を購入し、通常装備・消費装備の欄に書き込みます。
「その後、装備品にデータのないアイテムなどを、固定装備の欄に書き込む」

  • 借金ルール
 キャラクターの初期資金が少ない!と思った場合に。
 最大でキャラクターの年齢×5万円までの借金ができます。
 ただし、借金がある限り、シナリオ終了後に、報酬は全て借金返済にあてられてしまいます。
 これを支払えないと、1割ずつ借金は増加していき、元の借金の倍に達したとき、そのキャラクターは使用不可能になります。
 ご利用は計画的に!

8 残っている所持金などを記入し、シートを仕上げる

 消費した経験点(100CP)や、買い物して残った所持金をシートに記入して、キャラクターの完成です。
「あとはデビューさせるだけだな」

特殊な作成方法

ダイス作成ルール

 よりスリリングなキャラ作成が楽しめる「ダイス作成ルール」なんてのもあります。

NPC作成

「すでにある程度の経験を重ねたキャラクターや、シナリオ中に登場するNPCを作成する際のルールが「NPC作成」だ」

 と、まあこんな感じで進めてください。
「組み合わせ次第で無限のキャラ作りが可能だ、俺を超えるようなキャラクターを作り出すことを期待しているよ」
 皆さん、気合を入れてキャラを作りましょうっ!!

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最終更新:2009年04月04日 22:54