ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki

静止の世界と冬の白 その二

最終更新:

shinatuki

- view
だれでも歓迎! 編集
「そう言えば、あなた、飛ばないの?」
くるん、とレティはギアッチョの方を振り向いた。
どうやら、ギアッチョが飛んで進まないのを不思議に思ったらしい。
すると、ギアッチョは少し不機嫌になりながら言った。
「・・・・苦手なんだよ、飛ぶの。」
そう、ギアッチョは実は飛ぶのが大の苦手である。
スピードは暗殺チームの中でもかなり早いのだが、その反面急には止まれないし、小回りが聞かないのだ。
そのおかげで、イルーゾォに怪我をさせてしまったのもいい思い出である(自分はとっさにスタンドを纏ったので無傷だった。)
「あら、じゃあ練習しなきゃだめじゃない。」
そう言ってレティは高度を落としてギアッチョの元へと行く。
そして、レティはギアッチョの手を取る。
「ほら、まず身体を宙に浮かせて・・・・。」
「は?」
レティに手を取られて、ギアッチョは怪訝な顔をする。
「もう!せっかくだから上手な飛び方を教えてあげるっていってるのよ!」
レティはぷぅっと頬を膨らませる。
「ほら、早く!」
「あ・・あぁ。」
不機嫌なレティに気圧されて、しぶしぶギアッチョはその身を浮かせる。
「じゃあ、一メートル進んでみて。ゆっくり、ゆっくりよ。」
そして、ギアッチョはゆっくり進もうとする。
だが、十センチごとに進みストップ、さらに十センチ進んでストップ、と言う風に出来の悪いゲームのCGのようにギアッチョは動く。
それを見て、レティはため息をつく。
「・・じゃあ、普通に二メートル進もうとして。」
「・・おう。」
そう答えて、ギアッチョが前に進もうとする。
ベチッ!!!
次の瞬間、ギアッチョは思いっきり洞窟の壁面に身体をぶつけていた。

「・・・悪かったって言ってるじゃない・・・・。」
「うるせぇ!ぶん殴るぞ!!」
ガンッとギアッチョが近くにあった岩を殴る。
すると、それはガンッと砕けた。それほど、ギアッチョの怒りは激しいのだろう。
「・・・・・・・、そろそろ、洞窟の最深部よ。大分動いてきたから、一旦休憩しましょう。」
先行していたレティが非常に狭くなった。
そこは非常に狭く、おそらくスタンドを解除してギリギリ通れるくらいだろう。
「ちっ・・・・。」
ギアッチョは舌打ちをしてスタンドを解除した。
レティには、氷の鎧が急に解けたように見えただろう。
そしてレティが
「あー・・・、冷たくなくなっちゃった。」
「ゴチャゴチャ言うな!!」
ギアッチョそう言って背負っていた荷物を降ろす。
すると、リゾットが気を利かせたのか、携帯コンロとインスタントコーヒー、それにミネラルウォーターが中には入っていた。
「インスタントなんて飲んだ事ねぇよ・・・・。」
そうぼやきながらギアッチョは携帯コンロを組み立てる。
イタリアではそこらにバールがあるし、エスプレッソマシンが日本で言う炊飯器レベルで普及しているので、0・5%の人間しかインスタントコーヒーは買わないらしい。
レティは、それを不思議そうに見ている。
「それは外の世界の道具?何に使うの?」
「離れてろ。火がつくぞ。」
そう言ってギアッチョは火をおこし、お湯を沸かす。
レティはその隣に座った。
「おい・・・・。」
「大丈夫よ、さっき貴方に冷やしてもらったから。」
レティがそう言うので、ギアッチョはぶつくさ言いながらもそれを許可する。
さらに、鞄の中をさぐると、高カロリー物であるチョコレートやキャンディが出てきた。
          • リゾットはよっぽど自分がサバイバルな目にあうと想像したらしい。
他に何かないかと探すと、カップラーメンが二つ入ってた。
「・・・・おい。」
「ん?」
ギアッチョはレティの方を振り向く。
そして、ずいっとカップ麺をレティの目の前に出す。
「な・・・何?」
「腹、減ってねぇか?」

数分後、そこには並んでフォークでカップラーメンを啜る2人がいた。
スタンドを発言させていないで身体が冷えたのか、ギアッチョはウィンドブレイカーを羽織っていた。
「外の食べ物って面白いのね・・・・、切干大根みたいな物かしら?」
「何だ?キリボシダイコンって。」
レティはカップ麺が気に入ったのか上機嫌でラーメンを食していた。
ちなみに、2人ともシーフード味である。
「まぁ、さすが日本、カップ麺の本場だ、そこそこいけるな。」
ギアッチョも案外気に入ったらしく、憎まれ口を叩きながらも美味しそうに食べている。
そしてしばらく2人は無言で、カップラーメンを食べていた。
「ふぅ・・・、美味しかった。」
そう言ってレティは満足そうな表情をする、きっとスタミナも回復したに違いない。
ギアッチョはインスタントコーヒーを入れていた。
「・・・・温かい物食べて平気なんだな。」
「私は雪や氷っていうより『冬』そのものの妖怪だからね。力が弱っているときに熱いモノはダメージになるけど、今は平気よ。
 ・・・・・それより、いい匂いね。」
そう言ってレティはギアッチョにコーヒーをねだる。
ギアッチョは黙ってレティにカップに注いだコーヒーを渡した。
「コーヒーなんて幻想郷では人間の里、それも一部でしか手に入らないのよ。
 どこぞのこそ泥妖精は、盗んでいるみたいだけど。」
そう言ってレティはコーヒーに口をつける。
「・・・・苦いわね。」
美味しいけど、と付け加えて、レティは素直に感想をもらした。
「こんなの苦いの内に入らねぇよ。」
イタリアの濃いエスプレッソに慣れているギアッチョは、むしろ不満そうに顔をしかめる。
帰ったら真っ先にコーヒーを入れて飲もうと、ギアッチョは硬く決意した。
まぁ、しかし大学に置いてあったエスプレッソの自動販売機よりはマシである。
もう世界の機械は全部日本製になれよ、とギアッチョは心の中で悪態をつきながら、コーヒーを啜った。
しばらく休憩しリラックスしたせいか、だいぶ体力は回復し、気力も充実、スタンドパワーもそれなりに回復したようだ。
レティは、ギアッチョにコーヒーをアイスコーヒーにしてもらい、ご満悦である。
「あぁ、どうせならこれが終わった後お酒が飲みたいわねぇ。」
「楽に終わったらイタリアのいいワインを持ってきてやるよ。」
レティのつぶやきに、機嫌がいいのかギアッチョが気前のいい答えをする。
「あら、嬉しい。幻想郷だと年によっての違いはあれどお酒の味が偏っちゃうのよね。同じ土地だから。
 外の世界からくるお酒は早く見つけないと放置されて劣化しちゃうし。
 でも、どうせなら蜂蜜酒が飲みたいわね。」
「蜂蜜酒だぁ?」
「いわゆる故郷の味って奴よ・・・・ちょっとした昔話でもしましょうか?」
そう言って、レティは話を始めた。

「私はいまでこそ、モンスター・・・・妖怪とされているけど、昔は一応神様をやっていたのよ。」
「はぁ?」
レティの話に、ギアッチョは呆然とする。
「とある小さい部族で、冬の神として信仰されていたの。その部族では冬は春への準備期間として、神聖な物と見ていたわ。
 そこで信仰されていたのが私、冬の間、人々を守り、木々を眠らせ、春の神に渡すのが私の役目。」
レティは静かに目を伏せた。
「だけど、あなたもおそらく信仰しているであろう・・・キリスト教ね。あれが私達の集落にも来たの。
 奴らは布教するには手段を選ばないわ、森の中の聖域を破壊し、改宗しない者は邪神に仕えるものとして殺そうとしたの。
 だから・・・・、私たちはあの部族から離れた。」
それは、ギアッチョに語っているというより、独り言を言っているようだった。
「私たちの加護が無くなるより、改宗しないほうが危険だからね。仕方がない事だったわ。
 そしてその後の私達は・・・・・大転落よ。
 ある物は妖精にされ、ある物は聖人に、そして悪魔にされた奴もいたわね。
 そして、私は冬の持つ厳しい面ばかり強調され、妖怪となって幻想郷に流れ着いた・・・・そんな所よ。」
そう言って、レティは立ち上がった。
ギアッチョは、何もいえない。
レティはくるり、とギアッチョの方を向く。
「でもね、幻想郷に来て前より大分怪物っぽさがなくなったのよ?
 あの子のおかげで、大分心の傷も癒えた気がするの。」
「あの子?」
レティが嬉しそうに言った人物は、何者かとギアッチョは聞き返した。
「チルノって言うの。知らないかしら?紅魔館近くの湖にいる、ちょっとおばかな妖精の子。」
それを聞いて、ギアッチョは彼の頭の中に検索をかける。
すると、メローネが会話の中で話していた人物を思い出した。
「・・あぁ、もしかして強いくせになぞなぞを出すと絶対解けない妖精か?」
「そう!そうなのよ!!」
レティはそう言って腹を抱えて笑う。
「あの子ったらね、いっつも同じなぞなぞを間違えて、何回も答えを教えてあげてるのに答えられないのよ・・・・。」
「そりゃあ、お前の教え方が悪いんじゃないか?」
ギアッチョが意地悪く、しかし楽しそうに笑いながらレティに答えた。
「あら、じゃあ今度案内するから、ぜひともあの子に上手に教えてあげてくれないかしら?」
「いいぜ、一応これでも大学の授業はそれなりに出てた方なんでな。」
携帯コンロの光に照らされながら、2人は愉快そうに笑い続けた。



東方暗殺団~ nove asassini benito in pradiso

ストーリー
ある日、あの世と幻想郷の間に突然屋敷が現れた。
しかし何も異変が起こる様子はない、そう、まったくもって異変は起きなかった。
強いて言うなら、魔理沙が図書館に襲撃しなくなったくらいである。
業を煮やした霊夢は、その屋敷に言ってみることにした。


Stage 1「外からの風」 背景:あの世と幻想郷の境界にある山 ♪山の中の地中海~mediteranno vento

ホルマジオ 背景:暗殺チーム邸 門の前 ♪ドリンク・ミー!!~crazy tea time 



Stage 2「鏡の世界」 背景:暗殺チーム邸 玄関?(鏡の世界) ♪ターニングワールド

イルーゾォ 背景:玄関の突き当たりの巨大な鏡の前 ♪綺羅鏡~crudele illuso



Stage 3「人生の回廊」 背景:一階廊下 ♪人生の急行列車~non stop? 

途中で出てくる二体のちょっと強めの敵の内、右と左どちらかを先に倒すかでボスが決まる

右:ペッシ ♪浦島太郎の釣竿 

左:プロシュート兄貴 ♪老化狂騒曲~are you ready!? 



Stage 4「ほの暗い地下室」背景:暗殺チーム邸 地下(RPGのダンジョンみたいな背景) ♪闇中恋愛~darkness lovers

メローネ 背景:何か得体の知れない物が置かれまくっている暗い部屋 ♪dance of loveless 



Stage 5「凍りついた中庭」背景:暗殺チーム邸 中庭(全ての樹木や噴水は凍りついている、時間はいつの間にか夜に) ♪ウィンター・ガーデン

ギアッチョ 背景:凍りついた噴水の前 ♪アウローラ・アクイロ~暁と北風 



Final「血の色をした屋根」背景:暗殺チーム邸 屋根(夜) ♪鮮血の宴、さぁ歌え~Canta pure!

リゾット 背景:殆ど光っている部分のない月 ♪鋼鉄煉獄~metal of no marcy



EX道中:暗殺チーム邸 地下廊下 ♪甘甘亡歌~death dolce


中ボス ソルベとジェラート どちらを先に撃破するかでEXボスが代わる。


ジェラート 背景:血のついた運動場 ♪声無き唄~Devo amare indubbiamente

ソルベ 背景:射撃訓練場 ♪標本コレクション~eternal batafly


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー