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船頭と釣り人の休日。 その四

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匿名ユーザー

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「・・・・・・・・・・。」
そして、ペッシは紅魔館前の湖で、釣りをしていた。
ビーチボーイの先には、カエルがぶら下がっており、それは湖の中を漂っている。
ピクッと釣り糸が動いた。
そして、物凄い勢いでビーチボーイの糸が引っ張られた。
「う・・・うわぁっ!!」
「ペッシ!!」
引きずり込まれそうになったペッシを小町が支える。
ペッシは全力で、ビーチボーイを振り上げた。
そして、巨大な水しぶきをあげてビーチボーイに噛み付いた巨大な魚のようなドラゴンが、地上に姿を現した。
「「うわぁぁぁっ!!」」
驚く二人を置いて、次の瞬間ギアッチョとプロシュートは駆け出す。
ギアッチョが先行し、スタンドを発動させる。その手にはメローネが乗った台車にくくりつけた紐を持っている。
そして、プロシュートは後ろから物凄い勢いでその台車を押していた。
「レティ!チルノ!!!」
「おっけーよ!!」
「まかせなさい!!」
ギアッチョの合図でレティとチルノが、紅魔館に向かって一直線に氷の道を作り上げる。
プロシュートは台車に飛び乗り、ギアッチョがそれを猛スピードで引っ張り滑走した。
「し・・・尻尾を切ればいいんだよね?!」
「こいつぁ尻尾を切っても意味がないよぉ小町!!」
ペッシと小町は2人で巨大な魚竜を相手にしている。
「あたいの攻撃!受けてみろー!!」
「チルノ!そんなに接近すると・・・あぁぁ・・・・・。」
小町の大鎌は確かにゲームの武器に劣るとも勝らない大きさだが、振るのに時間がかかり、尻尾に吹き飛ばされる。
ペッシのビーチボーイは、心臓にたどり着く前に振り回される。
チルノは⑨なので論外だし、レティはギアッチョがホワイトアルバムを発動している間は人形サイズである。
ちなみに、グレイトフルデッドは水中で生息する生き物のせいか体温が低い魚竜には聞きにくく、直触りしようものなら尻尾になぎ倒され。
ホワイトアルバムは全身を凍らせるまでなく、相手が歩いた瞬間に踏み潰される。
ソルベのスタンドはどうみても戦闘用ではないので、精々森に逃げ込む時に役に立ったくらいである。
そして結論として、彼らは魚竜を一撃で倒せる火力が必要だと判断したのだ。
幸い、近くにはその火力のアテがあった。
紅魔館の地下である。
そして、そこの『火力』が非常に懐いているエサを、彼らは持っていた。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
あまり前線に出る事のないメローネはあまりの出来事に涙目である。
そして、もうスピードで紅魔館に突っ込んでいく。
「おい・・お前達とまれっ・・・」
美鈴は必死に2人を止めようと構えるが。
「よっと。」
プロシュートはメローネを抱え、台車を蹴ってその場から降りる。
宙を舞うプロシュートは、地面にグレイトフルデッドを出現させ、自分を抱きとめさせる。
そして、ギアッチョはそのままパッと引っ張っていた手綱を離し、自分は横に移動する。
そのまままっすぐ、台車は美鈴に向かって高速で滑っていく。
「え?・・・・ってきゃあぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!」
そして美鈴は、思いっきり台車に吹き飛ばされた。
「おー、景気よく吹っ飛んだなー。ま、妖怪だし生きてるだろ。」
そう言ってメローネを抱えたままプロシュートは気絶している美鈴の元へ向かった。
地面にメローネを転がしてから美鈴の服をさぐり、スカートのポケットから門の物と思わしき、鍵を見つけた。
「セクハラー。」
「てめぇが言うな。」
メローネを一度蹴ってから、プロシュートは、がちゃんと門を開け、中に侵入した。
そしてギアッチョも台車を回収してその後を追って屋敷の敷地の中に入る。
侵入した瞬間、異常事態に、大量の妖精メイドが侵入者を撃退しようと弾幕を放っている。
だが、そんなスペルカードルールなどに従っていたらペッシと小町が死んでしまう。
「ギアッチョ、メローネ抱えてろよ。」
「おう。」
ギアッチョはホワイトアルバムを発動させて、メローネを抱え、弾幕を防ぐため氷の壁を目の前に張った。
「冷たっ!!」
そして、プロシュートは再びグレイトフル・デッドを発動させる。
ギアッチョが弾幕を避けるための壁を消した瞬間、冷気がなくなり妖精メイド達が次々老化して落ちていく。
「・・・・・何だっけか、今の家に越してきて、山の中には蚊が多いからってリゾットが買ってきた奴。」
その風景を見て、ギアッチョが呟く。
「あれだ、あのぐるぐるした奴だろ?」
プロシュートも思い出そうとしても思い出せないのか、うーと唸って考え込む。
辺り一体の妖精たちは、すっかり干乾びていた。
「蚊取り線香の事?」
元々日本文化に知識があったメローネが、二人の考えている物の答えを言う。
「「それだ!!」」
微妙に、グレイトフルデッドが嫌そうな顔をしたことに、誰も気づかなかった。
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!!」



紅魔館の廊下に、物凄い勢いで台車を引っ張る音と咆哮のような叫び声が響いた。
それは、グレイトフルデッドを乗せた台車を引っ張りながら走るプロシュートの声である。
列車の中のような狭い空間なら、グレイトフルデッドの効果範囲だが、さすがに広い紅魔館は無理である。
しかも機動力のないグレイトフルデッドでは、すぐに弾幕にやられてしまう可能性がある。
この台車は、元々グレイトフルデッド機動力のなさを防ぐ為に用意したのだ。
見かけこそかなり間抜けだが、非常に有効な手段であり、実際に妖精メイドやメイド長は彼らの位置を特定するまえにやられていた。
そして、安全になった廊下を、悠々とギアッチョはすべる。
「メローネ、次は何処だ。」
抱えたメローネに、ギアッチョは案内させる。
「あ、もう次の角の左に地下への階段があるから。部屋の前に行けばベイビィ・フェイスとフランが全力で壁壊すから大丈夫だ。
 それよりギアッチョ、冷たい。」
既にメローネの唇は真っ青である。
「大丈夫だろ、変態は環境に適応するためにあるってホルマジオが言ってた。」
「それ生物学的な意味での変態だろ!!」
ギアッチョの台詞に、メローネが突っ込む。
「おーいプロシュート!!次の角で・・・・。」

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

既にプロシュートは暴走特急アニキガインと化しているのか、止まらない。
「止まらないとやばくね?あんまり行き過ぎるとレミリアが出てくるぜ?」
「解ってるわぁぁぁぁ!!プロシュートとまれぇぇぇぇぇぇ!!」
ギアッチョはホワイトアルバムで一気に加速し、プロシュートを止める為に駆け出した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!誰か助けてぇぇぇっ!」
ペッシが必死に魚竜の攻撃を避ける。
小町は既に船を呼び出して湖へと逃げ出しており、チルノは飲み込まれた。
「チルノを返しなさいっ!!」
レティは必死に弾幕を撃っているが、あの大きさでは焼け石に水以下である。
「おいっ!ペッシ!レティ!どいてろぉぉぉぉぉっ!!」
すると、突然、プロシュートの叫ぶ声が聞こえ、ペッシはそちらを振り返る。
そこにはこちらに飛んでくるプロシュートがいた。
「あ・・兄貴っ!来てくれたんだねっ!!兄貴ぃ!!」
ペッシは目に涙を浮かべながら駆けつけたプロシュートに感動する。
だが。
「それよりどけっつってんだろぉぉぉッ!!このマンモーニがぁぁぁぁぁぁっ!」
そう叫んで、プロシュートは歓喜の涙を浮かべるペッシを思いっきり蹴り飛ばし、ペッシをその場から吹き飛ばす。
そして、自分も空高く飛び上がり、魚竜から離れる。
「今だっ!ソルベ!!動きを止めろっ!!」
プロシュートが手鏡を光らせ、合図をする。


「・・・ったく、貴重なハイドラを使わせやがって。」
そう言って、耳に耳栓をつけたソルベは愚痴りながら非常用の弾丸を拳銃に込めた。
彼がいるのは、湖の周りの森で、すこし魚竜から離れた、木の陰だった。
まず、拳銃で魚竜を撃つ。
サイレンサーはつけず、あえて音を出し相手の注意を引く。
通常の弾丸より貫通力があり、威力の高いその弾丸は流石に痛かったのか、叫び声を上げてソルベの方に振り返った。
「ほいっ。」
ソルベが指示を出すと、魚竜の目の前にふわりと二匹の青白い蝶が、その鼻先に何かを落とした。
次の瞬間、辺りに走る閃光、フラッシュバン、いわゆる閃光弾である。
ゲームの中では効かないモンスターもいるが、ここは現実、視覚さえあれば間違いなく相手は怯む。


「お、ソルベの奴、うまくやりやがったな。」
プロシュートは下に光った閃光を見て、ソルベがうまくやってくれた事を理解した。
そして、次の瞬間、動きの止まった魚竜に、赤い閃光が突き刺さる。
それはまるで花火のように、パァンっと弾け、それと共に竜もその鱗と血肉を飛び散らせた。
ちなみに、同時にチルノも弾き飛ばされた、近くの木に引っかかって、目をクルクル回している。
「これでいい?」
そうメローネに、幼い少女が話しかける。
太陽の光が当たらないようにフリルのたくさんついたかわいらしい傘を差している。
「あぁ、いいぜ。よし!じゃあ今日は俺達の家にご招待だ!」
「やったぁ!初めてのお泊りだわ!」
そう言って、フランは手を叩いて喜ぶ。
ギアッチョとプロシュートが思いついたのは、フランを借り出す事だった。
幸い、彼らの仲間であるメローネに非常に懐いていた。
なので、メローネにどうにかして説得してもらい、こうしてフランにとどめを指してもらったのだ。
「どうすんだよ・・・、これ。バラバラだぞ。」
ギアッチョがどうやって竜の死体を回収するか、考え込む。
「とりあえず、ギアッチョ。お前レティと強力して凍らせろ。んで一塊にして、それからベイビィ・フェイスで再構成して縛れば大丈夫だろ。」
プロシュートの言葉に、不満そうながらしぶしぶギアッチョは作業に移る。
そして、行き成りの事に驚いて腰を抜かしているレティを見つけて慌てて降りていった。
「おーい、チルノー。大丈夫かー?」
そう言って、ギアッチョはチルノを木から下ろす。
既に作業は終わっており、紫特性の縄で縛られたグロイ氷塊は、転送されていた。
余談だが、このあと紫のモンハンはこのモンスターと戦おうとするとフリーズするようになる。
チルノを起こさなかったのは、教育上よろしくないグロイ氷塊を見せたくなかったからである。
「あ・・・あたいどーしたの・・・・?」
そう言ってチルノは起き上がる。
事態がよく飲み込めてないのか、ぼーっとしている。
「あなたはあの竜に飲み込まれたのよ?身体は大丈夫?」
「全然平気っ!あたい最強だもんっ!!」
レティの言葉に、元気よくチルノは答える。
これならばおそらく大丈夫だろう。
「レティ!あいつはどうなったの?!あたいケチョンケチョンにしてやろうと思ったのに!」
悔しそうに、チルノは頬を膨らませる。
「あいつなら、あの子が倒してくれたわ。あなたを助けてくれたのよ。」
そう言って、レティは視線でフランを指す。
「っ!!」
チルノの意識がこちらに向いたことに気づき、フランは大慌てでメローネの後ろに隠れる。
だが、チルノはそれを意に介さず、フランの元に飛び立つ。
「あんた!」
チルノに呼ばれて、フランはビクッと怯える。

「ありがと!おかげで助かったわ!」

そう言って、チルノは思いっきり笑った。
「え・・・・?」
その様子に、フランは、目をぱちくりさせる。
「いやー、最強のあたいとした事がゆだんしたわ。普段だったらあんな奴、一瞬で氷付けなのに・・・・。」
チルノはフランの様子を意に返さず、うんうんと唸る。
「でも、それにしてもあんた強いわね!!おどろいたわ!」
そして、目をキラキラ輝かせて、フランを見る。
「ねぇ!友達になってよ!あたいとあんたが組めば怖いものなんてないわよ!」
「えぇっ?!」
チルノの言葉に、フランは仰天してのけぞる。思わず日傘を落とす所だった。
「・・・・・もしかして、嫌?」
フランの様子を悪い方に解釈したのか、チルノはしゅんとする。
それを見て、フランは大慌てする。
「あ・・・っ!違うの・・っ!私・・友達ってあんまりいないから・・・・どうすればいいか解らなくて・・・。」
「友達いないの?!何で?!」
フランの言葉に、今度はチルノが驚く。
「その・・・、お屋敷から出た事が・・・あんまりないから・・・・。」
そう言ってフランは俯く。
「ふーん・・・。じゃああたいが先輩として色々教えてあげる!」
チルノは大いに胸を張って告げる。
「木苺のなっている所とか、かえるといっぱいいる池とか!他にも色々あるのよ!」
そう言って、チルノはわくわくとした様子でいう。
いつの間にか、レティがチルノの隣に来ていた。
「あらあら、でもチルノ。もう夕方に近いからこれから遊びに行くのはだめよ。」
レティにいわれて、チルノは頬を膨らませる。
「えーっ?!やだやだやだやだっ!せっかく友達になったんだからもっと一緒にいるっ!!」
「あらあら・・・。」
我が侭を言うチルノに、レティは困ったように笑う。
それを見ていたメローネが、一つの提案をした。
「じゃあ、君もうちに遊びに来るのはどうだい?皆君のことはレティからよく聞いているから、大歓迎さ。」
「本当っ?!」
それを聞いて、チルノは大喜びする。
「わーい!わーい!」
チルノは嬉しそうにフランの手を取り、くるくる回る。
「きゃあっ・・・!!」
フランは結局、チルノに振り回されて同じようにくるくる回るしかなかった。
「おーおー、メローネの奴、変態のくせにガキの扱いうめぇなー。」
「ガキだからうまいんじゃね?」
タバコを吸いながら、プロシュートとソルベは上空でくるくると遊んでいる妖精と吸血鬼を眺めていた。
「あ・・・・、あの・・・・プロシュート・・・・?」
「何だ、小町。」
苦しそうに呻く小町に、プロシュートが答える。
「ど・・・どいてくれないかい?」
紅魔館の湖の上に浮かんだ小町の船の上、ソルベとプロシュートは、そこにいた小町を踏みつけて船の上に腰かけていた。
「やだな、お前何ペッシ一人に押し付けてんだよこの野郎。」
そう言ってプロシュートは靴で小町をグリグリと踏みつける。
「あっ!痛いっ!やめてっ!!あたい女の子だよ?!」
小町は非道な行動に、必死に講義をする。
「女だろうがなんだろうか他人に物事を押し付けるってのはぁいけないよな。
 むしろこれくらいで済んだ事に感謝しろ。もし今のお前の立場がペッシだったらあいつは・・・。」
「いいっ!聞きたくないっ!」
小町はそう言って、おそらくプロシュートが行う非道な罰の数々を思い浮かべた。
「そういやペッシは?お前吹き飛ばしただろ。」
ソルベがふと、思い出したようにプロシュートに言う。
「あいつなら、ギアッチョが助けにいってくれたわ。いやー、今日はよく働くわあいつ。」
まるで他人事のように、プロシュートが答えた。
「お前こそ、ジェラートどうしたんだよ。あいつ、お前がいないと・・あれだ、辻斬りとかし始めるだろ。」
「こわっ?!」
プロシュートの物騒な発言に、小町が思わず突っ込む。
相変わらず、足蹴にされているが。
「あぁ、大丈夫だ。信用できる預け先、見つけたからな。そこなら絶対あいつは暴れない。」
「マジでか!さすが幻想郷だな!」
すげーと心底プロシュートはソルベの言葉に驚く。
「じゃあ帰りがてら、ジェラート回収するか。」
「帰りたがるかなーあいつ。」
「そんなにか?!やばい!!!実はもう幻想郷の外滅亡してるとかそんなオチじゃねえだろうな!!」
一体こいつらは何なんだろう、そう思いながら、何かに目覚めそうになりながら、小町はひたすら踏まれ続けていた。


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