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くろがねの君主と歴史の聖獣 その一

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ここは地獄、といって罰を当てる場所ではなく事務仕事などを行う建物である。
そこは地獄の住民の居住区に立っており、地獄の暗いイメージとはかけ離れており燦燦とした何かしらの術による幻の太陽が降り注いでいる。
「相変わらず、気持ち悪ぃな・・・・。」
生まれつき死神ではないプロシュートにとってその光景に違和感が拭えない。
緑はあまりに緑で、光は理想の心地よさでありすぎる。
「家が外で良かったぜ・・・・・。」
そう言ってプロシュートは、手元の書類を見る。
どうやら、今度は幽霊を捉える妖怪が現れたらしい。
魂をコレクションするのが目的らしいのだが・・・・・・。
おそらく、そういう手合いは幻想郷に来る前から死神は大いに相手にしているだろう。
と、なるとおそらくそいつが対応できない相手、つまり自分達が借り出されるかもしれない。
「面倒だなぁ・・・・、代わりにあいつらが・・・って片方のスタンドが戦闘向けじゃねえのか。」
新しくこちらに来た親衛隊の二人を思い出し、プロシュートはため息をついた。
最近、うちのチームは、リーダーの調子がおかしいことで、色々と大変なのだ。
そして、歩いていると向こうから映姫がこちらに歩いてくる。
どうやら午前の分の裁判は終わったらしい。
「プロシュート。」
映姫が彼に気づいたのか、話しかけてくる。
「少し時間はありますか?話したいことがあるのです。」
「おー、別に構わないぜ。ちょうど書類渡し終わったら休憩だしな。]
そう言って、二人は場所を移動する事にした。
場所は変わって、ここはカフェテラス。
食堂とは違い、オープンカフェ形式でお洒落な雰囲気で、女性には人気があるのだが飯はめっぽう不味い。
サンドイッチやデザート類などはまだいいのだが、カレーはお母さんが水の分量間違えてドロドロになっちゃったカレーのような味である。
なのでプロシュートは、エスプレッソだけ頼み、映姫は紅茶と季節のかぼちゃのムースを頼んだ。
「で?話って何だ?」
帰りにジャンプ買って帰ろうとか、どうでもいいことを考えながらプロシュートはカップに口をつけた。
「それは・・・リゾットの事です。」
映姫の言葉を聴いて、プロシュートはどうでもいい思考をやめた。
「リゾットが・・・・どうした?」
「最近、彼はおかしくありませんか?」
「・・・・・・・・・どの辺が?」
プロシュートのそういわれると、映姫は話し出した。
「・・・・仕事の書類は誤字脱字だらけ、何もないところで転ぶ。
 うっかりコーヒーをこぼす・・・・・・。仕事中に居眠りをする・・・・・。」
彼らしくないミスだらけだと、映姫は呟いた。
「そうなんだよなぁ・・・・・・・。最近寝坊しまくるから、朝飯も俺達が準備してるし。多分、あいつ寝てないな・・・・・・。」
そう言ってプロシュートは、小さくため息をついた。
「まさかこの間のアレであんなにダメージ喰らうなんてな・・ったく。」
「この間の・・・・?何かあったのですが。」
映姫の言葉に、プロシュートは面食らったような顔をする。
「・・・・・・知らないのか?すっかりあの鏡で知ってると思ったぜ。」
「・・・私だって部下のプライベートくらい守りますよ。大体、浄瑠璃の鏡は過去を見る鏡ですから。」
そう言って映姫はやれやれ、と呟いた。
「で?この間の・・・と言うのは?」
「あぁ、実はこの間、そっちにも報告したけどよ・・・・・・・。」
プロシュートは、この間のチルノとフランが家に来た時の話をした。


「・・・・・なるほど、そう言うことですか。」
それを聞いて、映姫は納得したように頷いた。
「しかし、困りましたね・・・・・・・。」
「何でだよ?まぁ、確かにミスは多いがしばらくガキから離して置けば・・・・・。」
「いえ、それが、上の方からあなた達に特別任務が来てまして・・・・・。」
「・・・・・・何で日本でハロウィンをやるんだよぉぉぉぉぉ!!」
そう、吸血鬼の格好をしたプロシュートが悲鳴を上げた。
その日の晩、暗殺チーム一同は、上から用意された衣装に着替えていた。
「ハロウィンで家を回る子供達の護衛ねぇ・・・・・。大体リアルで妖怪とかいるのに仮装する意味はあるのか?」
包帯をグルグルと全身に巻いたホルマジオが、思わずぼやいた。
「まぁ、確かに夜の人間の里にはよく妖怪がいるしなー。大人はともかくガキは危ないんだろ。」
そう言って猫の耳をつけたソルベはぼやいた。
その隣では気に入ったのか、ずっとジェラートが自分につけた狼の尻尾と耳を触っている。
「・・・楽しそうだなぁ、ジェラート。」
「うん、もみちゃんとお揃いだから、後で見せに行くんだー。」
「そうかそうかー。」
無邪気に言うジェラートに対し、ソルベからドス黒い気が漂う。
「男の嫉妬は見苦しいぞ、ソルベ。」
「解ってる・・・解ってるぜ・・・・プロシュート。狙い打つぜ・・・。」
「解ってんならそのライフルを閉まってこい。護衛なんだから近接戦闘することを考えて拳銃とショットガンだけで十分だろ。」
プロシュートはポンッとソルベの肩を叩いて落ち着かせようとする。
「大体よぉ、俺たちまでくだらない仮装に付き合わなくちゃいけないのかよ・・・・。」
ギアッチョはめんどくさそうに、頭についた悪魔の角をいじった。
「あら?いいじゃない。それにギアッチョ、とっても似合っててかわいいわよ?」
そう言って白い丈の短い着物に、薄い青の帯のレティがギアッチョを褒める。
「ところでレティ、その服、どうした?人形サイズの服なんて・・・。」
「メローネが作ってくれたのよ。サイズ測られるのはお姉さんちょっと恥ずかしかったわー。」
いやーんといっておどけるレティに、ギアッチョはメローネに対して殺意の波動を燃やしていた。
「俺は結構こういうの好きだなぁ。」
そう言って頭にボルトをつけたペッシが楽しそうに笑う。
「うぅ・・・・・どうせハロウィンなら皆に似合いそうな衣装・・いっぱい用意してたのに・・・。」
「おめーのはコスプレだろうが!!!」
魔法使いのローブを着たメローネに、ギアッチョがつっこんだ。
ローブの下にはシャツを着ており、星のマークのついた金色の止め具で前をとめている。
「あれ?そういえばリーダーとイルーゾォは?」
ペッシはそう言ってキョロキョロとあたりを見渡した。
(ぜひ、ここから先は荒木先生の絵柄で想像することをお勧めいたします)

「おまたせー。」
そう言ってイルーゾォは上から降りてきた。
「おせぇ・・・・・・・。」
文句を言おうとしたプロシュートは言葉を失った。
むしろ、イルーゾォのその姿を見て全員が言葉を失った。
赤い衣装に、銀の鎧のようなパーツ。
頭部を覆うマスクにはトンボのような巨大な目がついており、それをさらに銀色の、羽根のようなパーツが覆っている。
そして全体のあちこち、龍をイメージしたであろう装飾がされている。
そう、それはまさしく・・・・・・。
「仮面○イダーりゅ・・・・・・・。」
「わーわーわーわーわー!!」
思わず呟きそうなったギアッチョの口をメローネが塞ぐ。
「・・・・鏡にちなんだモノを探した結果がこれだよ!」
やけくそ気味にイルーゾォが叫ぶ。
すっかりマスクドライダーのレイヤーさんになったイルーゾォの後ろでは、マン・イン・ザ・ミラーが龍の昇りを棚引かせていた。
地獄の上層部は、何を考えてこの衣装を彼の支給したのだろうか?よっぽど特撮好きの閻魔なのだろう。
「本当にその格好でいくのか・・・・・?」
「仕方がないさ・・・、仕事だし・・・・。」
ホルマジオの問いかけに、盛大にため息をついてイルーゾォはうな垂れた。
「妖怪に襲われた瞬間に、武器が折れるかもしれないから気をつけろよ?」
「何の話だ、何の。」
メローネの言葉に、イルーゾォが疲れたように言った。
(何度も繰り返しますが、ぜひ、ここから先は荒木先生の絵柄で想像することをお勧めいたします。)

「みんな、待たせたな。」
全員がイルーゾォの格好について騒いでいると、リゾットもやってきた。これで全員揃った。
「リーダー、遅い・・・・・・・・・・・・。」
リゾットの声がした瞬間、、一同は言葉を失った、背景はベタフラになる。

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・・・・・・・・と言う音が、どこからともなく響き渡る。



そこには、二メートル近い巨大メタリカが、立っていた。


?!

驚愕の表情のまま、全員の動きが固まる。

「リ・・・・・リゾット・・・・・?」
おそるおそるソルベが話しかける。
「何だ?」
巨大メタリカから、リゾットの声が聞こえてくる。
「着ぐるみか・・・それ?」
「あぁ、そうだが。」
そういってのったのったと、巨大メタリカが一同の方へ歩いてくる。
「・・・・それ、中から見えてるのかしら?」
「よく見えないが、気配は感じれるので問題ない。」
レティの呟きに、淡々とリゾットは答える。
「ほら、早くいくぞ。早く行かないと指定の時間に遅れてしまう。」
そう言ってのったのったと巨大メタリカが入り口の方に向かった。
「い・・・・いや待て!!それはだめだ!!」
次の瞬間、ギアッチョがリゾットを止めた。
「どうしてだ?」
「あーそれはあれだ・・あんたのキャラ的な問題というか・・・・あれだ!!そんなんじゃ戦闘に支障がでるだろ!!」
何がわるい、と言わんばかりのリゾットを、必死にギアッチョが説得しようとする。
「しかし、特に問題はないぞ?意外と軽いし・・・・・。」
「いいから着替えやがれこの野郎!!」
何故かメタリカの着ぐるみを脱ごうとしないリゾットを、無理やりプロシュートが剥ごうとグレイトフルデッドを出現させる。
「俺はこれ以外、仮装衣装なんて持ってないし任務なのだから・・・・。」
「そんなもの仲間に無理やり脱がされたって言え!仮装ならあんたの任務用の服なら十分仮装だぞ!!」
「解った・・・・・。」
そう言って巨大メタリカはのしのしと自室に戻っていく。
「寒いからきちんとコートの下に服を着るんだぞ!」
「その服はうっかりメタリカ発動させちまったとでも言って切り裂いとけ!」
仲間たちは思い思いの台詞を言ってリゾットをせかせる。
そして、その後いつもの任務のコートの下に白いハイネックの服を着て戻ってきたのを見て、彼らは安堵のため息をついた。
「わーすげー!なにこれ!!」
「俺外の本で見たことあるぜ!!」
「ねー、私のリボンしらない?!」
「あーん!!たろうが殴ったー!!」
暗殺チームの面々は、既に帰りたくなっていた。
目の前には、あちこちの里からやってきたという幻想郷中の子供と言う子供が集められていたのだ。
どうやら、この行事はあちこちの里の子供達の交流を深めるための行事らしい。
「はいはい!静かに!!」
パンパンッと手を叩く声と、女性の声が響く。
すると子供達は水を打ったように静かになった。
「すみません、閻魔様に以前少し相談したのですが・・まさか人員を送ってくれるとは思ってもいませんでした。」
そう言って暗殺チームの前にいたのは僅かに青く光を反射する、長い銀髪の美しい女性だった。
「私は上白沢慧音、この里で寺子屋の教師をやっていますが、別の里に出張する事もあります。」
慧音となのった女性は、そう言って右手を差し出してくる。
「リゾット・ネエロだ。」
リゾットが代表として前に出て、慧音と握手をした。
それに続いて、次々に暗殺チームの他のメンバーも挨拶を知る。
「・・・・・何でお前がそこにいる。レティ・ホワイトロック。」
そして、その中に混じっていた見覚えのある冬の妖怪に、疑わしげな目を慧音は向ける。
「あら?旦那様の仕事手伝っちゃいけないかしら?私結婚したのよ。」
そう言ってレティは、元の大きさに戻ってギアッチョに抱きついた。
豊満な胸が思いっきりギアッチョの腕に押し付けられる。
「はぁっ?!何言ってんだ!!」
レティの発言にギアッチョは顔を真っ赤にして硬直する。
「あら?いけないかしら、だ・ん・な様。」
そう言ってレティはウィンクをした。
ギアッチョは思わず仲間に助けを求めるように、振り向く。
「びゅーんびゅーん♪びゅーんびゅーん♪」
「わたーしのかれーはあんさーつしゃー♪」
メローネとジェラートが歌を歌ってギアッチョをからかう。
「・・がぁぁぁぁぁぁっ!!ホワイトアルバムッ!!」
次の瞬間、ギアッチョはホワイトアルバムを装着し、辺りが一瞬にして凍りついた。
「さー、お兄さん達の言うこと聞かないとこうなるぞー?解ったかー?」
そうプロシュートは子供達に、凍りついたジェラートとメローネをこちこち叩きながら子供達に話しかける。
子供達はおびえたように、刻々とうなづく。
「それでは、そろそろ行くぞ。ギアッチョ、二人を解凍しろ。」
「えぇ、子供達をよろしくお願いします。」
リゾットが全員に出発するように促がすと、慧音は丁寧にお辞儀をした。
閻魔様の部下という事で、信用しているのだろう。
そして、一同はぞろぞろと歩き始める。
先頭はプロシュートで、それぞれ子供達が全員目に入る位置に他のメンバーも散った。
そしてしんがりはリゾットである。
子供達が、楽しそうに笑いながら列を成して歩いていく。
リゾットの目の前では、少女が友達と楽しそうに話していた。
「あのねー、お兄ちゃんにねー、いっぱいお菓子持って帰ってあげるんだ!」

『お兄ちゃん。』

その言葉を聴いた瞬間、目の前の黒髪の少女が、まったく似ても似つかない少女の姿と被る。

「・・・・っ?!」

『お兄ちゃん。』

彼の目の前に、一人の少女が立っていた。
彼女は、責める様にリゾットを見つめる。

『どうして、私を、他の人を、殺したの?』

次の瞬間、少女の後ろに無数の目が、手が現れる。

「・・・リゾット?!」
自分を呼ぶ、誰かの声が聞こえた気がしたがリゾットの意識は急速にフェードアウトした。

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