「ん・・・・・・。」
リゾットは、光を感じて目を開けた。
嗅ぎなれない畳の匂いに、見慣れない天井、パチパチと、薪のはぜる音がする。
「あ・・・、起きましたか?」
銀髪の女性が、彼をの顔を覗き込んだ。
「あんたは・・慧音・・・?ここは・・・・。」
そう言ってリゾットは頭を抑えながら起き上がろうとする。
「だ・・駄目です!大丈夫ですからお連れの人達が戻るまで寝ててください・・!!」
「しかし・・・任務が・・・・。」
あくまで仕事を遂行しようとするリゾットを、慧音は必死に押しとどめる。
「大丈夫です!!たったいま閻魔様から代理の方を送ったという連絡が来ましたから。」
そう言って慧音は布団の上から、リゾットを取り押さえる。
半獣の力で、リゾットはあっさり強制的に寝かしつけられた。
リゾットはしぶしぶ、抵抗をやめる事にし、大人しく布団で寝る事にした。
「先ほど、里の医者に見せましたけど大分疲労が溜まっているのと、寝不足だそうですよ。」
「そうか・・・・・・。」
それを聞いて、リゾットはため息をついた。
最近寝付けないと思っていたが、まさかここまで酷いとは思ってもいなかったのだ。
寝付けないせいで居眠りをし、その遅れを取り戻すために頑張ったつもりだったのだが、それが仇になったようである。
「しかし・・・このままだと多いに問題があるな。」
以前の生活は全くといっていいほど子供と縁のない生活だったからいいが、今はそうは行かない。
このままだと、今後も仕事に支障が出るし、仲間達にも心配をかけてしまう。
困ったな・・・・とリゾットが考えていると・・・・・・。
コンコンッと突然、慧音の家の扉が叩かれた。
「ん・・・・?誰だ?」
そう言って、慧音は土間の方へ降りていき、扉を開けた。
そして、扉を開けた瞬間、金色の塊が飛び込んでくる。
「リゾット!大丈夫か?!」
「藍?!」
そう言って飛び込んできたのは八雲紫の式 八雲藍だった。
「あ・・あの・・・・?」
「あっ!!」
突然飛び込んできた藍にあっけに取られ、慧音は言葉をかけ損じる。
それに気づいた藍は、顔を真っ赤にして慧音の方を振り返った。
「す・・・すみません、紫様からリゾットが急に倒れたと言われて慌ててしまって・・・・・。」
「い・・いえ、大丈夫ですよ・・・・。」
気まずい雰囲気が、家の中に流れる。
そして、リゾットは「え?もしかして俺達ストーキングされてる?」とか考えていた。
さらに開けっ放しになった扉の向こうから、走ってくる青い影が一つ。
「リゾットさぁぁぁん!!生きてますかぁぁぁぁぁ!!」
そう叫んで布団で寝ていたリゾットの元へ飛び込んできたのは、洩矢神社の巫女、早苗だった。
「っ!!」
思いっきり飛び掛られて、リゾットは内臓にダメージがいきそうになる。
「あ・・・・・すみません!大丈夫ですか?!」
そう言って早苗は、リゾットの襟元を掴みぶんぶんと振る。
「あ・・あの・・・貴方は・・・?」
さらに飛び込んできた謎の人物に、慧音はさらに戸惑う。
「あ・・はい!すみません!リゾットさんのご近所に住んでいる東風谷 早苗です!リゾットさんには時々、英語を教えてもらっています!!」
早苗はそう言ってビシィッと慧音の方に向かって敬礼をする。
「いや、近所といっても確かに家は向かい合っているが標高がかなり違うし・・・・。」
「そんな事いって!しっかり挨拶に来てくれたじゃないですか!その後英語教えてくださいって言ったらイタリア人なのに教えてくれてるし!」
バァンと思いっきりリゾットの背を叩く。それにしても、この巫女ハイテンションである。
「もー、でもリゾットさん英語教えにきてくれる時以外全然来てくれないですしー!ちょー寂しいんですよ!!」
頬を膨らませて、ぷんすかと早苗は怒る。
「いや・・、すまない。その、加奈子の傍にいるとメタリカが気持ち悪がってな・・・・・。」
「駄目ですよそんな事いっちゃー!加奈子様だって女の子なんですから傷つきますよー!」
(女の子・・・・?)
(少なくとも・・・・女の子じゃないだろ・・・・。)
早苗の発言に、思わず心の中で慧音と藍は突っ込む。
「それにしても・・・、どうして俺が倒れたと分かった?」
「やだなー、洩矢神社の情報網舐めないでください!冬眠間近ですけどカエルや蛇からリアルタイムで情報が届くんですから!!」
そう言って早苗はふんぞり返った。
近々暗殺チーム邸付近のカエルや蛇がいっせいに退治されるかもしれない。
「と・・・とりあえず寒いから扉を閉めますね。」
そう言って、慧音が扉を閉める。
「そ・・・それにしても、ご人望があるのですね・・。リゾットさんは・・・。」
慧音はそう言って顔を引きつらせる。
内心、「なんだこの男、無表情に見えてむっつりか?女たらしか?」とか考えていた。
次の瞬間、再びトントンと扉が叩かれる。
嫌な予感がしつつも、再び慧音は扉を開けた。
「どなたですか?」
「突然の訪問すみません、閻魔の四季・映姫ですが・・・・・。」
そして、映姫が室内の女性陣を見た瞬間、リゾットの頭に思いっきり悔悟の棒が突き刺さった。
リゾットは、光を感じて目を開けた。
嗅ぎなれない畳の匂いに、見慣れない天井、パチパチと、薪のはぜる音がする。
「あ・・・、起きましたか?」
銀髪の女性が、彼をの顔を覗き込んだ。
「あんたは・・慧音・・・?ここは・・・・。」
そう言ってリゾットは頭を抑えながら起き上がろうとする。
「だ・・駄目です!大丈夫ですからお連れの人達が戻るまで寝ててください・・!!」
「しかし・・・任務が・・・・。」
あくまで仕事を遂行しようとするリゾットを、慧音は必死に押しとどめる。
「大丈夫です!!たったいま閻魔様から代理の方を送ったという連絡が来ましたから。」
そう言って慧音は布団の上から、リゾットを取り押さえる。
半獣の力で、リゾットはあっさり強制的に寝かしつけられた。
リゾットはしぶしぶ、抵抗をやめる事にし、大人しく布団で寝る事にした。
「先ほど、里の医者に見せましたけど大分疲労が溜まっているのと、寝不足だそうですよ。」
「そうか・・・・・・。」
それを聞いて、リゾットはため息をついた。
最近寝付けないと思っていたが、まさかここまで酷いとは思ってもいなかったのだ。
寝付けないせいで居眠りをし、その遅れを取り戻すために頑張ったつもりだったのだが、それが仇になったようである。
「しかし・・・このままだと多いに問題があるな。」
以前の生活は全くといっていいほど子供と縁のない生活だったからいいが、今はそうは行かない。
このままだと、今後も仕事に支障が出るし、仲間達にも心配をかけてしまう。
困ったな・・・・とリゾットが考えていると・・・・・・。
コンコンッと突然、慧音の家の扉が叩かれた。
「ん・・・・?誰だ?」
そう言って、慧音は土間の方へ降りていき、扉を開けた。
そして、扉を開けた瞬間、金色の塊が飛び込んでくる。
「リゾット!大丈夫か?!」
「藍?!」
そう言って飛び込んできたのは八雲紫の式 八雲藍だった。
「あ・・あの・・・・?」
「あっ!!」
突然飛び込んできた藍にあっけに取られ、慧音は言葉をかけ損じる。
それに気づいた藍は、顔を真っ赤にして慧音の方を振り返った。
「す・・・すみません、紫様からリゾットが急に倒れたと言われて慌ててしまって・・・・・。」
「い・・いえ、大丈夫ですよ・・・・。」
気まずい雰囲気が、家の中に流れる。
そして、リゾットは「え?もしかして俺達ストーキングされてる?」とか考えていた。
さらに開けっ放しになった扉の向こうから、走ってくる青い影が一つ。
「リゾットさぁぁぁん!!生きてますかぁぁぁぁぁ!!」
そう叫んで布団で寝ていたリゾットの元へ飛び込んできたのは、洩矢神社の巫女、早苗だった。
「っ!!」
思いっきり飛び掛られて、リゾットは内臓にダメージがいきそうになる。
「あ・・・・・すみません!大丈夫ですか?!」
そう言って早苗は、リゾットの襟元を掴みぶんぶんと振る。
「あ・・あの・・・貴方は・・・?」
さらに飛び込んできた謎の人物に、慧音はさらに戸惑う。
「あ・・はい!すみません!リゾットさんのご近所に住んでいる東風谷 早苗です!リゾットさんには時々、英語を教えてもらっています!!」
早苗はそう言ってビシィッと慧音の方に向かって敬礼をする。
「いや、近所といっても確かに家は向かい合っているが標高がかなり違うし・・・・。」
「そんな事いって!しっかり挨拶に来てくれたじゃないですか!その後英語教えてくださいって言ったらイタリア人なのに教えてくれてるし!」
バァンと思いっきりリゾットの背を叩く。それにしても、この巫女ハイテンションである。
「もー、でもリゾットさん英語教えにきてくれる時以外全然来てくれないですしー!ちょー寂しいんですよ!!」
頬を膨らませて、ぷんすかと早苗は怒る。
「いや・・、すまない。その、加奈子の傍にいるとメタリカが気持ち悪がってな・・・・・。」
「駄目ですよそんな事いっちゃー!加奈子様だって女の子なんですから傷つきますよー!」
(女の子・・・・?)
(少なくとも・・・・女の子じゃないだろ・・・・。)
早苗の発言に、思わず心の中で慧音と藍は突っ込む。
「それにしても・・・、どうして俺が倒れたと分かった?」
「やだなー、洩矢神社の情報網舐めないでください!冬眠間近ですけどカエルや蛇からリアルタイムで情報が届くんですから!!」
そう言って早苗はふんぞり返った。
近々暗殺チーム邸付近のカエルや蛇がいっせいに退治されるかもしれない。
「と・・・とりあえず寒いから扉を閉めますね。」
そう言って、慧音が扉を閉める。
「そ・・・それにしても、ご人望があるのですね・・。リゾットさんは・・・。」
慧音はそう言って顔を引きつらせる。
内心、「なんだこの男、無表情に見えてむっつりか?女たらしか?」とか考えていた。
次の瞬間、再びトントンと扉が叩かれる。
嫌な予感がしつつも、再び慧音は扉を開けた。
「どなたですか?」
「突然の訪問すみません、閻魔の四季・映姫ですが・・・・・。」
そして、映姫が室内の女性陣を見た瞬間、リゾットの頭に思いっきり悔悟の棒が突き刺さった。
その頃の他の面子
「えーっと・・、これで里の家は全部回ったな。」
ホルマジオがあらかじめ渡されていたリストを見る。
既に日はすっかりくれ、ただ今6:30である。
出発したのが5:00だったので、妥当な時間と言えるだろう。
夜遅くなったので、一同は懐中電灯片手に、暗い夜道を歩いていた。
「後何処に行けばいいんだ?」
「あー、紅魔館と博麗神社そして永遠邸、最後に洩矢神社だ。」
ソルベが予定リストを覗き込み、ホルマジオがそれに答える。
「まだそんなに距離があるところ回るの?!俺、早く戻りたいよ・・・・。」
ジェラートがソルベの腕に抱きつきながら文句をいい、俯いた。おそらく、倒れたリゾットのことが心配なのだろう。
「じゃあ先に戻ってるか?」
「ヤダ、そしたらリゾット任務をサボったって怒るし。」
そう言ってジェラートはうーっと顔をしかめる。
「いやぁ、マジで放っておいても大丈夫だと思うけどな。」
ホルマジオが、視線を子供達の列の前方に向ける。
「何しにきやがったチルノ!!俺もレティも仕事なんだよ!!」
「えー何だよ何だよ!!あたいを仲間はずれにする気だろー!!」
人間の里から紅魔館に向かう途中、一同はチルノと鉢合わせていた。
「ほら!大ちゃんと一緒にかぼちゃも繰り抜いたんだから!!」
「チ・・チルノちゃん・・。やめようよ・・・、迷惑だよ・・・・・。」
必死にギアッチョに主張するチルノに対し、彼女の友達の大妖精は彼女を止める。
「何言ってるのさ!そんなんだから大ちゃんはいつまでたっても中ボスなのよ!」
「それはちょっとひどい言い草だよチルノちゃん!!」
チルノの言葉に、流石の大妖精も思わず声を荒げた。
「まぁまぁ、チルノに大ちゃんも落ち着いて。」
そう言うとレティは自分の体の大きさを元に戻し、チルノ達を見て騒然としていた子供達と向き合う。
「はーい、皆!静かに!こっちにちゅうもーく!」
レティはそう言って手を叩き、子供達を纏める。
「ごめんねー、お姉さん達の友達の妖精さんとちょっと揉めて皆を足止めしちゃって。
実はね、この妖精さんたち皆と一緒にハロウィンの行列に参加したいんだって。いいかしら?」
レティの言葉に、子供達はざわざわと戸惑う。
妖精達は彼らにとって決していいモノではない。
お弁当を盗まれるし、悪戯はされるし、時には命を奪うことさえある。
どうもこのままでは子供達は許可してくれなさそうである。
「チルノ?」
そう言ってレティは今度はチルノの方を振り返った。
「このままじゃとてもじゃないけど、一緒にはいけないわ。」
「えぇー?!じゃあどうすればいいの?!」
「チルノ、他人の理解を得るのに一番いいのはこれよ。」
レティは手の人差し指と、親指で丸を作る。
「世の中、金とか、もしくはモノよ。信仰だのなんだの言ってる神様は時代遅れなのよ。
ギアッチョ達もお金がなかったからこんな極東の田舎で閻魔様にこき使われてるのよ?」
「「「「「悪かったな!!」」」」」
レティの言い草に、暗殺チーム一同が怒鳴った。
「お前、元神様なのにそんな言い草ねえだろ。」
「あら、まだ僅かに信仰してくれている自分の信者をすてて新たな信仰を得ようとした神様よりはマシだとおもうわよ?
これでも私は慈悲深いから、信者を守る為に去ることはあれど、自身の保身の為に信者を捨てるような事はしないわ。」
どうやら、レティは洩矢の神々にいい思いを抱いていないらしい。
ふんっと言ってレティはそっぽを向く。
「ならあたいいい物持ってるわ!!」
そう言うと、チルノは腕にかけていた籠から、ある物を通りだす。
「ほら!山ぶどうの氷付け!!冷たくてシャリシャリしてて美味しいのよ!!」
そう言って、チルノは月明かりを反射してキラキラ光る凍りついた山ぶどうを掌に載せる。
「じゃあチルノ、それをあの子達の持っているお菓子と、それを交換してきなさい。大ちゃんも一緒にね?」
「うん!」
「え・・・?!レティ?いいの?!」
大妖精は、レティの言葉に戸惑う。
「いいのよ、むしろこれからの幻想郷において、人間と仲良くしておくのはとっても大事よ?ほら、私だって彼氏作ったし。」
「彼氏じゃねえ!!」
自分の腰に手を回すレティに、ギアッチョは声を荒げた。
「え・・・?ギアッチョはそんなに、私が魅力がないと思ってるの・・?」
そう言いながらレティは俯いて、暗い声を出す。
その様子を見て、途端にギアッチョは慌てだした。
「ち・・違うっ!!そうじゃなくてよ・・・!!だから・・っ!!」
「だから・・・?」
「だからっ・・・!!」
ギアッチョは真っ赤になりながら、レティにどう言えばいいのか必死に考える。
ちなみに、おぉーっと子供達とチルノ達は二人の繰り広げるラブコメ風景を興味ぶかそうに見ていた。
「おい、何時までアフタヌーンとかそこら辺で連載してそうなラブコメは続くんだ?」
「俺早く帰りたいー!!」
「でもよぉ、突っ込んだら駄目な空気だろ。」
既にソルベ、ジェラート、ホルマジオ、メローネはいつもの二人のやりとりに飽きたのか、こっそり持ってきたPSPでモンハンをやっていた。
「ペッシ、火。」
「あ・・あの・・兄貴、子供がいるんで煙草は・・・・・。」
「・・・チッ。」
そして休憩タイムと言わんばかりにプロシュートは煙草を取り出し、ペッシに火をつけろ、と要求する。
しかし、ペッシは断り、それに納得したのか、プロシュートはしぶしぶ
ちなみにマジアカも流行に乗って買ったのだが、日本人にしか分からないような問題ばかりなので、速攻で売った。
『いい加減日本はマジアカとアイマスを輸出すべき』とはメローネの談。
「・・・ファイナル ベント。」
何処からともなく、電子音が聞こえる。
その声のした方を見ると、何やらバックに炎を燃やす、仮面ライ・・・・・イルーゾォがいた。
雰囲気からして、どう見ても必殺技を放とうとしている。
「お・・・落ち着けよ・・・。イルーゾォ。」
そのトンでもない嫉妬オーラに、流石のメローネもたじろぐ。
「てゆーか何?そのスーツマジで必殺技出来るの?」
「何か押したら、出来た。」
「「「「地獄の科学力すげぇ!!」」」」
何かエフェクトが掛かっているイルーゾォを見て、一同は驚く。
だが、それどころではない。
「落ち着けよ!お前一応その衣装正義の味方だろ?!正義の味方が嫉妬して必殺技放つなよ!!」
「いいんだよ!!俺は・・あれだ!!仮○ライダー○ュウガだから!真逆の存在だから!!」
「なんだそりゃ・・・ぎゃぁぁぁぁっ!!」
ペッシがイルーゾォを取り押さえるが、本物のライダースーツのような効果があるのか、吹っ飛ばされる。
「ジェラート!足止めしろ!!」
「わかったー!」
ソルベに指示されるとジェラートのグローブのギミックが動き、ガチッと言う音と共に刃が上着の袖から飛び出てくる。
「邪魔をするなっ!!この世、あの世の全てののバカップルに武力介入してやるぅぅぅぅ!!」
そう言うと、次の瞬間、イルーゾォはスペルカードを発動する。
光を反射する鏡の欠片が周囲一体に浮きあがった。
「くそっ!!」
接近戦専門のジェラートは、次々襲い掛かる銀色の欠片を弾いていく。
「スペルカードにスタンド、さらにこのスーツがあれば、今の俺に死角はない!!」
完全にイルーゾォは暴走特急と化している。
そしてさらに、弾幕は量を増して行く。
「お・・おいっ!!イルーゾォの奴完璧に我を失ってるぞ!!」
プロシュートが激しい弾幕に驚いて後ろを振り返る。
すると、子供達はすでにチルノが作った氷の障壁の後ろに隠れていた。
「・・こんのクソガキどもぉぉぉぉ!!何自分達だけ安全地帯に逃げてんだぁぁぁぁぁ!!』
「兄貴!落ち着いてください!大人気ないですぜ!!」
グレイトフルデッドで氷の壁をぶち壊そうとするプロシュートを、ペッシが止める。
「おーい!!本物の変身ヒーロー!!こっち・・・・・・。」
メローネがベイビィ・フェイスを盾にしながらギアッチョを呼ぶが・・・・。
「そうか・・・・、そんなに言葉に詰まるってことは・・やっぱりそう思ってるんだ・・・。」
「違うっ!!違う違うつってんだろ!!クソッ・・!!だから・・!!」
「・・・・・駄目だこりゃ。俺が突っ込みに回るようじゃな・・・。」
そう思い、メローネはこそこそと氷の障壁の後ろに隠れようとするが・・・・。
次の瞬間、イルーゾォの体が結界で拘束される。
青く輝くそれは六角形であり、まるで甲羅の模様のようだ。
「とうっ!!」
そして、掛け声と共に、背後からイルーゾォは思いっきり蹴りとばされた。
「がっ・・!!」
そのままイルーゾォは吹っ飛ばされ、木々に叩きつけられる。
だがスーツのおかげか、気は失っていないようだ。
氷の障壁は透明なので、よく見えるのかすっかりお子様達は楽しそうに体育座りでその様子を見ている。
「誰だ!後ろからなんて卑怯だぞ!!」
スーツの変身装置がおかしくなったのか、マスクが半分壊れ、イルーゾォの顔が出る。
「卑怯?よく言われますよ。」
そう言って、イルーゾォを攻撃した相手はその場に降り立った。
「私が操るスタンドは嘘千万、それでもいいなら・・・・。」
ホルマジオがあらかじめ渡されていたリストを見る。
既に日はすっかりくれ、ただ今6:30である。
出発したのが5:00だったので、妥当な時間と言えるだろう。
夜遅くなったので、一同は懐中電灯片手に、暗い夜道を歩いていた。
「後何処に行けばいいんだ?」
「あー、紅魔館と博麗神社そして永遠邸、最後に洩矢神社だ。」
ソルベが予定リストを覗き込み、ホルマジオがそれに答える。
「まだそんなに距離があるところ回るの?!俺、早く戻りたいよ・・・・。」
ジェラートがソルベの腕に抱きつきながら文句をいい、俯いた。おそらく、倒れたリゾットのことが心配なのだろう。
「じゃあ先に戻ってるか?」
「ヤダ、そしたらリゾット任務をサボったって怒るし。」
そう言ってジェラートはうーっと顔をしかめる。
「いやぁ、マジで放っておいても大丈夫だと思うけどな。」
ホルマジオが、視線を子供達の列の前方に向ける。
「何しにきやがったチルノ!!俺もレティも仕事なんだよ!!」
「えー何だよ何だよ!!あたいを仲間はずれにする気だろー!!」
人間の里から紅魔館に向かう途中、一同はチルノと鉢合わせていた。
「ほら!大ちゃんと一緒にかぼちゃも繰り抜いたんだから!!」
「チ・・チルノちゃん・・。やめようよ・・・、迷惑だよ・・・・・。」
必死にギアッチョに主張するチルノに対し、彼女の友達の大妖精は彼女を止める。
「何言ってるのさ!そんなんだから大ちゃんはいつまでたっても中ボスなのよ!」
「それはちょっとひどい言い草だよチルノちゃん!!」
チルノの言葉に、流石の大妖精も思わず声を荒げた。
「まぁまぁ、チルノに大ちゃんも落ち着いて。」
そう言うとレティは自分の体の大きさを元に戻し、チルノ達を見て騒然としていた子供達と向き合う。
「はーい、皆!静かに!こっちにちゅうもーく!」
レティはそう言って手を叩き、子供達を纏める。
「ごめんねー、お姉さん達の友達の妖精さんとちょっと揉めて皆を足止めしちゃって。
実はね、この妖精さんたち皆と一緒にハロウィンの行列に参加したいんだって。いいかしら?」
レティの言葉に、子供達はざわざわと戸惑う。
妖精達は彼らにとって決していいモノではない。
お弁当を盗まれるし、悪戯はされるし、時には命を奪うことさえある。
どうもこのままでは子供達は許可してくれなさそうである。
「チルノ?」
そう言ってレティは今度はチルノの方を振り返った。
「このままじゃとてもじゃないけど、一緒にはいけないわ。」
「えぇー?!じゃあどうすればいいの?!」
「チルノ、他人の理解を得るのに一番いいのはこれよ。」
レティは手の人差し指と、親指で丸を作る。
「世の中、金とか、もしくはモノよ。信仰だのなんだの言ってる神様は時代遅れなのよ。
ギアッチョ達もお金がなかったからこんな極東の田舎で閻魔様にこき使われてるのよ?」
「「「「「悪かったな!!」」」」」
レティの言い草に、暗殺チーム一同が怒鳴った。
「お前、元神様なのにそんな言い草ねえだろ。」
「あら、まだ僅かに信仰してくれている自分の信者をすてて新たな信仰を得ようとした神様よりはマシだとおもうわよ?
これでも私は慈悲深いから、信者を守る為に去ることはあれど、自身の保身の為に信者を捨てるような事はしないわ。」
どうやら、レティは洩矢の神々にいい思いを抱いていないらしい。
ふんっと言ってレティはそっぽを向く。
「ならあたいいい物持ってるわ!!」
そう言うと、チルノは腕にかけていた籠から、ある物を通りだす。
「ほら!山ぶどうの氷付け!!冷たくてシャリシャリしてて美味しいのよ!!」
そう言って、チルノは月明かりを反射してキラキラ光る凍りついた山ぶどうを掌に載せる。
「じゃあチルノ、それをあの子達の持っているお菓子と、それを交換してきなさい。大ちゃんも一緒にね?」
「うん!」
「え・・・?!レティ?いいの?!」
大妖精は、レティの言葉に戸惑う。
「いいのよ、むしろこれからの幻想郷において、人間と仲良くしておくのはとっても大事よ?ほら、私だって彼氏作ったし。」
「彼氏じゃねえ!!」
自分の腰に手を回すレティに、ギアッチョは声を荒げた。
「え・・・?ギアッチョはそんなに、私が魅力がないと思ってるの・・?」
そう言いながらレティは俯いて、暗い声を出す。
その様子を見て、途端にギアッチョは慌てだした。
「ち・・違うっ!!そうじゃなくてよ・・・!!だから・・っ!!」
「だから・・・?」
「だからっ・・・!!」
ギアッチョは真っ赤になりながら、レティにどう言えばいいのか必死に考える。
ちなみに、おぉーっと子供達とチルノ達は二人の繰り広げるラブコメ風景を興味ぶかそうに見ていた。
「おい、何時までアフタヌーンとかそこら辺で連載してそうなラブコメは続くんだ?」
「俺早く帰りたいー!!」
「でもよぉ、突っ込んだら駄目な空気だろ。」
既にソルベ、ジェラート、ホルマジオ、メローネはいつもの二人のやりとりに飽きたのか、こっそり持ってきたPSPでモンハンをやっていた。
「ペッシ、火。」
「あ・・あの・・兄貴、子供がいるんで煙草は・・・・・。」
「・・・チッ。」
そして休憩タイムと言わんばかりにプロシュートは煙草を取り出し、ペッシに火をつけろ、と要求する。
しかし、ペッシは断り、それに納得したのか、プロシュートはしぶしぶ
ちなみにマジアカも流行に乗って買ったのだが、日本人にしか分からないような問題ばかりなので、速攻で売った。
『いい加減日本はマジアカとアイマスを輸出すべき』とはメローネの談。
「・・・ファイナル ベント。」
何処からともなく、電子音が聞こえる。
その声のした方を見ると、何やらバックに炎を燃やす、仮面ライ・・・・・イルーゾォがいた。
雰囲気からして、どう見ても必殺技を放とうとしている。
「お・・・落ち着けよ・・・。イルーゾォ。」
そのトンでもない嫉妬オーラに、流石のメローネもたじろぐ。
「てゆーか何?そのスーツマジで必殺技出来るの?」
「何か押したら、出来た。」
「「「「地獄の科学力すげぇ!!」」」」
何かエフェクトが掛かっているイルーゾォを見て、一同は驚く。
だが、それどころではない。
「落ち着けよ!お前一応その衣装正義の味方だろ?!正義の味方が嫉妬して必殺技放つなよ!!」
「いいんだよ!!俺は・・あれだ!!仮○ライダー○ュウガだから!真逆の存在だから!!」
「なんだそりゃ・・・ぎゃぁぁぁぁっ!!」
ペッシがイルーゾォを取り押さえるが、本物のライダースーツのような効果があるのか、吹っ飛ばされる。
「ジェラート!足止めしろ!!」
「わかったー!」
ソルベに指示されるとジェラートのグローブのギミックが動き、ガチッと言う音と共に刃が上着の袖から飛び出てくる。
「邪魔をするなっ!!この世、あの世の全てののバカップルに武力介入してやるぅぅぅぅ!!」
そう言うと、次の瞬間、イルーゾォはスペルカードを発動する。
光を反射する鏡の欠片が周囲一体に浮きあがった。
「くそっ!!」
接近戦専門のジェラートは、次々襲い掛かる銀色の欠片を弾いていく。
「スペルカードにスタンド、さらにこのスーツがあれば、今の俺に死角はない!!」
完全にイルーゾォは暴走特急と化している。
そしてさらに、弾幕は量を増して行く。
「お・・おいっ!!イルーゾォの奴完璧に我を失ってるぞ!!」
プロシュートが激しい弾幕に驚いて後ろを振り返る。
すると、子供達はすでにチルノが作った氷の障壁の後ろに隠れていた。
「・・こんのクソガキどもぉぉぉぉ!!何自分達だけ安全地帯に逃げてんだぁぁぁぁぁ!!』
「兄貴!落ち着いてください!大人気ないですぜ!!」
グレイトフルデッドで氷の壁をぶち壊そうとするプロシュートを、ペッシが止める。
「おーい!!本物の変身ヒーロー!!こっち・・・・・・。」
メローネがベイビィ・フェイスを盾にしながらギアッチョを呼ぶが・・・・。
「そうか・・・・、そんなに言葉に詰まるってことは・・やっぱりそう思ってるんだ・・・。」
「違うっ!!違う違うつってんだろ!!クソッ・・!!だから・・!!」
「・・・・・駄目だこりゃ。俺が突っ込みに回るようじゃな・・・。」
そう思い、メローネはこそこそと氷の障壁の後ろに隠れようとするが・・・・。
次の瞬間、イルーゾォの体が結界で拘束される。
青く輝くそれは六角形であり、まるで甲羅の模様のようだ。
「とうっ!!」
そして、掛け声と共に、背後からイルーゾォは思いっきり蹴りとばされた。
「がっ・・!!」
そのままイルーゾォは吹っ飛ばされ、木々に叩きつけられる。
だがスーツのおかげか、気は失っていないようだ。
氷の障壁は透明なので、よく見えるのかすっかりお子様達は楽しそうに体育座りでその様子を見ている。
「誰だ!後ろからなんて卑怯だぞ!!」
スーツの変身装置がおかしくなったのか、マスクが半分壊れ、イルーゾォの顔が出る。
「卑怯?よく言われますよ。」
そう言って、イルーゾォを攻撃した相手はその場に降り立った。
「私が操るスタンドは嘘千万、それでもいいなら・・・・。」
そこにいたのは、オレンジ色のトンボのような目に甲羅のような防具の青いスーツ。
「私に釣られてみる?」
どっからどう見ても仮面ライ○ー電○ ロッ○フォームだった。
(*1)))))
ハロウィンの夜が、日曜日の朝に、そしてここが特撮板になったような錯覚を一同は覚える。
ハロウィンの夜が、日曜日の朝に、そしてここが特撮板になったような錯覚を一同は覚える。
「なーんてね。」
そう言ってベルトのボタンを押し、変身を解く。
「解けるんだ・・・・。」
「技術の無駄遣いすぎるぜ・・・。」
ため息をつくメローネと、その肩に乗った小さくなったホルマジオ。
そこにいたのは、予想道理・・・・。
「親衛隊の・・・・ティッツァーノだったか?」
「はい、そうです。貴方方のリーダーが倒れたとの連絡を受けて、代理として来ました。」
何が代理だよ、と小さくジェラートが呟く。
ボスの正体を調べていた彼とソルベにとって、親衛隊は相対した敵なのだ。
「ジェラート、我慢しろ。」
「・・・・・分かってる。」
ソルべにそう言われて頭を撫でられ、ジェラートは両腕の鉄爪を再び袖の中にしまう。
「それにしてもイルーゾォ、何であんなにいらついてんだろ?」
「まぁ、あれじゃね。あの童貞、慣れない片思いなんてしてるからストレス溜まってんだな。」
やれやれだぜ、といいながらソルベは再びジェラートの頭を撫でた。
「イルーゾォ、取り合えずそのスーツ、変身解けるみたいだから解いたら?」
「そうする・・・。熱くて息苦しくて、ぶっちゃけクラクラする。」
「そんなスーツなら着るなよ馬鹿!!酸欠状態の結果がそれだよ!!」
そう言ってプロシュートはイルーゾォのスーツのベルトを剥ぎ取る。
すると、Tシャツジーンズというラフな姿のイルーゾォが現れた。
髪はいつもと違い、一つに纏めてある。
「何なら先に人里に戻ってろよ。汗まみれじゃねえか。」
ギアッチョがまるで人事のように、イルーゾォに話しかける。
「ちなみに、そのスーツは放映当時に作られたので現在の物に比べて性能が悪いそうで。」
汗一つ掻いていないティッツァーノが、平然と言った。
地獄で再就職しても、貧乏くじな暗殺チームである。
「そう言えばあんた、相方はどうしたんだ?」
メローネがふと、気づいたようにティッツァーノに問う。
すると、ティツァーノは渋い顔をして告げた。
「その・・実は・・・・うちのスクアーロに支給された仮装も相当問題がありまして・・・・。」
「何だ?半魚人とか?」
「あれだ、ワンピー○の方の○ーロンだろ。」
色々と勝手な予想をつけて暗殺チームは次々にティッツァーノをからかおうとする。
ちなみにお子様達はレティが面倒を見ているので問題ない。
「いえ・・スクアーロは・・・・・。」
「おーい!!ティッツァぁ、先に行くなよぉー。」
情けない声が、ズリズリズリと何かを引きずる音と共に森の中から聞こえてくる。
「遅いですよ!スクアーロ!」
そう言って現れた、最近の小中学生に別のキャラを連想されそうな彼は、巨大な、そう、強いて言うなら鉄の塊のような剣を背負っていた。
髪型は、まるで某大物RPGの七つ目の主人公のように跳ねており、ぶっちゃけ彼はまんまその主人公の格好だった。
「・・・・・お前は何から、その格好を連想されたんだ?」
「・・・多分、俺の任務用の服の肩の防具から。」
イルーゾォの問いに、スクアーロは暗い表情で答えた。
一同の中で、地獄の上層部に対する不信感がドンドン募っていく。
「ま・・まぁ、二人も来てくれたら安心だな。イルーゾォ、お前も早退しとけ。
このまんまだとお前の精神ではあの二人の固有結界に耐えられねえだろう。」
「うん・・、そうする。」
微妙に半泣きになりながら、イルーゾォはリゾットの様子見もかねて人間の里に早退する事にした。
「嫌いだ・・・、嫌いだ・・・・・。ギアッチョの馬鹿やろぉぉぉぉ!!
てめぇなんかエロゲの主人公になってMAD作られてニコニコに投稿されて「ギアッチョ氏ね」ってコメントつけられろぉぉぉぉ!!」
訳の分からない言葉を呟きながら、イルーゾォは天狗も真っ青な速度で人間の里の方向に飛んでいった。
「メローネ、永遠亭に今すぐベイビィ・フェイスを向かわせろ。」
ホルマジオがメローネに指示を出す。
「医者?」
「いや、むしろあの髪の長い女子高生兎の目を見せて、狂気に狂気で相殺しろ。むしろ催眠術で強制的に寝かせろ。あいつ今日マジで何かおかしいわ。」
多分色々と何か溜まってるんだろうな、あいつも、と一同は遠い空を見上げた。
そう言ってベルトのボタンを押し、変身を解く。
「解けるんだ・・・・。」
「技術の無駄遣いすぎるぜ・・・。」
ため息をつくメローネと、その肩に乗った小さくなったホルマジオ。
そこにいたのは、予想道理・・・・。
「親衛隊の・・・・ティッツァーノだったか?」
「はい、そうです。貴方方のリーダーが倒れたとの連絡を受けて、代理として来ました。」
何が代理だよ、と小さくジェラートが呟く。
ボスの正体を調べていた彼とソルベにとって、親衛隊は相対した敵なのだ。
「ジェラート、我慢しろ。」
「・・・・・分かってる。」
ソルべにそう言われて頭を撫でられ、ジェラートは両腕の鉄爪を再び袖の中にしまう。
「それにしてもイルーゾォ、何であんなにいらついてんだろ?」
「まぁ、あれじゃね。あの童貞、慣れない片思いなんてしてるからストレス溜まってんだな。」
やれやれだぜ、といいながらソルベは再びジェラートの頭を撫でた。
「イルーゾォ、取り合えずそのスーツ、変身解けるみたいだから解いたら?」
「そうする・・・。熱くて息苦しくて、ぶっちゃけクラクラする。」
「そんなスーツなら着るなよ馬鹿!!酸欠状態の結果がそれだよ!!」
そう言ってプロシュートはイルーゾォのスーツのベルトを剥ぎ取る。
すると、Tシャツジーンズというラフな姿のイルーゾォが現れた。
髪はいつもと違い、一つに纏めてある。
「何なら先に人里に戻ってろよ。汗まみれじゃねえか。」
ギアッチョがまるで人事のように、イルーゾォに話しかける。
「ちなみに、そのスーツは放映当時に作られたので現在の物に比べて性能が悪いそうで。」
汗一つ掻いていないティッツァーノが、平然と言った。
地獄で再就職しても、貧乏くじな暗殺チームである。
「そう言えばあんた、相方はどうしたんだ?」
メローネがふと、気づいたようにティッツァーノに問う。
すると、ティツァーノは渋い顔をして告げた。
「その・・実は・・・・うちのスクアーロに支給された仮装も相当問題がありまして・・・・。」
「何だ?半魚人とか?」
「あれだ、ワンピー○の方の○ーロンだろ。」
色々と勝手な予想をつけて暗殺チームは次々にティッツァーノをからかおうとする。
ちなみにお子様達はレティが面倒を見ているので問題ない。
「いえ・・スクアーロは・・・・・。」
「おーい!!ティッツァぁ、先に行くなよぉー。」
情けない声が、ズリズリズリと何かを引きずる音と共に森の中から聞こえてくる。
「遅いですよ!スクアーロ!」
そう言って現れた、最近の小中学生に別のキャラを連想されそうな彼は、巨大な、そう、強いて言うなら鉄の塊のような剣を背負っていた。
髪型は、まるで某大物RPGの七つ目の主人公のように跳ねており、ぶっちゃけ彼はまんまその主人公の格好だった。
「・・・・・お前は何から、その格好を連想されたんだ?」
「・・・多分、俺の任務用の服の肩の防具から。」
イルーゾォの問いに、スクアーロは暗い表情で答えた。
一同の中で、地獄の上層部に対する不信感がドンドン募っていく。
「ま・・まぁ、二人も来てくれたら安心だな。イルーゾォ、お前も早退しとけ。
このまんまだとお前の精神ではあの二人の固有結界に耐えられねえだろう。」
「うん・・、そうする。」
微妙に半泣きになりながら、イルーゾォはリゾットの様子見もかねて人間の里に早退する事にした。
「嫌いだ・・・、嫌いだ・・・・・。ギアッチョの馬鹿やろぉぉぉぉ!!
てめぇなんかエロゲの主人公になってMAD作られてニコニコに投稿されて「ギアッチョ氏ね」ってコメントつけられろぉぉぉぉ!!」
訳の分からない言葉を呟きながら、イルーゾォは天狗も真っ青な速度で人間の里の方向に飛んでいった。
「メローネ、永遠亭に今すぐベイビィ・フェイスを向かわせろ。」
ホルマジオがメローネに指示を出す。
「医者?」
「いや、むしろあの髪の長い女子高生兎の目を見せて、狂気に狂気で相殺しろ。むしろ催眠術で強制的に寝かせろ。あいつ今日マジで何かおかしいわ。」
多分色々と何か溜まってるんだろうな、あいつも、と一同は遠い空を見上げた。