JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part4×東方Project
東方天国扉
第2話 漫画家VS妖怪 ?
第2話 漫画家VS妖怪 ?
ま……知っている奴が多かろーが少なかろうが如何でもいい事だが、僕の名前は岸辺露伴。
M県杜王町に住む漫画家だ。
普段はこんなことはしないんだが、ありのまま今起こった事を話そう。
僕は漫画のネタ探しに町の外れの方にやってきた。
其処でぽっかりと開いた『穴』を見つけたんだが、正直に言ってしまうとネタになりそうにないなぁ~~っと思っていた。
…だが、この状況はどうだ!
「まさか、こんな素晴らしいネタにありつけるとは思ってもみなかった!
八雲紫!こいつは凄い!
康一君以来の最高のネタだ!最高に『ハイ』ってやつだねッ!
フハハハハハハ―――――――ッ!!」
M県杜王町に住む漫画家だ。
普段はこんなことはしないんだが、ありのまま今起こった事を話そう。
僕は漫画のネタ探しに町の外れの方にやってきた。
其処でぽっかりと開いた『穴』を見つけたんだが、正直に言ってしまうとネタになりそうにないなぁ~~っと思っていた。
…だが、この状況はどうだ!
「まさか、こんな素晴らしいネタにありつけるとは思ってもみなかった!
八雲紫!こいつは凄い!
康一君以来の最高のネタだ!最高に『ハイ』ってやつだねッ!
フハハハハハハ―――――――ッ!!」
と、盛大に笑い声を上げ、目の前のページを次々に捲る漫画家・岸辺露伴。
その目の前には彼のスタンド『ヘブンズ・ドアー』で本になった、少女の姿をした大妖怪『八雲紫』。
『ヘブンズ・ドアー』は知性ある生き物を本にし、その記憶を本人すら忘れているような事まで読むことの出来るスタンド。
嘘も隠し事も出来ない上、更には絶対的な命令を書き加えることすら可能という無敵に最も近いスタンドである。
現在露伴はそれを使い、紫の記憶を読んでいるのだ。
その目の前には彼のスタンド『ヘブンズ・ドアー』で本になった、少女の姿をした大妖怪『八雲紫』。
『ヘブンズ・ドアー』は知性ある生き物を本にし、その記憶を本人すら忘れているような事まで読むことの出来るスタンド。
嘘も隠し事も出来ない上、更には絶対的な命令を書き加えることすら可能という無敵に最も近いスタンドである。
現在露伴はそれを使い、紫の記憶を読んでいるのだ。
「何々、『境界を操る程度の能力』。…成る程、あの妙な裂け目はこれによるものだったのか。
ヘブンズ・ドアーなら『相手を本にする程度の能力』ってところだな。
康一君なら『音を操る程度の能力』か?」
ヘブンズ・ドアーなら『相手を本にする程度の能力』ってところだな。
康一君なら『音を操る程度の能力』か?」
年齢、友人関係、睡眠時間と粗方読みつくしていく。
「博麗霊夢!霧雨魔理沙!レミリア・スカーレット!西行寺幽々子!伊吹萃香!エトセトラエトセトラ!
博麗神社に始まり紅魔館、永遠亭、白玉楼、マヨヒガ、妖怪の山等等!
更にはこいつの1000年以上の記憶、知識!!まるで生きた幻想郷の歴史書・地図・人物名鑑だ!!
創作意欲が止め処無く溢れてくる!!凄すぎるぞ幻想郷ッ!!!
…おっと、最後にこれを書き加えて、と…」
博麗神社に始まり紅魔館、永遠亭、白玉楼、マヨヒガ、妖怪の山等等!
更にはこいつの1000年以上の記憶、知識!!まるで生きた幻想郷の歴史書・地図・人物名鑑だ!!
創作意欲が止め処無く溢れてくる!!凄すぎるぞ幻想郷ッ!!!
…おっと、最後にこれを書き加えて、と…」
『今起きたことを全て忘れる』
命令を書き加え、律儀に最初の位置に戻る露伴。
そして解除。
そして解除。
「お目覚めのようね。幻想郷にようこそ…私は八雲紫。よろしくね~。
貴方の漫画はいつも拝見させてもらってるわ、岸部露伴さん」
「そりゃあどうも。先に言っておくが、此処の説明はいらないぞ。
大方の事は把握しているからな」
貴方の漫画はいつも拝見させてもらってるわ、岸部露伴さん」
「そりゃあどうも。先に言っておくが、此処の説明はいらないぞ。
大方の事は把握しているからな」
露伴のその言葉を聞き、紫の目付きが変わる。
警戒しているのだ。
警戒しているのだ。
「へぇ、外の世界の住人である貴方が、何で知ったの?教えてもらえないかしら」
「それは秘密だ。君だって教えたくない事の一つや二つはあるだろう?
今がそれなんだぜーッ!八雲紫!で、そんなことよりも」
「あら、何?」
「なんで僕をこんなところに?」
「それは秘密だ。君だって教えたくない事の一つや二つはあるだろう?
今がそれなんだぜーッ!八雲紫!で、そんなことよりも」
「あら、何?」
「なんで僕をこんなところに?」
先程露伴は読み飛ばしてしまったため聞くが、ネタにならなさそうなら断るつもりである。
それを知ってか知らずか、紫は少し考える素振りをし、
それを知ってか知らずか、紫は少し考える素振りをし、
「暇だからよ」
単純明快。ネタになるならない以前の問題である。
呼び出されたほうにしてみればなんと最悪な理由だろうか。
呼び出されたほうにしてみればなんと最悪な理由だろうか。
「おいおい、冗談は止してくれよ…暇潰しだって?」
「本気も本気、『本気』と書いて『マジ』って読むくらい本気よ~?」
「何ィィ~~~?ふざけてるんじゃあないぞッ!!この年増ッ!」
「本気も本気、『本気』と書いて『マジ』って読むくらい本気よ~?」
「何ィィ~~~?ふざけてるんじゃあないぞッ!!この年増ッ!」
ブチッ。
紫の方から小気味の良い音が聞こえた気がする。
紫の方から小気味の良い音が聞こえた気がする。
「…へぇ?もう一度言ってくれないかしら?」
「ああいいとも、何度でも言ってやるよ!十数世紀も生きた分加齢臭がプンプンするぜェーッ年増妖怪!
×××を○○○○○に△△△ているようじゃあないか!」
「!?藍や幽々子にも知られてないその事を何故!?…いいわ、貴方を」
「フン、『スキマ送りにすればいい』……か?
その前にお前には『ヘブンズ・ドアー』で行動不能になってもらうッ!」
「ああいいとも、何度でも言ってやるよ!十数世紀も生きた分加齢臭がプンプンするぜェーッ年増妖怪!
×××を○○○○○に△△△ているようじゃあないか!」
「!?藍や幽々子にも知られてないその事を何故!?…いいわ、貴方を」
「フン、『スキマ送りにすればいい』……か?
その前にお前には『ヘブンズ・ドアー』で行動不能になってもらうッ!」
こうして、片やスタンド使いの漫画家、片やスキマを操る妖怪の戦いの火蓋が切って落とされた。
To Be Continued...