「見てよお兄さん、この瓢箪お酒が無限に出てくるんだよーすごくない?」
「よくこの状況で酒が飲めるなお前!」
「やだなー今シラフに戻ったら『どうして私がこんな目に……』って正気に戻ってふさぎ込んじゃうよ?」
「ツッコミにくいボケかますのやめろよ!」
バイクの後ろに二人乗りしている女に思わずツッコミを入れる。
……思わず助けちまったけど、もしかしてこの女ヤバいやつじゃねーか?
内心、万丈は不安を隠せなかった。
……思わず助けちまったけど、もしかしてこの女ヤバいやつじゃねーか?
内心、万丈は不安を隠せなかった。
普段、戦兎が使っているバイクを全速力で走らせる。
使い慣れたナックルとはいえ、手にそれを握った状態での片手運転は不安定だ。
スカイウォールの垂直な壁も平然と走行できる戦兎のバイクでなければ、すぐにバランスを崩していたかもしれない。
でも今はそんなこと言ってられる状況じゃない。アイツがまだ追いかけてきているのは音で分かっている。
使い慣れたナックルとはいえ、手にそれを握った状態での片手運転は不安定だ。
スカイウォールの垂直な壁も平然と走行できる戦兎のバイクでなければ、すぐにバランスを崩していたかもしれない。
でも今はそんなこと言ってられる状況じゃない。アイツがまだ追いかけてきているのは音で分かっている。
他に何か使えるものはないか、と今のうちに自分のデイバッグを漁る。
だが、クローズマグマナックル以上に使えそうな支給品は見当たらなかった。
先ほどの戦闘で相手がライダーに変身しているのを見た万丈としては、これだけでは心許ない。
だが、クローズマグマナックル以上に使えそうな支給品は見当たらなかった。
先ほどの戦闘で相手がライダーに変身しているのを見た万丈としては、これだけでは心許ない。
その最中、偶然目に留まった体の持ち主のプロフィールを見る。
どうやら元の体の持ち主は、まだ20にも満たない少女のようだった。
そりゃいつもより動きづらくて当然だな、と納得する。
どうやら元の体の持ち主は、まだ20にも満たない少女のようだった。
そりゃいつもより動きづらくて当然だな、と納得する。
何やらいろいろ少女のプロフィールが書いてあったが、この状況では小難しい情報は万丈の頭に入ってこなかった。
別にバカだからではない。全速力でバイクを運転しながらこんな情報を読み込むのは誰だって不可能だろう。断じてバカだからではない。
別にバカだからではない。全速力でバイクを運転しながらこんな情報を読み込むのは誰だって不可能だろう。断じてバカだからではない。
そんな状況で最も万丈の目に入ってきたのは、片隅に記載してある漫画のようなイラストだった。
赤髪の少女と紫髪の少女が漫才のような掛け合いをしている。紫色の方が、プロフィールに記載されている少女らしい。
……決して文章よりも漫画の方が目に入ってきたわけではない。
赤髪の少女と紫髪の少女が漫才のような掛け合いをしている。紫色の方が、プロフィールに記載されている少女らしい。
……決して文章よりも漫画の方が目に入ってきたわけではない。
『まあゆかりさんは天っ才ですから?』『うん?』
―――ははーん、さてはコイツ……バカだな!!
自分のことを天才などと自称するイタいやつは大体バカなのだ。
相棒の顔を思い浮かべながら勝手に納得した。
初対面の相手をいきなりバカ認定するんじゃないよ、というどこかの物理学者のツッコミが聞こえた気がしたがスルーする。
俺と初めて会った時、自分がなんて言ってたか思い出せってんだ。
相棒の顔を思い浮かべながら勝手に納得した。
初対面の相手をいきなりバカ認定するんじゃないよ、というどこかの物理学者のツッコミが聞こえた気がしたがスルーする。
俺と初めて会った時、自分がなんて言ってたか思い出せってんだ。
「……ねえお兄さん、さっきの奴すごいスピードで追っかけてきてない?このままだと追いつかれそうだよ」
「あん?」
後ろの女にそう言われ、相棒との脳内コントを切り上げて後ろを振り返る。
……てっきり今まで、相手も同じようにバイクで追いかけてきているのだと思っていた。
その認識も間違ってるわけではない。エンジンが唸りを上げる音も、タイヤが地面を切りつける音も、ちゃんと聞こえてくる。
問題は、バイクに『乗っている』わけではなかったこと。
……てっきり今まで、相手も同じようにバイクで追いかけてきているのだと思っていた。
その認識も間違ってるわけではない。エンジンが唸りを上げる音も、タイヤが地面を切りつける音も、ちゃんと聞こえてくる。
問題は、バイクに『乗っている』わけではなかったこと。
「―――アイツ、自分がバイクになってやがる!?」
真紅の装甲や、ハンドルに変わっているベルトのバックルなど、確かに人型だった時の名残はある。
いや、でもそうはならねえだろ!!?あれで体平気なのかよ!?
エンジンか何かの出力の違いだろうか、そんなことを思ってる間にも奴との差が狭まっていく。
いや、でもそうはならねえだろ!!?あれで体平気なのかよ!?
エンジンか何かの出力の違いだろうか、そんなことを思ってる間にも奴との差が狭まっていく。
『なんで殺し合いに乗るのかって?お前さん、さっきの奴の話きいてなかったのか?』
『こいつぁ戦争なんだぜ?最後の一人になるまで殺しあうド派手な戦争だ!!』
『死にたくなきゃあ、殺すしかねぇだろうが!!!』
殺し合いを止めに入った後。
何故殺し合いに乗るのか、と尋ねた時のアイツの言葉が頭をよぎる。
何故殺し合いに乗るのか、と尋ねた時のアイツの言葉が頭をよぎる。
―――戦争。二度と聞きたくないと思っていた言葉だ。
しかも、精神を他人の肉体に入れるという悪趣味さ。
自分は戦兎じゃないから、なぜ肉体をわざわざ入れ替えるのか?主催者の目的は?といった小難しいことはわからない。
それでも、これは止めなければいけない事態だというのはわかる。
しかも、精神を他人の肉体に入れるという悪趣味さ。
自分は戦兎じゃないから、なぜ肉体をわざわざ入れ替えるのか?主催者の目的は?といった小難しいことはわからない。
それでも、これは止めなければいけない事態だというのはわかる。
「こっちもビルドドライバーが使えりゃ、反撃できるのによ……!」
それは不可能だ、とはさすがに万丈でもわかっていた。
ビルドドライバーを用いた変身には、ネビュラガスを注入し人体実験を受けることが必要になる。
今の体では、たとえ支給品にビルドドライバーが入っていたとしてもクローズには変身できないだろう。
わかっていても、歯痒かった。
ビルドドライバーを用いた変身には、ネビュラガスを注入し人体実験を受けることが必要になる。
今の体では、たとえ支給品にビルドドライバーが入っていたとしてもクローズには変身できないだろう。
わかっていても、歯痒かった。
「ドライバー?……お兄さん、それってもしかして―――これ?」
そう言ってデイバッグを漁る女。
正直女という脳内呼称もどうかと思ってはいるが、彼女の名前はわからず、アルコールに溺れているところから少女という年齢でもないので、暫定的に女とか彼女とか呼んでいる。
正直女という脳内呼称もどうかと思ってはいるが、彼女の名前はわからず、アルコールに溺れているところから少女という年齢でもないので、暫定的に女とか彼女とか呼んでいる。
彼女が差し出したアイテムを見た。
―――思わず、眼球が飛び出しそうなほど目を見開く。何故それがここに。
ボトルを挿入する二つのスロット。右手側についている回転式のレバー。確かにビルドドライバーによく似ていた。
いや、その表現は正しくないだろう。正確には、ビルドドライバー『が』このベルトに似ているのだ。
―――思わず、眼球が飛び出しそうなほど目を見開く。何故それがここに。
ボトルを挿入する二つのスロット。右手側についている回転式のレバー。確かにビルドドライバーによく似ていた。
いや、その表現は正しくないだろう。正確には、ビルドドライバー『が』このベルトに似ているのだ。
なぜならビルドドライバーは、このベルトを元に作られたのだから。
そのベルトの名は―――
そのベルトの名は―――
「―――エボル、ドライバー…………!」
これエボルトしか使えねえじゃねーか!!!
一瞬、そう叫びそうになった。だが、その直前で思い出す。
……違う。このベルトを使って変身していた人間が他にいたはずだ。
一瞬、そう叫びそうになった。だが、その直前で思い出す。
……違う。このベルトを使って変身していた人間が他にいたはずだ。
―――内海成彰。
アイツは人間用に調整されたエボルドライバーを使い、仮面ライダーマッドローグに変身していた。
アイツは人間用に調整されたエボルドライバーを使い、仮面ライダーマッドローグに変身していた。
……考えてみれば、この支給品は殺し合いの参加者にランダムに配られるものだ。
参加しているかもわからないエボルトにしか使えないアイテムを入れはしないだろう。
これは人間用に調節されたドライバーのはずだ。
参加しているかもわからないエボルトにしか使えないアイテムを入れはしないだろう。
これは人間用に調節されたドライバーのはずだ。
どうやらご丁寧にボトルもセットで支給されているらしい。
エボルドライバーでの変身ならば、人体実験を受けている必要はない。
実際に内海も人体実験は受けていなかった故に、当初は新世界で記憶が戻らず、わざわざ戦兎のもとを訪ねてきたのだ。
……こうなったら、このドライバーにかけてみるしかない。
エボルドライバーでの変身ならば、人体実験を受けている必要はない。
実際に内海も人体実験は受けていなかった故に、当初は新世界で記憶が戻らず、わざわざ戦兎のもとを訪ねてきたのだ。
……こうなったら、このドライバーにかけてみるしかない。
「わりぃ、それ借りるぞ!」
少し乱暴にドライバーを受けとり、バイクを横向きにドリフトさせて停車する。
奴が追いつくまで時間がない。急いで変身を完了させなければ。
少し離れているように彼女に伝え、敵を見据える。
奴が追いつくまで時間がない。急いで変身を完了させなければ。
少し離れているように彼女に伝え、敵を見据える。
「どうしたァ、逃げんのはやめたのか?そうこなくっちゃなァ!」
その状態でも喋れるのかよ!マジでどうなってんだそれ!?
気にはなったものの、口には出さずにベルトを腰に装着する。
気にはなったものの、口には出さずにベルトを腰に装着する。
―――『エボルドライバー!』
……普通のフルボトルも使えるなら、もしかしたらクローズマグマナックルも使えるかもしれない、とは少し考えた。
でもやめておく。そもそもこのベルトを使って変身すること自体が博打なのだ。
これ以上不安要素を増やさない方がいいだろう。
でもやめておく。そもそもこのベルトを使って変身すること自体が博打なのだ。
これ以上不安要素を増やさない方がいいだろう。
そう考え、ベルトと一緒に支給されていたボトルを見る。
……苦い顔になる。自分にこれを使っていた時の記憶はないが、良いイメージは抱けそうにない。
よりによってこれかよ、と思ったが……ドラゴンが混じっているのは、不幸中の幸いかもしれない。
そう思うことにして、一息にボトルをスロットに挿入する。
……苦い顔になる。自分にこれを使っていた時の記憶はないが、良いイメージは抱けそうにない。
よりによってこれかよ、と思ったが……ドラゴンが混じっているのは、不幸中の幸いかもしれない。
そう思うことにして、一息にボトルをスロットに挿入する。
―――『ドラゴン』『ライダーシステム』『エボリューション!』
「―――ぐあっ!?」
瞬間、全身を高圧電流が流れていったと錯覚するような激痛が走る。
痛みに耐えきれず、片膝をつく。
ダメだったか……?と一瞬思う。だが、ベルトが腰から外れる様子はなく、変身待機音もけたたましくなっている。
昔、戦兎がスクラッシュドライバーを使えなかった時のような拒絶感はない。
そう思い返した時、万丈はこれに似た感覚を感じたことがあるのを思い出した。
痛みに耐えきれず、片膝をつく。
ダメだったか……?と一瞬思う。だが、ベルトが腰から外れる様子はなく、変身待機音もけたたましくなっている。
昔、戦兎がスクラッシュドライバーを使えなかった時のような拒絶感はない。
そう思い返した時、万丈はこれに似た感覚を感じたことがあるのを思い出した。
初めてスクラッシュドライバーを使った時の感覚。それと、似ている気がした。
強すぎる力に、まだ体がなじんでいないような。それ故に体が悲鳴を上げているような、そんな感じ。
そういえば、内海が初めてマッドローグに変身した時も苦しんでいたのを思い出した。
しかもこの体の持ち主はこんな危険なもの使ったことがない、普通の少女だったはずだ。ある意味、当然の痛みだろう。
強すぎる力に、まだ体がなじんでいないような。それ故に体が悲鳴を上げているような、そんな感じ。
そういえば、内海が初めてマッドローグに変身した時も苦しんでいたのを思い出した。
しかもこの体の持ち主はこんな危険なもの使ったことがない、普通の少女だったはずだ。ある意味、当然の痛みだろう。
「―――遅え!!!」
その僅かな隙を、見逃してくれるような甘い相手ではなかった。
急加速した真紅のバイクが、万丈の目前まで迫っている。
普段の変身なら問題ない、僅かなタイムラグだっただろう。
でもそれは、一秒一瞬を争う刹那の攻防では致命的だ。
急加速した真紅のバイクが、万丈の目前まで迫っている。
普段の変身なら問題ない、僅かなタイムラグだっただろう。
でもそれは、一秒一瞬を争う刹那の攻防では致命的だ。
―――間に、合わねえ……!
痛みを押し殺して立ち上がり、レバーに右手を伸ばす。
だが、どう考えても変身が完了するより敵の突撃が万丈に直撃する方が早い。
空いている左手を咄嗟に前に出して、顔と体を庇う。
だが、どう考えても変身が完了するより敵の突撃が万丈に直撃する方が早い。
空いている左手を咄嗟に前に出して、顔と体を庇う。
―――ガァン!!と甲高い衝突音が響いた。思わず目を瞑る。
……しかし、数秒経っても覚悟していた衝撃はやってこない。
どういうことだ、と疑問に思い恐る恐る前を向く。
……しかし、数秒経っても覚悟していた衝撃はやってこない。
どういうことだ、と疑問に思い恐る恐る前を向く。
万丈の瞳に映り込んだのは、自分と奴の間を隔てるように広がっている半透明の障壁だった。
よく見るとそれは真っ直ぐな壁ではなく、少し大きめの円形に広がって万丈のことを覆っている。
勿論、万丈が作り出したものではない。
よく見るとそれは真っ直ぐな壁ではなく、少し大きめの円形に広がって万丈のことを覆っている。
勿論、万丈が作り出したものではない。
一体誰が……と考えたところで、該当者は1人しかいないことに気付く。
後ろを振り向く。視界に飛び込んできた彼女は、先程まで持っていなかった何かを抱えていた。
ギターだろうか?ボディ部分が小型のハートに近い形で、水色を基調にしている。
後ろを振り向く。視界に飛び込んできた彼女は、先程まで持っていなかった何かを抱えていた。
ギターだろうか?ボディ部分が小型のハートに近い形で、水色を基調にしている。
音楽には詳しくないが、一般的なギターの形状からは逸脱しているように見える。
それこそ「ツナ義ーズ」の佐藤太郎が使っているような、普通の楽器ではないのだろう。
どちらかと言えば、子供向けアニメに出てきそうなデザインをしている。
それこそ「ツナ義ーズ」の佐藤太郎が使っているような、普通の楽器ではないのだろう。
どちらかと言えば、子供向けアニメに出てきそうなデザインをしている。
「―――今の、うちに……っ!」
その言葉で我に帰る。
彼女の演奏音に合わせ、障壁も光っているように見えた。
彼女が展開しているのは間違いないだろう。それもいつまで持つかはわからない。
前に向き直り、改めてレバーに手を伸ばす。
彼女の演奏音に合わせ、障壁も光っているように見えた。
彼女が展開しているのは間違いないだろう。それもいつまで持つかはわからない。
前に向き直り、改めてレバーに手を伸ばす。
痛みは少しずつ引いてきていた。これなら……いける!
レバーの回転に合わせて、甲高い変身音がドライバーから鳴る。
変身後に纏うための装甲が、万丈の前後に形作られていく。
レバーの回転に合わせて、甲高い変身音がドライバーから鳴る。
変身後に纏うための装甲が、万丈の前後に形作られていく。
―――『Are you ready?』
エボルトの皮肉げな声が尋ねてくる。
『俺のドライバーで変身する覚悟が、ホントにお前にあるのか?』
嫌味な声でそう言ってくるアイツの顔が目に浮かぶ。
『俺のドライバーで変身する覚悟が、ホントにお前にあるのか?』
嫌味な声でそう言ってくるアイツの顔が目に浮かぶ。
上等じゃねーかよこの野郎。
誰のドライバーでも関係ない。
どんな力であっても、ヒーローが使えば、それは希望になるのだから。
誰のドライバーでも関係ない。
どんな力であっても、ヒーローが使えば、それは希望になるのだから。
「―――変身!」
―――『ドラゴン! ドラゴン! エボルドラゴン!』
―――『フッハッハッハッハッハッハ!』
装甲が万丈を挟み込み、黒い靄の様に混ざって変身が完了する。
変身前の状態が嘘のように、意識ははっきりしてる。
右手をグーパーと開いて閉じてみる。大丈夫、動ける。
変身前の状態が嘘のように、意識ははっきりしてる。
右手をグーパーと開いて閉じてみる。大丈夫、動ける。
「―――今の俺は、負ける気がしねぇ!!」
「ようやくお出ましかぁ!ライダーさんよぉ!!!」
相手がハンドルを回して、アクセルの出力を上昇させる。
障壁に徐々にひびが入っていく。加速力が増しているからだろう。
時間はない、チャンスは一度。一撃で決める!
障壁に徐々にひびが入っていく。加速力が増しているからだろう。
時間はない、チャンスは一度。一撃で決める!
―――『ビートクローザー!』
使い慣れた剣を召喚し、構える。
タイミングは障壁が耐えられなくなって砕け散る、その瞬間だ。
ドラゴンマグマフルボトルを取り出して、ビートクローザーのスロットに装填する。
剣を地面から水平にして剣先を左後方へ構え、持ち手の先端にあるグリップエンドスーターを引っ張った。
タイミングは障壁が耐えられなくなって砕け散る、その瞬間だ。
ドラゴンマグマフルボトルを取り出して、ビートクローザーのスロットに装填する。
剣を地面から水平にして剣先を左後方へ構え、持ち手の先端にあるグリップエンドスーターを引っ張った。
―――『スペシャルチューン!』『ヒッパレー!』
剣が技発動の待機状態に入る。……直後、まわりの壁が砕け散った。
それまで奴の加速力を抑えていた障害がなくなり、急加速を開始する。
……ここだ!
それまで奴の加速力を抑えていた障害がなくなり、急加速を開始する。
……ここだ!
―――『スマッシュスラッシュ!』
今まさしく突撃しようとしていた敵の前輪に、左側から横薙ぎの一閃をお見舞いする。
そのまま、敵の推進力を右後方へと受け流し、敵を吹き飛ばした。
急加速による相手の前方向への慣性を、すべて自分の攻撃に加算させる。
ドラゴンマグマフルボトルによる超高温で、切れ味も増した強烈な一撃だ。
そのまま、敵の推進力を右後方へと受け流し、敵を吹き飛ばした。
急加速による相手の前方向への慣性を、すべて自分の攻撃に加算させる。
ドラゴンマグマフルボトルによる超高温で、切れ味も増した強烈な一撃だ。
「―――なん、だとぉ……!?」
苦しげに驚愕の声を上げた敵が、後方の地面に直撃した。
激しい衝突音と、強制変身解除の音が万丈の耳に入る。
土煙で具体的なダメージまでは確認できない。それでも、戦闘継続は困難だろう。
激しい衝突音と、強制変身解除の音が万丈の耳に入る。
土煙で具体的なダメージまでは確認できない。それでも、戦闘継続は困難だろう。
「今のうちに撤退するぞ!」
「……あっ、お、オッケー!」
激しい攻撃の余波で茫然自失としていた彼女も、今の言葉で我に返ったようだ。
戦兎のバイクに乗り込んで、スロットルを吹かす。
後から追いついた彼女も後ろに飛び乗ったのを確認してから、アクセル全開で急加速した。
戦兎のバイクに乗り込んで、スロットルを吹かす。
後から追いついた彼女も後ろに飛び乗ったのを確認してから、アクセル全開で急加速した。
◇◇◇
「……ねえ、お兄さん。今更だけどさ、なんで見ず知らずの私のこと助けてくれたの?」
「あん?」
しばらくお兄さんの後ろで風に揺られたあと、思い切って聞いてみた。
さっきのおっかないアイツが追いかけてきてないのは確認してる。
さすがにそれを怠るほどは、泥酔しきってない。というか、いつもより酔いが回るの遅い感じもする。
身体の違いかなー?
さっきのおっかないアイツが追いかけてきてないのは確認してる。
さすがにそれを怠るほどは、泥酔しきってない。というか、いつもより酔いが回るの遅い感じもする。
身体の違いかなー?
「なんだよ、知らねぇのか?ヒーローが人を助けるのに、理由も見返りも必要ねぇんだぜ」
「ヒー、ロー……?」
いつの間にか変身を解いて元に戻っていたお兄さんは、そんな風にヒーローの心得を語ってきた。
……ヒーロー、か。……普段、ライブハウスでライブしてる時は、私も自分がヒーローだ!なんて錯覚したりする。
でも、打ち上げ終わって酔いつぶれて……路上の冷たい風と、ひとりぼっちで見上げる夜空から感じる憂鬱が、私を現実に引き戻す。
それを忘れるには、お酒を流し込むしかない。
……多分、お兄さんの言う『ヒーロー』はそういうのじゃないんだ。本物の、ヒーロー。
……ヒーロー、か。……普段、ライブハウスでライブしてる時は、私も自分がヒーローだ!なんて錯覚したりする。
でも、打ち上げ終わって酔いつぶれて……路上の冷たい風と、ひとりぼっちで見上げる夜空から感じる憂鬱が、私を現実に引き戻す。
それを忘れるには、お酒を流し込むしかない。
……多分、お兄さんの言う『ヒーロー』はそういうのじゃないんだ。本物の、ヒーロー。
「……そっか、じゃあお兄さんは、今の私にとってのヒーローってわけだ」
「なんだよ急に。……ま、そう言われて悪い気はしねえな」
最初にここに投げ出されたときは、なんでこんなことに……って打ちひしがれもした。
支給品のお酒をがぶ飲みして、みっともなく現実逃避もした。
支給品のお酒をがぶ飲みして、みっともなく現実逃避もした。
今は、ちょっとだけ気分が上向きになってる気がする。アルコールのせい、ってだけじゃないと思う。
やっぱり、お兄さんのおかげかなー。容姿はどう見ても高校生くらいの女の子なのに、不思議な感じ。
……そこまで考えて、私はこのお兄さんの名前すらまだ知らないことに気づいた。
やっぱり、お兄さんのおかげかなー。容姿はどう見ても高校生くらいの女の子なのに、不思議な感じ。
……そこまで考えて、私はこのお兄さんの名前すらまだ知らないことに気づいた。
「そういえば、お兄さん名前なんてゆーの?私は廣井きくり!」
「俺か?俺は―――『プロテインの貴公子』!万丈龍我だ!」
「え、ダサい…………」
右手の人差し指を天に向けてピンと伸ばしながら、二つ名……なのかな?を名乗った。
万丈のお兄さん、ネーミングセンスはないんだなぁ。
そんなことを思いながら、バイクの後ろで強めの涼風を感じていた。
万丈のお兄さん、ネーミングセンスはないんだなぁ。
そんなことを思いながら、バイクの後ろで強めの涼風を感じていた。
【万丈龍我@仮面ライダービルド】
[身体]:結月ゆかり@VOICEROID
[状態]:健康 、疲労(小)
[装備]:エボルドライバー+ドラゴンエボルボトル+ライダーエボルボトル@仮面ライダービルド、ビートクローザー+クローズマグマナックル+ドラゴンマグマフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1、マシンビルダー+ライオンフルボトル@仮面ライダービルド
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
1:助けちまったし、しばらく一緒にいた方が安全だろ、多分。
2:でも時折酒臭いんだよな……。
3:プロテインの貴公子はダサくねえだろ!
[備考]
※参戦時期はVシネマ『ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス』終了後です。
※元の体ではないのでビルドドライバーでは変身できません。
※エボルドラゴンへの変身アイテムはセットでひとつの支給品となっています。(元の持ち主はきくり)
※クローズマグマナックルとドラゴンマグマフルボトルも同様にセットでひとつの支給品です。
※エボルドライバーでクローズマグマナックルが使えるのか確証が持てていません。
[身体]:結月ゆかり@VOICEROID
[状態]:健康 、疲労(小)
[装備]:エボルドライバー+ドラゴンエボルボトル+ライダーエボルボトル@仮面ライダービルド、ビートクローザー+クローズマグマナックル+ドラゴンマグマフルボトル@仮面ライダービルド
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1、マシンビルダー+ライオンフルボトル@仮面ライダービルド
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める。
1:助けちまったし、しばらく一緒にいた方が安全だろ、多分。
2:でも時折酒臭いんだよな……。
3:プロテインの貴公子はダサくねえだろ!
[備考]
※参戦時期はVシネマ『ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス』終了後です。
※元の体ではないのでビルドドライバーでは変身できません。
※エボルドラゴンへの変身アイテムはセットでひとつの支給品となっています。(元の持ち主はきくり)
※クローズマグマナックルとドラゴンマグマフルボトルも同様にセットでひとつの支給品です。
※エボルドライバーでクローズマグマナックルが使えるのか確証が持てていません。
【廣井きくり@ぼっち・ざ・ろっく!】
[身体]:伊吹萃香@東方Project
[状態]:健康 、泥酔(小)
[装備]:ラブギターロッド@スイートプリキュア
[道具]:基本支給品、伊吹瓢@東方Project
[思考・状況]
基本方針:まだ、死にたくはないなー……。
1:ひとまずは、万丈のお兄さんと一緒にいようかな。
2: 私の担当、ギターじゃなくてベースなんだけどなー。
3:無限にお酒が出てくるのさいこー!
[備考]
※参戦時期は後続の書き手にお任せします。 少なくとも結束バンドのメンバーとは知り合った後です。
※鬼としての身体能力や『密と疎を操る程度の能力』は問題なく使用可能ですが、本人は泥酔しているので全く気づいていません。
※体の違いの為、元の体よりアルコールに強いです。
[身体]:伊吹萃香@東方Project
[状態]:健康 、泥酔(小)
[装備]:ラブギターロッド@スイートプリキュア
[道具]:基本支給品、伊吹瓢@東方Project
[思考・状況]
基本方針:まだ、死にたくはないなー……。
1:ひとまずは、万丈のお兄さんと一緒にいようかな。
2: 私の担当、ギターじゃなくてベースなんだけどなー。
3:無限にお酒が出てくるのさいこー!
[備考]
※参戦時期は後続の書き手にお任せします。 少なくとも結束バンドのメンバーとは知り合った後です。
※鬼としての身体能力や『密と疎を操る程度の能力』は問題なく使用可能ですが、本人は泥酔しているので全く気づいていません。
※体の違いの為、元の体よりアルコールに強いです。
【エボルドライバー+ドラゴンエボルボトル+ライダーエボルボトル@仮面ライダービルド】
仮面ライダーエボル・ドラゴンフォームへの変身セット。
人間用に調整されたドライバーで、人体実験やネビュラガスの有無など、変身者の肉体の適性は問わない。
まとめてひとつの支給品扱い。
仮面ライダーエボル・ドラゴンフォームへの変身セット。
人間用に調整されたドライバーで、人体実験やネビュラガスの有無など、変身者の肉体の適性は問わない。
まとめてひとつの支給品扱い。
【ビートクローザー@仮面ライダービルド】
桐生戦兎が開発したクローズ用の剣型武器。
刀身の温度が上がるほど切れ味が増す特性を持ち、フルボトルを装填して使うこともできる。
このアイテム単体で支給されている訳ではなく、ドラゴンの成分を含むボトルでライダーに変身した場合に召喚できる武器という扱い。
その為支給品の括りとしては、上記のエボルドラゴン変身セットの中に含まれる。
桐生戦兎が開発したクローズ用の剣型武器。
刀身の温度が上がるほど切れ味が増す特性を持ち、フルボトルを装填して使うこともできる。
このアイテム単体で支給されている訳ではなく、ドラゴンの成分を含むボトルでライダーに変身した場合に召喚できる武器という扱い。
その為支給品の括りとしては、上記のエボルドラゴン変身セットの中に含まれる。
【クローズマグマナックル+ドラゴンマグマフルボトル@仮面ライダービルド】
オレンジ寄りの赤で、大きめの拳の形をしたナックル。
そのままナックルとして使っても高い威力を誇るが、本来の使い方はドラゴンマグマフルボトルと合わせてビルドドライバーに装填する、仮面ライダークローズマグマへの変身アイテム。
エボルドライバーでも使用することが可能で、その場合現実でDXエボルドライバーとDXクローズマグマナックルを連動させた時と同じ変身音が鳴る。
だが、万丈はまだ使えるのか確証が持てていない。
オレンジ寄りの赤で、大きめの拳の形をしたナックル。
そのままナックルとして使っても高い威力を誇るが、本来の使い方はドラゴンマグマフルボトルと合わせてビルドドライバーに装填する、仮面ライダークローズマグマへの変身アイテム。
エボルドライバーでも使用することが可能で、その場合現実でDXエボルドライバーとDXクローズマグマナックルを連動させた時と同じ変身音が鳴る。
だが、万丈はまだ使えるのか確証が持てていない。
【マシンビルダー+ライオンフルボトル@仮面ライダービルド】
桐生戦兎が使っているバイク。
普段はスマートフォン型のアイテム、ビルドフォンの形で小型化されているが、フルボトルを装填することでバイクへ変形する。
ハンドルの中心にあるスマートフォンの時と共通のモニターをタッチすることで、ヘルメットの召喚も可能。
その場に止まって一回転しながらの打撃攻撃、スカイウォールの垂直な壁を登り降りする、といった常識はずれな運転ができる。
ライオンフルボトルはバイクへの変形用としてセットで支給されている。
桐生戦兎が使っているバイク。
普段はスマートフォン型のアイテム、ビルドフォンの形で小型化されているが、フルボトルを装填することでバイクへ変形する。
ハンドルの中心にあるスマートフォンの時と共通のモニターをタッチすることで、ヘルメットの召喚も可能。
その場に止まって一回転しながらの打撃攻撃、スカイウォールの垂直な壁を登り降りする、といった常識はずれな運転ができる。
ライオンフルボトルはバイクへの変形用としてセットで支給されている。
【伊吹瓢@東方Project】
伊吹萃香がいつも持ち歩いている瓢箪。
酒虫という、少量の水を多量の酒に変える生物の体液が塗布されている為、酒が無限に湧き出てくる。
ただし、一度に出てくるお酒の量は瓢箪のサイズまで。
実は武器としても使用可能。
伊吹萃香がいつも持ち歩いている瓢箪。
酒虫という、少量の水を多量の酒に変える生物の体液が塗布されている為、酒が無限に湧き出てくる。
ただし、一度に出てくるお酒の量は瓢箪のサイズまで。
実は武器としても使用可能。
【ラブギターロッド@スイートプリキュア】
キュアビートの使用するギター型の武器。
フェアリートーンが付属していない為浄化技は使えないが、ビートバリアやビートソニックなどの基本技は使用できる。
キュアビートの使用するギター型の武器。
フェアリートーンが付属していない為浄化技は使えないが、ビートバリアやビートソニックなどの基本技は使用できる。
◇◇◇
「……ったく、とんでもねぇ力だな、仮面ライダーってやつは」
体についた砂埃を払って立ち上がる。
若干痛むが、行動には支障ない程度だ。
振り返って、自分が激突した地面を確認する。
若干痛むが、行動には支障ない程度だ。
振り返って、自分が激突した地面を確認する。
―――そこにあったのは、巨大なクレーターだ。
もし生身でモビルスーツに吹き飛ばされたら、おそらくこんなクレーターができるだろう。
そんな規模の衝撃の痕跡だった。
もし生身でモビルスーツに吹き飛ばされたら、おそらくこんなクレーターができるだろう。
そんな規模の衝撃の痕跡だった。
この攻撃をダイレクトに受けたのに、自分の体は軽傷で済んでいる。
傭兵として戦場を渡り歩いてきたサーシェスの常識からすれば、あり得ない事態だ。
この体の本来の持ち主が特別頑丈、というわけでもない。
傭兵として戦場を渡り歩いてきたサーシェスの常識からすれば、あり得ない事態だ。
この体の本来の持ち主が特別頑丈、というわけでもない。
執行官だのシュビラシステムだのは聞いたことがないが、要するに主の指示で犯罪者を捕まえる猟犬だ。
ならば多少鍛えてこそいただろうが、普通の人間だったはず。
体の影響ではなく、自分も変身していたからこそ、この程度で済んでいるのだろう。
ならば多少鍛えてこそいただろうが、普通の人間だったはず。
体の影響ではなく、自分も変身していたからこそ、この程度で済んでいるのだろう。
「ま、こいつの使い勝手がわかっただけでも大きな収穫だった……ってことにしとくか」
使っていたドライバーを眺める。
バイクのハンドル部分だけを切り拭いたような、奇妙なベルトだった。
珍妙な代物だが、これがなければ既にサーシェスの命はなかったことは間違いないだろう。
バイクのハンドル部分だけを切り拭いたような、奇妙なベルトだった。
珍妙な代物だが、これがなければ既にサーシェスの命はなかったことは間違いないだろう。
最初にあの女を見かけた時、その肉体の力は人間離れしていると肌で感じた。
何かデータがあるわけではない。ただ、長年殺し合いの場に身を置いていたサーシェスの傭兵としての勘だ。
だからこそ、ベルトの力を試すにもちょうどいいと思い戦いを仕掛けたのだ。
何かデータがあるわけではない。ただ、長年殺し合いの場に身を置いていたサーシェスの傭兵としての勘だ。
だからこそ、ベルトの力を試すにもちょうどいいと思い戦いを仕掛けたのだ。
だがその精神は、戦いとは一切無縁の一般人だった。
あれでは、あの身体の秘めているだろう力も宝の持ち腐れだろう。
確かに俺は戦争が好きだが、弱い相手を一方的に嬲るのが趣味ではない。
せっかくなら強敵との白兵戦を望みたいところだ。
あれでは、あの身体の秘めているだろう力も宝の持ち腐れだろう。
確かに俺は戦争が好きだが、弱い相手を一方的に嬲るのが趣味ではない。
せっかくなら強敵との白兵戦を望みたいところだ。
その点でいえば、あとから割り込んできたアイツは面白い。
先ほどとは逆に、肉体は何の変哲もない普通の少女のもの。
……その精神は、場数を踏んで戦い慣れした、おそらく男の物だ。
先ほどとは逆に、肉体は何の変哲もない普通の少女のもの。
……その精神は、場数を踏んで戦い慣れした、おそらく男の物だ。
普段の自分の体との違いをものともせず、こちらを変身解除まで追い込んだ。
仮面ライダーというものへの、慣れと知識の差はあるだろう。
それでも、あの肉体であの戦闘力は驚異的だ。
仮面ライダーというものへの、慣れと知識の差はあるだろう。
それでも、あの肉体であの戦闘力は驚異的だ。
「アイツみてえな奴がもっといるんなら、面白れぇ戦争になりそうだなぁ!」
【アリー・アル・サーシェス@機動戦士ガンダム00】
[身体]:東金朔夜@PSYCHO-PASS サイコパス 2
[状態]:健康 、疲労(小)、ダメージ(小)
[装備]:アクセルドライバー+アクセルメモリ+エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:この戦争を楽しむ。
1:さっきのライダー……多分、女じゃなくてガキだよな?アイツを見つけたら今度こそ殺す。
2:でもま、ひとまずは参加者の情報を集めるべきか。情報不足で足元救われてちゃ元も子もねえ。
3:執行官、主人の指示通り敵を狩る猟犬……ねぇ。結局こいつも俺も、同じ穴の狢って訳だ。
[備考]
※参戦時期は本編2nd seasonのどこかです。詳細は後続の書き手にお任せします。
[身体]:東金朔夜@PSYCHO-PASS サイコパス 2
[状態]:健康 、疲労(小)、ダメージ(小)
[装備]:アクセルドライバー+アクセルメモリ+エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1
[思考・状況]
基本方針:この戦争を楽しむ。
1:さっきのライダー……多分、女じゃなくてガキだよな?アイツを見つけたら今度こそ殺す。
2:でもま、ひとまずは参加者の情報を集めるべきか。情報不足で足元救われてちゃ元も子もねえ。
3:執行官、主人の指示通り敵を狩る猟犬……ねぇ。結局こいつも俺も、同じ穴の狢って訳だ。
[備考]
※参戦時期は本編2nd seasonのどこかです。詳細は後続の書き手にお任せします。
【アクセルドライバー+アクセルメモリ@仮面ライダーW】
仮面ライダーアクセルへの変身セット。
アクセルメモリの力を限界まで引き出すための設計がされており、アクセルメモリとエンジンメモリしか基本使用できない。
ドライバーとメモリのセットでひとつの支給品扱いとなる。
仮面ライダーアクセルへの変身セット。
アクセルメモリの力を限界まで引き出すための設計がされており、アクセルメモリとエンジンメモリしか基本使用できない。
ドライバーとメモリのセットでひとつの支給品扱いとなる。
【エンジンブレード+エンジンメモリ@仮面ライダーW】
照井竜が使う対ドーパント用多機能型大型剣。
マキシマムスロットが搭載されておりガイアメモリのマキシマムドライブを発動することができる。
ただし重量が剣とは思えないほどあるため生身での使用には向かず、アクセルへ変身して使うのが前提となる。
専用のギジメモリであるエンジンメモリとセットで支給されている。
照井竜が使う対ドーパント用多機能型大型剣。
マキシマムスロットが搭載されておりガイアメモリのマキシマムドライブを発動することができる。
ただし重量が剣とは思えないほどあるため生身での使用には向かず、アクセルへ変身して使うのが前提となる。
専用のギジメモリであるエンジンメモリとセットで支給されている。
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