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  • 真贋バトルロワイヤル
  • この願い、たとえ魔法がなくたって(後編)

真贋バトルロワイヤル

この願い、たとえ魔法がなくたって(後編)

最終更新:2025年02月08日 22:52

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 「ずいぶんやられちまったようだなオニイチャン。
 テメエは後だ。他の連中もどんな力を持ってるか分かったもんじゃねえからな。」

 黒い稲妻を帯びた一撃を受け倒れこんだ左虎。
 強敵が重症であることを確認し、ドゴルドは悠々と忍者に背を向けた。
 刃を毛髪(かみ)で防いだにも関わらず、呪力の混ざり合う衝撃は左虎の臓腑にまで衝撃(ダメージ)を与えていた。
 吐き出した血を飲み込みながら、先ほどまでとは鋭さが段違いの一撃に左虎の顔がわずかに青ざめる。
 防御に用いた左腕の骨にヒビが入っていた。髪で防御していなければ骨折どころか腕そのものが切断されていたかもしれない。
 忍者の耐久力でこのダメージ。
 左虎はまだしもマジアアズールでは、黒い稲妻が迸る攻撃には耐えられない。 

 黒い稲妻が偶発的に起きた現象であることを、ドゴルドは感覚的に理解していた。
 狙って出すことは出来ないだろう。あの場で一番強い左虎にぶつけられたのは幸運と言う他ない。
 だが同時に、今まで感じていなかった力が体の中を流れていることに気づいていた。
 茅場晶彦の調整により与えられた技能技術の数々がこの体には流れている。

 事実として、黒閃の効果で今のドゴルドは潜在能力を120%引き出された状態だ。
 羂索が選定した冥黒の五道化を体に取り込み。後天的にチューニングされた複数の能力。
 それらを十全に引き出せるようになったのが今の激怒戦騎のドゴルドだ。
 重傷を負った忍者と魔法少女含む4名が勝つ可能性は、主観的にも客観的にも限りなく0にまで落ちていた。

 ふらつきながら左虎が駆けだすが、ドゴルドの動きはそれよりも早い。
 呪力を知覚できるようになった今のドゴルドが最も警戒するのは、同じく術式を有するドラゴン少女。

「今度こそあばよドラゴン娘!!
 文句はテメエにその力を与えやがった羂索に言え!!」
「ひっ……!!」

 距離を取ったマイ=ラッセルハートの努力も空しく、数秒の加速で激怒戦騎は2人のすぐそばまで追いついた。
 喧嘩上刀に呪力を纏わせ、迸る稲妻もその熱が高まっていく。

 シェフィにとっての死が、すぐそばまでに迫ってくる。
 その光景は何かに覆われて見えなくなった。
 穏やかな温かさの中。マイ=ラッセルハートが自分をかばうように抱きしめているのだと。シェフィは気づいた。



(――なんで?なんでわたしはこんなことを?)

 対するマイは、自分の行動が理解できずにいた。
 ドゴルドの殺意は本物だ。左虎でさえ耐えられない一撃、マイごとシェフィを両断しておしまいだろう。
 自分の願いのため戦うマイ=ラッセルハートに、シェフィをかばう理由は無い。
 他の参加者を生かす理由も、助ける理由も、守る理由も存在しないはずだ。

 今まさに命を奪われそうなドラゴン娘をマイは見る。
 目前に迫る絶望を前に、光も色も失った顔。
 いつかの過去、最愛の両親を巻戻士たちに見捨てられた少女の顔と、その顔はよく似ていた。
 ひょっとしたら、マイはシェフィのことを救世主たちを恨んだ誰かと重ねたのかもしれないが。
 今のマイには関係のないことだった。
 分かることは、ここでマイ=ラッセルハートは死ぬということ。

 何かが切り裂かれたぐじゅりという音が、マイの耳に届く。

 ――刃が背中を切り裂き、骨を砕き、血が流れる。
 ――心をへし折る激痛と、焼かれたような熱が背中を襲い、苦しみの中マイ=ラッセルハートの命は消える。
 ――見ず知らずの少女を殺すついでに、彼女の復讐は終わる。

「あれ?」

 そんな未来が、いつまでたってもやってこない。
 音は聞こえた。呪いの籠る戦騎の刃は確かに何かを斬ったはずだ。
 嫌な予感とともにマイ=ラッセルハートは振り返る。

「だい……じょうぶ……ですか?」

 そこには、魔法少女(ヒーロー)が立っていた。

 ドゴルドと2人の間に仁王立ちするように少女が立ちはだかっていて。
 すぐそばの草むらに攻撃を受け止めてくれたのだろう氷の刀が、ぽっきりとへし折れ落ちていた。

 少女は振り向いて、マイとシェフィに笑顔を向ける。
 ――もう大丈夫だよ。
 幼さの残る少女のあどけない、それでいてとても綺麗な笑顔に、そんな言葉をかけられた気がした。
 愛らしい白い衣装はばっさりと切られ、胸から腹にかけてできた痛々しい傷からごぽごぽと赤い気泡が立ち上っている。

 茫然として、言葉がでない。
 マイの腕から顔を出したシェフィの顔がアズールの存在にわずかにほころび。
 流れ出る鮮血を見て一瞬で青ざめた。

 「あじゅーる!!!!」
 「2人とも……無事……ですね。
 よか……っ……た。
 こんど……こそ、わたし……は……」

 それ以上の言葉は、マイとシェフィの耳には届かなかった。
 微笑から色と光が失われ、魔法少女は力なく大地に倒れこむ。
 胸から深々と斬り降ろされた傷から、夥しい鮮血が朝焼けの森を染めていった。

 「マジアアズール。お前はよくやったよ。」

 ドゴルドの言葉が、どこか悲し気に聞こえる。
 NPCと銘打たれているが、おそらくこいつは運営側。鎧の中には人間が入っているのだろう。
 その人物から見ても、マジアアズールという少女は勇敢な戦士だったのか。失うのは惜しいと思わせるほどの人物だったのか。
 尋ねることは出来なかった。
 どこか吹っ切れたように戦騎は刃を振り上る。
 未だマイとシェフィに迫る死は、終わってなどいないのだ。

 「だが、テメエの犠牲はただの犬死だ!!!
 腹立たしいがこれが俺の役目なんでな!!」

 刃が迫る。
 稲妻が落ちる。
 今度こそ殺さんと迫る『死』に、抵抗の意思と共にマイ=ラッセルハートは懐中時計を向けて叫んだ。

「編集(エディット)!!!!」

 赤黒い稲妻が時計から溢れ、ドゴルドの脳を書き換える。
 マイ=ラッセルハートの能力はアンドロイドのレモンにさえ有効だ。相手が人間であるかどうかは全く関係がない。
 マイ自身が知らなくとも、鎧であるドゴルドにも問題なく編集は出来た。

 編集(エディット)を選んだことに、明確な理由は無い。
 削除(デリート)では覇世川左虎に抵抗された。刃を振り下ろす数秒を稼げるか分からない。
 だから逆を選んだ。
 ただそれだけのことが、ここで戦う4人の未来を変えた。

 どうでもいい記憶。限りなく無害でくだらない記憶。
 誰かの日常。ありふれた会話。意味のない情報。
 激流のように流し込まれる記憶を前に、ドゴルドは振り上げた剣を落とし。頭を抱えてもがきだした。

 「効いてるじゃんドゴルドっち!!」
 「俺の脳にゴミのような情報を流すんじゃねえ!!!」

 何を流したのか、マイ自身にもよく分からない。
 どこかで拾ったつまらない記憶だろうか。
 キバクの奴が長々と爆弾トークをした時か?
 それとも3時(スリーオクロック)に育児の愚痴を聞かされたときか?
 あるいは、マイ=ラッセルハートの思い出か?

 どれでもよかった。
 どうでもよかった。

「左虎っち!5秒足止めしてこっちに来て!支給品(カード)を使う!
 お嬢ちゃんはさっきの氷!彼女の傷口を塞いで!!できる!?」

 編集は数秒しか持たないだろう。だがそれで十分だ。
 こちらに駆け寄る覇世川左虎と、手元で必死に少女に呼びかけ続けるシェフィに、マイは叫ぶ。

「うん……やる!!!」

 マイの言葉に、シェフィは力強く頷いた。
 怖い。悲しい。辛い。どうして。助けて。
 言いたい言葉はいくらでもあった。
 ――アズールを助けたい。
 その思いは、シェフィの中にあるどの感情よりも強かった。

 シェフィが本来持つ氷の魔力はまだうまく使えない。
 それでも必死に出したソードスキルの扱い方を、シェフィの体が覚えていた。
 氷凝呪法。本気を出せば建物1つ凍結できる呪いが、勇敢な少女の傷を優しく塞いだ。

「左虎は……承知した!」

 マイの言葉に、左虎は足を強く踏み出した。
 本来、あの場所でマイを守るのは自分がすべきはずだった。
 左虎が不甲斐ないばかりに、少女に苦痛を背負わせた。
 その怒りが、責任が、自責の念が。忍者に倒れることを許さない。

 口から漏れ出そうな弱気(ネガ)に憤慨(ヘイト)。
 忍者は全てを飲み込み、髪を振るう。
 左虎の髪が周囲を冷却し、多湿の地面から無数の氷柱をせりあがらせる。

「暗刃・異型!逆垂氷」
「絶好調の俺に、こんな氷が効くかよ!!!」

 ドゴルドと参加者を分断する防護壁(バリケード)。
 憤怒の稲妻はその全てを、クッキーを割るかのようにバリバリと破壊しつづける。
 本来は怪獣(ごくどう)の炎すら耐えられる氷柱も、こちらが弱体(デバフ)り相手が黒閃(キマ)っていては有効打にはならない。
 それでも、左虎がマイ達に合流する時間を稼ぐことには成功した。

 マイ=ラッセルハートはシェフィと左虎がそばにいることを確認し、倒れる魔法少女を右手でしっかり抱きかかえる。
 残った左手でポケットからカードを一枚取り出し、天高く掲げた。

「同行(アカンパニー)オン!蛇腔病院!」

 マイの呪文(スペル)に反応し、光を帯びたカードが4人を包み込む。
 流星が逆転するように地から天に星が飛び。氷柱を砕き切ったドゴルドの前には誰も残っていなかった。

 今更の話だが、四人が居た場所はゲームエリアの南西部分。ちょうど禪院家やキリトの家のそばであった。
 そこから北側の施設である蛇腔病院にまで飛んだのだ。その光は多くの参加者の目に留まったことだろう。
 ドゴルドの目にもその光ははっきりと映っている。

 「ちっ、逃げやがったか。
 この俺様がガキの1人も倒せねえとはな。腹立たしい!!」

 苛立たしく木を蹴り飛ばすと、爆発したようにばっくりと木は裂け倒れる。
 遠雷のように轟いた破壊の振動は、一体何人の耳に届いただろうか。
 ドゴルドにとっては、空蝉丸に届いていればいい。
 あの黒い稲妻。あの力をもう一度出せれば、空蝉丸だろうと敗けやしない。
 沸き上がる闘志が、止めどなく溢れる怒りが。
 呪力という形を成して、無いはずの臓腑を煮えたぎらせていた。


 【エリアI-4/森林/9月2日午前6時】
 【ドゴルド@獣電戦隊キョウリュウジャー】
状態:ダメージ(中) 全身に浅い裂傷と凍傷 正常、怒り(大)、戦意(大) 黒閃と自身の力に対する高揚と困惑(大)
肉体:???(女性なのは確定)
装備:喧嘩上刀@獣電戦隊キョウリュウジャー
令呪:NPCモンスター扱いの為無し
道具:なし
基本:十全の状態で空蝉丸と決着を付ける。
01:プレイヤーどもを痛めつけて戦隊どもを引っ張り出す。
02:ヒースクリフ共、縛りを破ったら分かってんだろうな?
03:あの4人(小夜・シェフィ・マイ・左虎)を相手に1人も倒せねえとは、腹立たしい!
04:マジアアズール……覇世川左虎……、中々の相手だな。
05:あの黒い稲妻は一体なんだ?
参戦時期:死亡後 
備考
※単純な復元による復活ではなくヒースクリフたちにより再錬成される形での復活な為、巨大化などのデーボモンスター固有能力を喪失している代わりに呪力、ソードスキル、ブレイブなどを使える様になっています。
※NPCモンスター扱いの為、令呪無し、名簿に記載無し、支給品無しです。
※使ってる肉体が女性の為、魔戒剣をはじめとした生物的に男性であることが前提条件の武器や能力を使えません。
※黒閃を決めたことにより一時的に能力が向上しています。いつまで有効かは後続の書き手様にお任せします なお本人詳しい効果については気づいていません


 ◆◇◆◆◇◆

 蛇腔病院の手術室。
 そのベッドの上に、水神小夜の姿はあった。
 マジアアズールの姿を保ち続けているのは、ヒーローとしての決意の表れか。
 発育の良い身体は凍り付いたように色を失いはじめ、血管から零れる赤血球が増えるにつれ呼吸がとぎれとぎれになっていく。
 服には無数の焼け焦げで穴があき、右肩からその細い体を裂くようにドゴルドに与えられた傷が深々と残る。
 左虎とシェフィによって冷やされ止血されているが、数分と経たずに彼女が死ぬことはマイどころかシェフィから見ても明らかだった。

「たしゅけて!!!あじゅーるをたすけて!!!」

 マイの白衣を掴み、赤子のように泣きじゃくるシェフィをどうにかマイはなだめすかす。
 この場で助けられる可能性がある人物は一人しかいない。
 その一人である左虎は寄せ集めた医療器具で応急処置を繰り返しながら、苛立たし気に顔を歪めている。

「どう、左虎っち。」
「……手は尽くす。だがバグスターウイルスで弱体(デバフ)った今の左虎では死を遠ざけるが手一杯。
 なんと、なんと無力(ヤブ)か。すまぬマイ先生。」

 腹の傷は深いが、早々に凍結させたことで流れ出た血液は少ない。
 それでも、傷は内臓にまで達し骨も血管もどれだけ切れたか分からない。
 幸い蛇腔病院は非常に大きな施設だ。
 オペ室の設備も必要な消耗品も、ここには一通りそろっている。
 足りないのは時間と技量。
 今の覇世川左虎では、この重症患者を短時間で救うのは――――

「……令呪を使ったら。」

 驚愕と共に覇世川左虎はマイを見る。
 マイ=ラッセルハートの口から告げられた言葉に、左虎は心臓を鷲掴みにされたような気持になった。

「マイ先生。しかし……」
「どうなの左虎っち。”今の左虎では”って言ったよね。
 本気の左虎っちなら。あの子を救済(すく)えるの!?ねえどうなの!!」

 左虎の胸倉をつかみ、マイは叫ぶ。
 泣いているのか怒っているのか、どちらとも取れない表情をしていた。

 「……可能性は格段に上がる。
 だが、良いのか?左虎はマイ先生のために戦うと決めた。使うのが左虎の令呪とはいえここで消費(つか)うのは……」
「じゃあアンタは!いま救済(すく)える命をここで見捨てるのかよ!!」

 視界の片隅でシェフィが「ひっ!」と怯えた声を上げた。
 左虎自身、マイがこれほど前に声を荒げるとは思っていなかった。
 マイ=ラッセルハートの慟哭のようなその言葉。
 絶対に許せない誰かに向けるような目を前にして、否定も反論も左虎にはできない。
 胸倉をつかむ手を優しく重ね、医者は恩師に優しく視線を落とした。

「不甲斐無(ダサ)い真似をさせてすまぬ。マイ先生。」

 必死の形相をした『恩人』を前に、左虎は己を恥じる。
 救える命を救う前に諦めるなど、自分はどうにかしてしまったのだろうか。
 そのような決断、普段の左虎ならば絶対にしなかっただろう。

「聖帝大学医学部付属病院の医師として……この魔法少女の命は必ず救済(すく)うと約束する。
 ……すぐにでも手術を行う。マイ先生はその娘を連れて退室願いたい。
 それと、マイ先生の支給品にある箱を借りたい。許容(よ)いか?」
「いいよ。その代わり。
 その子は、必ず助けて。」
「必ず。」

 泣きじゃくるシェフィを連れて、マイ=ラッセルハートは退室する。
 退室する直前に、左虎は恩師を一瞥する。
 一瞬だけ見せた顔は今にも泣きだしそうな弱弱しいもので。
 なぜだか左虎は、その顔が頭から離れなかった。


 ◆◇◆◇◆

 ドアの閉まる音と共に、部屋に残ったのは医者と患者だけ。
 目の前にいる勇気ある患者(まほうしょうじょ)。
 今の彼の使命は、彼女の命を救済(すく)うこと。

 「魔法少女の手術(オペ)を開始する。
 意識はないだろうが針麻酔を行う、変身は解除(と)かぬように頼む。」

 左虎が息を整えると同時に、左手の痣がわずかに光り、花弁が落ちるように外側が欠けた。
 全身を包んでいた倦怠感が消え。99.9秒間だけ覇世川左虎は忍者として全霊の力を発揮できる。
 ・・・・・・・・・・・・・・
 忍者としてではなく医者として。全てをマジアアズールの治療に捧げる。

「いざ。」

 右胸にある麻酔のツボを素早く刺し。鋭き髪でアズールの傷跡を切開。
 傷口を凍らせた氷を削り取り、一滴も体内に零れないように細心の注意を払う。
 あふれた血をガーゼでふき取って、左虎の卓越した目が傷口を余さず捉える。

 雷を帯びた喧嘩上刀で斬られた傷は、致命傷には相違ないが予想していたより浅かった。
 魔法少女の肌は鞭で尻をシバかれようと傷が残らず、溶けたロウを垂らされても跡が残らない。
 常人より数段強度な肌が、ドゴルドの剛剣にも防御として機能していた。
 それでも腹の中の惨状に、左虎の手はコンマ数秒だけ止まる。
 肋骨が4本折れその全てに焼け焦げた跡がある。肺や心臓を貫かなかったのは幸運と言う他ない。
 胃、十二指腸、肝臓、上行結腸。
 主な臓器は痛々しく血に染まり、その全てに抉るような裂傷が残る。電熱のせいか一部分は焼け焦げていた。
 常人なら死んでいた。覇世川左虎が居なければ水神小夜も同じ末路を辿っていただろう。

 だが、左虎が驚嘆(ビビ)ったのは水神小夜の精神力(ガッツ)だ。
 腹を断裂(き)られ、燃焼(や)かれる。それはいったいどれほどの激痛か。痛みだけで死んでしまっても不思議ではない。
 忍者である己ならともかく僅か14の少女が耐えきり。あまつさえシェフィとマイを安心させる言葉を投げかけた。
 同じことが出来る人間が、この会場にいったい何人いることだろう。

「この傷を受けてあの不敵(ヒロイック)な笑みを……。
 なんという強靭(つよ)き娘よ。
 お前のような者を救済(すく)えねば、医者としても忍者としても左虎は左虎を許さんだろう。」

 炭化(し)んだ骨を削り、肋骨をしっかりと繋ぎとめる。
 素早く焼け焦げた部分を切り取り臓器を縫合。周囲にある大きな血管も縫い合わせ出血を抑えた。
 それでも輸血は必要になる。腹をさばいているのだから当たり前だ。
 血液型が分からないので専門の検査機――マイ先生から借り受けたオコノミボックスが元だ――で調べている。
 幸い蛇腔病院はそう小さな病院ではない。保管してある血液製剤くらいはあるはずだ。

 1分経過。
 臓器、骨の処置はほぼ完了し皮膚の縫合に移る。
 焼け焦げた切り口をそのままにしては跡が残るし感染症の原因にもなる。
 処置のできない箇所は切開し消毒を行う。
 幸いアズールは14歳の少女。
 皮膚の再生力に関しては大人よりずっと高く、このままの縫合でも十分治る見込みはある。
 術式が完了する頃には、アズールの呼吸はかなり落ち着いた状態だった。

 「お前の勇気の勝利。左虎は心より賞賛(リスペクト)しようぞ。マジアアズール。
 しばし昏睡(ゆめごこち)だろうが、お前の強さを左虎は……我ら3人は知っている。
 何よりこの左虎が治療したのだ。すぐに目覚める。」

 最終の確認を終え、胸を切り裂く傷を左虎は髪で縫い合わせる。
 覇世川の髪は秘薬により無菌。如何なるものより人体に馴染む優秀な縫合糸。
 抜糸の必要さえなくマジアアズールは戦線復帰できる。
 それが名医 覇世川左虎の無手の手術だ。

 手術開始から99秒。
 マジアアズールが傷を負ってから、約5分。
 彼女はそれだけの時間耐え抜き、今なお生き続けてくれている。
 弟弟子よりなお若く、それでいて勇敢なる患者に微笑みかけて左虎は告げる。
 医者の勝利を。魔法少女の勝利を。

 「施術(オペ)完了。」

◆◇◆◇◆

 「あじゅーる助かる?助かるかな?」
 「助かると思うよ。」

 手術室前の長椅子に2人は腰を下ろす。
 マイの服をぎゅっと掴みシェフィはプルプルと震えている。
 森の中でも思っていたが、水神小夜と変わらない年頃にしては情緒が幼すぎる。
 エピソード記憶どころか意味記憶さえ失っているのだろうか。
 自分ならシェフィの記憶を戻せるかもしれないが、どうするべきか。

「マイ。」
「ん?」

 マイの耳に入るシェフィの声は、妙に落ち着いていた。
 年相応とまではいかないたどたどしい発音だが、先ほどまでよりはっきりと意思の込められた声で。

「マイは、たすけてほしかったの?」

 核心をついたような言葉を、竜の少女は投げかけた。
 シェフィを前に見せた緩い表情が、少し崩れそうになる。

「どうして、そう思ったの?」
「だってさっきのマイ。さいしょにであったアズールとおなじかおしてる。」
「どんな顔よ。」

 思わずツッコんでしまった。中身幼稚園児なのに。
 マイの知るアズールは勇敢に立ち向かう正義の使者だ。
 その顔が今のマイと同じとは、イメージが出来ない。
 第一、今のマイの感情の変化を情緒が幼いシェフィは理解できるのだろうか?

 「こわいかおしてた。
 ぐしゃぐしゃなかおしてた、わらってたけどたのしくなさそうだった。
 このこのって。たたいてきたけど、いたくなかった。
 いたがってたのはアズールのほう。
 たすけてって。たすけてって。いってないけどずっといってた。」
「……」

 よく見ている子だなと、マイは目の前の少女の評価を改める。
 要領を得ない言葉ながら、何が言いたいのかは見えた気がした。

 マジアアズールはきっと、このゲームに来る直前になにか心が折れるような経験をしたのだ。
 自分の正義を失うような。
 心の平穏を奪われるような。
 信じていたものが砕け散るような、マイには想像もつかない。壮絶な何かを。

 彼女だって年若い少女だ。中学生か高校生くらいだろうか。
 精神だって未熟だし不安を抱える多感な時期。簡単に心が割れてしまう青い世代だ。
 覇世川左虎の記憶の中に似たような子供たちがいたことを、マイは思い出していた。
 顔にガムテープを巻いた殺し屋集団。
 割れた子供達(グラス・チルドレン)と名乗っていたか。
 夢を失い、未来を失い。人を殺さなければ生きていけない子供達。
 一手間違っていれば、アズールの顔にもガムテープが貼られていたかもしれなかった。

 記憶の中で見たグラス・チルドレンは、左虎ら忍者にに本気の殺意をぶつけ続けた。
 泣きそうな顔で。怒りをむき出しにした顔で。この世全てを恨んでいるような気味の悪い笑みを浮かべて。
 シェフィが見たアズールも、そんな顔をしていたのだろうか。
 ――今のマイ=ラッセルハートも、そんな顔をしているのだろうか。

 そうだと言われたら、何も言い返せない自分がいた。

「私はもう助けられてるんだよ。
 だから、ええと……シェフィでいいのかな?
 うん、シェフィっちが気にするようなことじゃない。」

 マイ=ラッセルハートだって、心が割れるような経験を経てここにいる。
 マイを含んで400人が死ぬはずだった事故に、巻戻士達は派遣され不慮の事故で死ぬ者たちの命を救った。
 400人の犠牲のうち、398人を救い、彼らは姿を消した。
 失われた命は、マイの両親だけだった。
 彼らは失われてもいい命として、マイの両親を選んだ。
 少なくともマイにはそれ以外の認知は出来なかった。

 その不平等が、許せない。
 正義の顔をして命を選ぶ彼らが許せない。
 孤独になり、絶望に落ちた彼女はクロックハンズのリーダー1時(ワンオクロック)に救済(すく)われ時空犯罪者(クロックハンズ)になった。

「さっきは怒鳴ってごめんね。びっくりさせたよね。」

 ――「じゃあアンタは!いま救済(すく)える命をここで見捨てるのかよ!!」

 自分でもあんな荒々しい言葉が出るとは驚きだった。
 バグスターウイルスにより低下した左虎の技術を取り戻す方法は、令呪を使うしかない。
 左虎の令呪の使用権は、編集(エディット)によりほとんどマイが握っている状態だ。

                        ・・・・・・・・・・
 マイ=ラッセルハートにはアズールを救うか否か。命を選ぶことができた。
 その立場に立った時、『救わない』という選択肢はマイから消えた。
 誰かを見殺しにする道を選んで、大嫌いな巻戻士と同じ偽善者には死んでもなりたくなかった。

 「左虎っちなら、きっとアズールを助けてくれる。だから――」

 シェフィっちも心配しないで。
 そう言いかけようとしたマイの肩に手を伸ばし、シェフィがマイを抱きしめた。
 ちらっとシェフィの顔が見えた。
 純真な幼子がするとは思えない、陰を帯びた顔だった。

 「……シェフィっち?どうしたの?」
 「マイのうそつき。
 だったらなんで、くちからちをはいてるの?
 マイ、すごくいたそう。」

 言われたマイが唇に手を当てると、指先がかすかに赤く染まる。
 唇を嚙み切るほど歯を食いしばっていたことに、今の今まで気づかなかった。
 いったい今の私は、どんな表情(かお)をしていたの?
 ここには仮面は無い。シェフィは私の顔をずっと見ていた。
 少なくとも、救われた人間がする顔じゃないことは確かだった。

 とんとんと。シェフィの腕がマイの背中を叩いている。
 マイを抱きしめる腕は、アズールよりも、左虎よりも、マイ本人よりもずっと細い。
 それでも抱きとめられる優しい力に、暖かな温もりに、ずっと揺らがなかった何かが、揺らぎかけてしまう。

 「だいじょうぶ。」

 幼子とは思えない。残酷なほどやさしい声がした。
 記憶が断片的に戻ってきているのだろうか?
 だとしたら、シェフィはきっと『救う側』の人間なのだろう。
 マジアアズールや覇世川左虎と同じ。
 マイ=ラッセルハートとは道を違える。そんな存在なのだろう。

 「な……。」

 何を言おうとしたのかは、自分にもわからなかった。
 言葉が出てこない。
 喉の奥まで出かかった何かが、呼吸と共にぬけていく。

 「私が来たから、大丈夫。」
 「!!!」

 シェフィの言葉が、ある世界のNo1ヒーローから与えられたものだと、マイは知らない。
 それでも、その根拠のない言葉が。何の保証もない言葉が。マイの胸の何かに強く刺さった。

 それは、誰かを安心させる言葉。
 救いを求める誰かに、平穏を与える福音。
 その言葉を受けたマイの頬を温かな何かが静かに伝った。

 「大丈夫……か。」

 誰かにそう言ってほしかったのかもなと、マイは思う。
 シェフィでも、アズールでも、左虎でも、巻戻士でもいい。

 森の中で、どうして自分がシェフィをかばったのか。マイは初めて自覚した。
 死を前に絶望した少女の姿を、両親を失い心を壊した己と重ねたのだ。
 あの時マイ=ラッセルハートは、確かにシェフィを救いたいと思ったのではないだろうか。

 マイ=ラッセルハートは心のどこかで、全てを救うヒーローを求めていたかもしれない。

 自分を助けた巻戻士を、一度はヒーローだと思った。
 そのヒーローが、ただ二人マイの両親だけを見殺しにした。
 だから、全部救えるヒーローなんていないんだ。いるはずがないんだ。
 あの日のマイの心を割った、ただ1つの絶望だった。

 あの時、大丈夫と言ってくれたら。
 そう力強く言える誰かと出会えれば。
 あの日の誰かは、パパとママも救ってくれたはずだ。
 だったら、私は今も、大好きなパパとママと一緒に暮らせて。
 だったら私は、時空犯罪者になんかならないで。
 誰かを殺してまで『平等』を求めるような人間にはならなかったかもしれない。

 そう認めたい幼いマイはいた。
 今も心の中にいるかもしれない。
 もしどこか、本当に全てを救おうとがむしゃらに頑張る誰かに出会えれば。
 その誰かを認めたい思いは、マイの中にも確かにある。



 「遅いよ。」


 ――――だが、それだけだ。
 全てを救おうとする巻戻士と、ここにいるマイは出会っていない。
 自分が救われたいと。救われていないという考えを、マイは肯定出来なかった。

 全てを救うヒーローは、マイの元には現れなかった。
 マイの両親は死んだ。
 巻戻士(ヒーロー)はただの偽善者だ。
 傲慢に命を選ぶ、不平等の象徴だ。

 救われたいと願った情景を、マイはかき消した。
 全て終わった話だと。いまさら何をしても遅いんだと。
 一抹の希望を消し去った心の中に、仮面をつけた誰かが立ってるのが見えた。
 時計のような仮面は、ちょうど11時を指していた。

 「もう終わったことなんだよ。
 全部全部。終わったんだ。
 進んだ時間はもう戻らない!戻っちゃいけないんだ!!!」

 お前の言葉に何の意味もない。
 私は救われたいなど思っていない。
 そんな上っ面な叫びをヒステリックにあげて、マイはシェフィを突き飛ばした。

 「きゃっ!!!」

 ビニル床の廊下にシェフィは背中から叩きつけられる。
 背中の痛みに怯むシェフィに、衝動的に時計を取り出し、マイは叫ぶ。
 シェフィに向ける血走った眼は、泣きはらしたように真っ赤に腫れていた。

「削除(デリート)!」

 マイ=ラッセルハートが呟くと、懐中時計が赤黒く光る。
 ドゴルドが出した黒い火花とはまた異なる、乾いた血のような悍ましい光。
 人の記憶を改竄(かきかえ)る。人の人生を愚弄(もてあそ)ぶ。
 『救う側』の人間とはかけ離れた光が、シェフィの中にわずかに残る記憶を焼き尽くす。

「マイ……」

 薄れゆく意識の中、シェフィの目にマイの顔が映る。
 唇をぎゅっと結んだその表情は、公園で泣いていたアズールとよく似ていて。

 たすけをもとめる、かおをしていた。

 ◆◇◆◇◆

 左虎の手術は無事に完了した。
 「魔法少女の姿のままであったから成功した。変身を解除(と)かなんだ彼女の功績ぞ。」
 左虎はそう言っていたが、腹を切り内臓を縫い合わせる手術を令呪の有効時間内に終わらせた覇世川左虎の超絶(チート)な技術があってこその結果なのは間違いなかった。
『己の心臓を抜き取り弟に移植する』という、異次元(バグワザ)めいた術式をこなした彼の記憶も、まぎれもない事実なのだろうなとマイは思った。

 アズールの輸血を終えた左虎に周囲を見回らせながら、少女達の記憶をマイ=ラッセルハートは編集していく。
 ベッドの上で昏睡(ねむ)りつづける水神小夜は改竄をすんなり受け入れる。
 トレスマジアとして悪の組織と戦った彼女の人生。
 マジアベーゼによる屈辱に屈しそうになった彼女の姿は、やはりマイの前で勇敢に闘った少女の姿とは重ならない。
 今の勇敢な姿こそ、本来の彼女なのだろう。

 小夜に寄り添うように眠るシェフィには、マイが弄るまでもなくほとんどの記憶がなかった。
 脳はブラックボックスだ。下手に弄って元々喪失していたシェフィの記憶が蘇っては本末転倒。
 シェフィの他人を気遣える精神性に、アズールや左虎と同じものをマイは見ていた。
 シェフィの記憶がよみがえれば、高い確率でマイの敵になるだろう。
 だから彼女の戻らない記憶には手を付けず、名簿と一致した”キャル”という名前を中心に削除(デリート)したうえで軽い記憶を植え付けるに留めた。

 作業を進めながら、マイ=ラッセルハートは考える。

 覚悟は揺らいでいない。マイの目的は依然変わらずバトルロワイヤルに勝利すること。
 そのために左虎を、今はシェフィとアズールも利用して。他の参加者を皆殺しにする。
 邪樹右龍どころかトレスマジアやキャルまでもが出会ってはいけない相手になってしまったが、それに見合った戦力は手に入った。
 ドゴルドを放置したことも、結果としては他の陣営の戦力を削ぐ結果になる。これでいい。

 水神小夜に令呪を使ったことも、マイは後悔していない。
 マイ=ラッセルハート。クロックハンズ11時(イレブンオクロック)の原点。
 マイを含んだ400人が死ぬはずだった事故で、マイの両親だけを救わなかった不平等な巻戻士への憎悪。
 そんなマイだから、救える命を救わないという選択は出来なかった。
 それはマイにとって、誰かを殺すよりずっとずっと許せないこと。

 「アタシはあいつらとは違う。
 だから、これでいいんだよ。」

 巻戻士はヒーローじゃない。
 全てを救うヒーローはいない。
 怨みは消えない。
 過去は変わらない。
 マイ=ラッセルハートの未来も、変わらない。

 腹の中に渦巻く泥が漏れ出たかのような。冷たい声をひとり零す。
 頭の中で囁く声は、すでに消えてしまっていた。
 代わりに、ベッドの上から「んん……」と幼げな声が漏れる。

「起こしちゃったかな?」

 努めて穏やかな言葉で寝起きの少女に相対する。
 一瞬焦ったが、ほとんど削除(デリート)の必要がないシェフィの編集は殆ど完了していた。
 彼女の記憶は戻っていない。
 最初に会った時と同じ、情緒の幼い空虚な少女のままだ。

 シェフィは母親を見るかのように緩んだ笑顔をマイに向ける。
 マイも負けじと丸眼鏡をつけ、にっこりと緩んだ笑顔をシェフィに返す。
 先ほどまで暗い眼をして2人の脳を改竄(いじ)くっていた人物だとは、とてもじゃないが思えないほどに、その表情(かお)は明るかった。

「マイてんてー。」
「そう、アタシはマイ=ラッセルハート。
 あなた達の先生だよ。シェフィっち。」


【エリアB-6/蛇腔病院内部/9月2日午前6時】


【水神小夜@魔法少女にあこがれて】
状態:ダメージ(極大・治療済み) 意識不明 
 "削除(デリート)"により一部記憶欠損、"編集(エディット)"影響下
服装:学生服(ボロボロ)
装備:トランスアイテム@魔法少女にあこがれて
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:マイに従う。
01:ドゴルド……あの強さで参加者じゃないなんて。
02:シェフィちゃんとメガネのお姉さん 2人を守れたのなら良かった
参戦時期:アニメ7話、原作2巻Episode10の終盤
備考
※マイの編集(エディット)により、バトルロワイヤルのルールを把握しました
※現在意識不明となっています。左虎の治療のため胸に大きな縫い傷が出来ています。今後意識が戻るかどうかは後述の書き手様にお任せします
※マイ=ラッセルハートの"削除"及び"編集"の影響の為、トレスマジアを含む一部記憶が欠損しています。強い衝撃等があれば蘇るかもしれません

【シェフィ@プリンセスコネクト!Re:Dive】
状態:幼児退行(小) ドゴルドへの恐怖(中)"削除(デリート)"により一部記憶欠損、"編集(エディット)"影響下
服装:いつもの服
装備:雄英ヒーローズ・バトル@僕のヒーローアカデミア 
 ソードスキル:氷凝呪法@呪術廻戦
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:マイに従う
01:オールマイト、ありがと!
02:アズール、もうだいじょうぶだからね。
03:ケンジャクっておねーたん、こわい
04?:マイてんてー。だいすき
参戦時期:幼児退行が治って無かったころのどこか
備考
※具体的な参戦時期は後の書き手様にお任せします。
※精神状態が精神状態なので、このバトルロワイヤルについて色々とよくわかっていないと思われます。
※マイ=ラッセルハートの"削除"及び"編集"の影響の為キャルを含む一部記憶が欠損しています。強い衝撃等があれば蘇るかもしれません

【覇世川左虎@忍者と極道】
状態:ダメージ(大) "削除(デリート)"により一部記憶欠損、"編集(エディット)"影響下(マイ先生)
服装:忍者衣装
装備:
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:マイに従う
01?:マイ先生の懇願(たのみ)を断る左虎ではない
02:あの少女 峠は超えたが目覚めるかどうかは精神(ガッツ)次第か
参戦時期:死亡後
備考
マイ=ラッセルハートの"削除"及び"編集"の影響の為、邪樹右龍・繰田孔富含む一部記憶が欠損しています。強い衝撃等があれば蘇るかもしれません。

【マイ=ラッセルハート@運命の巻戻士】
状態:健康
服装:白衣
装備:マイのタイムマシン装置@運命の巻戻士、オコノミボックス@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:優勝して、不平等な世界を変える
01:左虎っち・小夜っち・シェフィっちを利用する。優勝したら左虎っちの両親を蘇らせてもいい
02:タイムマシンの使用は慎重に。削除と編集も使い所をなるべく考える。
03:巻戻士は許さない。
04:私は優勝する。そのために皆を利用する。その意思は揺るがない
05:――――助けてほしいなんて。私は望んでいない。
参戦時期:クロノたちと出会う前
備考
※編集(エディット)の過程で、『忍者と極道』『魔法少女にあこがれて』『プリンセスコネクト!Re:Dive』の世界についてのある程度の知識を得ました

【支給品紹介】

 ソードスキル:氷凝呪法@呪術廻戦
 ・シェフィに支給
 氷を生成する術式
 幼児化している現時点のシェフィでは断片を凍り付かせる程度の出力が限界だが、本来ならば巨大な氷塊を生み出すくらいは軽々行える強力な術式

 同行(アカンパニー)@HUNTER×HUNTER
 ・覇世川左虎に支給
 念能力者専用ゲーム、グリードアイランドで使用されていたスペルカード。
 呪文と名前を宣言する事で、自身を含んだ数名の人間を指定した場所に移動させる

010:この願い、たとえ魔法がなくたって(前編) 投下順 011:1つ問おう!ヴィラン共の企みを阻止する次代の象徴には何が必要だと思うかね?そう……ヒロインだ!
時系列順
水神小夜 051:マイ=ラッセルハートの暗躍カルテ
シェフィ
マイ=ラッセルハート
覇世川左虎
激怒戦騎のドゴルド 055:Reason for(前編)

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