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  • マイ=ラッセルハートの暗躍カルテ

真贋バトルロワイヤル

マイ=ラッセルハートの暗躍カルテ

最終更新:2025年04月27日 09:03

sinjitsurowa

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だれでも歓迎! 編集
 ナハトベースから蛇腔病院に向かう道筋は、拍子抜けするほどスムーズに進んだ。

 他の参加者に出会うこともなければNPCモンスターに出会うこともない。
 ナハトベースの周囲に広がる荒れ地のような空間から、B-6エリアに入り舗装された道路を進んでも、敵の影どころか気配さえ感じない。
 ディアッカ・エルスマンからしてみれば都合がいいことこの上ないが、クルーゼが関わるような殺し合いでこんなスムーズに事が進むのは不気味に思えた。

「すぐ南にテレビ局があるし、このあたりのNPCモンスターはあのルルーシュがもう手を付けてるのかもしれない。彼には人を従える魔術か何かがあるみたいだしね。」
「確かにな、ああもはっきりと他の参加者に喧嘩を売る奴だ。
 勝算も無しにそんな真似はできないだろうし、手駒くらい用意してて当然か……ぞっとしねえ話だな。」

 藤丸立香の言葉をディアッカはため息交じりで返す。憶測というにはあまりにも可能性の高い事態にマシュも空蝉丸もホシノも渋い顔をしていた。
 彼の推測は当たらずも遠からず。
 NPCモンスターに出会わなかったことは彼らの幸運も働いたが、ルルーシュの指揮下に収まったことでNPCモンスターの数が減少していたのは事実である。
 現在7時前。既にルルーシュは人型・機械型を中心に多数のNPCを指揮下に収めていたが。彼らはまだそのことを知らない。

「それに、すでに動いている者がルルーシュだけとは限らないでござる。
 150人もの人間を殺し合いの場に呼ぶ以上、積極的に殺しに動く者の10や20はいると見るのが自然。
 既に大きく趨勢が動いている場所もあるやもしれぬ。」
「それって、さっき言ってた黒い何かの話?」
 ホシノの言葉に「うむ。」と空蝉丸はらしくもない険しい顔で返す。

 数十分前、ドゴルドが南にいると感じ取っていた空蝉丸は、周囲の警戒もほどほどに南に視線を向けていた。
 より正確にはルルーシュのいるテレビ局の方向……彼から見て南東部。
 そこで彼は、わずかな瞬間”何か”を見た。言葉にするならば遠くに見えるビルの隙間に映り込む、黒いドームのようなもの。
 その正体はF-7区画で闇檻の魔女が引き起こした区画の大破壊、その断片である。

「ビルの隙間に一瞬だけ見えるごくごく小さなものであった。遠くに見える建造物よりさらに奥。仮に起きたとしたら相当南……それこそテレビ局より南でござろう。
 わずかしか見えなかったゆえ、普段なら見間違いだろうと気にも留めないところだが。」
「……まあ、こんな状況じゃ何があってもおかしくはないが。」

 呆れたような返しながら、ディアッカの顔つきは険しい。
 振動も魔力も伝わらないほど遠くで起きた事態故に、彼らの中でその事件に気づいたのはたまたま南を見ていた空蝉丸だけだったのだ。

 無論、その原因も分からなければ、そこから命からがら逃げのびた5人のことも彼らは知らない。
 その現象が何なのか、その元凶が誰なのかも、今の彼らは知る由もない。
 ”何か”が起きた。かもしれない。
 今の彼らの手物にある情報はそれだけだ。
 だが、だから気にしなくていいと切り捨てる者はここにはいなかった。

「空蝉丸の見間違いの線は無しの方向かな~?」
「アルジュナ・オルタなんて化け物みたいな奴が参加してるんだ。何が起きても”ありえない”と言うほど平和ボケはできねえよ。」
「しかしテレビ局より南で起きた”何か”が拙者にまで見えるとなると、規模としては区画1つに影響を与えるほどではないか?」
 顔を突き合わせるホシノ・ディアッカ・空蝉丸。
 3人の視線が自ずと藤丸立香に向く。
 区画1つに影響を与える何かを起こせそうな存在。その心当たりが3人には1つだけあった。
 立香はしばし考えこみ、頬をかきながら答えた。

「多分、アルジュナ・オルタなら”区画1つ滅ぼす”ことは出来ると思う。」
「まあ……そう答えるよね。
 念のため聞くけど、それって制約を加味した上での発言?」
「クルーゼが他のサーヴァントじゃなくてわざわざアルジュナオルタを選んだ以上。彼の能力のすべてが封じられているとは考えられない。
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 その上で言うと、制約を加味しても、区画1つならアルジュナオルタは滅ぼせる。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 そのでなければ参加者に彼を選ぶ理由がない。」
 アルジュナ・オルタは本来、単独で世界を滅ぼし創り替えられる神霊(サーヴァント)。
 仮に一切の制約無くこの殺し合いに参加しているならば、開幕と同時に会場を消し飛ばして話が終わることだろう。

 無論、この場のアルジュナ・オルタは闇檻の魔女や宇蟲王同様権能の多くを封じられている。
 だがそれはあくまで制限であり制約であるが、他者と均等にまで揃えたわけではない。
 ましてや相手はアルジュナ・オルタ。戦闘機並みの実力と称されるサーヴァントを鎧袖一触で討ち滅ぼせる異聞の王なのだ。
 確証をもって告げられた立香の返答に、ディアッカとホシノは何度目か分からないため息をついた。

「……筋が通っているのがなんかムカつく。」
「同感だ。リツカのことはそれなりに信用しているが、そんな奴と殺し合いするとか考えたくねえ。」
 反論や反証ではなく。純粋な忌避感から2人は眉をひそめた。
 小鳥遊ホシノもディアッカ・エルスマンも決して弱者ではない。
 特に小鳥遊ホシノはキヴォトス最高の神秘とまで称され、自身以外のアビドス生をまとめて相手取っても圧勝できる実力がある。
 その2人をもってしても、アルジュナ・オルタの前では赤子同然といっても過言ではない。
 制約があることを考慮しても”敵”と認識されるラインにさえ届かないだろう。
 その事実を頭では理解しながら何かが反論せずにはいられない。
 子供じみた言い方をすれば。はっきり言ってプライドが傷ついていた。

「……せめて拙者の見たドームがアルジュナ・オルタのものであることを期待する他ないか。」
 空蝉丸の反応は若者2人に比べ穏やかなものだった。
 藤丸立香の言葉を素直に理解し、単体で勝てる相手ではないのだろうと冷静に理解している。
 年齢故の落ち着きもあるが、デーボスや宇蟲王など規格外の怪物などと戦った経験がおおいに生きた形である。

 空蝉丸は知っている。規格外の怪物は実在するということを。
 空蝉丸の危惧は、自分が見た黒いドームが”アルジュナ・オルタによるものかどうか”に向いていた。
 つまり、区画1つに影響を与えられる規格外の怪物が、アルジュナ・オルタ以外の存在する。その可能性にいち早く気付いている。
 遅れて気づいた3人の思いは、「やめてくれよセミのオッサン。そんな核爆弾みてえな連中が2体も3体もいたら手の打ちようがねえ。」というディアッカの言葉に集約されていた。

 「皆さん!どうやら到着したみたいですよ!!」
 難しい顔をした4人は、前を行くマシュの明るい声に視線を上げる。
 物々しい名前とは裏腹に、その実態は地域に根ざした6階建ての総合病院。
 どこにでもありそうな蛇腔病院の姿を前に、その名前の物々しさからナハトベースのような異質なものをイメージしていた彼らは気が抜けたように顔を見合わせる。

 ほっとしたような微かな笑みを浮かべあった彼らの表情は。
 ―― 蛇腔病院の目の前にあった。乾ききっていない小さな血だまりを前に、一瞬にして青に染まった。

「なんだよ……これ。」
 5人の胸の内を表すように、誰かが呟く。
 ぽたりぽたりと誰かの足音を残すように、血だまりから続く血痕が病院の中へと歩んでいた。

 ◇◆◇◇◆◇

 見える限りでは、蛇腔病院にはNPCモンスターもいなければ、消毒液が混ざったような病院独特の空気感もない。
 かつかつと音を立てて登るディアッカと空蝉丸の足音だけが響いた。

「ううむ。ホシノ殿たちが心配でござる。
 ディアッカ殿、やはり分かれて動くべきではなかったのではないか?」
「気持ちは分かるがな、ここはあくまで物資の補充のために立ち寄っただけだ。
 長居するほど誰も疲れちゃいないし、そんな余裕もないぜ。特にオッサンとホシノはそうだろ?」

 ドゴルドがこの会場にいる。それも名簿にない以上十中八九敵である。
 その存在をただ一人感じ取れる空蝉丸は、若いディアッカの手前平静を装っているが、内心はアビドスに向かいたいホシノと変わらないくらいは焦りがあった。
 その気持ちを見透かされ、「いやはや……ディアッカ殿はよく見ておる。」と困ったように空蝉丸は返した。

「それに……」
 俯いたディアッカ。空蝉丸の視線も彼の足元に寄せられる。
 入り口から続く血痕は階段の上にも乾ききらずにはっきりと残っていた。

「病院の入り口から血痕がぽたぽた残ってんだ。
 この病院には誰かいる、それも間違いなく負傷している奴がな。」
 「そうでござるな……。」
 空蝉丸の声はわなわなと震えている。ディアッカには彼の気持ちが痛いほど分かる。
 殺し合いが本格化して二時間。空蝉丸の危惧した通り自体は大きく動いていて。負傷者も出ている。
 その事実がガツンと2人の胸にのしかかっていた。

 かつかつと、再び音を立てて階段を上る。
 蛇腔病院の入り口から垂れ続けた血痕は、3階にある「手術中」と書かれたランプのあるドアの前で途切れた。

「……手術室。だと?」
 重症者が運び込まれる場所としては最も適切な部屋ではある。
 だがそれはこの病院が正常に運営されていればの話。
 無人の病院で、手術室に運び込んで何の意味があるんだとディアッカは首をかしげながら扉を開けたが……中には誰もいなかった。

 だが手術室の中には、軽く調べるだけでも誰かが使用した形跡が山のように見つかった。
 中央に置かれた手術台には最近掃除されたかのように綺麗であり、ゴミ箱には血に濡れたガーゼや包帯があふれんばかりに残り、使用済みの輸血パックも見つかった。
 一方でメスなど明らかな手術器具――大半はディアッカにも空蝉丸にも用途どころか名前も分からない――は殆ど手を付けられていなかった。
 まるで誰かがここにある道具を使わずに、手術を完遂させたかのようであった。

「そんなことがありうるのか?」
「ありうるんじゃねえのか。
 医学に長けた参加者もいるだろうし、支給品を使った可能性もある。
 俺たち参加者は世界も技術もバラバラなんだ。想像だにしないことの1つや2つ起こるだろうぜ。」
 感心したように頷く空蝉丸を前に、ディアッカは続けた。

「それに、これはいいニュースと取るべきだ。
 山ほど出血して輸血してるような奴が、自分一人で治療できるとは思えねえ。」
「治療ができるような仲間がいる。ということでござるか。
 その者が無事かどうかはこれから調べる必要があるが。拙者としては一安心でござる。」
 心底嬉しそうに笑う空蝉丸に 「ああ、実にグレイトだ。」とわずかな安堵と共にディアッカも答えた。
 マシュのような例もあるとはいえ相手がコーディネイターでた。ある可能性は限りなく低いが、それでも安堵できた自分が何だか誇らしく思えた。

「となると、俺たちはその誰かに話を聞かなきゃならねえ。俺やホシノの知り合いかもしれねえしな。
 そうでなくても別世界の知識や支給品のあれこれと、他の参加者と会って得られる情報は少なくねえ。」
「そうでござるな。
 上手くいけばドゴルドとの戦いやアビドスに向かうための戦力を増やせるかもしれぬ。」
「……顔見知りならともかく、軍人として普段なら民間人を戦場に出すような真似はしたかねえが。今この場においては軍属だの生まれだの言ってられねえしな。」
 強調するような言葉とともに、2人は自分たちのいる環境を再認識する。
 ディアッカは血痕の主を既に戦闘不能の負傷者……はっきり言って足手まといになるだけだと思っていたのだが(大っぴらに言うとマシュや空蝉丸に文句を言われるし、またホシノとやり逢う羽目になりそうなので黙っていたが。)、治療を受けており仲間もいるのなら認識を改めるべきだろう。
 数は力だ。ホシノがいる都合将来的に羂索ら運営との直接対決も視野に入ることを考えると、1人でも多く参加者と友好関係を築いておきたい。
 ディアッカのような軍人や空蝉丸のような達人ばかりではないだろうが、この殺し合いでは多少の戦力差は支給品で埋められる。人間サイズとはいえガンダムと生身で渡り合ったホシノがいい例だ。
 どちらかと言えば”小鳥遊ホシノという化け物相手に起動キー1つで渡り合えたディアッカ”という構図ではあるのだが……なんだかムカつくのでディアッカはそれ以上考えないことにした。

「それで、どこを探す?」
「しらみつぶしに探すしかあるまい。
 だが拙者ならば人の出入りが多い一階は選ばぬ。
 それに複数人で動いており戦闘で消耗しているのなら体力の回復を優先するのが自然でござろう。」
「なら病室か、この規模の病院なら入院設備くらいあるだろうし。そのセンで……」

「そこで何をしている。」

 今後の相談をしていた2人に、背後から男の声が投げかけられる。
 言葉には殺気が籠り、背中に冷たい刃を当てられたような感覚がディアッカと空蝉丸の全身を駆けた。
 冷汗を垂らしながら振り返ると、氷のような印象を与える儚げな美青年が、手術室の前で手刀を構えて立っていた。

「マイ先生の教授(おしえ)の通りよ。
 殺しに乗った者共は野犬(ノラ)のごとく血を辿り手負いを狙う。」
 ごくりと生唾を飲み込みながら、目の前に立つ無手の男――覇世川左虎に対してディアッカの感覚が警鐘を鳴らす。
 隣では空蝉丸がザンダーサンダーを構え、目の前の青年に意識を向けている。
 その様はまるで、牙を持つ狼を前にするかのような鬼気迫るものがあった。

(なんだよ……こいつ……。)
 生身の人間から発せられる、まるで最新型のモビルスーツ乗りを相手にするかのような殺伐とした空気。
 それは、ディアッカ・エルスマンにとって初めての経験であった。

 ディアッカは軍人ではあるが、現代日本とは大きく常識の外れたコズミック・イラの住人だ。
 彼のイメージする強者とは、遺伝子改造により優れた才覚を得た者たち(その限りではないと最近は思い始めているが)がモビルスーツを初めとした超常兵器を扱うことで成立しているものだ。
 その認識は多かれ少なかれ殺し合いの中でも変わらない。
 支給された武器や兵器の強さを重要視していたし。小鳥遊ホシノや空蝉丸の強さも彼らの持つ装備によって下駄をはいたものであると心のどこかで思っていた。

 眼前の青年――覇世川左虎はそうではない。
 武器は無く、兵器もなく、氷のような白い髪を伸ばした体格のいい青年だ。
 ソードスキルが与えられているかもしれないが、見える限りでは支給品らしき装備もない。

 普段の彼ならば武器もない人間など歯牙にもかけないだろう。
 ストライクガンダムを起動し、その兵装で両断できる。
 ディアッカの常識では非戦闘員に属するような男に、戦場のような緊張を感じずにはいられなかった。

(俺の勘が言っている。ホシノやセミのオッサンと同格か、下手したらそれ以上。
 俺が戦うとしても、ストライクガンダムを使ってようやく互角!
 そして起動キーの起動の隙をこの男は確実についてくる!
 セミのオッサンもそれを分かってるから、剣を構えたまま動かねえ……動けねえんだ!)

 変身も起動も覇世川左虎の前では多大な隙となる。
 相手も2人が雑魚(カタギ)ではないと察したのだろう。
 静寂だけが、手術室を支配していた。

「少しよいか。」

 最初に口を開いたのは空蝉丸だった。

「拙者たちは殺し合いに乗るつもりはないでござる。
 ここに来たのは医療品の回収と、殺し合いに乗ってない参加者との合流のため。」
「それを信じろと?
 露見(バレ)てるだろうが、左虎の仲間には負傷者がいる。
 貴様らが負傷した参加者を狙う卑劣漢(ハイエナ)でないという確証はない。」
「んだと!」
 青筋を浮かべて怒鳴ろうとしたディアッカを、空蝉丸が制止する。
 目の前の青年は、少なくとも聞く耳を持たない怪人ではない。対話ができるならそれに越したことはないと空蝉丸は考えていた。

「信じられぬのも無理もない。既に重傷を負った者がいるのはこちらも推測できるでござる。
 1つ尋ねるが、その傷を負ったものは無事でござるか?」
「勿論(もち)也。
 この左虎が全霊を持って治療(なお)した故。
 既に意識も戻り会話も成り立つ。」
「なんと、貴殿は医者でござったか。
 それに無事であるのなら、それに越したことはないでござる。」
 空蝉丸はほっと胸をなでおろし、正面に立つ男を見やる。
 指先を一点に揃えた独特の手刀を構えたままだが、殺気がわずかに和らいだ気がした。

「どうも無法の輩ではないようだ。
 そのような温和(ヌル)い笑顔(ツラ)を見せられては、疑うのも馬鹿らしい。」
「そう言いつつも隙が見えぬのは流石というべきか、相当の武人とお見受けする。
 貴殿をしてそこまで警戒させる相手は何者か?
 すぐ南にそびえるテレビ塔を占拠したルルーシュなる者でござるか?」
「……左虎らが戦ったのは参加者ではない。
 獅子の仮面をつけた、剣士のNPCよ。
 名をドゴルドと名乗っていた。」

 想像だにしなかった名前に、ディアッカと空蝉丸は目を見開いた。
 空蝉丸の感覚ではドゴルドがいるのは随分南のはずだったからだ。

「マジかよ!!」
「よもやドゴルドの名をここで聞くことになるとは!何たる重畳!」
「知己か?
 よもやドゴルドと友好(ツル)んでいたとは言うまいな。」

 痛々しい疑いの視線を向ける左虎とは裏腹に、投げかけられた空蝉丸は物憂げに答えた。

「逆でござる。
 一度だけ共闘したことはあるが……拙者と彼奴は因縁ある大敵でござる。」

 死んだはずの仇敵(とも)を思いだすような言葉に、左虎もディアッカも何も返すことが出来なかった。

 ◇◆◇◇◆◇

 包帯と消毒液を抱えた立香が戻ると、マシュが小袋にピンセットやガーゼをしまっていた。
 持ってきた器具を机の上に並べる立香に気づいたマシュが、「お疲れ様です。」と笑みを向けた。

「はい、包帯と消毒液。
 これくらいあれば足りるかな。」
「充分です。
 1人ずつに分けても問題なさそうですね。」
 手元にある4つの袋に、マシュが均等に包帯を割り振っていく。
 彼女が今作っているのは、そのまま持ち運べる簡易的な医療キットであった。

 1階の診察室に残る3人は他の参加者を助けるための医療器具を探していたが、ここで1つ誤算があった。
 持ち運びができる医療キットが1つしか見つからなかったのだ。
 ドゴルド側に向かう空蝉丸とアビドスに向かう面々に最低2つ。可能なら一人ずつ簡易の治療キットは欲しい。
 蛇腔病院は広い。探せば医療キットもいくつか見つかるだろうが、施設全体を探す時間は3人(特にホシノ)にはなく。
 代案として1階で見つかる医療器具で簡易的な医療キットをつくることにしたのだ。

「マシュちゃん。他に回収しておいた方がよさそうなものって何があるかな。」
 均等に消耗品を分けるマシュと藤丸に、脚立に乗ったホシノが尋ねる。
 2人の後ろにある棚を背伸びしながら探すホシノは、険しい顔をしていた。

「はい。包帯や消毒液は十分量ありますので、あとは薬剤類でしょうか。
 気休めにでも、解熱剤や痛み止めはあったほうがいいかと。」
「だよね。でもどれがどれだか……。
 見つかったキットと同じ薬を入れればいいにしても、名前が全部おんなじに見えるんだよねぇ……。」
 薬の入った箱や瓶を前にホシノはぼやく。
 カタカナで書かれた長ったらしい名前の薬では効能などまるで分からない。
 1つ1つ探す時間は3人にはないが、当てずっぽうで入れてしまう訳にはいかない。
 頭を抱えるホシノだったが。
 次の瞬間、どこか楽しそうな女の声が、ホシノの耳に届いた。

「解熱剤は右の棚の赤い箱。
 痛み止めは下の引き出しにある黄色いラベルの貼ってある黒い瓶だね。
 ちょっと強い奴がその隣にある緑の箱に入っているけど、絶対に二錠以上飲むなって左虎っちが言ってたから気を付けてね。」

 突然の言葉に「はへ?」と頓狂な声をあげたホシノだが、言われた通りのものを調べると確かに探していた効能の薬だった。

「あったー!ありがとうマシュちゃん!」
「……いえ?私は何も言ってませんが?」
「え?」
「え?」
 マシュのアドバイスだと思っていたホシノの顔が一気に曇り、その様子を見た立香とマシュも目をぱちくりさせる。

 少年少女がふためきと共に声のした場所――診察室の入り口に目を向けると、丸眼鏡をかけた白衣の女性が気の抜けた笑顔で3人を見つめていた。

 ◇◆◇◇◆◇

 「成程。事情は把握した。
 空蝉丸とドゴルドは因縁(えん)のある敵であり。空蝉丸の目的は彼奴をブッ殺すことだと。
 また小鳥遊ホシノは梔子ユメの縁者(みうち)故、アビドスに向かいたいということか。中々多忙(ハード)な状況とみうける」

 手術室前の椅子に腰かける左虎は、空蝉丸とディアッカの話を前にふむと頷いた。
 目的がはっきりしている上に殺し合いに乗るつもりのない相手。左虎にとっても空蝉丸やディアッカと敵対する理由はすでに無くなっていた。

「左虎の知るドゴルドの情報は先刻話した通りだが、空蝉丸の知る相手で相違ないか?」
「獅子の仮面。荒々しい剣技に「腹立たしい!」という口癖。
 ここまでくると疑いようもないでござる。」
「ではそちらは空蝉丸に任せるとしよう。
    ・・
 左虎も後輩を負傷(キズモノ)にされた故、どこかでお礼参り(リベンジ)したい気持ちはあるが……マイ先生はしばらくこの病院に留まるのならば左虎もそれに従わねば。」
 どこか引っかかる言い回しだなと空蝉丸とディアッカは思ったが、左虎は構わず続けた。

 「それに場所も遠い。何らかの技巧(スキル)か支給品(アイテム)なくば日が暮れようぞ。」
 「ホントだぜ。
 左虎の話通りなら、ドゴルドがいるのはここと真反対じゃねえか。」
 地図と照らし合わせながらディアッカは大きくうなだれた。
 彼らが今いるのはB-6だが。ドゴルドと戦った場所はH~Jの2~4のいずれかになるという。
 左虎らは瞬間移動できる支給品のおかげで移動ができたが、そのアイテムも使い捨てでもう手元にないという。
 サクラハリケーンで駆け抜けるにも、ずいぶん時間がかかりそうだ。
 空蝉丸は「南」と言っていたが、何もここまで遠くなくてもいいだろとディアッカは毒づいた。

「しかし鎧を纏った人間ではなく鎧そのものがドゴルドだとは。流石に驚嘆(ビビ)ったぞ。」
 ドゴルドの正体は鎧を纏った武人……ではなく、獅子の鎧そのものだ。
 戦ったキョウリュウジャーたちでさえその事実を知ったのは空蝉丸が鎧に取り込まれていることを知った時で、数度の戦いでは気づくことが出来なかった。
 左虎を初め先にドゴルドと戦った面々が気づかないのも無理からぬ話だった。

「しかしそうなると――ドゴルドはNPCではなく支給品という可能性(パターン)も考えられるのではないか?」
「ああ。そういう可能性は考えてなかったな。」
 意識の外にあったなとディアッカは感心したように顎に手を当てた。
 ドゴルドの正体が生きた鎧というのなら、自分のストライクガンダムやルルーシュの映像にあった仮面ライダーのような、装着するタイプの支給品の可能性もある。
 ドゴルドが生きた鎧だということは空蝉丸から聞いていたが、その”中身”については全く意識の外だったのだ。

 ドゴルドが支給品であれば、ドゴルドの中身が参加者である可能性だって考えられる。
 当初の予想通りNPCだとしても参加者の体を乗っ取っているかもしれない――事実として空蝉丸がドゴルドに乗っ取られた過去がある――し、そうでなくとも中身が人間である可能性は高いのだ。
 ディアッカはあまり好戦的とは言えない空蝉丸が、ひょっとしたらドゴルドとの戦いを考え直すのではないかと疑ったが。

「どちらにせよ変わらぬ。
 水神小夜でござったな。年端もいかぬ少女を……他の参加者をドゴルドは既に傷つけている。拙者の知る頃と露も変わらぬ危険な存在。
 であるのならばそれを倒すのが拙者の役目に相違ない。」

 ディアッカの考えを一周するかの如く、空蝉丸はドゴルドと戦う覚悟をはっきり口にした。

 使命だとか義務だとかそういう簡潔なものではなく。これが宿命と言わんばかりにその覚悟は重かった。
 左虎にもその覚悟は伝わったようで、氷の忍者は雷鳴の侍に笑みを浮かべた。

「1つ伝えねばならんことがある。
 稲妻に剣術。それはドゴルド自身の……あるいは空蝉丸を乗っ取った際に会得(パク)った技術(わざ)なのは分かる。
 だが空蝉丸の話には、『黒い稲妻』……否、『黒い火花』ともいうべき技が出てこなかった。」
「『黒い火花』?」
 コズミック・イラやキヴォトスのことを聞いたときと同じ、全く未知のものを前にした時の顔で空蝉丸は答えた。

「ああ、まるで彼奴の打撃と彼奴の中に流るる何らかのエネルギーが寸分の狂いなく重なり合ったかのような一撃(クリティカル)。
 これまでの攻撃も達人の技だったが、あの一撃を出してからは明らかにドゴルドの精度(キレ)が向上していた。」
「ふむ……拙者の知らぬ未知の力か。
 羂索やクルーゼの手によって何らかの改造を施されているかもしれぬな。」
「となると先の中身の話も事情が変わる。
 本来は意識がないドゴルドの”中身”も、ドゴルドの力を最大限利用できる人物が割り当てられている可能性さえ考えられる。
 仕込まれた未知の力ももう1つや2つあっても何ら不思議ではない。」
「ちょっとまて、それってつまり――」
                    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それはつまり、この場にいるドゴルドは、空蝉丸の知るドゴルドより強いということなのではないか?
 ディアッカ・エルスマンが抱いた危惧に、3人はそろって顔をしかめたのだった。


◇◆◇◇◆◇


 小鳥遊ホシノという人間は、ある種の二面性を抱えている。

 年相応とは言えない小さな見た目ながら飄々とした態度を崩さず、いつもぐうたらなめんどくさがりの昼行燈。
 例えば黒見セリカが小鳥遊ホシノのことを聞かれると、いろいろ小言を言ったりツンデレを発揮しながらも大意ではこのような人物だと評するだろう。
 その評価は間違いではないし、ノリがいい面なんかも素の小鳥遊ホシノである。

 だが小鳥遊ホシノは、元来非常に攻撃的な質である。
 梔子ユメを喪ったトラウマからか、大切なものを守るためには”大切なものを蔑ろにしてでも”1人で全部背負おうとする。
 排他的で人間不信な、自罰的ともいえる一面は未だ根深く残っている。

 羂索に梔子ユメの体が利用されたこと。
 殺し合いの会場にアビドス高校が存在すること。
 その他さまざまな理由はあれ、これらの事態にホシノは既にブチギレており。現代の飄々とした仮面は殆どはがれてしまっている。
 立香やディアッカに先の黒見セリカの総評を伝えても「「誰のことを言っているんだ??」」と困惑するだろう。
 ディアッカ・エルスマンとの戦いと空蝉丸の仲裁で一端の落ち着きを見せた彼女の攻撃性は、実のところ全く落ち着いてなどいなかった。

 行動を共にする4人はわずかに信頼を置いているが、その他の人間(アビドスの生徒と先生を除く)は未だホシノの敵である。

 マシュ・キリエライトは目の前の事態にどう対応すべきか戸惑っていた。

 白衣の女性――マイ=ラッセルハートと名乗った――は現時点では敵意があるようには見えなかった。
 覇世川左虎がディアッカたちに話しているように、マイは既に自分のあらましを3人に話していた。
 この病院には彼女と行動を共にしている参加者が3人いること、ドゴルドとの戦闘の後支給品により病院まで転移し身を休めていたこと。
 ディアッカと空蝉丸が追った血痕はその戦闘で仲間の1人――水神小夜が負った傷が原因であるということも分かった。
 マイの説明に矛盾や違和感はなかった。ドゴルドという名前が空蝉丸の言ったNPCと合致していたことも理由だった。
 何より、敵意や悪意のある参加者ならわざわざ自分たちの前に顔を出さず、不意打ちの1つくらいしてもおかしくないのではないか。

 マシュも立香もそのように考えたからこそ、声をかけた彼女のことを警戒こそすれ強く疑いはしなかった。
 だが、小鳥遊ホシノはそうではなかった。
 マシュと立香の向かいに腰を落ち着けるマイに対し、ホシノは疑いの目を向けていた。
 事実として、ホシノはマイの背にアタッシュショットガンの銃口を突き付けている。
 引き金に指こそかけていないが、はた目からはホシノがマイを脅しているようにさえ見えた。

 「随分なごあいさつだね。ホシノっち。
 何やら医療キットか何かを用意してたんじゃないの?そっちを優先しないでいいの?」
 その様子に怯えるも怒るもせず、どこか飄々とした言葉だった。
 薄ら笑いを浮かべたマイの態度が、ナメられているようでホシノには気に食わなかった。

「煩い。あとホシノっち言うな。
 まだ私たちは、貴女が何のためにここに来たか聞いてない。」
「だから、小夜っちの治療にこの病院の設備を使いたかったから。
 この部屋だって小夜っちのための塗り薬を取りに来ただけなんだよ。」
「……信用できない。」
 飄々とした態度を崩さないマイに対し、ホシノの苛立ちは募り続ける。
 マイ=ラッセルハートの言葉1つ1つに、取り繕ったような不気味さを感じて仕方がなかった。

「ど、どうしましょう先輩!
 このままホシノさんとマイさんの険悪な雰囲気が続くのは良くない気がするのですが。」
 一方で剣呑な空気に呑まれていたマシュだったが、せっかくの殺し合いに乗っていない(ように見える)参加者とこんな敵対的な対話をしていいものなのか心配だった。
 アルジュナ・オルタやドゴルドの存在もあって、1人でも味方が欲しいのが実情だ。
 立香も全く同じ気持ちで、マシュの言葉に深くうなずいた後、少し考えて口を開いた。

「この病院にはマイさん含めて4人いるんですよね。
 なんで今1人で1階に?危険じゃないんですか?」
「ああ、そのこと。まあ理由はいくつかあってね。
 まず、アタシはこの病院の監視カメラを把握してるからさ。リツカっち達が入ってきたのに気づいてたの。
 んで、ちょうど1階に用があったアタシがこっちに来て、上に向かった2人を左虎っちに見にいってもらっただけだよ。
 それに、アタシも戦えないことはないからね。」
 マイが右腕を掲げると、小指に氷のような装飾のある綺麗な指輪が嵌められていた。
 心遺物(メイド・イン・ハート)と呼ばれるその指輪は、ツィベタ=コオリスカヤという女の心を形にしたものである。

「それは支給品ですか?」
「うん。氷を生み出すことが出来るんだよね。
 ……あ、今はやんないよ。ホシノっちに撃たれたくないからね。」
「だからホシノっち言うな。」
 苛立ちを込めた言葉を吐くホシノに「はいはい」とどこか楽し気に返し、マイは続けた。

「それで3つ目の理由だけど。
 リツカっちたちはさ、この会場になんで病院があるかおかしいと思わなかった?
 羂索やクルーゼは殺し合いのためにアタシたちを呼んだのに、治療設備が生きている病院を用意する理由がないと思わない?」
「そういわれると……確かに奇妙ですね。」
 マシュだけでない、立香もホシノもマイの言葉に目を見開いた。
 わざわざアルジュナ・オルタやドゴルドを用意して、一般参加者にも起動キーや仮面ライダーへの変身能力を与えてまで行われる殺し合いに、治療施設は必要だろうか。
 相応に特殊な事例がない限りは不要だろう。
 では、特殊な事例とは何か。

「……これはまだ仮説なんだけど。
 アタシはこの蛇腔病院は、バグスターウイルスに関係があるんだと思う。」
 自然と、全員の視線が腕に取り付けられたレジスターに移る。
 この場にいる人間にとってバグスターウイルスは枷であり時限爆弾だ。自分たちの力を奪い、命に蓋をする忌々しい制約に他ならない。
 そのウイルスに関する情報となれば、値千金と言って差し支えない。

「根拠は?」
「さっきアタシがこの病院の監視カメラを把握してるって言ったよね。
 この病院、1階の何か所かに明らかな死角があった。
 通路の合間だったり、一見死角になっても気にならない場所ではあったけどね。
 ――多分この病院には、隠された部屋がある。」
「もしかしたら、そこにバグスターウイルスのワクチンか何かがあるかもしれないってこと?」
「流石にそう都合よくいかないだろうけど、資料くらいはあるかもしれない。
 羂索の言ってたエグゼイドって仮面ライダーなら、その資料からバグスターウイルスに関する情報を見つけ出せるかもしれないしね。」
 今度こそ全部言ったよ。そう言いたげにマイは両手を上げた。

「はい、アタシの憶測も含めた情報はこれでおしまい!ホシノっち、満足した?」 
 マシュと立香は納得したような眼差しを向けていたが、背後に立つホシノは苛立たし気な顔つきから変わらない。
「まあ、いいよ。
 真偽はともかく、話にならない手合いではないみたいだし。」
 ただ、ホシノも一応の納得はしたようで。「ホシノっち言うな」と忌々し気な顔つきをしつつもマイに向けられたアタッシュショットガンを下ろしていた。
 背後で銃を下ろす音に、マイは意外そうな顔を浮かべ振り返る。

「あれ。信じてくれるの。」
「これ以上疑っても、マシュちゃんや藤丸くんの迷惑になるだけだからね。
 今は敵じゃないみたいだから別にいい。それだけ。」
「ドライだねぇ。
 そこまで嫌われる様なことした覚えは……ああいや、違うのか。」
 ホシノの鋭く悲し気な目に、マイは見覚えがあった。
 どこで見たのだったか、思い出せずにまじまじとホシノを見つめる中。頭上に浮かぶ桃色のヘイローがふと目についた。

「ホシノっち。頭に浮かんでいる輪っか、羂索――いや、梔子ユメか。あの子に似てるけど、もしかしてお姉さんか何か?」
 一瞬だけびくりとホシノが震え、マイを冷たい目つきで睨みつける。
 わずかな逡巡の後、小さい体には似つかわしくないほど重々しい声で口を開いた。

「……学校の先輩。
 地図にあるでしょ、アビドス高校って。私はそこの生徒。」
「成程ね。羂索もアビドス生徒会長とか言ってたし。そういうこと。
 作っていた医療キットはアビドスに行くための準備ってことか。
 いいの?羂索がアビドスの名前を言っていた以上、あの場所に集まる人間は多いと思うけど。」
「関係ない。
 セリカちゃんを……先生を……。
 そしてもし本物なら……もしまた会えるのなら……。
 ……今度こそユメ先輩を助けられるのなら。それでいい。」

 それさえ守れるのなら、私は何とだって戦ってやる。
 それが自分の宿命だと。
 そう言いたげに強く重く言い切ったホシノは、診療室の扉に手をかけた。

「ホシノさん!どこに。」
「もうここに用はないでしょ。
 先にエントランスで待ってるから、上の2人とそこで落ち合おう。」
 ドアを開き、荒々しく閉める。
 これ以上言う事はないと、自分の事を喋りすぎたと。
 そう言いたげに、少女は退室した。

 残った部屋の中、神妙な空気の中マイはマシュと立香に尋ねる。

「マシュっち。リツカっち。
 もしかしてだけどさ。
 ……梔子ユメって、もう死んでたりする?」
「……はい。
 ホシノさんからは2年前に亡くなったと聞いてます。」
 「そっか。」

 ホシノが見覚えある目つきをしていた理由が、マイにはやっとわかった気がした。
 あれはマイ=ラッセルハートと同じ目だ。
 最愛の両親を巻戻士に見殺しにされ、憎悪と恩讐のままにクロックハンズに手を染めたマイ。
 彼女が怨敵である巻戻士を見るときと同じ目を、ホシノはマイに向けていた。
 黒見セリカを。『先生』を。
 アビドスを。梔子ユメを。
 傷つけるかもしれない敵として。ホシノの目にマイは映っていたのだろうか。

 マイ=ラッセルハートは守れなかった。
 失った両親はもはや戻ってこない。
 小鳥遊ホシノはどうなのだろうか。
 この会場には梔子ユメがいる。

 ――今度こそユメ先輩を助けられるのなら。
 ホシノの言葉がひどく耳に残っていた。
 彼女も一度、守れなかったんだなと。らしくもない同情をマイ=ラッセルハートは抱いていた。


「……今度こそ守れるといいね。ホシノちゃんの一番大事なもの。」
 ぽつりとマイは零す。
 マシュも立香も、その言葉に何も言えなかった。

 ――アタシにはもう、誰もいないからさ。
 扉の前で立ち尽くす小鳥遊ホシノには、マイの言葉がそんな風に聞こえてならなかった。


 ◇◆◇◇◆◇

「なるほどね。そっちでそんなことが……。」
「俺だってリツカの話を聞いて驚いたぜ。
 まさか一階にマイ先生って奴がいたとはな。」
「互いに無事でいられてよかった。
 話が分かる御仁達で幸運でござったな。」

 マイや左虎と別れ、5人は蛇腔病院のエントランスで顔を合わせる。
 ホシノは宣言通りエントランスの長椅子で微動だにせず座っていたし。ディアッカや空蝉丸が1階に戻るのはマシュと立香が戻るのとほぼ同時だった。
 各々得られた情報をまとめていく中。ディアッカが何か言いたげに手を上げた。

「1つ思ったことがある。
 ドゴルドへの対処だが、オッサン1人で行かせるのは反対だ。
 左虎の話じゃ、ドゴルドはオッサンが戦った時より強くなっているかもしれねえ。」
「ディアッカ殿!拙者は――」
 淡々と告げられたディアッカの言葉に空蝉丸は思わず立ち上がり、何か言いたげに顔を歪めた。

「現状ドゴルドが居ることを知っているのは左虎の一団と俺たちだけなんだぜ。
 ソウジとかいうオッサンの仲間はドゴルドの存在を感じられないんだろ?
 ドゴルドの正体がNPCであれ誰かの支給品であれ、この殺し合いの参加者にとっては完全なイレギュラーが滅茶苦茶つええとなると。真っ先に何とかしないと後々が怖いぜ。
 左虎と他3人が相手でもドゴルドを倒しきれなかったんだ。確実に倒すためにも複数人で挑むべきだ。」
「しかし……。」
「まさかオッサン、自分が死んででもドゴルドを倒すとか言わねえよな?
 そういうバカはこのチビだけで充分だ。」 

「誰がバカのチビだ!」と指さされたホシノを立香とマシュがなだめる横で、空蝉丸は考える。
 ディアッカの危惧はまさしく言う通り。ドゴルドの存在を感知できる空蝉丸が万が一にも負けてしまえば、存在を知られない怒りの戦騎が暴れまわることになる。
 侍の誇りとしてはいつかの決着がごとく正々堂々闘いたいが、その誇りを優先して無数の参加者に被害を出すことになってはパーフェクトには程遠いだろう。

「致し方あるまい。
 して誰がくる?
 生憎拙者の移動手段はディアッカ殿より頂いたバイクのみ。頑張れば二人乗りは可能だろうが……」
「なら、俺が空蝉丸についていくよ。
 あのナハトベースでも一件を考えるに、ホシノもディアッカも広範囲の戦いに向いている。
 アビドスに向かう参加者は多いだろうし、万が一乱戦になるのならマシュはともかく俺がどこまで力になれるか分からない。
 だったら俺が空蝉丸についていったほうがいいんじゃないかな?」
「だったら、マシュちゃんも連れていきなよ。」
 手を上げた立香にそう提案したのは、意外なことにホシノだった。

「いいの?アビドスに割く人手が減っちゃうけど……。」
「藤丸君。逆に聞くけど先輩と後輩を離れ離れにさせるようなことを、私が許すと思う?」
「ああ……。ホシノにそう言われたら……。」
 小鳥遊ホシノにそう言われては何も言えず、ばつが悪そうに頭をかいた。
 あまりに説得力のある言葉に、立香どころかディアッカでさえ無言で頷くばかりだった。

「マシュちゃんもそれでいい?」
「は、はい。
 ですがとなると問題は移動手段です。空蝉丸さんのバイクでは乗れて2人が限度ですし。
 先輩の支給品にどうにかなりそうなものはありませんか?」
「うーん……。
 実は起動キーなら1つあるんだけど、多分ディアッカのやつほど機動力があるものじゃないんだよね。」
 立香が取り出した起動キーは、バイザーを装着した銀色の機械人間のような姿をしていた。
 『ウルトロイドゼロ』という名前を持つその兵器は、ディアッカの知るモビルスーツとはまた異なる世界の技術でできている。

「一応ジェットエンジンはついているから、バイクに並走するくらいはできると思うよ。」
「なら十分だろ。
 俺とホシノでアビドスに。
 空蝉丸のバイクをマシュが二人乗りして、リツカはその起動キーで並走する形でドゴルドに向かう。
 こういうことだな。」
「簡易的ですが医療キットを作成しています。
 皆さんひとつづつ持って行ってください。
 ホシノさんは病院においてあった箱のキットをどうぞ。」

 方針がまとめられ、てきぱきと各々が準備を終える。
 一行は名残惜しそうに握手を交わし、蛇腔病院を出て起動キーやバイクを取り出した。

「ではディアッカ殿!ホシノ殿!ご武運を!」
「ホシノさんの事お願いしますね!!」
「ちょっとマシュちゃん!私が任される側なの!?
 ……ドゴルドのことは任せたよ、それとキヴォトスの皆や先生に会えたらお願いね!」
「ザフトの皆やキラのことも頼むぜ!
 ハテナついてるアスランはともかく、癖がつええが信頼できる連中だからよ!」
「わかった!そっちもアルジュナ・オルタにだけは気を付けて!」

 にぎやかな別れの後、小鳥遊ホシノとディアッカ・エルスマンはアビドスに。
 藤丸立香、マシュ・キリエライト、空蝉丸は南に向かって。移動する。


「~♪」
 その様子をマイ=ラッセルハートは病室の窓から眺めていた。


 ◇◆◇◇◆◇

「と、いうわけで。思いがけず色々情報聞けちゃったぁ。」
         ・・・・
「よかったですね。マイ先生。
 まさかあのドゴルドと因縁のある参加者がいるなんて。」
 窓からホシノ達の出発を見届けたマイは、小夜のベッドに腰掛け上機嫌に笑う。
 ドゴルドにより重傷を負った魔法少女、マジアアズールこと水神小夜は嬉しそうなマイに警戒心の欠片もない笑顔を向けていた。

「それで小夜っち。調子はどう?」
    ・・・・・
「ええ、覇世川先輩のおかげでこの通り。もう動くこともできます。」
 ベッドの上で起き上がる小夜が、これ見よがしに両腕を動かした。
 細腕を動かす様子は快活に見えるが、その胸はつい1時間前まで内臓に達するほどの傷を受けていたのだ。
 覇世川左虎の卓越した医療技術と、魔法少女マジアアズールの強靭さがなければこうも短時間で回復はしていないだろう。

「あずーるうごいちゃだめ!!クリームがぬれない!」
「はいはい。ごめんねシェフィ。」
 小夜が起き上がったことで、胸の傷に軟膏を塗っていたシェフィがぷりぷりと頬を膨らませる。
 年齢は大きく差は無いが、シェフィの情緒が幼いからか姉妹のようなやり取りに見える。

「シェフィっちもすっかり元気だね。
 小夜っちもまだまだ全快ってわけじゃないんだから、もうちょっと休んでてね。」
「ええ、分かりました。」
         ・・・・
「うん!ありがとうマイ先生!」
 シェフィもまた、小夜と同じよう心の底から信頼した笑顔をマイに向けている。
 本来は小夜もシェフィもマイもそれぞれ赤の他人のはずなのだが、彼女らの記憶ではそうではない。

         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「本当に良かった。大恩あるマイ先生と出会えた上に、同じくマイ先生の教え子の覇世川先輩とシェフィに会えたんですもの。」
 ここに小夜の仲間である花菱はるかや天川薫子がいたら卒倒していたことだろう。
 マイと小夜と左虎とシェフィは、面識どころかもといた世界さえ違うのだ。
 だが今、彼女たちはマイ=ラッセルハートの『編集(エディット)』と『消去(デリート)』により、『マイ=ラッセルハートに幼いころ世話になり、恩師して尊敬する』記憶を植え付けられている。
 少し思い出せば彼女たちにマイ=ラッセルハートとの思い出などないことも、大切な仲間や友達の記憶がかけていることも気づけるはずだが。
 今の彼女たちがその事実を認識することは、できないのだ。

                   ・・・・
「邪魔をする。容体(チョーシ)はどうだ水神後輩。」
 少女たちが談笑する部屋に入る医師。覇世川左虎もまた記憶に介入を受けていた。

「覇世川先輩、お陰様で動けるまでに回復してます。」
「ほう、流石は魔法少女。治癒速度が奇跡的(バリハヤ)也。
 この様子ならもう30分もあれば戦闘ができる程度には治りそうだ。
 ・・・・・・
 シェフィ後輩も用法通り薬を塗っている。優秀(パーペキ)也」
「わぁい!」
 ・・・・・
 偽りの後輩たちに感心するように頷いて、左虎はマイに向き直る。
 その眼もまたマイをまるっきり疑わない。気の抜けたものだ。

「それでマイ先生。彼奴等は既に移動(うご)いたか?」
「ああうん。アビドス方面とドゴルドに方面にそれぞれね。
 どうやら分担したみたい。」
「上策(グッドアイデア)也。空蝉丸は構えと殺気から分かる実力者だが、ドゴルドに単独(ソロ)で挑むには不足。
 ……話を聞く限り空蝉丸の知るドゴルドより、この場のドゴルドの方が凶悪(ヤバ)い故な。」
「そうだねぇ。アビドスのこともドゴルドのことも、ホシノっちたちには頑張ってもらわないとね。
 本当はアタシらもどっちか、特にドゴルド討伐には行ったほうがいいかもしれないけどね。」
 遠くに行った他の参加者に期待するようなそぶりを見せつつも、「でも、」とマイは続けた。

「アタシたちはこの蛇腔病院の探索を優先する。
         ・・・・・・・・・・・
 地下室の入り口はもう見つかっているしね。
 バグスターウイルスに関わるものかどうかは分かんないけど。普通病院に隠し地下通路なんてないでしょ?」
「あるわけがなかろう。
 正規の地下室で霊安室などがあることはあっても、そんな忍者屋敷(ダンジョン)のような構造など。」
 ダンジョンとは言い得て妙だとマイは思う。
 蛇腔病院などという奇天烈な名前の病院にある地下室は、近未来的に整備された長い通路の様相なのだ。

「水神後輩が回復し次第その場所に突入(カチコミ)が確実(まる)い。
 魔法少女である水神後輩なら30分もすれば十分動けよう。今が7時半故、8時にはその場に赴くということでいいか?」
「私は問題ありません。覇世川先輩。」
「シェフィもだいじょうぶ!」
 病室に座り込む少女たちが、目を爛々と輝かせる。
 恩師であるマイ先生の役に立てることが嬉しいのだろうか。
 その姿を前にしたマイに、後悔や罪悪感は見られない。
 心に芽生えた申し訳なさは、「良い手駒を手に入れたな」という達成感や3人に対する憐憫に。
 そういった独善的な感情は、巻戻士達への憎悪とバトルロワイヤルの勝利への執着に塗りつぶされていた。

「して、この病院の地下室。
 秘密部屋(ヤサ)の場所は何処ぞ。」
「ん~。実はさっき左虎っちが言ってたよ。」
 そんな感情は表に出さず。”優しいマイ先生”のまま、マイは答える

「霊安室。
 そこから地下に続く通路がある。」


 ◇◆◇◇◆◇

 マイ=ラッセルハートは一つ勘違いしている。
 蛇腔病院はバグスターウイルスとは何ら無関係ということだ。

 蛇腔病院の地下。
 霊安室から続く地下通路を進む先には、本来とある研究施設が存在する。
 超常が日常となり、ヒーローが活躍する世界において生まれた巨悪。
 彼の手のものにより生み出された怪人・脳無の研究施設。

 本来の世界でこの研究施設は、ヒーローたちによる蛇腔病院制圧に際し破壊されている。
 内部に残る人道に反したデータも含め、その全てが既に存在しない。

 だがこのバトルロワイヤル上では、未だ施設は生きている。
 その内部に残されたモノがなんであるか。
 この場にその全容を知る者は、ただの1人もいないのだ。


【エリアB-6/蛇腔病院地下/9月2日午前7時30分】


【水神小夜@魔法少女にあこがれて】
状態:ダメージ(中・治療済み) 
 "削除(デリート)"により一部記憶欠損、"編集(エディット)"影響下
服装:学生服(ボロボロ)
装備:トランスアイテム@魔法少女にあこがれて
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:マイに従う。
01:ドゴルド……あの強さで参加者じゃないなんて。
02:シェフィちゃんとメガネのお姉さん 2人を守れたのなら良かった
03?:マイ先生がいるのなら安心ね。覇世川先輩とシェフィもいることだし
参戦時期:アニメ7話、原作2巻Episode10の終盤
備考
※マイの編集(エディット)により、バトルロワイヤルのルールを把握しました
※マイ=ラッセルハートの"削除"及び"編集"の影響の為、トレスマジアを含む一部記憶が欠損しています。強い衝撃等があれば蘇るかもしれません

【シェフィ@プリンセスコネクト!Re:Dive】
状態:幼児退行(小) ドゴルドへの恐怖(中)"削除(デリート)"により一部記憶欠損、"編集(エディット)"影響下
服装:いつもの服
装備:雄英ヒーローズ・バトル@僕のヒーローアカデミア 
 ソードスキル:氷凝呪法@呪術廻戦
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:マイに従う
01:オールマイト、ありがと!
02:アズール、なおってよかった。
03:ケンジャクっておねーたん、こわい
04?:マイてんてー。だいすき
参戦時期:幼児退行が治って無かったころのどこか
備考
※具体的な参戦時期は後の書き手様にお任せします。
※精神状態が精神状態なので、このバトルロワイヤルについて色々とよくわかっていないと思われます。
※マイ=ラッセルハートの"削除"及び"編集"の影響の為、キャルを含む一部記憶が欠損しています。強い衝撃等があれば蘇るかもしれません

【覇世川左虎@忍者と極道】
状態:ダメージ(中) "削除(デリート)"により一部記憶欠損、"編集(エディット)"影響下 マイ=ラッセルハートへの信頼(大?)
服装:忍者衣装
装備:
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:マイに従う
01?:マイ先生の懇願(たのみ)を断る左虎ではない
02:無事に目覚めたのなら良かった。予後も問題なさそうで一安心
03:空蝉丸……ドゴルドと因縁がある参加者か。
04:病院の地下に何かあるか。流石はマイ先生だ、よくぞ見つけ出したな。
参戦時期:死亡後
備考
マイ=ラッセルハートの"削除"及び"編集"の影響の為、邪樹右龍・繰田孔富含む一部記憶が欠損しています。強い衝撃等があれば蘇るかもしれません。

【マイ=ラッセルハート@運命の巻戻士】
状態:健康 小鳥遊ホシノへの興味(中)
服装:白衣
装備:マイのタイムマシン装置@運命の巻戻士、オコノミボックス@ドラえもん ツィベタ=コオリスカヤの心遺物(メイド・イン・ハート)@SHY-シャイ-
令呪:残り三画
道具:ホットライン
思考
基本:優勝して、不平等な世界を変える
01:左虎っち・小夜っち・シェフィっちを利用する。優勝したら左虎っちの両親を蘇らせてもいい
02:タイムマシンの使用は慎重に。削除と編集も使い所をなるべく考える。
03:巻戻士は許さない。
04:私は優勝する。そのために皆を利用する。その意思は揺るがない
05:――――助けてほしいなんて。私は望んでいない。
06:ホシノっちはなんだか気になる。どこかアタシに似てる気がする。
07:病院の地下に行く。あわよくばバグスターウイルスに関して何か情報を掴めるかもしれない
参戦時期:クロノたちと出会う前
備考
※編集(エディット)の過程で、『忍者と極道』『魔法少女にあこがれて』『プリンセスコネクト!Re:Dive』の世界についてのある程度の知識を得ました


◇◆◇◇◆◇

 ホシノとディアッカの姿が見えなくなったころ、空蝉丸は神妙な声で立香とマシュに尋ねた。

 「マシュ殿、立香殿、1つ確認したいことがあるでござる。
 そなたたちは、マイ=ラッセルハートをマイ先生と呼び慕うようになってはおらぬか?」
 質問の意図が分からず首をかしげる2人に、空蝉丸はホットラインから名簿を見せる。

「これは……名簿ですよね。」
「クルーゼが言うには名簿の並びには何らかの理由があるという。
 クルーゼをよく知るディアッカ殿の反応を見るに、この発言は出鱈目の類ではないはずでござる。」
「そう言ってた。
 だからディアッカやホシノの知った名前は2人の近くに会ったし、俺とマシュ、空蝉丸と立風館ソウジは名前がすぐそばにある。
 ハテナのついたアスランやギラ・ハスティーみたい例はあるけど、原則近しい存在が並んでいる……っている感じだったよね?」
 深く頷いた空蝉丸が、ホットラインを動かし名簿の一点――覇世川左虎の名前を指さした。

「先の病院で出会った覇世川左虎殿がここだ。
 上に邪樹右龍、下に繰田孔富という名前がある。
 拙者たちの法則に則れば、少なくともこのどちらかは左虎殿にとって知った名前であると考えられる。
 だが左虎殿はこう答えた。
――どちらも存じ上げぬ と」
 「では、左虎さんが知っている名前は名簿にあったのですか?」
「知っている名前は1つだけ。マイ先生ことマイ=ラッセルハート殿のみだそうだ。
 だが、マイ=ラッセルハートの名前は名簿の上では……」
「……随分と遠いね。」
 名簿の真ん中あたりにある覇世川左虎に対し、マイ=ラッセルハートという名前は遠く離れた後半部分にあった。
 邪樹右龍や繰田孔富のことを覇世川左虎が知らないというのは、小鳥遊ホシノが聖園ミカを知らないのと同様まだ分かる話だ。
 だが、元々の知り合いがこれほど遠くの名簿に名前があるのは、立香たちの知る法則と乖離しすぎている。

「加えて左虎殿はこうも言った。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――水神小夜、シェフィの両名は、自分と同じマイ=ラッセルハートの薫陶を受けた身であると。」
 今度こそ、藤丸立香とマシュ・キリエライトは事の重大さに気づき青ざめた。
 水神小夜はまだしも、シェフィという名も覇世川左虎から随分と遠い。
 加えて三名とも、マイ=ラッセルハートからはニアピンどころでない距離に記載されているのだ。

「流石におかしい……。よね。」
「うむ。左虎殿らの事情は名簿の法則と乖離しすぎている。
 無論、ギラ殿や?のあるアスラン殿など例外らしきものはあれ、3人全員がこうも離れているのは信じがたい。」
「となると名簿が正確だとしたら、正確じゃないのは左虎さんの記憶……あるいは認識ということでしょうか?」
 記憶や認識。そういったものに影響を与える力として真っ先に思い出すのはルルーシュのギアスだ。
 だがルルーシュの影響を受けたにしては、移動した場所や病院周囲に戦闘跡がないことと辻褄が合わない。
 となると別の誰かによるものだということになるのだが。

「……一番疑わしいのはマイ殿でござろうな。」
 マイ=ラッセルハートの教え子である。
 そういった認識を植え付けることで最も得をするのは間違いなくマイ本人であり。
 必然有力な容疑者として要警戒になってしまう。
 だが、マシュや立香が見たマイは、そのような非道に手を染めるような人物には見えなかった。

「正直信じられません。
 マイさんは話していてそんな行為をするような方には見えませんでした。」
「無論、別人によるもの……例えばドゴルドが持つ未知の力の影響という可能性も考えられるが。
 調査するには時間も証拠も足りぬ。何とも歯痒い。」
「その話、ディアッカさんは……」
「無論知っておる。
 むしろ、 下手に深入りして錯乱した左虎殿らと戦うことになる可能性と天秤にかけたディアッカ殿が深入りせぬよう拙者を止めた形でござる。
 左虎殿は傷ついた水神小夜なる少女を本気で案じておられた故、目下対処すべき事態ではないとのこと。
 お2人やホシノ殿から聞いたマイ=ラッセルハートの人柄を加味しても、彼女がドゴルドより優先すべき危険人物だとは拙者にも思えぬし。」
「……気分がいい話じゃないけど。ここはディアッカが正しいと思う。
 そんな能力があるのなら、何らかの制約を受けているはずだし。簡単に使える力じゃないと思うよ。」
「使わないのか使えないのか。はたまたマイ=ラッセルハート以外の要因なのか。
 ただ警戒が必要かもしれぬということ以外、今は分からぬ。」
 苦虫を嚙み潰した様子のまま、空蝉丸は蛇腔病院の方を見た。
 殺し合いの場に似つかわしくない総合病院の風貌が、わずかにくすんで見えた。

「ホシノさんはこのことを知っているのでしょうか。」
「ディアッカ殿がホシノ殿にこのことを尋ねたかどうかは分からぬが……。彼女の心労を鑑みるに尋ねぬ方が得策やも知れぬ。
 ホシノ殿にとって優先すべきはアビドスのこと。
 目下の影響がないのであれば、話さず置くのも一つの手でござろう。」
「マイさんは少なくとも話ができる感じでしたし、私達にその能力が使われた感じはしません。
 そもそもマイさんは私達と喋っている時に怪しいそぶりをしていませんでした。」
「まあ、ほとんどの時間ホシノにショットガン突き付けられていたってのもあるけどね……。」
「何と過激な……。だが、問題はないと見てよさそうでござるな。」

 どこか煮え切らない情報だけを残し、一行は南へ向かう。
 彼らが事の真実を知る時が来るのかは……今はまだ分からない。

 【エリアB-6/蛇腔病院外部/9月2日午前7時30分】

【空蝉丸@獣電戦隊キョウリュウジャー】
状態:決意と罪の意識(大)、ドゴルドを察知 
服装:いつもの服装
装備:牙狼剣@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
   ガブリチェンジャー@獣電戦隊キョウリュウジャー
   ザンダーサンダー@獣電戦隊キョウリュウジャー
   6番の獣電池×6@獣電戦隊キョウリュウジャー
令呪:残り三画
道具:獣電ブレイブボックス@獣電戦隊キョウリュウジャー、2、3、5、11~25の獣電池(15、20は使用済み)@獣電戦隊キョウリュウジャー、サクラハリケーン@仮面ライダー鎧武、ホットライン、簡易救急キット@オリジナル
思考
基本:このバトルロワイヤルを止めるでござる
01:この気配、ドゴルドの!
02:大分獣電池に余裕が出来たし、脚も手に入ったでござる。
  マシュ殿、ディアッカ殿、かたじけない!
03:ディアッカ殿とホシノ殿は喧嘩するほど仲が良いでござるな
04:一度4人と共に病院に寄ってからドゴルドを探すでござる。
05:ソウジ殿もギラ殿も無事だと良いが……
06:宇蟲王ギラはやはり拙者のせいで?
07:流牙殿にこの剣を届けるでござる。
08:左虎殿……かなりの手練れでござる。まさか既にドゴルドと戦闘した者がおるとは
09:黒い火花に未知の能力、ドゴルドの装着者も不明となれば、拙者1人で挑むわけにもいかぬか。
 マシュ殿、立香殿、感謝いたす。
参戦時期:宇蟲王イーヴィルキングを倒した後
備考
※このバトルロワイヤルがまた自分が引き起こしたタイムパラドックスのせいなのでは?と思っています。
※400年間ドゴルドに封じられていた影響でドゴルドの気配を感知できます。
少なくとも大雑把な方角ぐらいは分かります。
※マイ、小夜、左虎、シェフィ組の事情を把握しています
 マイがルルーシュのギアスに近い能力を持っていると考えています

【マシュ・キリエライト@Fate/Grand Order】
状態:正常
服装:いつもの服装
装備:霊基外骨骼オルテナウス改修型@Fate/Grand Order
令呪:マスター持ちサーヴァントの為なし
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン、簡易救急キット@オリジナル
思考
基本:羂索の企みを阻止する。
01:先輩、空蝉丸さんとドゴルドのいる南側に向かう
02:C.Eにキヴォトス……特異点や異聞帯、先輩がレムレムしている様子やぐだぐだな感じはしませんね。
03:羂索たちの用意した令呪は預託令呪に近いようですね。
04:ディアッカさんからすれば私のような存在は珍しくないのでしょうか?
05:ホシノさん……ひとまずは安心なのでしょうか?
06:アルジュナ・オルタやドゴルドには要警戒。
参戦時期:少なくとも二部第五章後半より後
備考
※ディアッカ、ホシノと情報交換しました。
※少しだけディアッカとホシノの令呪を調べカルデアの物とは違い預託令呪に近い物であると考えています。
※マイ、小夜、左虎、シェフィ組の事情を把握しています
 マイがルルーシュのギアスに近い能力を持っていると考えています

【藤丸立香(男)@Fate/Grand Order】
状態:正常
服装:カルデア戦闘服@Fate/Grand Order
装備:カルデア戦闘服@Fate/Grand Order ウルトロイドゼロの起動キー@ウルトラマンZ
令呪:残り三画(マシュ、ブラックバレル以外に使用不可)
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン、簡易救急キット@オリジナル
思考
基本:羂索の企みを阻止する。
01:マシュ、空蝉丸さんとドゴルドのいる南側に向かう。
02:マシュ以外のサーヴァントと繋がってない……。
  いつも通りと言えばいつもも通りだけど
03:ホシノ……ひとまず大丈夫かな?
04:かっこよかったなぁ、ガンダム。
  キョウリュウジャーも回数制限なかったら変身を観たかった。
05:ドゴルドの中で
参戦時期:少なくとも二部第五章後半より後
備考
※ディアッカ、ホシノ、空蝉丸と情報交換しました。
※マイ、小夜、左虎、シェフィ組の事情を把握しています
 マイがルルーシュのギアスに近い能力を持っていると考えています


 ◇◆◇◇◆◇

 ディアッカはホシノにマイ=ラッセルハートの話をしなかった。
 ただでさえ苛立ちと焦りがあるホシノに余計な負担をかける必要はないと思ったし。
 ルルーシュのギアスに似た能力を持っていると知った時、こいつは黒見セリカや梔子ユメにその能力を使う可能性を考えブチギレるだろうことが目に見えていたからだ。

「ディアッカはさぁ。マイさんとは会ってないんだよね?」
 だからいきなりマイの話を切り出され、ストライクガンダム中で冷汗を垂らした。
 だが続く言葉は、ディアッカの想像とはかけ離れていた。

「あの人。ここに来る前に何があったのかな。」
「……そりゃあ何もないってことはないだろ。
 俺はザフト軍。セミのオッサンはキョウリュウジャー。リツカとマシュは異聞帯だの特異点だので大事に巻き込まれてるみてえだし。
 大なり小なり、自分とは生まれも何も違う奴にだって。背負うもんや大事なもんはあるんじゃねえの。」
 こいつ、まともに他人のことを考えられたんだなと失礼な視線をモビルスーツ越しに向けながら、自分だってそんな殊勝なことを考え出したのはつい最近だとディアッカは思い出す。
 コーディネイターでない者たち――今のところザフトの連中とマシュを除くほぼ全員――の事情など、ちょっと前までは考えることはなかっただろう。

「そうだよね。」
 ホシノの場合は、この戦いに前後してのユメの残した契約に関する騒動やバトルロワイヤルでのホシノの逆鱗に触れ続けるような出来事で考える余裕がなくなっていた。
 だからディアッカが平静を保ったことに激昂したり、マイ=ラッセルハートという怪しい大人の存在に警戒心をむき出しにしたり。
 心のどこかで自分だけが不幸で、自分だけが苦しんでいるような。そんな感情を抱えているような気がしていた。

 ――今度こそ守れるといいね。ホシノちゃんの一番大事なもの。

 扉越しに聞こえたマイの言葉が、ホシノの耳に響いている。
 あれはどういう意味だったのか。
 マイ=ラッセルハートもまた、自分と同じように何かを喪ったのではないか。

「もうちょっとちゃんと、聞いてみればよかったかな。」
 後悔とはまた違う。やり残したような感覚がほんのちょっとだけあって。
 その様子がディアッカ・エルスマンには、少女が放つ棘がわずかに減ったように見えたのだった。


【エリアB-6/蛇腔病院外部/9月2日午前7時30分】

【ディアッカ・エルスマン@機動戦士ガンダムSEED】
状態:正常、ダメージ(小)
服装:錬金アカデミーの制服(赤)@仮面ライダーガッチャード
装備:ストライクガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED
令呪:残り三画
道具:ホットライン、私服、錬金アカデミーの制服(青、黒)@仮面ライダーガッチャード、簡易救急キット@オリジナル
思考
基本:あの脳味噌女をとっちめる。
01:イザークに、死んだはずのニコルまで!
  なんでキラとアスランは名前が二つも?
02:クルーゼ隊長、マジにあの脳味噌女と組んでんのか……。
03:リツカ、マシュ、チビ、セミのオッサンと病院に向かい、その後アビドス砂漠の方に向かう。
04:少しはこのチビともうまくやんねえとな。
05:学園都市の癖に物騒すぎだろキヴォトス。
06:人理再編ねぇ。戦争とどっちがクソなんだか。
07:ルルーシュの野郎、準備万端じゃねえか
08:ムウのオッサンとラスティの分も暴れてやるぜ
09:装備も無しにヤバい手合いはいるみたいだな。気を付けねえと。
10:ホシノのやつ。なんか落ち着いたか?
参戦時期:少なくとも第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦開始後
備考
※ストライクは起動時にパックなし、エール、ソード、ランチャーを選択できます。
※マシュ、立香、ホシノと情報交換しました。
※ストライクのビームサーベルを一本喪失しました。
※マイ、小夜、左虎、シェフィ組の事情を把握しています
 マイがルルーシュのギアスに近い能力を持っていると考えています

【小鳥遊ホシノ@ブルーアーカイブ】
状態:健康、ユメ先輩の死体を利用されている現状への怒り(極大)、羂索、茅場、クルーゼへの殺意(極大)、一応今は冷静
服装:臨戦
装備:アタッシュショットガン@仮面ライダーアウトサイダーズ
   折り畳み式の盾@ブルーアーカイブ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン(画面にヒビ有)、簡易救急キット@オリジナル
思考
基本:羂索たちを殺す
01:羂索たちに関する情報を集める。
02:こいつ(ディアッカ)、リツカ君、マシュちゃん、空蝉丸さんと病院に寄ってからアビドスを目指す。多分セリカちゃんや先生も行くだろうし
03:最強のNPCモンスタードゴルド……もしセリカちゃんや先生に手を出すなら空蝉丸さんより先に殺す。
最悪、中身ごとになっても。
04:クルーゼの部下だったらしいけど、そりゃあキツイか
05:マイ=ラッセルハート。どこか胡散臭いし信用はしないけど。悪いだけの人じゃないのかも
06:先輩と後輩をばらけさせるわけにはいかないもんね。
参戦時期:対策委員会編第三章にて空崎ヒナと会敵するより前
備考
※ディアッカ、マシュ、立香、空蝉丸と情報交換しました。
 しかし本人がいっぱいいっぱいなのでどの程度理解できてるか分かりません。


【支給品一覧】

 ツィベタ=コオリスカヤの心遺物(メイド・イン・ハート)@SHY-シャイ-
 ・マイ=ラッセルハートに支給
 アマラリルク消滅時に残る、当人の心の結晶ともいえる指輪
 一度死亡した彼女たちの心と体を繋ぎとめる力があるが、他者が使えばその者の”心の力”を行使できる
 ツィベタの場合は氷を生み出し扱うことが出来る。

 ウルトロイドゼロの起動キー@ウルトラマンZ
 ・藤丸立香に支給
 対怪獣用ロボット『特空機』4号
 ウルトラマンゼロをモデルに生み出された機体だけあり、特空機の中でも最高位のスペックを誇る機体
 全身に多彩な武装が施されている。「人類の手で人類を守護する」というコンセプトのもと作り出された、文字通りストレイジの特空機の集大成である
 欠点は使用者に負荷がかかることと、カラータイマー部のコアから照射する『D4レイ』の使用には令呪が必要であること
 またD4レイは「次元崩壊を起こす」ほどの絶大な破壊力を持つ兵器であり、使用した場合搭乗者並びに周辺環境に何が起こるかは未知数である。

 簡易救急キット@オリジナル
 ・藤丸立香、マシュ・キリエライト、小鳥遊ホシノ、ディアッカ・エルスマン、空蝉丸が所持
 支給品ではないが便宜上ここに記載
 病院にある包帯、消毒液、絆創膏、ガーゼ、風邪薬など 一般的な救急箱に入っているものを集めた簡易キット
 蛇腔病院で集めたアイテムが元になっている 
 あくまで簡易のキットであり、「今後この場に訪れる参加者たちの邪魔にならないように」という意味で、消毒液や包帯などの消耗品は病院にまだまだ残っている。
 ホシノの持つキットだけは病院においてある箱型キットをそのまま運び、その他4人は同じ内容物が小さい袋に収められている。



050:優しい言葉 投下順 052:手が届く先の君が見えなくなりそうだ
045:仮面ライダーアウトサイダーズep.EXTRA 異世界の灰色達と信念なきライダー 時系列順 070:”今”は過去と未来の先にあるのか?
022:命に使い道 空蝉丸 073:アナザーオーズ
藤丸立香
マシュ・キリエライト
小鳥遊ホシノ 061:plazma/ヘミソフィア─崖っぷちに立たされた時苦難がオレの腕を掴み─
ディアッカ・エルスマン
010:この願い、たとえ魔法がなくたって(後編) マイ=ラッセルハート 065:戦慄のプレリュード
覇世川左虎
水神小夜
シェフィ

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