時刻は8時30分。
案内役のNPCモンスターにバリケードの内側の配置やNPCモンスターの修理施設、生物タイプのNPCモンスターの死体の焼却処分場にテレビ局内部と一通りの施設を案内されたドラえもんは最後の場所まで連れてこられた。
案内役のNPCモンスターにバリケードの内側の配置やNPCモンスターの修理施設、生物タイプのNPCモンスターの死体の焼却処分場にテレビ局内部と一通りの施設を案内されたドラえもんは最後の場所まで連れてこられた。
「到着しました、ドラえもん様。
我らが主はこの扉の奥でお待ちです」
我らが主はこの扉の奥でお待ちです」
局長室と書かれたドアの前にはライトブルーのカラーリングのGN-XⅢが二機門番のように立っている。
そのドアを刀使がノックする。
そのドアを刀使がノックする。
「ルルーシュ陛下、お客人を連れてまいりました」
「良し、そのまま入っていただくんだ。
お前は持ち場に戻れ」
お前は持ち場に戻れ」
「イエス。ユア・マジェスティ」
恭しく頭を下げた刀使が下がって行くとGN-XⅢがドアを開けた。
お邪魔します、と言って室内に入ると二機のグロースターを背後に控えさせた放送通りの白い貴族服の少年が居た。
お邪魔します、と言って室内に入ると二機のグロースターを背後に控えさせた放送通りの白い貴族服の少年が居た。
「ルルーシュ……さん」
(ロボットと言っていたからてっきりKMやMSのような見た目を想像していたが……なんだコイツは?
アザラシか?だがそうなると家猫のような首輪は……って、今はそんなことはどうでもいい)
アザラシか?だがそうなると家猫のような首輪は……って、今はそんなことはどうでもいい)
不敬無礼と武器を向けられては敵わないとドラえもんが慎重に言葉を選んでいる間にルルーシュはちょっと混乱していた。
あまりにも清隆がドラえもんの容姿に対して説明不足だったからである。
あまりにも清隆がドラえもんの容姿に対して説明不足だったからである。
「こほん。改めて、ようこそドラえもん
我が居城の社会科見学は楽しんでいただけたかな?」
我が居城の社会科見学は楽しんでいただけたかな?」
「なんで態々連れ回したん……ですか?」
「私なりの誠意として少し手の内を明かした……と、言ったところだな」
そう言ってルルーシュはテーブルに用意されたティーセットを慣れた手つきで操り紅茶を注ぐ。
「果たしてロボットの君の口に合うかどうかはわからないが、どうにも激戦だったのだろう?
之でも飲んで少し緊張をほぐすと良い」
之でも飲んで少し緊張をほぐすと良い」
そう言ってルルーシュは向かいの席にティーカップを置いた。
「お、お構いなく……」
ドラえもんが座ったのを確認すると自分も上座に腰掛け両手を組んだ。
「卜部から話を聞いているとの事だったが、この名簿の表記に従うならば初代ゼロが誰だったかはもう知っているのか?」
「うん。だからこそ、もうこんなことはやめて欲しい!
あんな放送で敵を作るような方法でなくても、羂索たちを倒してここから帰る方法はきっとある!」
あんな放送で敵を作るような方法でなくても、羂索たちを倒してここから帰る方法はきっとある!」
「だろうな。
だがこのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアがそれを選ぶわけにはいかない」
だがこのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアがそれを選ぶわけにはいかない」
「どうして!?」
「それを語るにはまずは卜部では知りえるはずもない俺の出生、そして奴の死後について語らねばならない。
少し長くなるが、このバトルロワイヤルでの出来事も含めて互いの知識の欠落を埋めるとしよう」
少し長くなるが、このバトルロワイヤルでの出来事も含めて互いの知識の欠落を埋めるとしよう」
同じ頃、エリアF-9の川沿いにて二つの人影があった。
「あの可奈美とか言うのを拾ってからのつもりだったが……案外お前でも良さそうだな」
1人はNEVERの頭目にして風都の新たなる希望を称する生ける屍大道克己。
そしてもう一人は、本来ならば仮面ライダーゼインとしてねじれ狂った正義を執行していたはずの男……可奈美同様シビトと化した桜井侑斗である。
可奈美の遺した支給品が十条姫和に憑依したアンクに回収されながらも、シビトの可奈美の両の手には日輪刀と人斬りの刃が握られていたように、桜井侑斗のシビトの腰にもゼインドライバーが巻かれている。
最もこのドライバーも装着者同様に中身空っぽの純粋な暴力装置に過ぎないが。
……自分の身勝手な正義に従い自分は所詮魔女だからと心の内で泣きじゃくる女の子を救おうとした心優しき神薙の巫女を無慈悲に葬った正義の仮面をかぶった何かに成り果てた本家ゼインと、目に移れば正義も悪も味噌も糞も何もかも屠るこのゼインと一体どちらが他のプレイヤーにとって迷惑な存在かは今後次第であろう。
そしてもう一人は、本来ならば仮面ライダーゼインとしてねじれ狂った正義を執行していたはずの男……可奈美同様シビトと化した桜井侑斗である。
可奈美の遺した支給品が十条姫和に憑依したアンクに回収されながらも、シビトの可奈美の両の手には日輪刀と人斬りの刃が握られていたように、桜井侑斗のシビトの腰にもゼインドライバーが巻かれている。
最もこのドライバーも装着者同様に中身空っぽの純粋な暴力装置に過ぎないが。
……自分の身勝手な正義に従い自分は所詮魔女だからと心の内で泣きじゃくる女の子を救おうとした心優しき神薙の巫女を無慈悲に葬った正義の仮面をかぶった何かに成り果てた本家ゼインと、目に移れば正義も悪も味噌も糞も何もかも屠るこのゼインと一体どちらが他のプレイヤーにとって迷惑な存在かは今後次第であろう。
「ここらのNPCモンスターは岩の巨人や機械ばっかりだ。
もう移動するぞ」
もう移動するぞ」
<ZEIN>
克民の命令を受けゼインプログライズキーを起動したシビト侑斗はドライバーにキーを装填。
偽りの仮面ライダーゼインに変身を遂げると、ベルトやキーと同じように複製されたゼインカードを取り出す。
偽りの仮面ライダーゼインに変身を遂げると、ベルトやキーと同じように複製されたゼインカードを取り出す。
<ウィザード!>
<執行!ジャスティスオーダー!>
スロットに装填されたカードが裁断され、ゼインの手にウィザーソードガンとウィザードリングが出現する。
<テレポート!プリーズ!>
二つの人影は青い光に包まれて一瞬で向こう岸まで移動した。
「現在位置はエリアE-8、悪くない進みだな。
ん?ジゴワットが居ない?
……流石に全員は連れて来れなかったか。
まあ、可奈美みたいに放っておいても勝手に殺して回るか」
ん?ジゴワットが居ない?
……流石に全員は連れて来れなかったか。
まあ、可奈美みたいに放っておいても勝手に殺して回るか」
確認したホットラインを収納し、武器を構えた克己は早速隊列を組んで向かってくる平城学館の制服の刀使たちを見据える。
「構え、写シ!」
剣を抜き、写シを張る少女たちに変身すらせず現地調達のナイフの身を構える。
シビトゼインも変身したままウィザーソードガンを構えた。
シビトゼインも変身したままウィザーソードガンを構えた。
「さあ、地獄を楽しみな!」
「……つまりその黒い肌の魔神と黒衣の魔女の喧嘩と呼ぶのも生ぬるい破壊の嵐から卜部に庇われ飛ばされた先がこのテレビ局の近辺だったと?」
時刻はもうすぐ9時30分。
偏頭痛と腹痛が同時に来たかのような顔をしながらルルーシュは頭を抱えた。
理由はもちろんドラえもんより伝え聞く『特記戦力』の規格外極まる力である。
偏頭痛と腹痛が同時に来たかのような顔をしながらルルーシュは頭を抱えた。
理由はもちろんドラえもんより伝え聞く『特記戦力』の規格外極まる力である。
「その通りだよ……だからルルーシュ君!
今からでも他の人たちを脅すようなやり方じゃなくて、ちゃんと協力し合うやり方を考えて!
このまま争い合っていたら2日なんてあっと言う間に……」
今からでも他の人たちを脅すようなやり方じゃなくて、ちゃんと協力し合うやり方を考えて!
このまま争い合っていたら2日なんてあっと言う間に……」
(ええい羂索め!
その他人の頭にぎっしり詰まった脳味噌は飾りか!?
大怪獣バトルが観たいならジャパニメーションでも漁れ!
おかしいだろ!?
どれぐらいおかしいって生身に果物ナイフを武器にナイトメアフレームと戦うレベルにおかしいぞ!)
その他人の頭にぎっしり詰まった脳味噌は飾りか!?
大怪獣バトルが観たいならジャパニメーションでも漁れ!
おかしいだろ!?
どれぐらいおかしいって生身に果物ナイフを武器にナイトメアフレームと戦うレベルにおかしいぞ!)
ルルーシュはこのバトルロワイヤルが殺し合いでゲームと言われた時点で自分と同等の、かつて対峙したマオと同じぐらいに厄介なギアスユーザーに匹敵する存在が居ることは覚悟していた。
ギアスがNPCモンスター相手ならばほぼ制限なく使える時点で綾小路清隆どころか枢木スザク以上の戦闘性能を持った強者が居る可能性も考慮で来ていた。
だがドラえもんによって知らされた特記戦力二人の情報はルルーシュの想定を大幅に超えていた。
ギアスがNPCモンスター相手ならばほぼ制限なく使える時点で綾小路清隆どころか枢木スザク以上の戦闘性能を持った強者が居る可能性も考慮で来ていた。
だがドラえもんによって知らされた特記戦力二人の情報はルルーシュの想定を大幅に超えていた。
(卜部への武器を持っているから、争いをするかもしれないからというだけの理由で襲い掛かった所から察するに嘘のない世界と同等かそれ以上の欺瞞だらけの理想郷を世界を削ぎ落してでもかなえようとしているらしいな。
しかもそれを実現するだけの異能を持ち合わせている?
使い古しのスポンジ程度の中身ももたない空っぽな男がっ!
デウス・エクス・マキナの成り損ない風情が面倒な!
……いや、だからこそか)
しかもそれを実現するだけの異能を持ち合わせている?
使い古しのスポンジ程度の中身ももたない空っぽな男がっ!
デウス・エクス・マキナの成り損ない風情が面倒な!
……いや、だからこそか)
『正義』や『悪性』なんてモノは心より生ずる物。
それを唾棄し排除しようとするなんて『人間臭い』ことをしている時点でデウス・エクス・マキナには程遠い。
人間だからこそ思いつく事ではないか。
それを唾棄し排除しようとするなんて『人間臭い』ことをしている時点でデウス・エクス・マキナには程遠い。
人間だからこそ思いつく事ではないか。
(一体何がどうしてそんなモノに成り果てたかは知らんが……まず黒衣の魔女の方を上手く倒せないようでは黒い魔人と対峙する権利すらないと考えていいな)
ドラえもんたちに使役する竜をけしかけ、自分は拘束した少女を弄ぶことを優先した辺り色欲という悪意を有するならアークである程度は対抗できるかもしれない。
付け入るスキにもなるだろう。
今集め続けているNPCモンスターの軍勢も本体は無理だが使役するドラゴンの足止めぐらいには役に立てる。
……色んな意味で刀使のNPCたちは使えないが。
付け入るスキにもなるだろう。
今集め続けているNPCモンスターの軍勢も本体は無理だが使役するドラゴンの足止めぐらいには役に立てる。
……色んな意味で刀使のNPCたちは使えないが。
(それは『契約』もあるから別に良いのだが……このアザラシの持つ情報だけでは足りないな)
戦力分析も出来ずに突っ込むなど下も下すら良い所。
せめてもう一人か二人その化物共の大喧嘩を生き残った者がいれば幸いなのだが、などと考えていると扉がノックされた。
せめてもう一人か二人その化物共の大喧嘩を生き残った者がいれば幸いなのだが、などと考えていると扉がノックされた。
「入れ」
「失礼いたします」
入って来たのは綾小路武芸学舎の制服に袖を通した眼鏡に長い銀髪の刀使だ。
レジスターも令呪も見当たらないので彼女もまたNPCモンスターである。
しかし柊シノア程ではないにしろ元になった人物の要素が強く出ているのか、率いていた他のNPCモンスターの無事を保証する代わりにルルーシュの臣下に加わるという選択をし、興味を覚えたルルーシュから『私に従え』ではなく『私を裏切るな』というある程度柔軟な思考が出来る余地を残す命令を与えられたのだ。
レジスターも令呪も見当たらないので彼女もまたNPCモンスターである。
しかし柊シノア程ではないにしろ元になった人物の要素が強く出ているのか、率いていた他のNPCモンスターの無事を保証する代わりにルルーシュの臣下に加わるという選択をし、興味を覚えたルルーシュから『私に従え』ではなく『私を裏切るな』というある程度柔軟な思考が出来る余地を残す命令を与えられたのだ。
「二つほど報告がございます」
「緊急の案件はどっちだ?」
「一件目は清隆殿の帰還、もう一件は陛下の提示した条件を満たしたプレイヤーです。
どちらも同等に需要な案件かと愚考します」
どちらも同等に需要な案件かと愚考します」
「そうか……すまないドラえもん。
君とはもう少し話をしたかったところだが、臣下をねぎらうのも皇帝の務め。
少々席を外させていただく」
君とはもう少し話をしたかったところだが、臣下をねぎらうのも皇帝の務め。
少々席を外させていただく」
席を立ち、一礼したルルーシュは部屋を後にしようとする。
止めようとするドラえもんだったが、眼鏡の刀使に御刀を突きつけられて止められた。
止めようとするドラえもんだったが、眼鏡の刀使に御刀を突きつけられて止められた。
「悪いことは申しません。
この部屋にてお待ちください」
この部屋にてお待ちください」
「どうしてルルーシュ君の言うことを聞くんですか!?
このままだとあなたも!」
このままだとあなたも!」
「私は所詮NPCモンスター。
あなたと違い真っ当な仮想生命ですらありません。
その上でルルーシュ様に『裏切るな』とまで命じられてしまえばどうすることもできませんよ」
あなたと違い真っ当な仮想生命ですらありません。
その上でルルーシュ様に『裏切るな』とまで命じられてしまえばどうすることもできませんよ」
そう言って御刀を納めるとルルーシュに続いて部屋を後にした。
廊下を歩きながら二人は事務的に言葉を交わす。
廊下を歩きながら二人は事務的に言葉を交わす。
「清隆は?」
「放送の間で待機しております」
「褒美を希望する者は?」
「第二控室に通してあります」
「良し。ではまず清隆の方だ」
階段とエレベーターを乗り継いで最初にプレイヤーたちに向けた放送を取ったスタジオに入る。
「ルルーシュ様」
「形式ばった挨拶は良い。
よく戻ったな清隆、その様子だと収穫はあったようだな」
よく戻ったな清隆、その様子だと収穫はあったようだな」
「はっ、こちらを」
清隆からの報告と共に入手した品々を並べられルルーシュは再び偏頭痛に似た感覚を味わうことになった。
(リボンズ・アルマーク……こちらが最初に想定していたレベルの『特記戦力』だな。
やはりおかしい。どうしてこのレベルの参加者が良い所上の中でしかない魔境が出来上がる!?)
やはりおかしい。どうしてこのレベルの参加者が良い所上の中でしかない魔境が出来上がる!?)
幸いにしてデク(恐らく緑谷と名簿にある彼だろう)や持久戦とは言えリボンズ相手に粘れたらしいキリトなど支給品やエナジーアイテムの助けを借りれば上の中レベルまでその能力を引き上げられるプレイヤーはそれなりに居るようだ。
「ガンダムやGNドライヴなど聞きなれない言葉は恐らくリボンズの世界に由来する物か……」
「はい。発電所もそのGNドライヴなる物で動いているとの事でしたので、何らかの特殊な条件を満たす動力炉ではないかと愚考します」
淡々と調べ上げた事実と述べる清隆をルルーシュは内心
(目下最大の問題はこちらのバックアップと戦力供与があればリボンズと同等ぐらいの戦力に勝ちえるデク陣営と対立する理由があるということだ!)
ルルーシュは綾小路清隆という少年を少しばかり見誤っていた。
彼は個の能力としては完成されている部分があり、仲間を増やす為の手段に勧誘ではなく選定を用いてしまっている。
その果てに成見亜里紗を限りなく暗殺に近い方法で殺して支給品を奪っているのだ。
彼は個の能力としては完成されている部分があり、仲間を増やす為の手段に勧誘ではなく選定を用いてしまっている。
その果てに成見亜里紗を限りなく暗殺に近い方法で殺して支給品を奪っているのだ。
(たった150人しかいないこの狭い島の中で役に立たないと判断すれば斬り捨てる者の評判が良くなるはずもない!
今ならまだリボンズに罪を擦り付けられるか?
いや、支給品に関する情報交換をデクたちとしていないはずもない。
少しは清隆と会話して決裂の末の戦闘だったことにするか?
駄目だ。話を聞いている限りその桃髪の女は即死している。
抵抗の形跡が一切ない戦闘などありえん!)
今ならまだリボンズに罪を擦り付けられるか?
いや、支給品に関する情報交換をデクたちとしていないはずもない。
少しは清隆と会話して決裂の末の戦闘だったことにするか?
駄目だ。話を聞いている限りその桃髪の女は即死している。
抵抗の形跡が一切ない戦闘などありえん!)
一応清隆を接触させなければいいか?とも思ったが支給品を三つも死蔵するなど下も下の選択だ。
「デクとその同行者たちはその後どうなった?」
「はっ、恐らくリボンズの撃退には成功したようですが、消耗は大きく発電所にとどまったようです」
「……ならその消耗を補うものを提供できればどうにか協力は出来るか」
亜里紗のことを上手く隠し通せる、或いはある程度無効に仕方なかったと受け取ってもらえる説得が出来るという前提であれば、だが。
「では清隆、新たに得た支給品を見せてくれるか?」
「イエス。ユア・マジェスティ」
並べられた三つの支給品とレジスター、そして亜里紗の手首にルルーシュは極力顔に出さないようにしながらも内心では大いに顔をしかめた。
(こいつをドラえもんやもう一人に会わせないで正解だった……下手すればこれぐらいで来てもらわなければ困るとかいってこの手首を見せかねない)
「この手首を腐らない様に、そして普通客を招き入れないような場所に保管して来い」
清隆の側に控えていたグロースターにリュックごと手首を渡し、残りの支給品は全て自分の懐に入れる。
「清隆、これは俺からお前への褒美だ。
受け取ってくれ」
受け取ってくれ」
そう言ってルルーシュはドライバーから二つのプログライズキーを生成する。
「有難き幸せ」
それを恭しく受け取った清隆にしばらく自分の代わりにNPCモンスターたちの指揮を執るように命じると今度はもう一人の来客の待つ部屋に向かった。
「神聖ブリタニア帝国第99代皇帝!
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様!御入来!」
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様!御入来!」
「っ!?」
少し大げさなほど扉が開かれ、中に控えていた黒いセーラー服姿に小銃を携えたトリニティが正義実現委員会の構成員たちが神聖ブリタニア帝国式の敬礼で迎え入れた。
「……ご苦労、本来の持ち場に戻ってもらって結構だ」
「「「イエス!ユア・マジェスティ!」」」
部屋を出ていく正実モブを苦笑で見送り、部屋に残ったのはルルーシュと眼鏡の刀使、そして出されたお茶に砂糖を入れる姿勢のまま固まった少女だけとなる。
「部下が少し驚かせてしまったようで申し訳ない。
紹介預かったルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ」
紹介預かったルルーシュ・ヴィ・ブリタニアだ」
「……松坂さとう」
「口当たりの良さそうな名前だな。
よろしく頼む。
それで、私の欲していた物を持ってきてくれたと聞いているが本当か?」
よろしく頼む。
それで、私の欲していた物を持ってきてくれたと聞いているが本当か?」
「ええ。これと、貴方の言う所の仮面ライダーを僭称した人を殺した証拠もある」
そう言ってさとうはテーブルにレジスターと飛電ゼロワンドライバーを並べた。
「これは……」
「知ってるベルトなんですか?」
「ああ。
まさかこうしてまた私の手元にやって来るとは思っていなかった」
まさかこうしてまた私の手元にやって来るとは思っていなかった」
ゼロワンドライバーを手に懐かしい物を見る様に目を細めるルルーシュに最初の掴みとしては悪くないのではないか?と考え、さとうは畳みかけた。
「実は、私がこうしてあなたの元を訪ねたのはどうしてもお願いしたいことがあったからなんです」
「このベルト程度の頼みは聞いてやろう」
「ありがとうございます。
私には、誰よりも愛している人がいて、その子もこの殺し合いに巻き込まれているんです。
どうか、その子を、しおちゃんを探してくれませんか?」
私には、誰よりも愛している人がいて、その子もこの殺し合いに巻き込まれているんです。
どうか、その子を、しおちゃんを探してくれませんか?」
「いいだろう。見つければ人語を喋れるNPCモンスターも使って保護にも動こう」
この殺し合いに呼ばれてからようやく聞けた嬉しい知らせに思わずさとうが顔を上げた瞬間、ルルーシュの紫色の瞳に赤い不死鳥の紋様が浮かび上がった。
「だから『このバトルロワイヤルに巻き込まれてから今までのことを全て話せ』」
あの城でアルジュナ・オルタにされたのと同じような頭をかき乱される感覚に思わず恐怖が先行する。
またあの恐怖を思い出して身体が縮みあがり動けなくなる……なんてことはなかった。
同時に頭に霞がかかったように思考が鈍くなり、さとうの意志とは裏腹につややかな唇は淡々と事実を列挙する。
またあの恐怖を思い出して身体が縮みあがり動けなくなる……なんてことはなかった。
同時に頭に霞がかかったように思考が鈍くなり、さとうの意志とは裏腹につややかな唇は淡々と事実を列挙する。
ルルーシュのギアスは『絶対遵守』。
異能破りの異能を使わない限り1人につき一度だけどんな命令にも従わせるルルーシュ自身が何より忌み嫌った理不尽な支配の体現に心の隙を自分から作ったさとうが抗えるはずもなかった。
しかもルルーシュはさとうの探索と保護の条件としてこの命令を下している。
清隆にチェス勝負という制約を着けた上での命令が通ったようにこの命令も問題なく履行された。
異能破りの異能を使わない限り1人につき一度だけどんな命令にも従わせるルルーシュ自身が何より忌み嫌った理不尽な支配の体現に心の隙を自分から作ったさとうが抗えるはずもなかった。
しかもルルーシュはさとうの探索と保護の条件としてこの命令を下している。
清隆にチェス勝負という制約を着けた上での命令が通ったようにこの命令も問題なく履行された。
「ふふふふふ……はっはっはっはっ!」
「!?」
我に返ったさとうは思わず自分の口を抑えて、椅子から飛びのいていた。
意識が曖昧になっていた間何を口走った?
まさかこの男の機嫌を損ねたのか?
意識が曖昧になっていた間何を口走った?
まさかこの男の機嫌を損ねたのか?
「ん?ああ、誤解しないでくれ松坂さとう。
君は私が求めていた物を提供してくれた。
素晴らしい働きだよ」
君は私が求めていた物を提供してくれた。
素晴らしい働きだよ」
そう言ってルルーシュはその血のように真赤な瞳を開き、右手を伸ばす。
「例のアタッシュケースをこちらに渡してくれ。
そうしてくれれば神戸しおを必ず幸福にすると約束しよう」
そうしてくれれば神戸しおを必ず幸福にすると約束しよう」
「本当に、本当にそうすると約束してくれますか?」
「無論だ」
そう言ってほほ笑んだルルーシュにさとうはリュックから取り出したアタッシュケースを開いて見せ、ルルーシュの手に渡した。
「どうかしたの?……なんですって!?」
その瞬間眼鏡の刀使のザイアスペックに通信が入ったようだった。
「何があった?」
「外側のバリケードが破られました。
二人の白い仮面ライダーに率いられた人間型、非人間型を中心とした生物タイプのNPCモンスターの軍勢との事です。
規模はこちらの迎撃用戦力と同程度。
南方から上昇するように進軍してきています。
また、倒された味方が敵になった、殺しても死ななかったと不可解な報告もあります」
二人の白い仮面ライダーに率いられた人間型、非人間型を中心とした生物タイプのNPCモンスターの軍勢との事です。
規模はこちらの迎撃用戦力と同程度。
南方から上昇するように進軍してきています。
また、倒された味方が敵になった、殺しても死ななかったと不可解な報告もあります」
「クリーチャータイプというより元クリーチャータイプのアンデッドタイプか?
最悪を想定し参加者の死体も同じようになると思っておくべきだな」
最悪を想定し参加者の死体も同じようになると思っておくべきだな」
「っ!」
ルルーシュの考察を聞いてさとうは思わず立ち上がった。
死体を利用され、中から脳だけの怪物に好き勝手に動かされる梔子ユメの姿を思い出したからだ。
愛しくて仕方のないしおがもしそのような姿にされたら……そう想像するだけでどす黒い感情が滾々と湧き上がってくる。
死体を利用され、中から脳だけの怪物に好き勝手に動かされる梔子ユメの姿を思い出したからだ。
愛しくて仕方のないしおがもしそのような姿にされたら……そう想像するだけでどす黒い感情が滾々と湧き上がってくる。
「おい待て。どこに行く?」
「放っておけない!もしそのままにしてしおちゃんを襲うなんてことがあったら!」
未来の無い腐っていくだけの死人共なんぞにハッピーシュガーライフを邪魔されてなる物か。
久方ぶりにまともに点火した黒炎のままにリュックを引っ掴んださとうの行く手を眼鏡の刀使が阻む。
久方ぶりにまともに点火した黒炎のままにリュックを引っ掴んださとうの行く手を眼鏡の刀使が阻む。
「どいて!」
「行くなら我が軍勢を連れていけ」
「!?」
「バリケードを突破している時点で間違いなくこのテレビ局を陥落させるための進軍とみていい。
ならばここで撃退する以外の選択肢はない」
ならばここで撃退する以外の選択肢はない」
そう言ってルルーシュは立ち上がる。
「意外そうな顔だな。
だがこちらの約束は神戸しおの幸福だ。
報告通りの危険な連中を野放しにしてはその約束を果たせない。
それだけのことだ」
だがこちらの約束は神戸しおの幸福だ。
報告通りの危険な連中を野放しにしてはその約束を果たせない。
それだけのことだ」
ルルーシュはそのまままっすぐ清隆の待つスタジオまで向かい、眼鏡の刀使とさとうもそれに続く。
「清隆、外側のバリケードが破られた。
敵はアンデッドタイプのNPCモンスターを率いる二人の仮面ライダー……つまり私たちと奴らの戦争だ!」
敵はアンデッドタイプのNPCモンスターを率いる二人の仮面ライダー……つまり私たちと奴らの戦争だ!」
「遂に来ましたか」
「ああ。敵戦力を上方修正したパターンθで対応する。
お前は内側のバリケードで指揮を取れ」
お前は内側のバリケードで指揮を取れ」
「イエス。ユア・マジェスティ」
「くれぐれもお客人を部屋から出すな。
それからさとう、お前には迎撃部隊を率いてもらう」
それからさとう、お前には迎撃部隊を率いてもらう」
「兵隊は当てにできるんですよね?」
「ああ、存分にお前の『ハッピーシュガーライフ』とやらの障害を排除してくると良い。
後から増援で航空戦力も出そう」
後から増援で航空戦力も出そう」
「……本当に本当でしょうね?」
「あれほどの物を貰ったのだ。
裏切るなどと恥知らずな真似はしない」
裏切るなどと恥知らずな真似はしない」
そう言ってルルーシュは連絡用にとザイアスペックを手渡した。
眼鏡の刀使をまねて耳に装着し、念押しするような視線を部屋から出る最後のタイミングまで逸らさないままさとうは敵を倒すべく向かった。
眼鏡の刀使をまねて耳に装着し、念押しするような視線を部屋から出る最後のタイミングまで逸らさないままさとうは敵を倒すべく向かった。
「『魔剣』を使う。
護衛でコルベットブースター全機、後詰でイナクト戦隊もすべて出す」
護衛でコルベットブースター全機、後詰でイナクト戦隊もすべて出す」
「よろしいのですか?
現状最高火力に航空戦力の半分を出撃させてしまうことになりますが……」
現状最高火力に航空戦力の半分を出撃させてしまうことになりますが……」
「どうせ例の黒い魔女や魔神には通じん。
ならば通用する奴相手に景気よく使ってしまうのが日本人の言う『もったいない』の精神だろう?
対応は今この場で決めた通りだ。
慎ましく、だが盛大にもてなすぞ!行動開始!」
ならば通用する奴相手に景気よく使ってしまうのが日本人の言う『もったいない』の精神だろう?
対応は今この場で決めた通りだ。
慎ましく、だが盛大にもてなすぞ!行動開始!」
「イエス。ユア・マジェスティ」
途中合流した清隆と共に内側のバリケードに到着したさとうはそこに集まった戦力を率いることになった。
赤いマッシブなMS、アヘッドに4機の無骨なMS、ティエレンの発展形の一つであるティエレンタオツーの部隊が二つ。
ヴィンセントをリーダーにグロースターが4機の部隊が8つである。
赤いマッシブなMS、アヘッドに4機の無骨なMS、ティエレンの発展形の一つであるティエレンタオツーの部隊が二つ。
ヴィンセントをリーダーにグロースターが4機の部隊が8つである。
「これだけしかいないの?」
「現状質はこれらの部隊が一番上だ。文句を言うな」
「……あなたはなんでルルーシュに従ってるの?」
「ルルーシュ様と呼べ。
オレはあの方が一番の勝ち馬だと思ったからだ。
喋っている暇が有ったら行け」
オレはあの方が一番の勝ち馬だと思ったからだ。
喋っている暇が有ったら行け」
「ふんっ。変身」
タイガに変身したさとうは迫る死者兵士の軍の方へと走り出す。
『さとう、聞こえているか?』
ザイアスペックからの無線通信が入る。
ルルーシュの声だ。
ルルーシュの声だ。
「ええ、これからどうすればいい?」
『増援は航空戦力……空からの攻撃だ。
作戦成功の是非はいかに地上戦力に敵を釘付けにするかにかかっている。
まずはお前が連れてきた部隊を盾に内側のバリケードに残存戦力を下がらせてくれ。
守りが確かなものとなったら陸からも増援を出す』
作戦成功の是非はいかに地上戦力に敵を釘付けにするかにかかっている。
まずはお前が連れてきた部隊を盾に内側のバリケードに残存戦力を下がらせてくれ。
守りが確かなものとなったら陸からも増援を出す』
「了解」
アヘッド二機を斬り込み役にテレビ局前で両軍が激突した。
「おおおりゃああああああ──────っ!!!!!!」
アヘッドがGNブーメランを結合し、その剛腕でもって思い切り振り投げる。
途中再び二つに分かれたブーメランは死体人形と化した敵NPCモンスター斬り裂き血の雨を降らす。
戻ってきたブーメランをキャッチし近接戦に移行する。
……アヘッドにこんな武装があっただろうか?と思ったそこのあなた。
その疑問は正しい。
どうやらルルーシュが確保に成功したアヘッドはどうやらリボンズ・アルマークの尖兵として刹那・F・セイエイと戦ったアヘッドではなく、地球連邦のプロパガンダ特撮映画『ソレスタルビーイング』内にてマモー・ミヤノ演じる主人公たちと対峙した方のアヘッドである。
特撮映画出典の為か妙に動きも人間的で他のマシンタイプよりは結果的に柔軟な動きが出来るとか言う何とも言えない利点を得ている。
途中再び二つに分かれたブーメランは死体人形と化した敵NPCモンスター斬り裂き血の雨を降らす。
戻ってきたブーメランをキャッチし近接戦に移行する。
……アヘッドにこんな武装があっただろうか?と思ったそこのあなた。
その疑問は正しい。
どうやらルルーシュが確保に成功したアヘッドはどうやらリボンズ・アルマークの尖兵として刹那・F・セイエイと戦ったアヘッドではなく、地球連邦のプロパガンダ特撮映画『ソレスタルビーイング』内にてマモー・ミヤノ演じる主人公たちと対峙した方のアヘッドである。
特撮映画出典の為か妙に動きも人間的で他のマシンタイプよりは結果的に柔軟な動きが出来るとか言う何とも言えない利点を得ている。
そんなアヘッドたちが切り開いた道をティエレンが進んでいく。
Eカーボンの重装甲に物を言わせ爪や牙を弾き返す刀のカーボンブレイドで急所をえぐる。
だが死体人形相手ではそれに意味はなく腹部や胸部をえぐられてもシビトはうごき続けタオツーのアーマーを攻撃し続ける。
だが倒しきれずとも両脚や両腕の破壊で無力化は出来ており、グロースターも大型ランスや銃の距離的アドバンテージもあり対応できている。
Eカーボンの重装甲に物を言わせ爪や牙を弾き返す刀のカーボンブレイドで急所をえぐる。
だが死体人形相手ではそれに意味はなく腹部や胸部をえぐられてもシビトはうごき続けタオツーのアーマーを攻撃し続ける。
だが倒しきれずとも両脚や両腕の破壊で無力化は出来ており、グロースターも大型ランスや銃の距離的アドバンテージもあり対応できている。
「はっ!機械人形なら俺の手ゴマにはされないってか?
皇帝様もちょっとは考えたみたいだな!」
皇帝様もちょっとは考えたみたいだな!」
残る仮面ライダーに関しては二機目のアヘッドがエターナルを、ヴィンセント全機が残るシビトゼインの相手をする。
<スラッシュストライク!ヒ・ヒ・ヒ!>
無数の炎刃を回避、又は手にしたランスタイプのMVSで弾きながら進み、肉薄しては白兵戦を挑む。
この人数でようやく抑えられていることは理解しているのか、射撃とスラッシュハーケンでの牽制で隙を作りスイッチを繰り返し釘付けにする。
この人数でようやく抑えられていることは理解しているのか、射撃とスラッシュハーケンでの牽制で隙を作りスイッチを繰り返し釘付けにする。
「はっ!」
「墳っ!」
エターナルエッジとGNブーメランが鎬を削る。
ティエレンの重装甲機構を引き継ぎ、ガンダムキュリオスのデータを基に開発されたアヘッドは第三世代ガンダムをも超える性能を誇る。
ファングジョーカーをも下す仮面ライダーエターナル相手にもある程度以上に戦えている。
先ほども言ったとおりに人間に近い動きの出来るアヘッドという事も大きい。
ティエレンの重装甲機構を引き継ぎ、ガンダムキュリオスのデータを基に開発されたアヘッドは第三世代ガンダムをも超える性能を誇る。
ファングジョーカーをも下す仮面ライダーエターナル相手にもある程度以上に戦えている。
先ほども言ったとおりに人間に近い動きの出来るアヘッドという事も大きい。
「ちょっとはやるな!ならこれだ!」
そう言ってエターナルは先ほど兵隊を揃える過程でNPCモンスターとして出て来たT2ドーパントを倒して手に入れたT2ガイアメモリをエターナルエッジに装填する。
<ICEAGE! MAXIMAM DRIVE!>
氷の刃が放たれ、アヘッドの脚部に直撃。
瞬間その脚を地面に氷で縫い付けられる。
瞬間その脚を地面に氷で縫い付けられる。
「なんのぉおおおお!」
アヘッドはコーンスラスターから目いっぱいの粒子を吹き出し、足をちぎってでも飛び上がる。
しかしエターナルはさらにその上を取る。
しかしエターナルはさらにその上を取る。
「その程度ぉ!」
四つのカメラアイの突いた顔面にエターナルのキックが突き刺さる。
「がぶぅうううっ!ぶっ───」
仰向けに倒れ伏しアヘッドの喉元にエターナルエッジを突き立てると今度こそ動かなくなった。
「さて、残りは……」
<カブト!>
<執行!ジャスティスオーダー!>
アックスモードのカブトクナイガンを装備したシビトゼインはクロックアップを発動しヴィンセントを達磨にする。
「クソっ!だったら!」
御刀やカメラアイのレンズを入口にミラーワールドからの奇襲で敵の数を削っていたさとうはデスとバイザーのカバーを開く。
<AD VENT>
これで少しは穴埋めをとデストワイルダーを召喚。
残る一機目のアヘッドと二人が駆りで敵を食い止める。
残る一機目のアヘッドと二人が駆りで敵を食い止める。
「ルルーシュ!増援はまだなの!?」
『ご苦労だった松坂さとう。
既にお前たちの上空にはついている』
既にお前たちの上空にはついている』
「だったら早く兵隊を回して!
こっちはもう隊長格の赤いのが一機と取り巻きしか残ってない!」
こっちはもう隊長格の赤いのが一機と取り巻きしか残ってない!」
『状況は把握している。
精鋭とは言え少数でよくぞ戦域をその範囲に維持したまま持ちこたえてくれた。
これで心置きなくお前たちを耕せる』
精鋭とは言え少数でよくぞ戦域をその範囲に維持したまま持ちこたえてくれた。
これで心置きなくお前たちを耕せる』
「お前たち?」
空を見上げるとホバーリングして待機するコルベットブースターが15機とそれよりも上空に無数のAEUイナクトが旋回して待機していた。
「嘘……約束とっ!
約束と違うぞルルーシュ・ヴィ・ブリタニアっ!」
約束と違うぞルルーシュ・ヴィ・ブリタニアっ!」
『約束も何も、九条アリサを見殺しにして九条マリヤから「ハッピーシュガーライフ」を奪ったお前がなぜ信用されると思った?
それ以前に、狂ってると自覚しながら幸せになろうとしているくせに何故破滅もせずにそれを成し得るなどと甘えたことを考えられる?』
それ以前に、狂ってると自覚しながら幸せになろうとしているくせに何故破滅もせずにそれを成し得るなどと甘えたことを考えられる?』
本来なら昨日今日どころか出会って数時間もたっていない男の言葉をそう簡単に信じる程松坂さとうという女は甘くなかったはずだ。
だが、アルジュナ・オルタやノワルと言った圧倒的存在との接触が、その衝撃が彼女の判断力を大きく欠かせていた。
だが、アルジュナ・オルタやノワルと言った圧倒的存在との接触が、その衝撃が彼女の判断力を大きく欠かせていた。
「さっきから何を一人でブツブツ……まさか!」
エターナルが天を仰ぐと同時にコルベットブースターから13機のシュバルベ・グレイズが覗き込んでいるのが見えた。
その手には身の丈ほどもある大筒が装備されている。
その手には身の丈ほどもある大筒が装備されている。
『ダインスレイヴ、全弾発射』
デンマーク王ヘグニが用いた魔剣と同じ名前を冠するその武器は一言で言えば電磁投射砲。
本来モビルスーツを超える厄祭、モビルアーマー仕留める為に生み出された圧倒的貫通力と破壊力は地形すら変えるP.D.世界最強の純物理兵器である。
耳を劈く轟音と同時にとんでもない振動と砂埃が駆け抜ける。
建物は悉く崩れ去り、破壊された車両が爆発してそこら中で火の手が上がっている。
本来モビルスーツを超える厄祭、モビルアーマー仕留める為に生み出された圧倒的貫通力と破壊力は地形すら変えるP.D.世界最強の純物理兵器である。
耳を劈く轟音と同時にとんでもない振動と砂埃が駆け抜ける。
建物は悉く崩れ去り、破壊された車両が爆発してそこら中で火の手が上がっている。
「全く……これが通じない相手が2人以上いるなどどういうことだ?」
僅かな戦闘領域を包囲殲滅するにはあまりにも過剰な大破壊がもたらされた。
だがこれと同じことを呼吸する間にやってのける怪人共の存在に改めてため息が出る。
だがこれと同じことを呼吸する間にやってのける怪人共の存在に改めてため息が出る。
「イナクト戦隊、追撃で爆撃開始!
終了後はスタンド・マニューバに移行し散会!
掃討作戦に移行する!各機ぬかるな!」
終了後はスタンド・マニューバに移行し散会!
掃討作戦に移行する!各機ぬかるな!」
ルルーシュの号令に増設ユニットから雨霰とミサイルをまき散らしてから変形したAEUイナクトが降下していく。
続いてコルベットブースターから空になった大筒を捨てたシュバルベ・グレイズと胸部アーマー部分を合体させたジム改も降下。
地上で合流したグレイズにビームサーベルを投げ渡し下半身をもがれてなお動く死体の群れを破壊していく。
続いてコルベットブースターから空になった大筒を捨てたシュバルベ・グレイズと胸部アーマー部分を合体させたジム改も降下。
地上で合流したグレイズにビームサーベルを投げ渡し下半身をもがれてなお動く死体の群れを破壊していく。
「よし、後は……」
撤退しようとしたルルーシュの背後から何かが遅れて誘爆したのとは違う粉塵の柱が立つ。
「怪物め」
そこには馬乗りになってジムの頭をめった刺しにする白い死神が居た。
あらゆる打撃を無力化できるエターナルローブのおかげで左腕一本の犠牲でダインスレイヴを凌ぎ切った仮面ライダーエターナルである。
あらゆる打撃を無力化できるエターナルローブのおかげで左腕一本の犠牲でダインスレイヴを凌ぎ切った仮面ライダーエターナルである。
「仕方ない。清隆!
お前はまた別の存在の介入があった場合の対処に残れ。
あれには俺が!」
お前はまた別の存在の介入があった場合の対処に残れ。
あれには俺が!」
「イエス。ユア・マジェスティ」
敵をだますにはまず味方からということでさとうには嘘をついて連れてきていた清隆を万が一……いや、何でもありのこのバトルロワイヤルにおいては十が一くらいの確立に備えて残し、自分が降下する。
死神と最期のダンスを踊ってやるために。
死神と最期のダンスを踊ってやるために。
「ぶっ……ううぅ」
背中に激痛を感じて松坂さとうは目覚めた。
粉塵が目に入って痛い。
どうやらオーバーダメージで変身が解除されてしまったらしい。
粉塵が目に入って痛い。
どうやらオーバーダメージで変身が解除されてしまったらしい。
(確か、ルルーシュに裏切られて……)
痛みのせいなのか、それとも確認したくもない事実として瓦礫が背中を貫通しているのか知らないが仰向けに倒れたまま起き上がれそうにない。
どうにか頭を持ち上げると白い死神が居た。
片腕だけになり、仮面に盛大なヒビを作ながらも狂ったように指の欠けた手で握ったナイフで襲い来るMSたちを切り伏せ、蹴りつけスクラップに変えていく。
ありえないだろ。同じ攻撃を受けた自分はこんなザマなのになんでまだ暴れられる元気がある?
いや、こんな怪物が居たとしてどうしてこれより強い奴が平然と表を歩いているんだ?
おかしい。おかしくなきゃいけない。
などと呆然と考えていると、さとうの這いつくばる地面に暗黒色の水たまりが広がって行く。
どうにか頭を持ち上げると白い死神が居た。
片腕だけになり、仮面に盛大なヒビを作ながらも狂ったように指の欠けた手で握ったナイフで襲い来るMSたちを切り伏せ、蹴りつけスクラップに変えていく。
ありえないだろ。同じ攻撃を受けた自分はこんなザマなのになんでまだ暴れられる元気がある?
いや、こんな怪物が居たとしてどうしてこれより強い奴が平然と表を歩いているんだ?
おかしい。おかしくなきゃいけない。
などと呆然と考えていると、さとうの這いつくばる地面に暗黒色の水たまりが広がって行く。
「ようやく来たな皇帝陛下!」
「生憎最初からコルベットブースターの上に居たさ。
キングが動かないまま部下が動くなどありえないからな」
キングが動かないまま部下が動くなどありえないからな」
いかなる原理か黒い水たまりに触れたNPCモンスターの残骸は融解するように沈んでいく。
そして暗黒色の水たまりに静謐が戻るとルルーシュの足元に集まり始めた。
そして暗黒色の水たまりに静謐が戻るとルルーシュの足元に集まり始めた。
「ラーニング完了」
そうつぶやいたルルーシュの眼が血のような赤い色に光る。
同期するように腰に装着したドライバーの中央部分も怪しく輝く。
ルルーシュは左手の親指をドライバー上部のスイッチにかけ、ギアスを発動させるときと同じポーズをとる。
同期するように腰に装着したドライバーの中央部分も怪しく輝く。
ルルーシュは左手の親指をドライバー上部のスイッチにかけ、ギアスを発動させるときと同じポーズをとる。
「『変身』」
スイッチが押し込まれるとアークドライバーゼロのリアクターとギアスの瞳が同期するように怪しく赤く輝き、出現した無数のライダモデルとロストモデルが対消滅させられ、残った純粋なエネルギーのみがアーマーを形成。
ルルーシュの姿を白い皇帝衣から漆黒の装甲に変えた。
ルルーシュの姿を白い皇帝衣から漆黒の装甲に変えた。
「貴様も仮面ライダーに……」
「『仮面ライダーアークゼロ。
全ての仮面ライダー統べる者だ』」
全ての仮面ライダー統べる者だ』」
「面白い!さあ!地獄を楽しみな!」
残った腕でエターナルエッジを振るう大道。
その一撃一撃が人体を用意に斬り裂く必殺の刃であり、傭兵として肉体に染み付いた経験に基づく超絶の技巧だ。
だが、その悉くが全くアークゼロに当たらない。
マントで予備動作を完全に隠したうえでの高速の突きからの切り上げすらかすりもしない。
その一撃一撃が人体を用意に斬り裂く必殺の刃であり、傭兵として肉体に染み付いた経験に基づく超絶の技巧だ。
だが、その悉くが全くアークゼロに当たらない。
マントで予備動作を完全に隠したうえでの高速の突きからの切り上げすらかすりもしない。
「なんだ?動きが……」
「『当然だ。
今の我々は先ほど取り込んだ松坂さとうの仮面ライダーやモビルスーツの残骸から得た戦闘データを基にチューンナップした対エターナル用アークゼロ。
その上でラーニングと超予測で更なるアップデートの余地を残している。
進歩なく魂まで腐り逝くだけの死体に負ける理由はない』」
今の我々は先ほど取り込んだ松坂さとうの仮面ライダーやモビルスーツの残骸から得た戦闘データを基にチューンナップした対エターナル用アークゼロ。
その上でラーニングと超予測で更なるアップデートの余地を残している。
進歩なく魂まで腐り逝くだけの死体に負ける理由はない』」
そう言ってエターナルの腕を遊び取り、太刀盗りの要領でエターナルエッジを奪い取り、清隆から献上されたばかりの支給品を取り出した。
「『お前にもう勝ち目はない。
死人は死人らしくダインスレイヴで耕してやった土の下に還るが良い』」
死人は死人らしくダインスレイヴで耕してやった土の下に還るが良い』」
<UNICORN!>
元々はガイアメモリ強化アダプターと共に亜里紗に支給されていたT2ユニコーンメモリだ。
恐らく、回復のエナジーアイテムを想うように入手できず、魔法少女の力を使えなくなる場合を考慮した主催者の誰かが支給したアイテムでT2なのはアクセルやジョーカーと同じ理由であろう。
それをエターナルエッジに装填する。
恐らく、回復のエナジーアイテムを想うように入手できず、魔法少女の力を使えなくなる場合を考慮した主催者の誰かが支給したアイテムでT2なのはアクセルやジョーカーと同じ理由であろう。
それをエターナルエッジに装填する。
<UNICORN!MAXIMAM DRIVE!>
「どうかな?
態々墓所を整地してもらって悪いがお前がシビトになるかもだぞ?」
態々墓所を整地してもらって悪いがお前がシビトになるかもだぞ?」
<ETERNAL! MAXIMAM DRIVE!>
ドライバーのスロットにメモリを差し込み、必殺キックの構えを取って駆けだすエターナル。
アークゼロも同じように駆けだす。
アークゼロも同じように駆けだす。
「はぁああああああっ!」
得意の回転回し蹴りが繰り出される。
まともに食らわせればアークゼロとは言えただでは済まない。
まともに食らわせればアークゼロとは言えただでは済まない。
<オールエクスティンクション!>
そしてそれを許すアークゼロではない。
エターナルエッジを左手に持ち替え右下段払いで受け止めるとがら空きのボディにユニコーンヘルスタップを叩きこんだ。
そして刺さったままのエターナルエッジから手を放し、自由落下するエターナルの首を掴んで捕まる。
エターナルエッジを左手に持ち替え右下段払いで受け止めるとがら空きのボディにユニコーンヘルスタップを叩きこんだ。
そして刺さったままのエターナルエッジから手を放し、自由落下するエターナルの首を掴んで捕まる。
「『技の手数が違ったな』」
そう言ってアークゼロはドライバーを強引に外して克己を強制変身解除させた。
「それを、言われる側になるとはな……。
今回はお前に風が吹いたか」
今回はお前に風が吹いたか」
「『違うな。風向きは戦術と戦略でこちら側に吹かせる物だ』」
「……そうかい」
砂とも錆とも分からぬ何かになって崩れる大道克己を見送ると、ルルーシュは変身を解除した。
「あは……あっはっはっはっははぁ───あっははははははっははははっははははっはははははっははははあっは!あーーーっははっはははははっははははっははっははっははっはっははっははは!」
不意に聞こえた狂気に染まったような笑い声に思わず拾ったエターナルエッジを向けるルルーシュ。
だがそこに居たのが落ちてきた土砂と瓦礫に下半身を潰され、背中を鉄骨が貫いている松坂さとうだと分かるとすぐに刃を降ろした。
だがそこに居たのが落ちてきた土砂と瓦礫に下半身を潰され、背中を鉄骨が貫いている松坂さとうだと分かるとすぐに刃を降ろした。
「驚いたな。まだ生きていたとは」
「おまえはぁあ!ぜったいにいきのこれないぃいい!
あのくろいののひざ下レベルのこいつらにここまでしないと勝てないお前なんかじゃあ逆立ちしたってあいつにはかてないっ!
死体も残らずむごたらしく殺されるんだぁあ……ざまあみろぉ……ざまあああああああみろぉおおおおおお!」
あのくろいののひざ下レベルのこいつらにここまでしないと勝てないお前なんかじゃあ逆立ちしたってあいつにはかてないっ!
死体も残らずむごたらしく殺されるんだぁあ……ざまあみろぉ……ざまあああああああみろぉおおおおおお!」
「はぁ……」
松坂さとうにルルーシュは嫌悪感を抱いていた。
九条マリヤの妹を見殺しにして彼女の言う『ハッピーシュガーライフ』奪ったくせして自分は幸せになる権利を主張し、何でもやる等と言いながら黒き神に恐怖し破滅する覚悟すら持ち合わせていない。
まるで第一次ブラックリベリオンの際義妹の死を利用しそのくせ自分は破滅もしないまま幸福をかなえようとしてスザクと対峙した自分の様で、第二次ブラックリベリオンでもコーネリアの姿すら利用しシャーリーの仇とは言え本当の兄のようにロロを利用してナナリーを奪い返そうとした自分のようでもあったからだ。
九条マリヤの妹を見殺しにして彼女の言う『ハッピーシュガーライフ』奪ったくせして自分は幸せになる権利を主張し、何でもやる等と言いながら黒き神に恐怖し破滅する覚悟すら持ち合わせていない。
まるで第一次ブラックリベリオンの際義妹の死を利用しそのくせ自分は破滅もしないまま幸福をかなえようとしてスザクと対峙した自分の様で、第二次ブラックリベリオンでもコーネリアの姿すら利用しシャーリーの仇とは言え本当の兄のようにロロを利用してナナリーを奪い返そうとした自分のようでもあったからだ。
だが今、狂ったように笑い続ける彼女には同族嫌悪より憐れみが勝る。
(そうじゃないだろ)
肉声では届かないと判断したルルーシュはアークの脳波にハッキングする機能を応用したテレパシーで話しかける。
(本当に愛しているなら今際に願うべきは神戸しおの幸福だろう?
何故最期の最期で俺のことなど考える?)
何故最期の最期で俺のことなど考える?)
(え?────────────あっ)
(お前は神戸しおと幸福になりたかったのか?
それとも神戸しおで幸福になりたかったのか?
もし後者だとするならば、お前が最初に殺した二人と何が違う?)
それとも神戸しおで幸福になりたかったのか?
もし後者だとするならば、お前が最初に殺した二人と何が違う?)
お前の愛も身勝手だ。
そう言われたに等しいルルーシュの憐れみに満ちた瞳と言葉をさとうが受け取ったかは分からない。
だがその最期は間違いなくしおへの懺悔と愛に報いきれなかったことへの後悔に満ちていただろうことはその表情から見てとれた。
そう言われたに等しいルルーシュの憐れみに満ちた瞳と言葉をさとうが受け取ったかは分からない。
だがその最期は間違いなくしおへの懺悔と愛に報いきれなかったことへの後悔に満ちていただろうことはその表情から見てとれた。
【大道克己@仮面ライダーW 死亡】
【松坂さとう@ハッピーシュガーライフ 死亡】
【松坂さとう@ハッピーシュガーライフ 死亡】
流石はあらゆる衝撃に強いと説明されていただけあって肩紐こそ壊れていたが無事だったさとうのリュックを回収する。
人員を集めは流石にそろそろ焦った方がいいがアイテムには大分余裕が出来た。
このままテレビ局に戻り第一回放送後にもう一度放送を行うべきだろう。
コルベットブースターの方に戻りながら次の放送の内容について考えていると
人員を集めは流石にそろそろ焦った方がいいがアイテムには大分余裕が出来た。
このままテレビ局に戻り第一回放送後にもう一度放送を行うべきだろう。
コルベットブースターの方に戻りながら次の放送の内容について考えていると
「残念です、ルルーシュさん。
やっぱりアークのせいで悪者になっちゃってたんですね」
やっぱりアークのせいで悪者になっちゃってたんですね」
不意に本当に残念そうな声が聞こえて来た。
見上げるとスタイルの良い、だがどこかあどけなさも残る美少女がそこに居た。
見上げるとスタイルの良い、だがどこかあどけなさも残る美少女がそこに居た。
『そのドライバー……今度のインナーフレームは随分と可愛らしいな、ゼイン』
『インナーフレームなどとは実に悪意に満ちた物言いですね、アーク。
彼女は私の正義の賛同者にしてあなた方のような悪意を駆逐する同志です』
彼女は私の正義の賛同者にしてあなた方のような悪意を駆逐する同志です』
「同志?ああ、なるほど。
大方そちらの少女に私の放送の内容を聞いて私がアークに掌握されていると勘ぐって確かめに来たといったところか……」
大方そちらの少女に私の放送の内容を聞いて私がアークに掌握されていると勘ぐって確かめに来たといったところか……」
大体はルルーシュの想像通りで道中回復のエナジーアイテムを複数獲得できたことで大幅に回復の時間を短縮できた果穂からルルーシュの放送について聞いたゼインはアークが仮面ライダーゼロワンの世界にて積み重ねてきた所業を果穂に伝え、その排除に動くように誘導したのだ。
「改めて、宣言しよう。
我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア!
神聖ブリタニア帝国第99代皇帝!
亡き皇妃マリアンヌ・ランペルージが息子!
アークの力すら利用し、このバトルロワイヤルを支配し裁定する絶対の王である!」
我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア!
神聖ブリタニア帝国第99代皇帝!
亡き皇妃マリアンヌ・ランペルージが息子!
アークの力すら利用し、このバトルロワイヤルを支配し裁定する絶対の王である!」
「そうですか。
だったらもう、これ以上ルルーシュさんのせいで傷つく人が増える前に、やっつけさせてもらいます!」
だったらもう、これ以上ルルーシュさんのせいで傷つく人が増える前に、やっつけさせてもらいます!」
そう言って果穂がプログライズキーを起動、ルルーシュがドライバーのスタータースイッチを押し込もうとしたタイミングだった。
<ライジングユートピア!>
蛍光イエローのエネルギー波に吹き飛ばされて、果穂がここにいる以上存在するはずのない戦士が吹き飛んで来た。
「え!?」
『馬鹿な……ゼインだと?』
「清隆か!」
シビトゼインが飛んで来た方向からアタッシュアローを構えた001がやってきた。
「申し訳ありませんルルーシュ様。
ルルーシュ様より預かったイナクト戦隊は奴の為に全滅してしまいました」
ルルーシュ様より預かったイナクト戦隊は奴の為に全滅してしまいました」
「いや、むしろよくやってくれたぞ清隆。
駄目じゃあないかゼイン!
ちゃんとゴミはきっちり処分しないと!
こうして思わぬ形で再利用されてしまうんだからな!」
駄目じゃあないかゼイン!
ちゃんとゴミはきっちり処分しないと!
こうして思わぬ形で再利用されてしまうんだからな!」
あたかもシビトゼインは自分が造ったかのような物言いで捨て台詞を吐きながらルルーシュはドライバーから悪意の波動を放ち、その隙に清隆と共に撤退する。
『仕方ありません。
果穂、この贋物のゼインも放っておけば多くの善意を持った者にとっての脅威になる。
分かっていますね?』
果穂、この贋物のゼインも放っておけば多くの善意を持った者にとっての脅威になる。
分かっていますね?』
「はい!贋物ヒーローを倒すのは定番中の定番です!変身!」
二人のゼインの拳が激突する。
真贋どちらもロクでもない仮面ライダー同士の対決が始まってしまった。
真贋どちらもロクでもない仮面ライダー同士の対決が始まってしまった。
【エリアD-7/現代都市/9月2日午前11時】
【仮面ライダーゼイン@仮面ライダーアウトサイダーズ】
状態:果穂へ憑依中
服装:果穂と同一(装備~道具まで同様)
装備:
令呪:
道具:
思考
基本:悪意に満ちたこのゲームを破壊する。
01:このゲームの運営についての情報を集める。
02:邪魔する者は排除する。
03:悪意に満ちた参加者は見つけ次第排除。
まずはバグスター、そしてアークとアークに同調するルルーシュ、そして目の前の偽のゼインを倒す。
その為に旧幻夢会社へ向かう
04:小宮果穂を資格者として行動。
今度は余計な抵抗をされないようにしなくては
05:次にチェイスと会った時、私の善意を理解するならば良し。
そうでなければ排除する。
06:メダジャリバーを使う為にセルメダルを排出するNPCと戦いたいですね
07:ゼインカードの再使用可能となる方法を探す。
参戦時期:仮面ライダーゼロスリーと対峙するよりは前
備考
※小宮果穂@アイドルマスター シャイニーカラーズの肉体を乗っ取りました。常に装着する必要のあるゼインドライバーを破壊、もしくは取り上げない限り解放されません。
また、変身者が死ぬ→新しい変身者を乗っ取るを繰り返す度にゼインの干渉は難しくなります。完全にできなくなった場合、ゼインの参加者としての資格はなくなります。
※時間停止は1秒のみ、そして3回使用すると次の放送が流れるまで使用できません、ゼインはこのことを把握しています。
※令呪を使った場合、昭和ライダーの力の場合はシンプルに威力増加、平成、令和ライダーの場合は最強フォームにカードが戻るようです。また、時間停止も再度可能になります
※裁断された仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、スカイライダー、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーカブト、仮面ライダーダブル、仮面ライダーオーズプトティラコンボ、仮面ライダーウィザードインフィニティースタイル、仮面ライダービルドジーニアスフォームのゼインカードは回収されました。
ゲーマドライバーとランダムアイテム=マイティブラザーズXXガシャットは『ゼインカード(仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマーレベルXX(量産型脳無))@オリジナル』になりました。
状態:果穂へ憑依中
服装:果穂と同一(装備~道具まで同様)
装備:
令呪:
道具:
思考
基本:悪意に満ちたこのゲームを破壊する。
01:このゲームの運営についての情報を集める。
02:邪魔する者は排除する。
03:悪意に満ちた参加者は見つけ次第排除。
まずはバグスター、そしてアークとアークに同調するルルーシュ、そして目の前の偽のゼインを倒す。
その為に旧幻夢会社へ向かう
04:小宮果穂を資格者として行動。
今度は余計な抵抗をされないようにしなくては
05:次にチェイスと会った時、私の善意を理解するならば良し。
そうでなければ排除する。
06:メダジャリバーを使う為にセルメダルを排出するNPCと戦いたいですね
07:ゼインカードの再使用可能となる方法を探す。
参戦時期:仮面ライダーゼロスリーと対峙するよりは前
備考
※小宮果穂@アイドルマスター シャイニーカラーズの肉体を乗っ取りました。常に装着する必要のあるゼインドライバーを破壊、もしくは取り上げない限り解放されません。
また、変身者が死ぬ→新しい変身者を乗っ取るを繰り返す度にゼインの干渉は難しくなります。完全にできなくなった場合、ゼインの参加者としての資格はなくなります。
※時間停止は1秒のみ、そして3回使用すると次の放送が流れるまで使用できません、ゼインはこのことを把握しています。
※令呪を使った場合、昭和ライダーの力の場合はシンプルに威力増加、平成、令和ライダーの場合は最強フォームにカードが戻るようです。また、時間停止も再度可能になります
※裁断された仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、スカイライダー、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーカブト、仮面ライダーダブル、仮面ライダーオーズプトティラコンボ、仮面ライダーウィザードインフィニティースタイル、仮面ライダービルドジーニアスフォームのゼインカードは回収されました。
ゲーマドライバーとランダムアイテム=マイティブラザーズXXガシャットは『ゼインカード(仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマーレベルXX(量産型脳無))@オリジナル』になりました。
【小宮果穂@アイドルマスター シャイニーカラーズ】
状態:疲労(中)、ダメージ(小)、フェザーサーキットによる侵食、ゼインの資格者
服装:私服(いつもの)
装備:ゼインドライバー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインプログライズキー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインカード一式@仮面ライダーアウトサイダーズ、フェザーサーキット@仮面ライダードライブ
令呪:残り三画
道具:デザイアバックル&コアID(ナーゴ)&ビートレイズバックル@仮面ライダーギーツ、ブーストレイズバックル(2時間使用不可能)@仮面ライダーギーツ、強制退出装置@遊戯王OCG(6時間使用不可能)、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、メダジャリバー+オースキャナー@仮面ライダーオーズ、裁断されたゼインカード@仮面ライダーアウトサイダーズ、檜佐木修兵のバイク@BLEACH、桜井侑斗のレジスター、ホットライン×3
思考
基本:ゼインさんの言う通りにします!
何も間違ってないですよね?
01:残念ですルルーシュさん。
でもこれ以上あなたの隙に刺せるわけにはいきません!
だから倒します!
02:こんなに幸せな気持ち初めてです……
参戦時期:不明。少なくともW.I.N.G.の優勝経験あり。
備考
※ゼインの資格者に選ばれました。
※フェザーサーキットの影響で思考が汚染されいます。
状態:疲労(中)、ダメージ(小)、フェザーサーキットによる侵食、ゼインの資格者
服装:私服(いつもの)
装備:ゼインドライバー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインプログライズキー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインカード一式@仮面ライダーアウトサイダーズ、フェザーサーキット@仮面ライダードライブ
令呪:残り三画
道具:デザイアバックル&コアID(ナーゴ)&ビートレイズバックル@仮面ライダーギーツ、ブーストレイズバックル(2時間使用不可能)@仮面ライダーギーツ、強制退出装置@遊戯王OCG(6時間使用不可能)、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、メダジャリバー+オースキャナー@仮面ライダーオーズ、裁断されたゼインカード@仮面ライダーアウトサイダーズ、檜佐木修兵のバイク@BLEACH、桜井侑斗のレジスター、ホットライン×3
思考
基本:ゼインさんの言う通りにします!
何も間違ってないですよね?
01:残念ですルルーシュさん。
でもこれ以上あなたの隙に刺せるわけにはいきません!
だから倒します!
02:こんなに幸せな気持ち初めてです……
参戦時期:不明。少なくともW.I.N.G.の優勝経験あり。
備考
※ゼインの資格者に選ばれました。
※フェザーサーキットの影響で思考が汚染されいます。
【桜井侑斗(シビト・非参加者)@仮面ライダーアウトサイダーズ】
状態:ダメージ(大)、仮面ライダーゼインに変身中
服装:私服
装備:ゼインドライバー(複製)
ゼインプログライズキー(複製)
ゼインカード一式(複製、ウィザードとカブトは使用済)
道具:なし
基本:目に移る参加者を殺す
00:……
備考
※ドライバーにゼインの意志までは複製されていません。
状態:ダメージ(大)、仮面ライダーゼインに変身中
服装:私服
装備:ゼインドライバー(複製)
ゼインプログライズキー(複製)
ゼインカード一式(複製、ウィザードとカブトは使用済)
道具:なし
基本:目に移る参加者を殺す
00:……
備考
※ドライバーにゼインの意志までは複製されていません。
テレビ局に戻ったルルーシュと清隆は早速放送の間に向かった。
間も無くゲームの本格始動から6時間、クルーゼの予告した定時放送の時間である。
間も無くゲームの本格始動から6時間、クルーゼの予告した定時放送の時間である。
「我々ももう一度プレイヤーに呼びかけを行う!機材の準備急げ!」
「「「イエス!ユア・マジェスティ!」」」
「ルルーシュ様」
「ああ、清隆。お前の褒美だったな。受け取れ」
そう言ってルルーシュは新しいプログライズキーを渡す。
「有難うございます。
このような過分な褒美をいただいた直後でも酸いわけないのですが、一つ悪い報告が」
このような過分な褒美をいただいた直後でも酸いわけないのですが、一つ悪い報告が」
「ドラえもんか?」
「はい。恐らくこの混乱の最中に抜け出し令呪のサンプルを発見してしまったようなのです」
「それは面倒だな……仕方ない。
殺害以外のあらゆる手段を許可する。
彼をテレビ局から出すな」
殺害以外のあらゆる手段を許可する。
彼をテレビ局から出すな」
「イエス。ユア・マジェスティ」
最初の放送でそうだったように椅子に腰かけルルーシュは自分からしか見えないように設定したテレビ画面を睨む。
果たして運営の次の一手は何か、後攻ゆえに待つ黒の指し手は運営の、白の指し手の次の一手を待った。
果たして運営の次の一手は何か、後攻ゆえに待つ黒の指し手は運営の、白の指し手の次の一手を待った。
【エリアD-7/テレビ局/9月2日午前11時10分】
【ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス反逆のルルーシュR2】
状態:正常、疲労(小)
服装:皇帝服
装備:アークドライバーゼロ@仮面ライダーアウトサイダーズ
令呪:残り三画
道具:チェスセット@現実
ランダムアイテム×0~1(ルル)
ランダムアイテム×0~2(清隆)
ランダムアイテム×0~1(軽井沢)
ランダムアイテム×0~1(亜里紗)
ランダムアイテム×0~2(さとう)
ガイアメモリ強化アダプター@仮面ライダーW
T2ユニコーンメモリ@仮面ライダーW
レイスの短刀@魔法少女ルナの災難
キルアのスタンガン@HUNTER×HUNTER
ホットライン×4
サバイバルナイフ@現実
ライダーガシャットケース@仮面ライダーエグゼイド
11本のプロトガシャット@仮面ライダーエグゼイド
ヴェルデバスターガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
飛電ゼロワンドライバー&メタルクラスタホッパープログライズキー@仮面ライダーゼロワン
ロストドライバー&T2エターナルメモリ@仮面ライダーW
T2アイスエイジメモリ@仮面ライダーW
細胞維持酵素×5@仮面ライダーW
包丁や果物ナイフ数本(現地調達)
成見亜里紗のレジスター
満艦飾マコのレジスター
思考
基本:このゲームでゼロダイバーを完遂し、元の世界に戻ってゼロレクイエムを達成する
00:このバトルロワイヤルでゼロダイバーを完遂する
01:まさか『特記戦力』があそこまで規格外だったとは。
盤面を見直そう必要があるな。
02:忠誠を誓う者には仮面ライダーの力を与え、
ガッチャード達に自分に刃向かう勢力を作らせる。
03:アークの力は最大限利用させてもらう。
ゼインを倒す為にもこれは必要不可欠だ。
04:ランペルージ姓とヴィ・ブリタニア姓のロロの名前が二つあるのが気がかり。
もし羂索のように弟の死体を利用する何者かだったのなら、容赦はしない。
05:二代目ゼロ?扇め、そこまで準備していたとは。
06:地下の『アレ』については調べたいが、いなくなったドラえもんの件もあるし藪蛇になりかねんか。
07:特記戦力に関する情報はもっと欲しい。
プロトガシャットを餌にもっと人を募るか?
08:白のキングは魔神で確定か。
なら色欲の魔女程度倒せん用では挑戦権すらないな。
09:他に有用なコマが居ないとは言え、もう少し清隆の行動に注意を払うべきか?
10:ニーナ……必ず仇は討ってやるぞ。
参戦時期:皇帝位簒奪を宣言した後
備考
※絶対遵守のギアスは制限が駆けられています。
少なくともプレイヤー相手に自害、服従の命令は令呪なしには発動できないようです。
NPCモンスター相手には乱発さえしなければ問題ない上に、乱発も連続三回までなら多少目が痛い程度で済むようです。
※堀北鈴音、綾小路清隆、松坂さとうにギアスを使いました。
彼女らが能力無効化の異能力をかけられない限り、もう一度ギアスをかけることはできません。
※アークのハッキングの要領でマシンタイプNPCモンスターを支配できます。
※大道克己の死に引きずられてソードスキルは消滅しましたが既に蘇生されたシビトやジゴワットは倒されていません。
近くに居るプレイヤーにランダムに襲い掛かります。
状態:正常、疲労(小)
服装:皇帝服
装備:アークドライバーゼロ@仮面ライダーアウトサイダーズ
令呪:残り三画
道具:チェスセット@現実
ランダムアイテム×0~1(ルル)
ランダムアイテム×0~2(清隆)
ランダムアイテム×0~1(軽井沢)
ランダムアイテム×0~1(亜里紗)
ランダムアイテム×0~2(さとう)
ガイアメモリ強化アダプター@仮面ライダーW
T2ユニコーンメモリ@仮面ライダーW
レイスの短刀@魔法少女ルナの災難
キルアのスタンガン@HUNTER×HUNTER
ホットライン×4
サバイバルナイフ@現実
ライダーガシャットケース@仮面ライダーエグゼイド
11本のプロトガシャット@仮面ライダーエグゼイド
ヴェルデバスターガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
飛電ゼロワンドライバー&メタルクラスタホッパープログライズキー@仮面ライダーゼロワン
ロストドライバー&T2エターナルメモリ@仮面ライダーW
T2アイスエイジメモリ@仮面ライダーW
細胞維持酵素×5@仮面ライダーW
包丁や果物ナイフ数本(現地調達)
成見亜里紗のレジスター
満艦飾マコのレジスター
思考
基本:このゲームでゼロダイバーを完遂し、元の世界に戻ってゼロレクイエムを達成する
00:このバトルロワイヤルでゼロダイバーを完遂する
01:まさか『特記戦力』があそこまで規格外だったとは。
盤面を見直そう必要があるな。
02:忠誠を誓う者には仮面ライダーの力を与え、
ガッチャード達に自分に刃向かう勢力を作らせる。
03:アークの力は最大限利用させてもらう。
ゼインを倒す為にもこれは必要不可欠だ。
04:ランペルージ姓とヴィ・ブリタニア姓のロロの名前が二つあるのが気がかり。
もし羂索のように弟の死体を利用する何者かだったのなら、容赦はしない。
05:二代目ゼロ?扇め、そこまで準備していたとは。
06:地下の『アレ』については調べたいが、いなくなったドラえもんの件もあるし藪蛇になりかねんか。
07:特記戦力に関する情報はもっと欲しい。
プロトガシャットを餌にもっと人を募るか?
08:白のキングは魔神で確定か。
なら色欲の魔女程度倒せん用では挑戦権すらないな。
09:他に有用なコマが居ないとは言え、もう少し清隆の行動に注意を払うべきか?
10:ニーナ……必ず仇は討ってやるぞ。
参戦時期:皇帝位簒奪を宣言した後
備考
※絶対遵守のギアスは制限が駆けられています。
少なくともプレイヤー相手に自害、服従の命令は令呪なしには発動できないようです。
NPCモンスター相手には乱発さえしなければ問題ない上に、乱発も連続三回までなら多少目が痛い程度で済むようです。
※堀北鈴音、綾小路清隆、松坂さとうにギアスを使いました。
彼女らが能力無効化の異能力をかけられない限り、もう一度ギアスをかけることはできません。
※アークのハッキングの要領でマシンタイプNPCモンスターを支配できます。
※大道克己の死に引きずられてソードスキルは消滅しましたが既に蘇生されたシビトやジゴワットは倒されていません。
近くに居るプレイヤーにランダムに襲い掛かります。
【綾小路清隆@ようこそ実力至上主義の教室へ】
状態:絶対遵守のギアス(極大)、疲労(中)、ダメージ(小)
服装:高度育成高校の制服(男)
装備:フォースライザー
ライジングホッパープログライズキー
ザイアスペック
アタッシュアロー
プログライズキー×3(種類不明)
令呪:残り三画
道具:ホットライン、エナジーアイテム×5(種類不明)
思考
基本:ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを利用して自分の夢を掴む
00:『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアへの質問には包み隠さず答える』
01:ルルーシュに仕え、このゲームをひっくり返す。
02:堀北ら知り合いへの対処はその時次第。
03:ルルーシュの仮面ライダーとして諜報活動を行う。
04:ドラえもんがテレビ局の外に出ないうちに捕まえる。
05:人って思ったよりあっさり死ぬんだな……。
06:あの白いライダーどもはまた戦力が整ってからか。
参戦時期:少なくとも船上試験よりは後
備考
※絶対遵守のギアスをかけられました。
異能力を無効化する異能力をかけられない限り、新たにルルーシュのギアスの影響を受けることはない代わりにルルーシュからの質問に包み隠さず答えます。
※ザイアスペックでの通信はルーター無しでの場合同エリア内に居なければ不可能なようです。
※テレビ局内のどこかに成見亜里紗の手首(令呪付)と成見亜里紗のホットラインが保管されています。
※エナジーアイテム、ルルーシュより下賜されたプログライズキーの種類に関しては後の書き手様にお任せします。
状態:絶対遵守のギアス(極大)、疲労(中)、ダメージ(小)
服装:高度育成高校の制服(男)
装備:フォースライザー
ライジングホッパープログライズキー
ザイアスペック
アタッシュアロー
プログライズキー×3(種類不明)
令呪:残り三画
道具:ホットライン、エナジーアイテム×5(種類不明)
思考
基本:ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを利用して自分の夢を掴む
00:『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアへの質問には包み隠さず答える』
01:ルルーシュに仕え、このゲームをひっくり返す。
02:堀北ら知り合いへの対処はその時次第。
03:ルルーシュの仮面ライダーとして諜報活動を行う。
04:ドラえもんがテレビ局の外に出ないうちに捕まえる。
05:人って思ったよりあっさり死ぬんだな……。
06:あの白いライダーどもはまた戦力が整ってからか。
参戦時期:少なくとも船上試験よりは後
備考
※絶対遵守のギアスをかけられました。
異能力を無効化する異能力をかけられない限り、新たにルルーシュのギアスの影響を受けることはない代わりにルルーシュからの質問に包み隠さず答えます。
※ザイアスペックでの通信はルーター無しでの場合同エリア内に居なければ不可能なようです。
※テレビ局内のどこかに成見亜里紗の手首(令呪付)と成見亜里紗のホットラインが保管されています。
※エナジーアイテム、ルルーシュより下賜されたプログライズキーの種類に関しては後の書き手様にお任せします。
(どうしよう……思わず逃げちゃったけど)
ルルーシュと会って話して彼なりに考えがあって、その上で最善であると判断したことをしていると思えた矢先だった。
トイレに立ち寄った先で血だらけのリュックを運ぶNPCモンスターの少女と出会ったのは。
しかも転んだ彼女が落したリュックの中身は令呪の刻まれた手首だった。
悲鳴こそ上げなかったが、パニックになって逃げ回って気付けば見知らぬ場所に来てしまった。
トイレに立ち寄った先で血だらけのリュックを運ぶNPCモンスターの少女と出会ったのは。
しかも転んだ彼女が落したリュックの中身は令呪の刻まれた手首だった。
悲鳴こそ上げなかったが、パニックになって逃げ回って気付けば見知らぬ場所に来てしまった。
「今からでも戻るべきなのかな」
そんな風に思っていると、近くのモニターに砂嵐が走る。
そう言えばもう少しで放送だったなと思い出し、とりあえずそれを見てから考えようとモニターを見つめた。
そう言えばもう少しで放送だったなと思い出し、とりあえずそれを見てから考えようとモニターを見つめた。
【エリアD-7/テレビ局/9月2日午前11時10分】
【ドラえもん@ドラえもん】
状態:ダメージ(中)、悲しみと決意
服装:全裸(ロボットなので)
装備:空気砲@ドラえもん、ひらりマント@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ホットライン、チーターローション@ドラえもん、復元光線@ドラえもん
思考
基本:皆が殺し合いから脱出出来る様に行動する。
01:卜部さん……
02:ルルーシュ君も清隆君も一体何を考えてるんだ?
03:さっきのあわただしかったのはなんなんだろう?
04:なんであんなところに手が?
しかも、令呪があったってことは……。
05:総司令官の話には乗らない。
参戦時期:不明。(少なくとも、鉄人兵団の事件の後)
備考
※四次元ポケットは主催側によって没収されています。
※卜部とルルーシュから『反逆のルルーシュ』に関する大まかな流れを知りました。
※ルルーシュの計らいによりテレビ局内を蚊来る案内されています。
状態:ダメージ(中)、悲しみと決意
服装:全裸(ロボットなので)
装備:空気砲@ドラえもん、ひらりマント@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ホットライン、チーターローション@ドラえもん、復元光線@ドラえもん
思考
基本:皆が殺し合いから脱出出来る様に行動する。
01:卜部さん……
02:ルルーシュ君も清隆君も一体何を考えてるんだ?
03:さっきのあわただしかったのはなんなんだろう?
04:なんであんなところに手が?
しかも、令呪があったってことは……。
05:総司令官の話には乗らない。
参戦時期:不明。(少なくとも、鉄人兵団の事件の後)
備考
※四次元ポケットは主催側によって没収されています。
※卜部とルルーシュから『反逆のルルーシュ』に関する大まかな流れを知りました。
※ルルーシュの計らいによりテレビ局内を蚊来る案内されています。
- 平城学館の制服の刀使@刀使ノ巫女
…刀使養成学校・伍箇伝の一角、平城学館の制服を着た刀使。
恐らく刀使として基本的な技能を平均的な出力で発揮する。
恐らく刀使として基本的な技能を平均的な出力で発揮する。
- 眼鏡の刀使@刀使ノ巫女
…綾小路武芸学舎の制服に袖を通した眼鏡に長い銀髪の刀使。
柊シノア程ではないが元になった人物をかなり正確に再現しており普通のNPCモンスターより明らかに賢い。
ルルーシュもこれをただの手ゴマにするのはもったいないと感じたのか取引を申し出てきたことも有り『私を裏切るな』というある程度柔軟な思考が出来る余地を残す命令を与えて配下にしている。
柊シノア程ではないが元になった人物をかなり正確に再現しており普通のNPCモンスターより明らかに賢い。
ルルーシュもこれをただの手ゴマにするのはもったいないと感じたのか取引を申し出てきたことも有り『私を裏切るな』というある程度柔軟な思考が出来る余地を残す命令を与えて配下にしている。
- 正義実現委員会の構成員@ブルーアーカイブ
…トリニティ総合学園の治安維持組織、正義実現委員会の構成員。
ヘイロー持ちなので物理銃撃には多少頑丈。
ヘイロー持ちなので物理銃撃には多少頑丈。
- ティエレンタオツー@機動戦士ガンダム00
…ティエレンのバリエーション機の一つで全領域に対応するティエレンの完成形。
武装はティエレンと同じ物を使えるほか、GNコンデンサーを内蔵すればビーム兵装も搭載可能。
武装はティエレンと同じ物を使えるほか、GNコンデンサーを内蔵すればビーム兵装も搭載可能。
- AEUイナクト@機動戦士ガンダム00
…モスクワやヨーロッパを中心に構成される国家群、AEUが開発した可変MS。
UNIONフラッグと似ていると指摘されることが多いが高い集音性にビーム兵器搭載を見越したエネルギーシステムなどフラッグにない強みは当然ある。
ルルーシュの配下になった機体はイナクト戦隊として運用され、増設ユニットで搭載ミサイル数を増やしている。
UNIONフラッグと似ていると指摘されることが多いが高い集音性にビーム兵器搭載を見越したエネルギーシステムなどフラッグにない強みは当然ある。
ルルーシュの配下になった機体はイナクト戦隊として運用され、増設ユニットで搭載ミサイル数を増やしている。
- アヘッド@機動戦士ガンダム00-A wakening of the Trailblazer-
…独立治安維持部隊アロウズの上級量産機。
人類革新連盟軍が鹵獲したガンダムキュリオスのデータとティエレン系列で培ってきた技術を基に開発した機体……なのだが今回ルルーシュが虎の子として投入した二機はGNブーメランを装備しており、掛け声程度とは言え人語を話していたので劇中劇ソレスタルビーイングに登場した機体と思われる。
人類革新連盟軍が鹵獲したガンダムキュリオスのデータとティエレン系列で培ってきた技術を基に開発した機体……なのだが今回ルルーシュが虎の子として投入した二機はGNブーメランを装備しており、掛け声程度とは言え人語を話していたので劇中劇ソレスタルビーイングに登場した機体と思われる。
- シュヴァルベ・グレイズ@機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
…ギャラルホルンの主力量産型モビルスーツであるグレイズの上位モデル。
主に指揮官クラスのパイロットが搭乗する。
ルルーシュが配下に置いた機体はなんとダインスレイヴを装備していた。
主に指揮官クラスのパイロットが搭乗する。
ルルーシュが配下に置いた機体はなんとダインスレイヴを装備していた。
- ジム改@機動戦士ガンダムサンダーボルト
…地球連邦軍が南洋同盟の実態調査のために派遣したペガサス級強襲揚陸艦スパルタンの艦載機と愛て配備された量産機。
コルベットブースターを装備している。
コルベットブースターを装備している。
- シビト(死人)桜井侑斗@仮面ライダーアウトサイダーズ+本ロワオリジナル
…扱い的にはNPCとなる為とりあえずここに記載。
大道克己に支給されたソードスキル:フォーマルハウトの蘇生能力により蘇生された桜井侑斗。
シビトに関してはシビト(死人)可奈美の項目を参照のこと
大道克己に支給されたソードスキル:フォーマルハウトの蘇生能力により蘇生された桜井侑斗。
シビトに関してはシビト(死人)可奈美の項目を参照のこと
【支給品解説】
- T2ユニコーンメモリ+ガイアメモリ強化アダプター@仮面ライダーW
…成見亜里紗@魔法少女すずね☆マギカに支給。
次世代型ガイアメモリであるユニコーンメモリと、原点ではT1のユニコーンメモリに装着された強化アダプターのセット。
恐らくソウルジェムの濁りを浄化できなくなった際の救済措置として支給されたと思われる。
次世代型ガイアメモリであるユニコーンメモリと、原点ではT1のユニコーンメモリに装着された強化アダプターのセット。
恐らくソウルジェムの濁りを浄化できなくなった際の救済措置として支給されたと思われる。
【ドロップアイテム解説】
- T2アイスエイジメモリ@仮面ライダーW
…大道克己@仮面ライダーWが入手。
T2ドーパントを倒して手に入れた氷河期の記憶を内包する次世代ガイアメモリ。
T2ドーパントを倒して手に入れた氷河期の記憶を内包する次世代ガイアメモリ。
058:ファントムパレード(後編) | 投下順 | 060:幕間:やがて冥黒という名の雨 |
080:深海シティアンダーグラウンド | 時系列順 | 067:俺がいる-お前じゃねえ座ってろ- |
036:白のキングはまだ見えない | ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア | 086:委任状 受け取って絶対 |
ドラえもん | ||
057:C♯0 | 綾小路清隆 | |
044:命の冒涜者 | 大道克己 | GAME OVER |
ジゴワット | 069:確立したモノ、揺らぐモノ、変わらぬモノ | |
058:ファントムパレード(後編) | 松坂さとう | GAME OVER |
055:悲しみが終わる場所とはどこか | 小宮果穂 | |
仮面ライダーゼイン | ||
GAME RESTART | 桜井侑斗(シビト) |