反逆のハザリア


26代目スレ 2008/11/23(日)

 【学校】
ゼラド「どうしたのキャクトラ君! そんなに顔色変えて!」
キャクトラ「姫さまが・・・・・・、姫さまが・・・・・・!」
ヴィレアム「落ち着け、なにがあったんだ!」
キャクトラ「アルマナ様が地球に降りてくるというので姫さまをお送りしている途中、
 ご不浄に寄られた姫さまの悲鳴が聞こえて・・・・・・っ! 姫さまがっ、暇さまのお姿が・・・・・・っ!」
レイナ「ちょっとちょっと、まさか、誘拐じゃないでしょうね」
ゼラド「キャクトラくん、気をしっかり持って!
 現場に、なにか手がかりになるようなものは!」
キャクトラ「こんなものが・・・・・・!」
ヴィレアム「これは!?」
レイナ「なによ、これ!」
ゼラド「『ハザリア・ゴッツォの御代とこしえに』!?」

 【ジンボウチョウ カレー屋】
ハザリア「・・・・・・は?」
ツァディ・バルシェム「ですから、ルナ・ティクヴァー姫の拉致に成功したと」
マリ「なにいってるんだこのひと」
キャリコ「ねえツァディ、酒を飲んでも飲まれちゃいけないよ?」
ツァディ・バルシェム「本当です!
 我ら『とてつもないゼ・バルマリィ帝国復興同盟』は
 以前よりルナ姫の行動パターンを観察し、本日、ルナ姫が尿意を催したところを、ついに!」
キャリコ「『とてつもないゼ・バルマリィ帝国復興同盟』っていえば、
 反アルマナ様政権の過激派じゃないですか」
マリ「え、ほんとにあるんですか!?」
ハザリア「しかし、なぜわざわざ俺のところにルナ誘拐の報告に来る。
 自首なら警察に行け」
ツァディ・バルシェム「なにをおっしゃいます!
 あなた様こそ我々の代表ではないですか!」
マリ「おい」
ハザリア「ん~?」
キャリコ「あ、坊、あれじゃないですか?」
ハザリア「おお! そうだそうだ!
 以前、劇の上演資金が足りんとオッサンにグチったところ、こやつらを連れてきたのだ。
 代表に名前を貸すなら資金をまわしてくれるというので、
 サラサラ~っとサインして拇印を押した覚えがあるわ!」
キャリコ「あっはっはっは、坊ったら朱肉がないっていうから、
 おじさんが近所の文房具店までひとっ走りしたんでした!」
マリ「ちょっと待て! じゃ、まさか、ルナはほんとに誘拐されたのか!?」
ツァディ・バルシェム「ものの見事に!」
マリ「『やりました!』って顔するな!」
ツァディ・バルシェム「ハザル様は懐柔され、エイス殿の行方は杳として知れず、
 もはや我々の希望はあなた様のみ!」
ハザリア「ま、消去法で行けば俺の名前が出てくるのは自然だな」
マリ「気付こうよ! ものすごい人選ミスしてるよ、あなたたち!」
ツァディ・バルシェム「アルマナ陛下による軍縮に次ぐ軍縮路線により、
 現バルマーにかつての威光はなく、
 ボアザンやキャンベルからいつ報復戦争をしかけられるかと、民は戦々恐々としております!
 いまこそアルマナ政権を打倒し!
 いま一度! 強いバルマーを全宇宙に知らしめる必要があるのです!」
ハザリア「まあ、そういう声があるのは知っておる」
マリ「だからって、ルナを誘拐するっていうのは」
ハザリア「よろしい」
マリ「取りあえず騒ぎになる前にルナを返してさ」
ハザリア「やってやろうではないか、クーデターというものを!」

 【OG町 路上】
ゼラド「どう、いた?」
ヴィレアム「いや、まったく」
暗黒鳥人の子(♂)「大ニュース大ニュース~!」
レイナ「大変よ、ちょっと来て!」

 【竜巻亭
テレビ『親愛なるバルマーの諸君!』

ゼラド「えぇっ!?」
ヴィレアム「なにやってるんだ、あいつは!」

ハザリア『えっとぉ~、俺ぇ~、小学校のときとかぁ~、
 『おめぇのじいちゃんがくだらねえディス・レヴ作るから戦争負けちったじゃんかよぉ』
 とかいわれてぇ~、ちょ、マジトラウマでぇ~、
 ここらでいっちょ、ガチでケジメつけなきゃと思ったわけでうぃっしゅ』
ヴィレアム「なぜそんなわかりやすいダメ三世口調を!?」

ハザリア『ついては、アルマナ現女王陛下の息女ルナ姫を妻に迎え』
ルナ『・・・・・・』

ゼラド「ルナちゃんだ!」
ヴィレアム「なんてイヤそうな顔をしているんだ!?」
キャクトラ「姫さまを妻に、だと・・・・・・!」

ハザリア『ここに新生ゼ・バルマリィ帝国の復活を宣言するものでありうぃっしゅ!
 そして宰相官邸を舞台に半ホモマンガ描きくさった女兄妹とは縁を切り!
 先の宰相シヴァー・ゴッツォの理想をいまここに!
 ちょ、ガチでおじいちゃんの支持率越えていいっすか!?』

 ワァー! ワァー! ワァー!
ハザリア『オール・ハイル・ゼ・バルマリィーっ!』
バラン『気が触れたか、ハザリア・カイツ!』
ハザリア『ゴッツォというのが聞こえなかったか、おいぼれめ』

 ばしゃんっ
バラン『うぐっ、血液が、血液がサラサラにぃ~!?』
ハザリア『紹介しよう、我が右腕、ミスター汁ドーだ。
 こやつには、ラウンズを越えるラウンズ、ナイトオブ汁の称号を与える!』
ミスター汁ドー『・・・・・・!』
ハザリア『さあ、ハザリア・ゴッツォが命じる、我を認めよ!』
ツァディ・バルシェム『イエス、ユア・マ汁スティ!』

 オール・ハイル・ハザリアー! オール・ハイル・ハザリアー! オール・ハイル・ハザリアー!

ハザリア『がーんばれゼ・バルマリィ! すーごいぞゼ・バルマリィ!
 頭のいい国ゼ・バルマリィ!
 洗脳、複製、ハイブリッド・ヒューマン、この国考えた!』

 イェイイェイイェイ ウツクシク タカク トベ ホコリトリモドスタメ~!

 ブチンッ
ヴィレアム「なにやってるんだ、あいつは!」
ゼラド「え、ええ? いったい、なにが起こってるの!?」

アルマナ「・・・・・・これは、どういうことですか」
キャクトラ「はっ、アルマナ陛下!」
アルマナ「あの痴れ者を引っ捕らえてギロチンにかけなさーいっ!」

 【バルマー 王宮】
ハザリア「フハハハハ、ナイス、イヤそうな顔だったぞ」
ルナ「本当にイヤなのだ!」
ハザリア「しかし、これで史上最悪の王位簒奪者か。
 フハハハハどうしよう全身からかいた種類のない汗が止まらん。
 このままうっかりクーデター成功してしまったらどうしよう」
マリ「ほんと、どうするんだよ。ルナと結婚するのか?」
ハザリア「なるべくDVはナシの方向で、後ろ向きに考えておいてくれんか」
ルナ「イヤだ!」
ミスター汁ドー「もう、腹をくくるしかないのよ」
マリ「なあ、クリハなんでいるんだよ」
ミスター汁ドー「わたしはクリハ・ミズハなんかじゃないわ。
 わたしはミスター汁ドー、ラウンズを越えるラウンズ、ナイトオブ汁」
マリ「いやいや、フルネームいっちゃってるし。そんなヘンな仮面で誤魔化せるわけないだろ」
ハザリア「ほんとだ、なぜいるのだ!?
 なんかノリでナイトオブ汁の称号など与えてしまった!」
マリ「ノリだったのかよ!」
キャリコ「ラウンズを越えるも越えないも、バルマーにラウンズなんて役職ありませんからね」
ミスター汁ドー「わたしは前からバルマーの宮廷料理人に指導をしてたのよ。
 ちょっと挨拶に顔を出したらクーデターやってたから、
 なんか、ノリで」
ルナ「どいつもこいつもノリでクーデターしおって!」
ハザリア「しかし、ずいぶん簡単に王位簒奪できたな」
ツァディ・バルシェム「それだけ、アルマナ政権への不満が大きかったということです」
ハザリア「しかし、このスムーズさは、ちと異常だ」
ツァディ・バルシェム「はっ、我ら『とてつもないゼ・バルマリィ帝国復興同盟』、
 日ごろよりチラシ、機関誌、電波ジャックなどにより民たちの啓蒙に努めておりました!」
ハザリア「フム、思想とは刺激的なほど魅力的なものだ。
 民放2局しか映らんバルマーでそういうことをすれば、
 退屈した民は飛び付いて来ただろう」
ツァディ・バルシェム「はっ、それはもう!」
マリ「民放2局って、テレビ過疎地か、お前の地元は」
ハザリア「アニメは2週遅れだ」
マリ「道理で実家に帰らないはずだよ、お前!」

 カッカッカッカッカッ!
ハザル「ハザリア、これはいったいどういうことだ!?」
ルリア「ルナ姫をどうするつもりです!」
ハザリア「これは父上母上、息子の立身出世を祝いに来られたのですか?」
ルリア「陛下が不在の間に王位を簒奪して、なにが出世ですか!」
ハザリア「ああ、先ほどの映像は全宇宙ネットでリアル配信いたしましたから、
 いまごろ前女王陛下のお耳にも入っているころでしょう」

ハザル「貴様、気はたしかか!?」
ハザリア「この上なく」
ハザル「アルマナは貴様の討伐命令を出すだろう、
 貴様は、刺客に打ち勝つ自信があるのか!」
ハザリア「そんなもの、負けるに決まっておるでしょう。
 間も置かずディス・アストラナガンがすっ飛んでくるのは目に見えております。
 父上、戦争などというものは政治上の一イベントに過ぎず、
 始まったときにはもう勝ち負けが決まっておるものです。
 これは、負ける戦です。
 問題は、どう負けるかです。
 ご覧になっていてくだされ、ハザリアは上手いこと負けて見せましょう」
ハザル「貴様は、いったいなにを考えておるのだ」
ハザリア「我が一族の悲願ですとも、父上」

 【OG学園
ゼラド「え、軍は出撃しないんですか?」
ラミア「する理由がない」
ゼラド「だって、ルナちゃんは誘拐されてるんですよ!」
ラミア「決定的な証拠はない。
 そうなれば、これは単なる王族の婚約発表でしかない。
 バルマー内の問題に地球が口出しすれば内政干渉となり、外交問題に発展する危険もある」

アルマナ「地球の手は患わせません!
 キャクトラ! フーレに積んでいるシュムエル・ベンを使いなさい!」
キャクトラ「はっ!」

 【バルマー 王宮】
ツァディ・バルシェム「ゲートより次元震!
 高速で接近する機体アリ! 識別! シュムエル・ベン!」
ハザリア「なんだ、ディス・アストラナガンではないのか」
キャリコ「ははあ、あれは宅の息子ですねえ」
ハザリア「フハハハ、ちょっとしたアクシデントだな。これだから人生は面白い」
ツァディ・バルシェム「通信、入りました!」
 プチッ
キャクトラ『ハザリアアァァァァァッ!』
ハザリア「おうおう、無礼であるぞ。様付けはどうした」
キャクトラ『姫さまを返せっ!』
ハザリア「貴様のものでもあるまいに。
 心配せずとも、貴様を失業などさせぬとも。
 いままで通り、ルナめの護衛にあたってもらおう。
 我が妻、ルナ・ゴッツォのなぁっ!」
キャクトラ『貴様あぁぁぁぁぁっ!!』
ハザリア「フハハハハハーッ!」

 プチッ
ハザリア「さて、と、ここまで挑発しておけば大丈夫だろう。
 オッサン、イヤな仕事をさせるぞ」
キャリコ「この程度で頭に血が上るのなら、せがれもここまでということでしょう」
マリ「外道だ、ここに腐れ外道がふたりいる」

 【バルマー 衛生軌道上】
キャクトラ「そこをどいてくれ、お父さん!」
キャリコ『それはできないよ、キャクトラ。
 お父さんは、国の利益のためにヴァルク・バアルに乗っているんだ』
キャクトラ「国益のために、姫さまに望まぬ結婚を強いるなんていうことがあっていいのか!?」
キャリコ『もちろんだとも。
 王族とは、そういうものだよ』
キャクトラ「そんなものっ、私は認められないっ・・・・・・!」
キャリコ『盲目的に従うだけが忠義ではないよ、キャクトラ』

 ガシャーンッ!
キャクトラ「ヴァルク・バアルのこの出力!
 本気なのか、お父さん!」
キャリコ『おいでキャクトラ。お父さんは強いよ』

 ガンッ! ガンッ! ガンッ!
キャクトラ「私には、私にはお父さんがわからない!」
キャリコ『すべては祖国のためだ』
キャクトラ「なぜお父さんは、常にハザリア様に従っているんだ!?」
キャリコ『それが祖国のためになると思っているからだよ』
キャクトラ「お父さんは、僕になにも期待していないのかぁーっ!?」

 ガシャーンッ!
キャリコ『キャクトラ、お父さんは、悪いお父さんだ。
 我が子を汚すにしのびなくて、他人様の息子を利用しているんだ。
 しかしね、ハンパをするつもりはないよ』

 ブブブブブブ
キャクトラ「この反応は、まさか!?」
キャリコ『唸れ、ディーン・レブ!』
キャクトラ「くっ!」
 ガシッ
キャクトラ「ただでやられるものかっ! お父さんも道連れに!」
キャリコ『フフフ、息子よ、謝ろう。
 お前は、お父さんが思っているより強い子だった!
 だからこそ、手加減はしないぞ!』
キャクトラ「来い!」
キャリコ『アキシオンバスター、マキシマム・シュート!』

 【バルマー 王宮】
ルナ「キャクトラーっ!」
ツァディ・バルシェム「シュムエル・ベン、ヴァルク・バアル、ともに消失!」
ルナ「ハザリア、お主っ!」
ハザリア「お妃殿はお疲れのようだ。おい、別室にお連れしろ」
ツァディ・バルシェム「はっ」
ルナ「離せ、離せ、キャクトラーっ!」

ハザリア「さてと、手駒が少ないな。
 働いてもらうぞ、貴様ら」
ミツハル「いえす、ユア・マ汁スティ?」
ハザリア「その半笑いをやめろ、恥ずかしい」
ミツハル「あははははははっ!」
ハザリア「誰が全笑いしろといったか!」

ユウカ「あたし、ギロッポンで弾き語りのバイトしてただけなんだけど」
マリ「ギロッポンでなにしてたんですか」
ユウカ「ギロッポンのよるぅ~にぃ~、現れた昔ぃのオトコぉ~♪
 ぽっぽぽぽぽぽ~ぽっぽぽぽぽぽ、ぽ~ぽ~♪」
マリ「いや、歌ってくれなくていいですから」
ハザリア「ああ、歌っておけ歌っておけ、
 どうせ半年もしたらなんの曲やらよぅわからんようになるから」ナデナデ

 ガンッ!
ユウカ「誰がヒップを触っていいっていったの」
ハザリア「貴様にセクハラかましたら、貴様のオトコが飛んでくると思ったのだが」
ユウカ「そんな簡単だったら、あたしはなんの苦労もしてないのよ」

 ビー! ビー! ビー! ビー!

ミツハル「再び次元震反応、来たよぉ、本丸が!
 ディス・アストラナガン!」

 ズゴゴゴゴゴ.....

ハザリア「フハハハハ、正直若干震えるぞ!」
マリ「どうするんだよ、どうするんだよ!
 まわりの空間が若干歪むほどに怒ってるじゃないか、あれ!」
ハザリア「ひるむでない!
 シヴァーお祖父さまの蔵から掘り起こしてきたスペアのディーン・レヴはどうなっておる!?」
ユウカ「搭載作業はも終わってるみたいよ」
ハザリア「よろしい、新造ネビーイーム、12基全機をまわせ!
 フルパワーにて『ディーンの雷』を放射!
 ディス・アストラナガンを足止めせよっ!」

 バチバチバチバチーッ!
ハザリア「やったか!?」
ミツハル「予測が甘かったんじゃないかい?
 ディス・レヴの出力が予想値の180%をオーバーしちゃってるよ」
ハザリア「成長でもしておるのか、不気味なエンジンだ!」
ユウカ「これじゃ、トゥエンティ・フォーもとどめておけないよ」
ハザリア「キャクトラめにディーン・レヴ1基をまわしてしまったのが痛かったな。
 よろしい! では残り工程、駆け足で行くぞ!」

 【OG学園】
ゼラド「お兄ちゃんが!」
アルマナ「もう悪ふざけでは済みませんよ!
 エペソ、サルデス、ヒラデルヒア!
 ハザリアの命令系統に入っていない艦隊をすべてまわしなさい!」
エペソ「はぁっ!」
マーズ「え~、ちょいちょい、待ってぇ~。
 おばちゃん、アルマナ前女王さま?」
サルデス「無礼であるぞ、子供!」
マーズ「ん~、うちらトレーラー、何事にもソクバクされず自由であれがモットーでーす。
 トクテーの権力に肩入れするこたぁーありませーん」
ゼラド「マーズくん、なにかご用? いま、ちょっと立て込んでるんだけど」
マーズ「スペースマンの組合経由でー、ゾヴォーグ共和連合の声名をお伝えしまーす。
 『この件に関しては慎重を期し、平和的な解決を望む』だそーでーす」
アルマナ「慎重ですって?」
マーズ「チキューとバルマーって実質同盟関係だかんね。
 チキュー人のキョーボーさとバルマーの科学力が集まっちまうと、
 ウチュー的にけっこーなキョーイとなっちゃうのよ。
 ゾヴォーグ的にゃー、そいつぁー気に入らねーだろーねー。
 もしもホイホイ軍事力使うよーであれば、
 またぞろウチューのガンだーっ、なんつって掃除にかかるつもりだろーね」
ヒラデルヒア「こちらの混乱につけ込んで、卑劣な・・・・・・っ!」
ルアフ「ま、王様も辞めてみると、気楽なもんだよ?」
アルマナ「黙りなさいっ!」

ヴィレアム「俺たちにできることは、なにもないのか?」
ミナト「取りあえず『ハッピーサマーウェディング』練習するしかねえんじゃねえのか?」
レイナ「ミナト、うるさい!」
ゼラド「えっと、ハザリアくんて、お祖父ちゃんの遺志を継ぐっていってるんだよね?」
アルマナ「シヴァーの信奉者はいまだ相当数いますから」
ゼラド「じゃあさ、こっちにも似たようなひと、いるじゃない!」
ルアフ「え?」
レイナ「は?」

 【バルマー衛生軌道上 ヴァルストーク】
レイナ「え~、そもそも先の宰相シヴァー・ゴッツォは
 霊帝ルアフ・ガンエデンを撲殺して帝位を奪取した、憎むべき謀反人でありぃ~、
 その孫ハザリアになんら継承権があるはずもなし。
 ワタクシ、ルアフ・ガンエデンが一子レイナ・ガンエデンはぁ~、
 新生ゼ・バルマリィ帝国を認めず、ここに正統ゼ・バルマリィ帝国の名を持ってぇ~」
ルアフ「レイナ・ガンエデンかぁ~、いい響きだねえ」
レイナ「あんた隠れてなさいよ! 撲殺されたことになってるんだから!」

マーズ「あー、あー、こちらヴァルストークこちらヴァルストーク!
 トーホーはアシをテーキョーしてるだけであって、
 なんらイデオロギーを持っていねーことをー!」
カズマ「こらこら、どっちかっていうとヴァルストークの名前出すんじゃねえ。
 トレーラー心得に反してるんだから、こういうの」
ヴィレアム「向こうから通信が入ったぞ!」

 プチッ
ハザリア『フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!
 ヒーッ! ヒーッ! ヒーッ! プハッ!
 ぎゃははははははははははははははっ!』
レイナ「なんかいって! せめてなんかいって!
 ひたすら笑うのやめて!」
ハザリア「フハハハハ、はぁ、ひぃ、ああ、苦しい。
 どさくさ紛れに帝政復古の大号令とはやってくれるな、レイナ・ガンエデン殿!」
レイナ「あんたがややこしいことするから、こんな名前名乗ることになっちゃったんじゃない!」
ゼラド「ハザリアくん、いったいなんのつもりなの!?」
ハザリア「防衛予算の増強、及びディーン・レヴ、カルケリア・パルス・ティルゲム、
 クロスゲート・パラダイム・システムなどの研究解析を進めつつも!
 首都移転に伴う『ゆるキャラ』のデザインを一般公募する!
 チェンジ・ハズ・カム!
 いまこそゼ・バルマリィを再び偉大な帝国に再生させるとき!」
ゼラド「ああ、いうよねえ~」
レイナ「納得しかけちゃダメ!」
ハザリア「ほんとはぁ~、おじいちゃんネタぁガチで封印しようと思ってたけどぉ~、
 タカさんもサンマさんもぉ、よぉしゃなくおじいちゃんネタでいじってくるしぃ~、
 俺ぇ~、ニーズには合わせたいヒトなんでぇ~、期待に背いちゃいけないかなって、
 でも自民党のエラいひとにはガチで説教されるしぃ~、
 ぶっちゃけぇ、もうどうしたらいいかわからなうぃっしゅ」
ゼラド「はぐらかさないで!」
ハザリア「すべては祖国のためだ」

 【バルマー 王宮】
ハザリア「そういえば、DAIGOはタイゾー議員より年上だな」
マリ「気付いてやるなよ、そういうことに」

ミツハル「ヴァルストークから出撃、機体識別、ダイゼラド!」
ハザリア「少しは考えたらしい、
 外交問題にならんよう、所属のよくわからんのを出して来おったな。
 よろしい! ガデルを無人モードで全機出せ!
 ディフレクトフィールドを展開し、すべての攻撃を防ぐのだ!
 発砲はいっさい許さん!」
ユウカ「バルシェムたちのヴァルク・ベンてのがスタンバってるけど?」
ハザリア「有人機はすべて待機だ!
 こちらの目的はすでに達している。
 こんな茶番に、兵の命を使うわけにはいかん!」
ミスター汁ドー「断固辞退するわ」
ハザリア「なんだとっ!?」
ミスター汁ドー「わたしは司令部より、独自行動の免許を与えられているわ」
ハザリア「ぬぅ・・・・・・、そんな免許を発行した覚えはないが、
 本人がいうのだからあるのだろう!」
マリ「なあ、だんだん心配になってきたんだけど、お前うっすら洗脳されてないか?」

 【バルマー 衛生軌道上】
ゼラド「クリハ、クリハなの!?」
ミスター汁ドー『違う。わたしはミスター汁ドーよ』
ゼラド「汁虎王乗ってるとことか、ものすごくクリハっぽいけど、
 本人がいうんだから違うんだね!」
レイナ『あんたは、こんなときまでなにいってるのよ!?』
ゼラド「だって、ミスターって呼ぶことになんの抵抗もないし!」
レイナ『ゴメン! それはあたしもいわれるまで気付かなかった!』
ミスター汁ドー『乳恥を晒した甲斐があったっていうことね』
ゼラド「ミスター汁ドー! あなたは、どうしてこのクーデターに荷担するの!?」
ミスター汁ドー『手つかずの料理は食べ残しと違うからよ!』
ゼラド「食べ物は大切にしなきゃってことなんだね!」
レイナ『センバキッチョーがどうしたっていうのよ!?』

 【バルマー 王宮】
ミツハル「ダイゼラドと汁虎王、戦闘状況に入ったよ」
ハザリア「よぉし、ガデルをまわせ。
 ディフレクトフィールドを展開させ、周囲への戦闘被害を防ぐのだ!」
ユウカ「地下のセキュリティが一部クラッシュされたって報告が来たよ」
ハザリア「そろそろ詰みだな。
 働いてもらうぞ、貴様ら!」
ミツハル「いえ~す、ユア・マ汁スティ」
ユウカ「行ってくる」

 バタン
マリ「えぇっと、わたしもなにかするか?」
ハザリア「向こうに自動操縦のヨエラを用意しておいた。脱出せよ」
マリ「ここまで来て、なにいってるんだ!」
ハザリア「さっさと行け! 俺は、最期の瞬間女といたなどと嘲られたくはない!」
マリ「最期とかいわれて、行けると思っているのか!」
ハザリア「やめろ! 俺はいま、とても心細いのだ。
 地球を敵にまわし、祖国を欺いているのだからな。
 希望など、ないほうが気が楽だ!
 ハンパな情けなどかけられれば、みっともない姿を見せることになるぞ!」
マリ「いまさらだよ、お前はたいがいみっともないよ」
ハザリア「俺は、史上最悪の反逆者だぞ」
マリ「わたしとお前は、一蓮托生だろ。
 わたしも、お前の作品のひとつみたいなものだからな」
ハザリア「いいのか、それで」
マリ「これでいいんだ」
ハザリア「反対の賛成だな」

 【王宮 地下】
イングレッタ「どきなさい」
ユウカ「レアなんじゃない? 今日は世界のカタストロフとかノンよ」

 BLAM! BLAM! BLAM!

ユウカ「いつもの三角頭ブラックはどうしたの?」
イングレッタ「置いてきた。今日はそういうのじゃないから」
ユウカ「らしくないんじゃない?」
イングレッタ「あなたは、どうして」
ユウカ「あたしはパンク、そしてアナーキー。
 ロイヤルファミリーお助けするより、ひっかきまわすのが性に合ってるのよ」

 BLAM!

ユウカ「ンフ、今日のあんたは、ちょっぴりホットなのね。
 素敵よ。キスしましょうか」
イングレッタ「あなたの笑えないジョークを聞いている暇はないのよ」
ユウカ「あたしもね、ヤツにはけっこう借りがあるし、年内にペイしときたいのよ」
イングレッタ「高い代償になるわよ」
ユウカ「そうね。あたしだってあんたとストレートにやって相手になるなんて思ってない。
 ソーリー、ちょっと、ズルさせてもらうよ」

 バリバリバリバリバリッ!

イングレッタ「くっ・・・・・・!」
ユウカ「スタンショック。あたしも付き合うから、ちょっとの間シビレてましょ」

 【バルマー 衛生軌道上】
ゼラド「ミスター汁ドー!」
ミスター汁ドー『それでこそよ、ゼラド!』

 ビュッ! ビュッ! ビュッ!

ミスター汁ドー『射撃も上手くなった!』

 パァンッ!

ゼラド(またっ! あの小型機が、ダイゼラドの攻撃をバリアで防いでる?
 バルマーだけじゃない、ヴァルストークにも流れ弾が行かないように!?
 それに、この、限りなくクリハっぽいミスター汁ドーの攻撃!
 殺気っていうものが全然ない!
 それどころか・・・・・・、これは、汁気?
 汁虎王の全身から、濃厚な汁気が立ち昇ってる!)
ミスター汁ドー『興が乗って来たよ、ゼラド!』
ゼラド(まさか・・・・・・、ハザリアくんは・・・・・・!)

ミスター汁ドー『さあ来なさいゼラドぉぉぉぉ!
 わたしは実は1回プニられただけで汁るのよぉぉぉぉ!』
ゼラド「やあぁぁぁぁっ! 行くよミスター汁ドー! 新必殺音速ほっぺ!」
ミスター汁ドー『グアアアア!
 こ、この『ザ・つゆだく』と呼ばれるミスター汁ドーが、こんなほっぺに・・・・・・!』

ルサイケ『・・・・・・クリハ・・・・・・プニられた・・・・・・よう・・・・・・』
紫雲統亜『しかし、彼女は四天王の中でも最汁・・・・・・』
アクセリア『ほっぺごときに負けるとは、貧乳虚無軍団の面汚しよ・・・・・・』

ゼラド「くらええええ!」
貧乳虚無軍団『ぐあああああ!』

 【バルマー 王宮】
 ギィィィィィ
ハザリア「やはり貴様が来たか。歓迎するぞ、ゼラド・バランガ
ゼラド「ハザリアくん、あなたは」
ハザリア「戦う前にひとついっておくことがある。
 貴様はマケインを倒すのにヒラリーの助力が必要だと考えているようだが、
 べつになくても倒せる」
ゼラド「えぇっ、マケインさんを倒すつもりはまったくなかったけど!」
ハザリア「そしてルナめは尿意を訴えてきたので外の茂みに解放しておいた。
 あとは諸悪の根源たるこの俺を倒すだけだな。クックックック」
ゼラド「実はわたしもいっておくことがあるの。
 このわたしには生き別れの弟がいたような気がしてたけど、
 別に全然生き別れてなかったよ!」
ハザリア「そうか」
ゼラド「うおおぉぉぉぉぉ、行くよぉぉぉぉ!」
ハザリア「さあ来いバランガーっ!」

 ザシュッ

ハザリア「・・・・・・そうだ、それでよい」
ゼラド「あなたは」
ハザリア「貴様のほっぺがすべてを救うと信じて・・・・・・」

 カシャッ! カシャッ! カシャッ!

???「おっと、そのカメラは渡してもらおうか」
ツァディ・バルシェム「なっ、お前はっ!?」
ハザリア「売り出し前に投稿写真誌にでも持って行かれたらかなわん」
ツァディ・バルシェム「バカな、では、あそこで倒れているのは!?」

 バリッ
マリ「とうとう尻尾を現したな」ムクッ
ゼラド「やっぱり、マリちゃんが化けてたんだね!」

ハザリア「情報収集が甘かったな」
ツァディ・バルシェム「千の私を持つ女・・・・・・、くそっ!」
ゼラド「あなたが黒幕だったんだね!」
ハザリア「そろそろ、そのヘタな変装を解いたらどうだ。
 アギログ、いまやゾヴォーグで冷や飯を食わされている『地球文明抑止計画』の幹部だったか?
 たしか、なにかの会合で会ったことがあったなぁ?」
アギログ「いつから気付いていた!?」
ハザリア「正直、ついさっきだ。
 貴様の正体など、どうでもよかったのだ。
 ここ最近バルマーが周辺国家に軽く舐められていることも、
 軍縮路線に不安を抱く民が多いことも事実。
 ゆえに、このクーデター騒ぎだ。
 かつて宇宙を暴れまわった地球軍、
 中でもあらゆる陣営を恐怖のズンドコに叩き落としたディス・アストラナガンを
 現行の設備でここまで押さえ込んだのだ。
 内外の見る目も変わってくるだろう。
 貴様、まさか俺を利用しているつもりだったのではないな?
 フハハハハ! ずいぶん我が身を買いかぶったものだ!
 貴様など、俺の駒に過ぎん!」

アギログ「は、はははは! このガッカリ三世め!
 動機はどうあれ、お前たちは地球軍と交戦しあったのだ!
 この事実を突き付ければ、いかに腰の重い枢密院でも!」
ハザリア「交戦、なあ。
 なんだ、貴様の地元では、汁をピューピュー飛ばすのが戦闘か。
 フハハハハ!
 大変だな、それでは貴様ら、全宇宙の新婚家庭にイチャモン付けなければならん!
アギログ「とぼけるな!
 お前のところに、イスルギの御曹司が来ていただろう!
 地球圏きっての死の商人を呼び寄せて、それでもシラを切るつもりか!?」
ハザリア「御曹司? あれはイスルギ内で軽く左遷されている不肖の非嫡出児だぞ」

 ガラッ
ミツハル「ちょっとちょっと! たしかに非嫡出児だけど、左遷なんかされてないよ!
 きょうびは平和で兵器なんて売れやしないから、イスルギは外食産業に力入れてくつもりなんだよ!
 僕は新規事業の責任者を任されてるんだよ!
 きっとそうに違いないと毎日自分に言い聞かせてるから間違いないよ違ってたら立ち直れないよ!」
アギログ「これは・・・・・・」
ハザリア「貴様、知らなかったのか?
 本日は、地球において『勤労感謝の日』という祝日なのだ」
ミツハル「長いことバルマーのために働いてくださったご老体たちに、
 サプライズパーティのプレゼントだよ。
 なぁに、婚約発表は単なる余興さ」
ハザリア「なにしろ当バルマーは文化が衰退しておるのでな。
 若干エイプリルフールと混じってしまった。
 まあ、どうせガッカリ三世のやることだから」
アギログ「ふ、ふざけるなーっ!」
ハザリア「あきらめろ。騙して透かして横入り、権謀術数において貴族に勝てるわけがなかろう」

 【パーティーホール】
アルマナ「ルナ、ルナ! 無事ですか」
ルナ「母上、ご心配をおかけしました」
ゼラド「ルナちゃん、おしっこは!?」
ルナ「尿意など訴えておらぬ!」

エペソ「貴様が元凶か!」
サルデス「五体満足で帰れるとは思うな!」
ハザリア「待てぃ、そやつには指一本触れることも許さん!」
ヒラデルヒア「貴様、やはり反逆者か!」
ハザリア「考えの浅い連中だ。
 敵から情けをかけられたという証拠を一身に背負いながら祖国に帰るこやつが、
 今後どういう人生を送るかと想像を楽しむという発想がないのか、んん?」
アギログ「ひ、ひとでなし・・・・・・」

アルマナ「しかしハザリア、
 いたずらに民を混乱させた罪、決して許せるものではありませんよ」
ハザリア「すべては覚悟の上」
アルマナ「では、あなたを無期限の国外退去処分とします」
ハザリア「は、謹んで」

マリ「ええと、どういうことだ?」
ハザリア「当分国に帰ってくるなということだ」
マリ「いままでとあんまり変わらないじゃないか。お前、もともと全然地元に帰らなかったし」
ルナ「あれだけのことをして、それで済むのを幸運だと思え!」
ハザリア「ではアルマナ陛下、
 今回のクーデターによって浮き彫りになった問題点をまとめておいたので、これを。
 特に、民たちの情報識別能力の低さは問題です。
 発信、受信ともに充実させ、メディア・リテラシー教育を施すことを提案いたします」
アルマナ「一考しましょう」

ハザル「やりおったな、ハザリア」
ハザリア「ええ父上、これで、民法2局しか映らないテレビ過疎地ともおさらばですとも」
マリ「一族の悲願てそれかよ!」
ルリア「しかし、どうがんばってもスーパーヒーロータイムは1週遅れになりますよ?」
ハザリア「フハハハハハ!
 ああ、なんということだ! しばらく祖国に帰れんとは、こんなに悲しいことはない!」
マリ「嘘だッ! お前もう地元に帰る気ゼロじゃないか!」

 ビーッ! ビーッ! ビーッ! ビーッ!

アルマナ「何事です!?」
ルリア「衛生軌道上に次元震! 多数の機体が転移してきます!」
ハザル「これは、エルアインス、ジガンスパーダ、ソルプレッサ!?」
エペソ「地球の機体が、ゲートも通さずに次元転移だと!?」
アギログ「ははははは! さあ、さあ! どうする!
 やつらは容赦なく撃ってくるぞっ!」
サルデス「お前の差し金かっ!?」
ヒラデルヒア「すぐに防衛軍を!」
アルマナ「いけません! 中に乗っているのがなんであれ、
 地球の機体と戦えば枢密院に付け入られる材料を与えてしまいます!」

ハザリア「往生際の悪いヤツめ!」
ルナ「しかし、どうすれば」
ゼラド「そんなに、心配することはないよ。なんか、そんな感じする」
マリ「ゼラド?」

 SOUSHITSUせよ! SOUSHITSUせよ! SOUSHITSUせよ!

 【宇宙空間】
レラ「・・・・・・!」ズダダダッ
ヴィレアム「親父さんの機体から回収したディーン・レヴ、大丈夫なのか?」
キャクトラ「当たり前だ! 私が、お父さんから受け取ったものなのだから!」
ヴィレアム「よし、炉を入れるぞ!」
キャクトラ「お父さん! 私には、星を丸ごと敵にまわすほど強烈な信念はないかもしれない!
 しかし! それでも!
 歌えディーン・レヴ! 私の魂を! 私の心を! 私の歌を! 力に替えてくれーっ!」
ヴィレアム「よし、ブチ込んでやれ俺たちのワカメ魂!」
レラ「・・・・・・!!」ズダダダダダッ

 SOUSHITSU! SOUSHITSUせよ!
 思い出を虚無らせてやぁ~れっ!
 I am WAKAMEST straight out of MISO!

 【王宮】
アギログ「ば、バカな! ヘッドバンキング? ヘッドバンキングだと!?
 あり得ない! バイオロイド兵が乗る機動兵器がヘッドバンキングなど!
 それ以前に、なぜ宇宙空間に音楽が!」

ハザリア「フハハハハ、どうやら、貴様は甘く見ていたようだな。
 あれこそは、ヒトのみが持つ、無限のワカメの力だ!」
マリ「どっちかっていうとダメな要素だ!」
ゼラド「どうしてだろう、あの音楽、大嫌いだったはずなのに、
 あんなにうるさいのに、なんだか、妙に優しい気がする」

 【宇宙空間】
キャクトラ「ブチブチ込ぉ~めミぃソぉにもナベにもぉ~♪
 ブチブチ込ぉ~め丼にも椀にもぉ~♪」
ヴィレアム「スラッシュワカメ! ただたんに!
 スラッシュワカメ! ダシ取ってるだけぇ~!」
レラ「・・・・・・食い散ら・・・・・・ナベの底・・・・・・」

 【ヴァルストーク】
レイナ「は、はははは! じゃあ歌いましょうか、みんな!
 ♪あなぁ~たがいて ♪あなぁ~たといて ♪こんなに幸せになるよ
 ♪忘れ~ないで ♪そのぬ~くもり ♪ほかの誰でもないあなた」

マーズ「うーっし、ドンパチじゃねーってんなら、おれもいっちょ歌っちゃおーかな。
 くらぁ~い闇の中 モノノケがダンス♪
 くらや~みの奥で モノノケがダンス♪」
ラーナ「あなたぁ~がくぅれたぁ~夢のつぅづきぃ~♪ 色づいてく世界~♪
 ♪言葉なくても ♪ただとなりで ♪感じられた奇蹟」

 【宇宙空間】
クリハ「トウキくーんっ!」
トウキ「クリハーっ!」
クリハ「天の光は」
トウキ「すべて汁!」
クリハ「イエス!」
トウキ「フォーリンラヴ!」
クリハ「どれほどの時間が経てばやむのぉ~だろぉ~♪」
トウキ「息をするたび♪ 遠ざかぁってぇいく♪ かけがえのない世界~♪」

ミナト「リアちゃんデキ婚にハロプロ大量解雇! でも、俺は引かねえ、あきらめねえ!
 Lotta love, Lotta love, Lotta love♪
 誰かがいった♪ 幸せになるため生まれ♪ そして誰かを幸せにするため生きていくんだ♪」

マキネ「TKーっ! あたし、待ってるから! きっとあんたが戻ってくるって信じてるから!
 だってほら、あんたのソウルは、まだ続いてるーっ!
 ♪ふぅ~たつの心 いまこの瞬間 めぐり会うこと ♪それ自体が奇蹟
 ♪ぐぅぜんの確率 ♪それはゼロじゃないと」

タカヤ「ここで歌うのは・・・・・・やぶさかじゃない・・・・・・っ!
 ♪僕らは負けるために ♪生まれてきたわけじゃないよぉ ♪生まれてきたわけじゃないよぉ
 ♪未来は僕らの手の中! ♪未来は僕らの手の中! ♪未来は僕らの手の中!」

スレイチェル「『ToLoveる』打ち切りの噂を流しているのは誰だ!?
 冗談ではない、コミックスの乳首修正がある限り、『ToLoveる』は安泰である!」
ミツハル「おやおや、やんごとないねえ」
スレイチェル「♪恋する乙女たちの ♪視線飛び交うIt's so cute!」
ミツハル「♪人の心に ♪覗き穴が ♪付いてたら ♪どんなにいいだろぉ」
スレイチェル「さーいーこーのチャンスnow is the time♪ 見ーのーがーさないonly once♪」

ルアフ「バルマーのみんなぁー! 僕だよぉーっ!
 さあ、歌おうじゃないかぁーっ!」
ヒューゴ「うぅーっす!」
ゾンビ兵「う゛ぁっ!」
ルアフ「♪しゅーっちしーん! ♪しゅーっちしーん! ♪おれたちーはーっ!」
ヒューゴ「パワーはいつも♪ どんなときも♪ 負けやしないさ♪」
ルアフ「ドンマイ♪ ドンマイ♪ ドンマイ♪ ドンマイ♪」
ラミア「ちんぷんかんぷん元気よく♪ ちんぷんかんぷん可愛くね♪」
アクア「背伸びした♪ 女の子より♪ ♪ちょっとおバカな女のー子」

 【地下】
ユウカ「立てる?」
イングレッタ「当然」
ユウカ「歌える?」
イングレッタ「当然」
ユウカ「じゃ、♪めぐり逢えたのはきっと ♪運命なのかもしれない」
イングレッタ「♪雨上がりの日差しの中でFu―――――Fu―――――」
ユウカ「もいちど涙拭いて♪ 歩み始めるのさFUTURE♪ 手を伸ばせばー♪ いつか届くー♪」

 【王宮】
アギログ「なにをやっている、なにをやっているんだお前たちはぁーっ!?」

ハザリア「では見せつけてやろうか、本物の唱兵というものをな!」
マリ「狙い歌ってやるさ」
ハザリア「♪愛が愛を『重すぎる』って~♪ 理解を~拒み」
マリ「なにもかもっ♪ そぉだろぉ~♪」

 【宇宙】
ゼラド「みんなぁー! 抱きしめて、銀河の、果てまでー!」
 チッ チッ テテテ フゥフゥ イェーイェー
ゼラド「水面がぁ~♪ 揺ぅ~らぐ♪」

 あなたの名 呪文みたいに 無限のリピート
 憎らしくて手の甲に 爪をたててみる

ゼラド「キラッ☆」

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最終更新:2009年10月17日 12:59
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