ブラック・トム・キャシディ(Black Tom Cassidy) / トーマス・"トム"・サミュエル・アモン・キャシディ(Thomas "Tom" Samuel Eamon Cassidy)

(キャラクター、マーベル

初出:X-Men #99 (1976年6月)
属性:ミュータント、男性、地球人、アイルランド出身

概要

通称ブラック・トム。キャシディー一族で、バンシーの従兄弟。
バンシーの愛妻、ルーク・ミーヴを争った恋のライバルでもあった。
生まれたばかりのバンシーの娘サイリーンのパワーを見越し、手駒にするため育てていた。
主にバンシーの宿敵として有名。X-MENとの対戦回数が多い。
過去、ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツに所属していた。後年ではヘルファイアクラブに属した。
ジャガーノートとのコンビが有名だが、テロリストとしての活動も見逃せない。
M-Dayで能力を消失し、人間の体に戻る。後に元の能力も回復。

ジャガーノート

獄中でジャガーノートと意気投合し、二人による個人的なコンビでの活動期間が長い。
セカンド・ミューテーションを起こしたが、その能力である植物操作能力に目覚める前、体を植物に蝕まれており、ジャガーノートがその治療法を求めて奔走した。
その後、ジャガーノートの心がヒーローへと傾いていったため疎遠になりつつあったが、新ブラザーフッド結成に際して再度コンビを組む。しかし、トムがジャガーノートの友であるスクィードボーイを殺害したため、仲は決定的に断裂してしまった。

ヘルファイア・クラブ

2016年のUncanny X-MEN Vol. 4 ではヘルファイア・クラブのインナーサークルでブラック・ビショップの座についていた。

能力

ミュータント能力は、爆発および熱エネルギーの放射。通常、火の玉のように描かれる。能力を集中し、体からエネルギーを放出するために、木のような物質を媒介させる必要があり、このため人間体の時は伝統的な木製の杖を持ち歩いていた。
セカンド・ミューテーションによって植物操作能力を得る一方、樹のような姿になった。
バンシーサイリーンの音波攻撃が効果がない。逆に、ブラック・トムの火の玉はバンシーに効果がない。

実写化

映画「デッドプール2」でワンシーン登場。
本当は「デッドプール2」全体のヴィランとして全編を通じて(最後はラッセルに幽霊のように取り憑き)登場する予定だった。しかし能力が「(木を使った攻撃など)自然をコントロールする」としていたので、CGで予算を超過することが明らかになり、ジャガーノートとどちらをとるか検討した結果、獄中のワンシーンのみ登場とした。


最終更新:2024年04月27日 00:50