ウェブシューター(Web-Shooters)
(装備、ガジェット、
マーベル)
初出:Amazing Fantasy #15(1962年6月)
概要
スパイダーマンの代表的な装備の一つ。
基本的に両腕に1つずつ、計2つ装備するので本来は複数形、ウェブシューター「ズ」が正しい。
生体ウェブを持っていた時期を除いて、基本的に正史世界のピーターは自身でこれを発明し、改良しながら使い続けている。
コスチュームの下の前腕部(小型化後は手首)に装着しており、バッテリー駆動によりウェブを発射する機能を持つ。
まっすぐ射出した場合の射程距離は約60フィート(約18メートル)。
元々ほとんどの部品はステンレス製で、そのままでは空港を通れず、分解してカメラ機材に紛れ込ませて通過することもあった。
予備カートリッジはニッケルメッキされた真鍮製で、コスチューム下のベルトに付けている。
発射用スイッチは手の平の中央やや手首よりにあり、65ポンド(約29キロ)の圧力で押されることで作動する。
パンチするときや物を持ち運ぶときに誤作動しないように、中指と薬指で二回素早く押さないと作動しないように調整されている。
幾度かの改良を経て小型化し、カートリッジ残量の低下を知らせるLEDライトや、手の甲側に追跡用発信機(スパイダートレーサー)発射機が追加された。
また近年では音声コマンドによる発射、カートリッジの切り替えも可能になった。
特殊ウェブカートリッジ
目的に応じてスパイダーマンはいくつかのスペシャルカートリッジも作成、使用している。以下はその一例。
ヒューマン・トーチとの戦闘で使用。彼が意識して高熱を発さない限りは拘束できていた。が、後に通常のウエブでも同じことが可能であると判明。
塩酸が混ぜ込んであり
ライノのスーツを溶かした。
サンドマンとの戦いで使用したこともある。
磁気を放って無線を妨害する。爆弾の遠隔起爆を阻止するために使用。
リードラインドは「鉛張り」の意味。鉛の特性を備えており、放射性物質を封じ込める際に使用。
対
シンビオート用。ウェブシューターからウェブ状の可燃性化学溶剤を射出し、ターゲットと接触すると激しく炎上する。※スーペリア期=
ドクター・オクトパスと精神が入れ替わっていた時期に使用。
ウェブではなく超音波を発生。対シンビオートや
ハイドロマンなどの固体でない敵に有効。
この場合のフォームは「泡(Foam)」を指す。衝撃吸収能力の高い泡状の化学物質をシューターから放出する。
別名「バグザッパー」。ウェブではなくコイル状の金属ワイヤーを射出し、そこへ電気を流し感電させる。
別名「コンクリートウェブ」。速乾性のウェブ。瞬時に乾燥・硬化し、建物などの崩壊を食い止めるのに適している。
通常のウェブも
ドクター・オクトパスと精神が入れ替わっていた時期に彼によって強化され、より頑丈になり持続時間なども向上している(後にピーターも作成可能になった)。
特殊な音声コマンド
音声によって射出方法を変える。左右別々のコマンドも可能。
バラージ(Barrage)は「弾幕」の意味。小さいウェブ弾を素早く連続発射する。さらに「フルスプレッド」のコマンドで広範囲に発射する。
ネット状の大型のウェブを発射する。
ロープ状のウェブを放ち、接触した物体をウェブシューターで引っ張る。小さく軽いものに限られるが、腕が拘束されていても物を手元に引き寄せられる。
トリビア
- 別次元では空気中の水分からウェブを生成するものや、銃弾を発射可能なもの、杖や拳銃型のものなどさまざまなバリエーションが存在する。
- 初代スカーレットスパイダーのシューターはダーツ「スティンガー」射出機能などにより大型化しているため、コスチュームの外側に装着している。
- ピーター・パーカーは、自分のお古のウェブシューターを保管しているらしく、メリー・ジェーン・ワトソンにバレンタインのプレゼントとして贈ったり("I Love Marvel")、スパイダリングに渡して使わせたり("Renew Your Vow")している。
- 正史世界などではウェブフルード(クモ糸の原液)ともどもリバースエンジニアリングが進んでおり、スパイダーマン関係者以外にも使用者(ムーンナイトなど)がいる。
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最終更新:2021年09月14日 11:08