フィン・ファン・フーム/フィン・ファン・フーン(Fin Fang Foom)


(キャラクター、マーベル)

初登場:Strange Tales #89 (1961年10月)
種族:マクルアンドラゴン

概要

ファンタスティック・フォーデビュー以前の『プレ・スーパーヒーローマーベル』時代のコミックで初登場した巨大モンスターキャラで、マーベルを代表する怪獣キャラクター。
身長:126m・体重:14万6000t
中国奥地の秘境『眠れる龍の谷』に潜む巨龍。
外見は東洋風の龍とヨーロッパ風のドラゴンを足して2で割ったような巨大怪獣だが、その実態はマゼラン星雲の惑星カカランサラ(別名・マクルウⅣ)から地球侵略のためにやって来た異星人。
※「マクルウⅣからやってきた龍型宇宙人」は、マンダリンが使う、スーパーテクノロジーの10個の指輪を持っていた種族である。
日本の怪獣キャラで例えるならば『キングギドラの姿をしたバルタン星人』とでも言うべき存在。

数千年前に仲間と共に地球に飛来し、仲間が撤退した後も地球に残っている。

1950年代末期、ファンタスティック・フォー等のスーパーヒーローコミックを出版するようになる以前のMARVELは、巨大怪獣が暴れまわるコミックを多く出版しており、フィン・ファン・フームも元々はそれら巨大怪獣コミックの一つに登場した怪獣の一体だった。
そのデビュー作では『中国奥地の秘境に住む伝説の龍で、台湾人の青年によって特殊な薬草で眠りから覚まされて台湾侵攻に迫る中国軍撃退に利用される』という役どころだった。

1990年代よりアイアンマンのヴィランとして暴れまわり、2017年のMonsters Unleshdでは
他の怪獣キャラと共にキッド・カイジュウことケイ・カワデに協力して地球を狙うリヴァイアサンと戦った。

能力

超音速での飛行
口からの火炎放射*1
耐久性
冬眠を繰り返すことによる超寿命と回復力
テレパシー
変身
体を人間サイズに縮める

トリビア

書き手によって
  • 顔が『人間っぽい』or『ドラゴンっぽい』
  • 紫色のパンツを『履いている』or『履いていない』
と細かなブレがある。

※パンツネタでは、"グウェンプール"のホリデースペシャルで、お互いにパンツを交換し合う「パンツギビング・デー」に登場。ロニー*2がパンツの過激なセールスをするため、フィン・ファン・フームを召喚している。

2003年のJLA/アベンジャーズ誌でライバル会社のジャスティス・リーグと対戦し、
ワンダーウーマンに負けたことがある。

Monsters Unleashedでは、数少ない「しゃべる怪獣」だった。

スクィレルガールに敗北している。

一時期ファンタスティック・フォーからのリハビリプログラムを受けて、人間サイズで中華料理店のコックをしていた事がある。


最終更新:2022年08月14日 09:18

*1 英語ウィキペディアには『可燃性の酸ミスト』と記されており、炎そのものを吐いている訳ではないらしい

*2 グウェンプールの衣装をつくった仕立屋。なぜかフィン・ファン・フームの知り合い