マッドキャップ(Madcap)

(キャラクター、マーベル

初登場:Captain America #307 (1985年4月)
属性:事故と化学薬品の影響で能力を得た人間

概要

つばの広い帽子を被り、ピエロのような衣装をまとった狂気の男で不死身の肉体を持つ。
その行動原理に意味はなく、ただ世界に意味などないことを知らしめ、楽しむために他人を巻き込んでする。
本人には悪意すらないのだが、その行動は普通の人間にとっては時に命すら危険に晒す可能性がある。

能力

不死身。痛みも感じずあらゆる負傷から即座に回復し、肉体が消滅しても復活する。
目の光で他人を狂わせる。

オリジン

元は信仰心の厚い男だったが、両親と妹との旅行で乗ったバスにA.I.M.の化学薬品運搬車が激突。この事故で漏れ出した薬品X07に浸かってしまう。
家族を含むバスの乗員42人が死亡し、自分だけが生き残ったことに絶望。車に身を投げて自殺を図るが無傷で痛みも感じず、不死身の肉体になったことに気付く。
なんでこんなことになったのか考えた末に、人生や世界や信仰には何の意味もないと思うようになった。
かくしてコスチュームショップを襲撃しピエロのような衣装を盗み、マッドキャップを名乗る。
(Captain America#309)

経歴

Captain America#307

初登場時はキャプテン・アメリカが留守中のニューヨークでノーマッドと出会う。マッドキャップの人を狂わせる能力でノーマッドは鏡に映る半身ノーマッド、半身キャプテン・アメリカの姿の自分を目にすることになる。(Captain America#307)
ノーマッドが初めて単独で倒したヴィランとなるが、この件はノーマッドがキャプテン・アメリカとの関係を見つめ直し、自立を促すきっかけとなった。(Captain America#309)

Sensational She-Hulk#9

シーハルクとともに第四の壁を越え、読者に語りかけながら展開するストーリー。
本号のSensational She-Hulk誌を読み、自分の方がずっと面白いからという理由で主役を乗っ取ろうと画策する。
シーハルクの目の前で子供たちを狂気に誘い、命を危険にさらすなどして挑発。また自分の身を守るために子供達をバリケードに使い、シーハルクが子供たちを攻撃しなければならないシチュエーションを作るが、これはコミックコードにより隠された。
さらにはシーハルクにゴミをご馳走に見せ食べさせるなどの狼藉を働く。
最終的にはシーハルクがページを破ってマッドキャップを包み込み、ゴミ箱に突っ込んでもやしてしまった。










最終更新:2022年10月19日 19:34