ジーニス・ヴェル

(キャラクター、マーベル)

初登場
レガシーとしてSilver Surfer Annual #6 (1993年8月)
キャプテン・マーベルとしてCaptain Marvel 第三期 #4(1996年1月)
フォトンとしてNew Thunderbolts #6 (2005年5月)
属性:クリー
家族:【父】マー・ヴェル、【妹】フィラ・ヴェル
カタカナ表記:「ジェニス」という表記、発音もみられる

概要

マー・ヴェルの息子。
マー・ヴェルが癌で死亡したとき、治療の方法を探していた恋人エリシウスがタイタンのコンピュターに遺伝子のデータをみつけ、それを元に妊娠して出産した。エロスが父親代わりとなったがクリーから存在を隠すため祖父のメンターにより早く成長させられ、あっという間にティーンエイジャーとなり、母の元を去った。

博打でイカサマをするなど気ままに過ごしていたが、シルバーサーファーを遣いとして母の元に連れ戻され、ネガバンドを受け継いでヒーローだった父の後を継ぐことを決意。レガシーを名乗るようになる。

その後、マーベル・ユニバースにおいて3人目のキャプテン・マーベルを名乗る。
父マー・ヴェル同様にリック・ジョーンズと合体し、マイクロバースにとらわれたリックとネガバンドを通して入れ替わることで世界に存在できるようになった。

後述のコズミック・アウェアネスの力で宇宙に起きているあらゆる出来事を察知し人々を救おうとしたが、広大な宇宙の別の場所で同時に発生する事件すべてに対処することはできず、ジーニスの選択によって救えなかった女性が死亡。未来を見通す力によりその女性が生きていれば全宇宙の種族に平和と共存をもたらす存在になるはずだったことを知る。その結果、コズミック・アウェアネスの力に押しつぶされるように狂気に陥ってしまう。

狂気に陥ったジーニスはエターニティの息子エントロピーの接触を受け、世界を滅ぼすという目標に協力。本当に全宇宙を滅ぼしてしまう。
残ったのはエントロピーとその妹エピファニー、精神体となったリック、自らを神と自認する狂気のジーニスだけだったのだが、リックの「で、世界を滅ぼした後はどうするつもりなんだ」という問題提起により、何も考えていなかったことに気づいたエントロピーが世界を全く同じ形で再創造することを決意。
世界は少し時間を戻して復活し、ジーニスは以前の世界で救えなかった女性を救出することを選択。ところがこの女性は確かに一時期平和と共存をもたらすのだが、後にそれをきっかけとしてさらに甚大な被害をもたらす宇宙の大戦争が起きてしまうことを知り、絶望したジーニスはより深い狂気に陥ってしまう。
しかしこの再創造の中で死んだ母エリシウスも復活。エリシウスはジーニス誕生と同じプロセスを繰り返し、妹のフィラ・ヴェルを産んだ。
エリシウスとフィラ・ヴェルとエロスによってジーニスは正気を取り戻す。

その後タイムスリップで未来の世界行き、息子のイーライ・ヴェルがメイガスを開放し銀河を危機に陥れようとしていることを知ると、戦わずして勝利することを選ぶ。それはイーライが幼い頃に殺すことを「決意」することだった。そしてある日、それは実行されるのだった。

能力

クリー人としても超人的な腕力、耐久力、スピード
飛行能力、光速を超えることも可能
幻覚投影
光操作の応用で自身の周囲にフォース・フィールドを張ることが可能
コズミック・アウェアネス:全宇宙のあらゆる事柄を知ることができ、未来まで予測可能。

その他

コズミック・アウェアネスの力を女性を(大人の意味で)悦ばせることに使ったこともある。本人曰く、「私と別れることでその悦びを二度と味わえないとなれば、彼女は死んでしまうだろう」

モニカ・ランボーから名前を二回もらっている(キャプテン・マーベルとフォトン)。さすがに二回目はモニカも怒ったが、話し合いの末、名前を渡した。



最終更新:2023年11月07日 12:50