モラグ(Morag)
(キャラクター、マーベル)
概要
長きにわたる
クリーと
スクラルの戦争のきっかけとなった人物。
何千年も前、まだ原始的な生活をしていたクリー人の支配者となった。
当時、スクラル人が恒星間航行技術を確立すると初代スクラル皇帝
ドレクは自ら宇宙船で旅立ち、貿易と交渉など平和的手段で銀河にその版図を広げ巨大帝国を築いていった。
そんな中でドレクがパマ星系の惑星
ハラにたどり着いたとき、この星は原始的な文明しか持たない2種類の原住民でヒューマノイド型のクリーと植物型の
コタティが支配していた。
ドレクは惑星ハラを帝国に組み込むため、どちらの種族に文明を与え交渉相手とするにふさわしいか決めようと考え競争させることにした。
その競争の手段とは2種族の代表者17人ずつを地球の月の「ブルーエリア」に送り、スクラルの文明を与え1年間でどちらがより発展させるかというものだった。
その結果クリーは巨大な文明都市を築いたのだが、平和を愛するコタティは不毛の月に広大な庭園を作り上げていた。これによりドレク皇帝は交渉の相手にコタティを選ぶとモラグは猛反発。クリー人を率いて武装を持たないコタティに攻め入り、一夜にして全滅させた。スクラルもまた戦争に慣れておらず、モラグ率いるクリーたちはこれを全滅させるとドレク皇帝も殺害。クリーはスクラルの宇宙船を奪い、やがて帝国を築き版図を広げ始めた。
この事件がきっかけでクリーとスクラルの間で長きにわたる戦争が始まり互いに強力な武器と巨大艦隊を編成するなど激化していったのである。
ちなみにこのときクリーが築いた都市が後に
ウォッチャー(ウァトゥ)の居城となった。
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最終更新:2023年07月30日 00:48