ウルヴァリン (Earth-10005、実写映画シリーズ)


FOXの映画版X-MENシリーズのキャラクター。今後MCUへの合流が予想されるが、実写映画版に関しては全て本項目で解説する。

初登場:『X-MEN』(2000年公開)
別名:ジェイムズ・ハウレット、ローガン
演:ヒュー・ジャックマン
コミック版は【ウルヴァリン】を参照

概要

X-MENのメンバーでミュータント
能力は超回復力と拳から突出する骨のクロウ。
改造手術を受け全身の骨格とクロウはアダマンチウムという金属に覆われている。

経歴

X-MEN合流前(『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』)

1832年カナダ生まれ。資産家のジョン・ハウレットの息子ジェイムズ・ハウレットとして育てられ、彼自身は知らなかったが本当の父親は庭師のトーマス・ローガンだった。
高熱を出し寝込んでいたある夜、トーマスがジョンを殺害。怒りと悲しみによりミュータント能力が発現し、拳に生えた骨のクロウでトーマスを殺害してしまう。
このとき初めて自分がトーマスの息子であったことを明かされ、衝撃を受けたジェイムズは居合わせた異父兄弟のビクター・クリードと共に逃亡した。

その後ジェームズはローガンを名乗り、数十年間にわたりとビクターと共に兵士として活動。南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦などに従軍した。
1945年8月9日、長崎に原爆が投下されたその日には日本の将校、矢志田の命を救った(『ウルヴァリン:SAMURAI』。

ベトナム戦争では次第に凶暴になっていったビクターが虐殺や現地の女性を襲うなどの行為を行い、同僚の兵士たちに攻撃を受けそうになったところをジェイムズが庇って乱闘になってしまったため捕らえられ銃殺刑になった。
しかし2人ともそのミュータント能力により生き延び、ウィリアム・ストライカー少佐に見出され特別部隊"チームX"にスカウトされる。

ミュータントばかりのこの部隊でジェイムズはウェイド・ウィルソン(後のデッドプール)と出会った。ナイジェリアのラゴスでのミッションでは謎の鉱石(アダマンチウム)を奪うミッションに参加。しかしここでも任務のため一般の村民を虐殺するやり方に嫌気が差し、部隊を離脱した。

それから6年、ジャイムズはカナダの山奥で林業従事者となり、恋人のケイラとの穏やかな日々を送っていた。
しかしビクターにケイラを殺されてしまい、復讐心に駆られたジェイムズは再会したストライカーに勧められるまま肉体改造手術を受ける。これを契機にジェイムズはその名をケイラが語ったおとぎ話にちなみ「ウルヴァリン」と変えた。
改造実験によりジェイムズは骨格に超合金アダマンチウムを結合され、無敵の肉体を手に入れた。
しかしストライカーの真の目的は強化したウルヴァリンを意のままに操り超人兵士「ウェポンX」とすることで、そのため記憶を消せという研究員への指示を聞いたウルヴァリンは大暴れして逃亡する。

ウルヴァリンはかつてチームXの同僚だったフレッドブロブ)の証言などからストライカーとビクターが結託していたことを知ると、スリーマイル島のストライカーの実験施設に乗り込んだ。
そこでケイラすらもストライカーの部下であり、ずっとローガンを監視する任務についていて最後は実験に参加させるため殺されたフリをしていたことを聞かされる。
復讐に意味がなくなったウルヴァリンは基地を去ろうとするが、再びビクターがケイラを殺そうとしたため立ち戻り、戦闘となる。
ビクターを倒したウルヴァリンだったが、ケイラが姉を監禁されて脅迫されていたことを告白すると捕まっているミュータントたちを解放。
(実はこのときサイクロップスもいたのだが能力の暴発を防ぐため目隠ししていたのでウルヴァリンは見ていない)
ストライカーは改造手術を施し様々なミュータントの能力を付与したウェポンXIことデッドプール(元チームXのウェイド・ウィルソン)を起動させる。
危機一髪のところでビクターに助けられ、共闘してデッドプールを倒したウルヴァリンだったが、逃亡中に負傷したケイラを抱き抱えて立ち去ろうとしたところでストライカーが放ったアダマンチウムの弾丸を受けてしまう。
頭部に銃弾を受けた影響で全ての記憶を失い、スリーマイル島を後にしたのだった。










最終更新:2024年07月07日 18:56