ウィリアム・ストライカー(William Stryker)

(キャラクター名、マーベル)

初出:"Marvel Graphic Novel #5: X-Men: God Loves, Man Kills" (1982年12月)
種族:人間、アメリカ人

概要

元アメリカ軍軍曹で、退役後はテレビ宣教師として活動していた。
熱心なミュータント排斥主義者で、多くのミュータントを殺害したX-MENの宿敵の一人。

生まれた息子がミュータントだったたために、一家心中を謀った。
しかし自分だけ奇跡的に生き残ってしまう。その時、自分のミュータント殺しは神の仕事だと(勝手に)悟り、テレビ伝道師へと転職した。
ピューリファイアーズという民間兵組織を率いてプロフェッサーXを誘拐し、洗脳してミュータントを根絶やしにしようとした。(X-Men: God Loves, Man Kills)

M-Dayでミュータントが激減するとピューリファイアーズを率いてエグゼビアの学園を襲撃。
能力を失って学園を去ろうとしていた生徒たちのバスにミサイルを打ち込み、42人の少年少女を殺害した。

本人も殺されたり復活したりを繰り返し、X-Force Vol.3でアークエンジェルに殺されてしまった。

近年の行動

Weapons of Mutant Destruction

全身をサイボーグ化して復活。ウェポンX計画を再開させ、オールドマン・ローガンやハルク(この時期はアマデウス・チョウ)らの遺伝子を奪取しミュータント抹殺のための最強サイボーグを作成しようとする。しかしローガンがセイバートゥース、ウォーパス、ドミノ、ハルクらと手を組んで対抗。かつてストライカーの愛人だったレディ・デスストライクも実験体にしようとしたためローガン側につき、研究施設は破壊された。その過程でハルクの肉体とウルヴァリンのクローやアダマンチウムの骨格を持つサイボーグ"ウェポンH"の開発に成功。しかしウェポンHには良心が残っており、自在に操ることはできずサイボーグ化された肉体を破壊されてしまった。ストライカーは首だけの状態でローガンらに連れ回されてしまうが、最終決戦のどさくさにまぎれて逃げ延びた。
("Weapon X vol.3",2017年)

コロラドのアスペンで布教活動を続けていたストライカーは、悪魔と契約し強大な力を得ていた。しかしセイバートゥースをリーダーにしたチーム"WEAPON X-FORCE"の襲撃を受け、死亡。悪魔の力で地獄からの復活を宣言するが、彼らは地獄まで追ってきて、最後は獣性を取り戻したセイバートゥースに切り刻まれて消滅した。
("Weapon X vol.3"#27,2019年)



その他

  • X-Force Vol 3 #3の時点で殺したミュータントの数は414人。
  • レディ・デスストライクことユリコ・オーヤマが恋人だった時期は"ユリコちゃん””ストライカー様”と呼び合う仲だった。



能力

彼自身に特殊能力はないが、元軍人としての戦闘経験がある。
またミュータントと戦うための特殊な装備を身につけていることがある。
宣教師として人心掌握に長けている。
ピューリファイアーズを結成してからはミュータントを研究し、対ミュータント戦のエキスパートといえる。


映画版

実写映画ではより重要な悪役として描かれ、ウェポンXプロジェクトの事実上のリーダーとされる。
X-MEN2ウルヴァリン:X-MEN ZEROに登場。ウルヴァリンとの因縁を描かれた。
尚、X-MENファースト・ジェネレーションには彼の父が登場する。

  • X-MEN2ではミスティークが彼に変身して行動するシーンがあり、おっさんの体で「バイバーイ」と手をふるシーンがかわいい。




最終更新:2025年04月14日 00:56