サブラ(Sabra) / ルース・バット=セラフ(Ruth Bat-Seraph)

(キャラクター、マーベル)

初登場
Incredible Hulk #250(1980年3月)通りすがりに1コマだけ登場
Incredible Hulk #256(1980年11月)本格的に登場
種族:ミュータント、女性、イスラエル人

能力

超人的なパワー、身体能力、耐久力など
生命力付与:他者に生命力を与え治癒させる。また一時的に自分の生命力を分け与えることで特殊能力を持たせることが可能。
またエージェントとして訓練を積んでおり、高い戦闘能力を持つ。
初期は飛行能力のある青いトゲのついたマントを纏っていて、トゲを射出することで神経を麻痺させる効果があった。

概要

イスラエルの諜報機関モサドに所属、スーパーエージェント計画によって作られた。いわばイスラエル版キャプテン・アメリカのような存在だった。「サブラ」とはアラビア語で「ウチワサボテン」の意。
後にミュータント設定が加わり、X-Corporationなどに参加。コスチュームのマントはなくなり、簡素化された。
パレスチナ人のテロでスクールバスを襲撃され、息子を失った過去がある。

初登場時はテルアビブの港で警察官として警備していたところでハルクと出会い、戦闘になった。

Marvel Super Hero Contest of Champions

グランドマスターが謎の存在(アンノウン)とのゲームのため地球のヒーローを競わせる本作ではアンノウンチームに参加。
アイアンマンのほか、アラビアン・ナイトというシンドバッドやランプの巨人を模したようなヒーローと同じチームになるが、アラブ人とユダヤ人ということで最初は対立。しかし落下するサブラをアラビアン・ナイトが空飛ぶじゅうたんで救出することで和解する。
"Marvel Super Hero Contest of Champions"(1982年)

Union Jack Vol.2

2006年のミニシリーズ"Union Jack Vol.2"ではイギリスの同時多発テロを防ぐためMI5の作戦に参加。ユニオン・ジャック、2代目アラビアン・ナイト(ナヴィド・ハシム)、ヴァレンティーナ・アレグラ・ドゥ・フォンテーヌと共同して作戦にあたり、テロ組織R.A.I.D.と戦う。
このときはトレードマークだったトゲつきマントは着なくなった。本人によると「任務によってコスチュームを変える」ということだったが、実際はアーティストが描くのが大変だったから、ということらしい。
またもアラビアン・ナイトと対立を見せるが、作戦のため協調していく。


マーベル・シネマティック・ユニバース

ルース・バット=セラフと名乗るキャラクターが2025年の映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に登場している。
本作中ではミュータントであるという言及はない。



最終更新:2025年03月21日 18:57