ハルクリング Hulkling / テディ・アルトマン Theodore "Teddy" Altman
(Young Avengers,2005年)
概要
ヤングアベンジャーズのメンバーとして初登場。
最初は
ハルクに良く似たパワー系ヒーローのふりをしていたが、実はシェイプチェンジャー(変身能力者)ということが明らかに。普段は普通の白人青年の姿をしている。
シビル・ウォーIでは、ハルクリングの変身能力が、最後の切り札になった。
さらに本人も知らなかった出生の秘密が明らかになる。それは、母が
スクラル人の皇帝ドレク七世の姫アネレで、父が
クリー人の英雄
キャプテン・マーベルの間に産まれた子、というものだった(
マー・ヴェルが
スクラルに捕まっていたとき、アネレと子どもをつくったらしい)。母と信じていた女性も、実は変身した
スクラル人のエージェントだった。
スクラルからすれば王族の血を引く跡取りであり、
クリーからすれば強力な戦士の血統であるため、両者の間で争奪戦となる。
最終的にはプリンセスから派遣されていたエージェント、
スーパースクラルがテディに変身し、身代わりになって宇宙へ。本人は地球でヒーロー活動を続けることになった。
ヤングアベンジャーズのメンバー、
ウィッカンは親友だと思われていたが、実はゲイで愛し合っていたと判明。現在は
ウィッカンの地球人の両親が二人の仲を公認しており、
ウィッカンの自宅で生活しているが、スーパーヒーローだとは知られていない。
後に
ウィッカンと婚約しており、
サンスポットから
ウィッカンと住む高級マンションをプレゼントされた。
クリー・スクラル同盟
クリーとスクラルが同盟を組んで地球に襲来するストーリー"
Empyre"では両陣営の同盟を統率する新皇帝としてオファーを受け、悩んだ末に承諾。ドレク八世として新皇帝となった。
このストーリーの後、めでたく同性婚にこぎ着けた。
二人の結婚式を描いた、「Empyre: Aftermath Avengers」は2021年の
GLAADメディア賞を受賞した。
能力
変身能力。主に怪力を発する身体、飛行用の羽などを生成。
超回復力。
剣
所持する剣エクセルシオールは強力な魔法の剣。
呼べばどこからともなく現れ、切りつけたときに敵と味方を識別し敵だけを切り裂くなどの能力がある。
スタン・リーの有名な合言葉”Excelsior"と同名であるが関連性は不明。
スター・ソード、ソード・オブ・スペースとも呼ばれる。
トリビア
- アネレ(スクラルの皇帝ドレク七世の娘)の子ということで、異次元でもスクラルの皇帝ドレク八世となることがある。
- 「ハルクリング」という名前は、ハルクっぽく(怪力で緑の肌)、チェンジリング(妖精の取り替え子:シェープチェンジング能力を持つ)の力を持つので名乗ったとしている。
- 男から見てもイイ男。キッド・ロキも「イイ男」と言っており、ウィッカンだけでなくプロディジーからもキスを迫られるくらいモテる。
- 作中の同性同士のキスシーンが問題視されてる国もあり、ブラジルなどでは禁書扱いになっている。
最終更新:2025年02月28日 12:47