ハルク(マーベル・シネマティック・ユニバース)
概要
生化学、原子物理学、ガンマ放射線の専門家で天才科学者のブルース・バナー。実験中の事故で緑色の怪物「ハルク」に変身する体質となる。
能力
怒ると緑色の巨人に変身し、無尽蔵のパワーを発する
強力なジャンプ力で一気に長距離を移動する
両手を勢いよく合わせることで衝撃波を発生させる
ストーリー
2005年、バナーは超人兵士計画の復活に従事し血清を開発していたが、カルバー大学で自らの肉体で人体実験を行った結果、失敗して大量のガンマ線に汚染され緑色の巨人へと変貌する。(ただし、バナーは研究の基礎部分を担当しており、ロス将軍はこれが兵器のための実験であることは伝えていなかった)
この事故で恋人の
ベティ・ロスとその父でもあり計画の指揮者で陸軍中将の
サンダーボルト・ロスに重症を負わせてしまう。
終われる身となったバナーはブラジルのホッシーニャに逃亡。(サンダーボルト・ロスによるとここまでに科学者2人、将校1人、州警察官1人、ハンター2人を殺害している)
飲料工場で働きながら柔術道場に通い格闘技と怒りを抑えるための呼吸法を学んでいた。一方でミスター・ブルーを名乗る謎の人物とインターネットでコンタクトを取りながらガンマ線汚染の治療法を探していた。
そうこうしている間にサンダーボルト・ロスに居場所を知られ、歴戦の兵士
エミル・ブロンスキーを含む精鋭部隊の襲撃を受ける。
工場に逃げ込んだバナーはハルクと化し、部隊を撃退して逃亡。元の姿に戻ったバナーはグアテマラで意識を取り戻し、メキシコを経由してアメリカのカルバー大学に戻った。
そこでベティに新しい恋人がいると知ったバナーは一度は身を引こうとするが、ハルク化した実験のデータを探している際に偶然ベティと再会。ベティの家でデータが入ったUSBメモリーを受け取る。
大学でデータを確認しようとしたところにまたもサンダーボルト・ロス率いる部隊が襲撃。バナーはベティの見守る前でハルク化し部隊を退け、強化されたブロンスキーに重症を負わせた。
この出来事を目撃した学生が後でテレビニュースに取材され、「ハルク(廃船)みたいに巨大だった」と答えたことから「ハルク」と呼ばれるようになった。
バナーはミスター・ブルーことサミュエル・スターンズ博士に会いハルク化の治療を受けるが、これは一時的に変化を抑えられただけにすぎず、さらに肉体強化を受けて追ってきたブロンスキーに捕まってしまう。
しかしハルクの力に魅入られ、勝利することに執着するようになったブロンスキーはスターンズを脅迫し、バナーの血液サンプルを投与させる。
ブロンスキーはハルク同様巨大な怪物アボミネーションと化し、ニューヨークで大暴れ。
ハルクは大乱闘の末にブロンスキーを撃退。ベティと別れて逃亡し、カナダのブリティッシュ・コロンビアの森林で隠遁生活を送ることを選んだ。
最終的にはハルク化をコントロールできるようになった描写で物語の幕は閉じる。
最終更新:2025年01月11日 17:58