秘技(ひぎ)

概要

秘技とは、術技の分類の一つ。
特技より上位、奥義より下位に位置する事が多い。

登場作品

+ 目次

シンフォニア

初登場。
特技と奥義の中間に位置する術技群で、連携中は特技の後、奥義の前に組み込むことができる。
したがって、特技→秘技→奥義の三連携がコンボの基本となる。

エターニアに登場した「上位剣技」システムを元にしているようで、大抵の秘技は特技の強化版となっている。
(例:魔神剣魔神剣・双牙
習得方法も上位剣技と同じで、秘技ごとに設定された特定のレベルに達した状態で元の特技を50回以上使用していると戦闘中に習得できる。
ただし本作では同じ特技でもタイプ(EXジェム参照)がTとSのどちらに傾いているかで異なる秘技を習得するため、タイプ選びの重要なポイントとなっている。
その他、特技の派生でない秘技も存在し(例:獅子戦吼閃空裂破etc...)、こちらは一定のレベルになるだけで習得できる。
また一定以上のレベルになると、秘技から更に派生した奥義や複数の秘技を組み合わせた複合奥義を習得できるが、いずれも秘技の使用回数が50回に達していることが習得の条件となる。
このため、どんなものでも最低50回は使い込んでおくのが望ましい。(とはいえ奥義に派生しない秘技も存在する)
ただしTタイプの秘技からはTタイプの奥義しか習得できず、Sタイプの奥義は習得できない。
逆も然りなので、どの奥義を習得したいかで秘技の選択も変わってくる。

秘技を使用する何よりのメリットは、ワンセットのコンボで敵を長く拘束できる点である。
特に、いかに敵に行動させず攻撃を続けるかが重要なボス戦においては、
連携に秘技を上手く組み込んでいくことがプレイヤーのテクニックとなる。
一方で、敵の横槍に晒されやすくなる点や、技の連続使用による激しいTP消費はネックである。
戦闘中の状況やキャラクターの成長具合を見ながら、
秘技で止める、あるいは秘技を飛ばすといった柔軟なコンボの組み方を考えたい。

なお、続編であるラタトスクの騎士では秘技分類は消滅し、今作で秘技であった術技の多くは奥義に変更されている。

イノセンス

マイソロ1を経て、本編作品では久々の登場。
シンフォニアと同様、特技と奥義の中間にあたる分類で、特技→秘技→奥義と連携できる。
習得には派生元の特技の習熟度やレベルの他に、天術の習熟度も必要になるものがある。

空中コンボが存在するが、従来のように術技の連携順が限定されている今作では、
特技と奥義とをつなぐ秘技の性能がコンボパーツとして非常に重要である。
地上から空中へ敵を運ぶもの(秋沙雨等)、空中でさらに敵を打ち上げるもの(弧月双閃等)、
着地しつつ敵を叩き落とすもの(鳳凰天駆等)、滞空しながら敵を拘束するもの(真空裂斬等)など
組み合わせ方によって特技・奥義の性能を活かしも殺しもし得るため、秘技の選択は慎重にしたい。


TOWレディアントマイソロジーシリーズ

シンフォニアと同様、特技と奥義の中間にあたり、特技→秘技→奥義の三連携が可能である。
主人公は特定の特技や術をマスターした上で一定のレベルに達すると習得できる。
歴代キャラクターは特定のレベルに達すると自動的に習得する。

原作に秘技が存在しないキャラクターは、元々特技や奥義であった技の一部が秘技に変更されている。
シンフォニアやイノセンスで秘技であった技のほかに、原作で特技から派生する技が秘技に分類されることが多い(FOF変化技や追加特技など)。
ただしリバースのキャラクターやレジェンディアのジェイなどは秘技が存在せず、特技・奥義のみである。


レイズ

本作では特技・奥義等の分類ではなく、特定の術技が変化した大技を指す。このため物理技だけでなく術の秘技も存在する。
秘技は鏡装と呼ばれる装備を入手することで使用可能となり、定められた連携数(後述)を超えた状態で鏡装に紐付けされた術技を使用すると発動する。
なお消費CCは元技のCC+10で、同一連携中に一回だけ発動できる。
発動時はキャラにカメラが一瞬ズーム*1し、発動中は無敵状態となる。
発動する秘技は鏡装毎に固定されているが、大抵は元の術技よりも威力や範囲等が強化される上、MGの増加率も大幅に上昇する。
このため本作では連携数を稼いで秘技を出し、MGを稼いで魔鏡技に繋ぐという流れが基本戦術となる。
またそれに伴い、素早く連携を稼げるキャラや、秘技の範囲が広く(多くの敵を巻き込む事で)MGを溜めやすいキャラが本作では優秀とされている。
必要な連携数は大まかに前衛が6、中衛が5、術師が4だが、正確な数は後述の一覧が参考になる。
またCPUも秘技を使用できるが、発動を狙う事はないので基本的には使わないと思って差し支えない。
(ただし物理技を使う4連携キャラなどは作戦によって勝手に発動してくれる場合もある)
余談だが、公式Xやお知らせでは後述の「溜め秘技」と区別する際に「連携秘技」とも呼ばれていた。

当初は前述の連携によって発動する秘技のみだったが、2020年2月のアップデートで「溜め秘技」が登場。
こちらは同時に実装された「鏡装」や一部のバーストリミッツ鏡装を入手する事で使用可能となる。
溜め秘技は通常の秘技と異なり待機・移動中(=連携していない状態)に使用した場合のみ発動し、連携中に使用すると普通の技として使うことができる。
消費CCやカメラのズーム、発動中無敵となる点は連携秘技と同じだが、溜め秘技はその名の通り発動前に溜めを行い、溜め中は詠唱のように無防備となってしまう。
ただし物理技の溜め秘技は溜めている間自身の周囲に円陣を出現させ、円内の味方の詠唱速度を早め、敵の詠唱速度を遅くさせる効果がある。このほか特定の攻撃部分がヒットすると、発動に要したCCを回復し、複数の敵に当てればその分追加で回復する。
また術の溜め秘技はターゲットの周囲に円陣を出現させ、範囲内にいる敵の鋼体数を3発分減らす効果がある。
なお初動でしか使用できない代わりに同一連携中に通常の秘技も発動できるため、溜め秘技→連携→秘技と2回秘技を使う事ができる。
またCPUも使用可能かつ、通常の秘技と異なり積極的に使用してくれるため、強力な溜め秘技を持つキャラはCPU任せでも活躍できる。

このほか2022年2月のアップデートで追加された「バーストリミッツ鏡装」に紐付けされた術技は、バーストリミッツ状態であれば連携を省略して秘技を発動可能となる。
溜め秘技仕様の場合はバーストリミッツ状態で使用すると溜め時間が短くなる。どちらなのかは術技詳細を確認しないとわからない。

必要な連携数(シリーズキャラのみ、フォームチェンジキャラは除く)は、
4連携→ミント、アーチェ、フィリア、ミクトラン、キール、メルディ、シゼル、リアラ、ハロルド、ジーニアス、リフィル、マーテル、マオ、ヒルダ、アガーテ、シャーリィ、ウィル、ティア、アリエッタ、ルビア、アーリア、ルキウス、コンウェイ、アリス、エステル、リタ、クリード、シェリア、メル、ラザリス、エリーゼ、ミュゼ、アレン、エドナ、ライラ、デゼル、ライフィセット、ミゼラ
5連携→ミリーナ、カーリャ・N、メルクリア、フィリップ、ヨウ=ビクエ、ヘイズ、アイリス、バルド・M、クラース、モリスン、ルーティ、ジョニー、ナナリー、ディムロス、アトワイト、バルバトス、エルレイン、コレット、セレス、アニー、ノーマ、モーゼス、グリューネ、ジェイド、リグレット、ディスト、イリア、リカルド、アンジュ、マティウス、レイヴン、ヒスイ、ベリル、リチア、マリク、パスカル、ローエン、リッピ、オリエ、ミクリオ、ザビーダ、サイモン、マギルゥ、テレサ、シオン、リンウェル、テュオハリム、ナザミル
これ以外のキャラは6連携となる。

リコレクションモードではAG100%以上で鏡装を使うと連携秘技が出る。逆に溜め秘技はAG0%の時にしか出せない。
つまりサンバーンは溜め秘技なので通常モードと違って連発はできないということ。


関連リンク

関連項目

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最終更新:2025年10月20日 18:47

*1 後にアップデートにより秘技演出の再生設定ができるようになった。なお、秘技演出をOFFにするとズームしなくなる代わりに発動時の台詞も省略される。マルチではOFFに自動で設定される