獣たちの夜
BLOOD THE LAST VAMPIRE
押井守 角川ホラー文庫
メインであったはずのやるドラ版はイマイチ売れてなかったようだが、
さすが押井守、俺は結構好みな作品である。
さすが押井守、俺は結構好みな作品である。
で、この小説。
感想を一言で言ってしまえば、「こりゃファンブックですね」。
ぶっちゃけ面白くない。
感想を一言で言ってしまえば、「こりゃファンブックですね」。
ぶっちゃけ面白くない。
お話自体は正直、『事件が起こった→事件を追う→事件が明かされる→解決した』ただそれだけである。
読みどころは、押井監督自身が体験したであろう生々しい学生運動の描写と、
『BLOOD』シリーズのバックグラウンドの一部が明かされるところであろう。
読みどころは、押井監督自身が体験したであろう生々しい学生運動の描写と、
『BLOOD』シリーズのバックグラウンドの一部が明かされるところであろう。
特にこのバックグラウンドがすごい。
文化論・進化論・経済学・哲学をとにかくぶち込んでいる。
普通の読者なら、「たかがバケモノを解説するのにここまで論じるか!?」と思う事必至である、
というか俺は思った。この感想を感じない人はいないんじゃないだろうか(w
文化論・進化論・経済学・哲学をとにかくぶち込んでいる。
普通の読者なら、「たかがバケモノを解説するのにここまで論じるか!?」と思う事必至である、
というか俺は思った。この感想を感じない人はいないんじゃないだろうか(w
読んだ後に思ったことは。
やはり物語の根幹を長文の学説で説明するには、京極氏並の文章力が無けりゃやっちゃいけませんな。
やはり物語の根幹を長文の学説で説明するには、京極氏並の文章力が無けりゃやっちゃいけませんな。