識咲 訡
読み |
しきざき ぎん |
通称 |
緋色の傷有り |
性別 |
男性 |
所属 |
ライフ・スマイル・カンパニーズ |
認証レメゲトン |
ペテルギウス |
搭乗テウルギア |
LME-PHA-03/Ka75-LSS ファンタズマゴリア・ジャッジメントピラー |
好きな物 |
機械 |
嫌いな物 |
無粋 |
キャラクター概要
「国を救って、女の子も救う」
「ぶっちゃけそんくらいの下心で世界守ったって、いいんじゃないかな?」
詩姫と共に先代L.S.S代表に拾われた多数いる孤児の内一人。何の変哲もないどこにでもいるような平凡なラテン系男性である。
詩姫と一緒に拾われ、そして先代の背中を見て育ったためかあの人のようになりたい、誰かを救いたいという願いから幼少期から研鑽を積み、詩姫と共にフェアリーテイルの一員としてスカウトされる。
体の至る所に生傷が絶えず、人知れず誰かの手伝いをしては傷を増やしている。
特技は情報技術全般と観測技術でありその腕前から奇しくも義姉弟である詩姫の機体と対になるジャッジメントピラーのテウルゴスとして選抜される。
人一倍正義感が強いがそれと同時にある経験から人間は信用できないとある種の諦観も抱いていた時期もあった為、他人とは一歩引いた距離で接することがままある。
が、ペテルギウスと出逢って以降は昔のような明るくフレンドリーな人格を取り戻しており、これには詩姫も喜んでいる。
現在ではペテルギウスと出来上がっており、たまに街中でいちゃつく二人が見られるとか。
なお、装甲パージ前の機体は気に入っているが、「なぜ男の自分が女性型の機体を扱わねばならないんだ」と苦言を呈しており、本人は諦めながらも乗っている様子。
認証レメゲトン:ペテルギウス
"私は正義の味方じゃない"
"かといって悪の敵でもないわよ"
"私の眼前に立ち塞がる邪魔者の敵"
長らく買い手が不在であったレメゲトン。
清楚かつ儚げな美貌のアバターを有している。
普段は無口でおとなしいが仲の良い者には口を開けば毒を吐くほどの性悪。
レメゲトンであるにも関わらずかなりの我が儘であり自身の言う事を聞かせるためならどんな手段を講じてでも聞かせる問題児。
自身も自らが決めた主人しか認証せず、数多くの者が彼女をレメゲトンにしようとしたが、その全てが最終的には彼女を手放している。
本人が言うにはツンデレらしいのだがデレのデの字すら見せないほどのサディスト。
しかしデレる時はとことんデレる為、現在のテウルゴスからはツンドロと評される。
趣味はファッションと運動、読書というお嬢様。
動き回りたいという欲求の為だけに義体をくれなきゃテウルギアのOSを削除するとまで言うほどの我が儘っぷり。
しかしながらその性能は折り紙つきで、自身の運動データのフィードバックなどから多彩な状況に的確に対処する。
敵対者は徹底的に潰す質であり、彼女の機体が通り過ぎた後は残骸しか残らないと言われている。
余談ではあるが、リュミエールのとあるテウルギアのレメゲトンとは同時期に制作された姉妹関係である。
その為一部性格などが似通っている。
主にサディストな辺り。
搭乗テウルギア:LME-PHA-03/Ka75-LSS ファンタズマゴリア・ジャッジメントピラー
通常時
開発 |
リュミエール・クロノワール&L.S.S |
機体サイズ |
23.7m |
武装 |
・600mm超長距離多目的実体弾砲「御柱神判」 ・超高出力長距離殲滅光学兵装「バニシング・オンバシラ」 |
特殊機構 |
爆裂追加装甲排除機構「モードシフトバースト」 |
装甲パージ後
機体サイズ |
12.3m |
武装 |
・180mm無反動砲「エクスプロージング・オンバシラ」×2 ・高貫徹突撃銃「ペネトレイト・オンバシラ」×2 ・赤熱式近接格闘兵装「御柱鉄槌」×2 ・円形加速推進装置「神光建御名方」 |
ユニット接続。
全ジェネレーター出力上昇。
エネルギーフィールド展開。
チャンバー内、正常加圧中。
ライフリング回転開始。
ランディングギア、アンカー、ロック。
臨界点、突破。
フィールド、固定。
超高出力長距離殲滅光学兵装「バニシング・オンバシラ」、承認。
セイフティ、解除。
――撃てます。
機体概要
リュミエールとL.S.Sの合同制作による特殊殲滅型テウルギア。
ファンタズマゴリアシリーズの一機だが、スカイウォッチャーと同じくL.S.Sの防衛部隊用の機体であるため販売されていない。
シリーズの例に漏れず、こちらも趣味が全開の女性型機体…の筈なのだが、その外見はシリーズはおろかリュミエール製にはとても見えない程鈍重な超重量機体。重量感溢れるデザインのモチーフは「山の軍神」だが、それを含めても異形と言わざるを得ない。これには後述する特殊機構が関係している。
一応、この状態でもカッコイイと言われるデザインではある。そこはリュミエールの面目躍如といったところか。
スカイウォッチャーとの連携を前提にした特殊なテウルギアで、機体背部に装備された大型、大口径の火砲二門が特に目を引く。
これもやはり海上基地同然の地理的条件を考慮したもので、本機の主目的は「観測されたデータを元に敵艦隊へ大火力の超長距離砲撃を叩き込む」というもの。
背部の火砲と重厚な装甲は全てこの目的に特化したが故のものであり、通常時の兵装はその二つのみ。
当然、双方共にその重量や発射反動も相当なものとなる。
鈍重かつ重厚な外見はそれに対応する為の装甲によるものというのが理由の一つ。機体側面と後方には固定用のマルチアンカーまで装備されており、砲撃時にはこれらを展開する事で安定性をどうにか補っている状態。
装備重量故に歩行も不可能であるため、移動は底部ホバーユニットで行う。しかしそれでも機動性は低く、近接戦闘はおろか対テウルギアとの中距離戦闘はそのままでは不可能。それどころか輸送手段にトレーラー等が利用出来ない関係で配置箇所の変更すら困難。
…ここまでならただの遠距離砲撃型テウルギアでしかなく、またテウルギアである必要性も薄い。
が、本機はあくまでも「特殊殲滅型テウルギア」であり、またリュミエール製らしく対テウルギアも当然想定されている。
当然、二つの主砲は当たればテウルギアも撃破せしめるものだが、その特性上動き回る相手に当てるのは現実的ではないし、そもそもそれではテウルギアとの直接戦闘に耐えられないという問題点は解決されない。
それに対する回答として本機には装甲のパージ機能が用意されており、これによって懐に飛び込んだ敵機への対処を行う形式となっている。
パージした後はシリーズ特有の女性形のシルエットを持つ、威厳を持ちつつも美しい如何にもリュミエール製といった趣の機体が現れる。
巨大かつ鈍重な外見のもう一つの理由はこれであり、ブロック化された追加装甲の一部に弾薬やエネルギータンクを詰め込んだため。
早い話が重厚な装甲は文字通り「使い捨ての外殻」に過ぎず、パージ後に現れる姿がこの機体の本来の姿にして本体。
これこそが本機が「特殊殲滅型テウルギア」と称される所以であり、追加装甲パージ後は対テウルギアやマゲイアを強く意識した近距離型機体へと変貌する。
シリーズの機体としては珍しく格闘戦能力にも優れ、そのためにそれなりの装甲を持ち合わせているのも特徴。
装甲パージ後もモチーフは変わらず、御柱をモチーフとした武装を持つのも共通。
良好な運動性、反応速度もあって白兵戦に強い。
これらの性能を活かした1対1での近距離戦闘を得意とし、良好な運動性とそれなりの装甲もあって一見隙がない様に見える本機だが、どちらの形態にも弱点がある。
まず、通常時の形態では「火力が高過ぎる」事。
本機は超長距離での観測者付き砲撃を主としており、その為の十分な性能を持たせたのだが、その結果として「乱戦下に向けて砲撃した場合味方殺しになってしまう」という思わぬ欠点が露呈している。
性能としては後方支援も十分可能なのだが、実際にやると味方を巻き込んでしまうのである。
その為、一度味方部隊が会敵してしまうと手が出せなくなってしまうため、支援攻撃においては王翠翹弐式乙に劣る。
またその火力故に攻撃がかなり目立つ為、支援のみならず隠密性の観点でもCg-TG:Jūstitia-01Vに譲る事になる。
またパージ後の機体は長距離からの狙撃に滅法弱い。
というのも機動性、運動性、装甲、火力と一見一通り揃っているのだが、これらは全て「懐に飛び込んで来た敵機の迎撃」を前提にしたものであるため、「遥か遠距離にいる敵機を追い立てる事」を想定しておらず、長距離の高速移動が不得手である事に起因する(正確には最高速度はあるのだが、巡航時の高速域への加速が非常に悪い)。
しかもこの状態では二つの主砲も失ってしまっているため対抗手段がなく、狙われようものなら防戦一方となってしまう。
また、外部装甲が「完全な使い捨て」である事が災いして運用コストが非常に高い。
ブロック構造のお陰で装甲を用意するのは簡単なものの、飛び込まれる度に装甲をパージして対応しなければならない為、繊細な運用を要求される。
しかも装備重量が重過ぎるので組み立ての時点でホバーユニットによる支持を行う必要がある。
所持兵装
- 600mm超長距離多目的実体弾砲 「御柱神判」
通常時の右背部外部装甲に装備された超大型の折り畳み式実体弾砲。
その名と運用目的の通り艦船や大型、もしくは低速の装甲目標への砲撃を主としたもので、その設計に艦載砲を参考にしたとされている。
圧倒的なサイズから想像出来る通り、その射程・火力たるや凄まじく、曲射かつスカイウォッチャーによる観測さえあれば遥か45km先にある目標さえ攻撃することが可能。
再三に渡る警告に応じなかった敵部隊に対して容赦ない砲撃を浴びせて殲滅する。
多目的とある通り状況に合わせて多種多様な弾種を装填可能となっており、通常時の徹甲弾、爆散榴弾の他各種榴弾、炸薬弾にAPFSDS弾まで装填可能。
テウルギアとしては過剰とも言える攻撃能力を獲得したが、その代償として整備性が著しく悪く、その重量とサイズもあって本機の輸送を困難にしている一因となっている。
- 超高出力長距離殲滅光学兵装 「バニシング・オンバシラ」
左背側外部装甲に装備された超大型折り畳み式ビーム砲。
テウルギア用兵装としては規格外の火力、射程、攻撃範囲の極大ビームを放つ事が出来る。
殲滅と言うだけあってその破壊力たるや圧巻で、射程内に飛び込んだ敵部隊をまるごと蒸発させる程の代物。
その射程も狂気の域に達し、数値上の有効射程は驚愕の8km。弾着までに少々時間が掛かるのは否めないが、そもそもの攻撃範囲が広過ぎる上に左右調整で薙ぎ払いも出来るので大した問題にはならない。
しかしそれだけの性能を得た代償か、弾数はたった2発、また発射まで膨大な時間のエネルギーチャージが必要で、その重量と長大さから取り回しが著しく悪いのがネック。
本機に搭載された特殊機構。
文字通り装甲を排除して機体を軽量化するものだが、本機の場合は二つの主砲も含めて「全ての外部装甲を」パージする事で形態を変更するもの。
装甲もただパージするのではなく、接続部に仕込まれた爆裂ボルトによって機体周囲に向けて勢いよく飛ばすことで万が一懐に飛び込まれても吹き飛ばして仕切り直しを図ることが可能。
ただしパージした装甲を再度接続する事が出来ず、一度移行してしまうと帰還するまで通常形態には戻れなくなってしまう。
- 180mm無反動砲 「エクスプロージョン・オンバシラ」
パージ後における主兵装。機体の両肩部に装備されており、こちらは任意の砲門からHEAT弾を発射する。
バックパックには推進装置だけでなく、本武装の弾薬も搭載されている。
発射反動が極端に小さくなるように設計されているため連射がそこそこ利き、機体の機動性を損なわないため対テウルギア、マゲイアに向く。
反面、キャノン砲としては射程が極端に短く、弾速もそこまで速い訳ではないため砲撃には向かない。
パージ後における副兵装で、同型武装の中では比較的汎用性に優れる。
弾丸には封魔針や鴉羽のそれをマイナーチェンジしたものを採用しており、連射速度をそれらよりも落として貫徹力を更に強化している。取り回しも良好で、牽制からラッシュまで幅広い運用が可能。
ただしその特性上反応装甲等には滅法弱い他、艦船等に対しては有効打を与えられないのが弱点。
- 赤熱式近接格闘兵装 「御柱鉄槌」
両腕部背面に取り付けられたトンファー型の格闘兵装。
外部装甲ブロックと同じ素材を採用しており、この時点でも高い火力を持つが、内部に発熱機構を搭載する事でその火力を更に高めている。
強度も十分で、通常時は篭手としても機能する。
基部が稼働することにより、手が空いていない状態であろうとも運用可能となっているが、その分実際のトンファーよりも柔軟性では劣る。
- 円形加速推進装置 「神光建御名方」
背部に搭載された大型の追加推進装置。
ソーラー発電システムが搭載されており、これによってエネルギーを生成する事で長距離の巡航も苦もなく行えるようになる他、推力偏向能力を持つため戦闘時の機動補助にも使える。
蓄電能力もあるため雨天時等でも運用は可能であるが、サイズの割に加速が控えめであり、高速の移動は不得手。
機体原案/ソル・ルナ 様
人物案/霧月
最終更新:2020年07月04日 18:56