オット・ベルツ
通称 |
- |
性別 |
男 |
所属 |
イスリェーダヴァチリ・ガリゾーンタフ |
オラクルボード |
- |
認証レメゲトン |
セン |
搭乗テウルギア |
フチェラ |
キャラクター概要
“私に抗うか? ……無駄だよ、全ては運命だ。”
30代半ばの特に特徴のない細身の男。
イスリェーダヴァチリ・ガリゾーンタフ所属となるテウルゴス。
同社唯一のテウルゴスにして、無人マゲイア部隊を中心に構成される、防衛部隊の指揮を取る。
諦観に支配された運命論者であり、過去に起きた事も、これから起こりゆく事象も全て、定められた運命によって齎されるものであると信じている。
もともとは小さな企業の唯一の専属テウルゴスだったようだが、北部で起きた領民による武装蜂起の鎮圧作戦に失敗、行動不能になったテウルギア内で凍死寸前だったところをガリゾーンタフ社の「スカウト部隊」によって発見される。
貴重なテウルゴスであり、彼を認証したレメゲトンも生きていた事から「特殊な例」として保護され、それ以降は自らの運命に従うべしとして社の防衛部隊の指揮役に就いた。
社によって「何らかの処置」が施されており、もともと何かに抗う事をよしとしない性格もあいまって社の方針には従順。
社によって浪費される命も、それに加担している自分の現在も、すべては運命によって定められているとして、哀れみの念はあるものの、それはそういうものだと納得はしている。
かつて凍てつく機体内に長時間閉じ込められていた影響からか、常に身体の底が凍えるような感覚に苛まれており、心中は寒さと孤独感、諦観、虚無感がないまぜになっている。
テウルゴスとしての実力は低くなく、冷静さと明晰な判断力を伺わせるものの、その性質からかいざという時の粘り強さにやや欠ける。
無人機を従えての部隊指揮はかなり性にあっているようで、前例のない無人機との難しい連携も卒なくこなす。
レメゲトン:セン
特定の人体モデルを持たないレメゲトン。音声は機械加工された女性のもの。
必要な情報以外はほとんど喋らず、冷静にオットのサポートを努める。
それはこのレメゲトンの性格というよりは、そのほうがオットの心を乱さずに付き合える事を知っているからであり、本来は未来に希望を描き、明日を語るのを好む明るい性格。
オットの不安定な心境を誰よりも気にかけ、彼が寒さに苛まれ眠れない夜は、子をあやすように歌って寝かしつけたりもする。
テウルギア:フチェラ
機体名 |
フチェラ |
開発 |
コラ・ヴォイエンニー・アルセナル |
機体サイズ |
16m |
武装 |
・23mm 六連装機関砲 ・60mm 三連装速射砲 ・155mm砲×2 ・120mmテーザーガン |
機体概要
コラ・ヴォイエンニー・アルセナル社のテウルギア「シールカ」ベースの改造機。
氷原戦闘を想定した白いカラーが特徴。
根本的なコンセプトはベース機「シールカ」を踏襲しており、切れ間ない火力を敵に叩き付けて蹂躙する一対多戦闘を得意とする。
対寒冷地・防塵・防雪などのため、関節部に若干の改造が施されている。
無人機との恊働を想定しレーダー設備なども追加されており、機動要塞の防衛に適した機体となった。
高速戦闘を展開できる時間が限られる本機の特性を活かすため、基本は無人機に敵を攻撃させ、敵本隊に隙ができたところを大火力で強襲する戦闘プランを想定している。
また、唯一の追加武装となるテーザーガンは機関砲類と同時に使用でき、有線で超硬質金属製のニードルを射出後、本体側のコンデンサから放電、敵機の機能不全を狙うための兵装。
確実に敵の動きを止め、その間に協働する無人機に攻撃させることで、対象を撃破する。
原案/羽純
最終更新:2018年03月28日 07:15