小説 > 霧月 > フルメイル・ダンス > 01

焦げ出した空に宝石のごとき街並みが煌めく。ここはアレクトリスの基幹企業の一つ、リュミエール・クロノワール、その郊外。
行く先には切り立った岩場。その向こうには未だ処理できぬ大戦時代の残骸が遠く対照的に向かい合っていた。
車のミラー越しに自らの育った都市を横目にブロンドの一本結びが風に靡く。

「そろそろ目的地です、クロノワール婦人。」

黒衣の軍装に身を包んだ老齢の男がハンドルを握ったまま丁寧に助手席で黄昏る麗人に声を投げる。

「あら、おはやいこと。」

伸びのある落ち着いた声が男の耳を撫でる。黄昏ていた女は男に微笑みかけてそう告げる。
この麗人こそがレイチェル=エリザベート・クロノワール。リュミエール・クロノワール先代当主にして、先の内乱にて鮮血の女帝と呼ばれた民草の英雄である。
思わず護衛兼ドライバーは見蕩れ、レイチェルの横顔を見つめる。

「…きちんと前を向いて運転しなさいな、危なくってよ?」
「これは失敬。」
男は悪戯に笑みを浮かべた。

「いいから、ほら。もう少しなんでしょう?」

他愛もない会話をしつつレイチェルは表情を緩めて男をなだめた。

「しかし、当主の座を降りて近しいのに突然こんな辺境に足を運ぶとは、何があったのですか、クロノワール婦人。」
「娘との約束でしてよ。私の新しい《服》を誂えてくれる、とのことでして。」
「あぁ…アリシア様の新作ですね。なるほど、合点がいきました。」

言葉を交わす内に我が国には似合わぬ飾り気のない施設が視界に入る。ほどなく、深緑の軍装にライフルを脇に抱えた兵と検問が近づいてくる。

「まったく…私一人でも来れましたのに。貴方が付き添ってくださいますとは。」
「仕方ありませんよ。既に代表から退いたとはいえ、貴女はクロノワール家の人間。それに、いつレナードの亡霊がまた姿を現すか分かりません。」
「自分の身は自分で守れるのはあなたもご存じでしょう?閣下…と、着きましたわね。」

男はその声に合わせアクセルを踏んでいた足をどけてブレーキを踏み、車を減速する
勢いを失った車は門前に止まり、衛兵が近寄ってくる。男は窓を開き、兵に敬礼をする。

「任務ご苦労。通達は来ているだろう?」
「ご足労、ご苦労様です将軍閣下。勿論です、近衛小隊の機体受領ですね?どうかお気をつけて。」

薄く光が差し込みながら扉が開く。微かな風と油、熱が肌を撫でる。
扉の先にはつなぎ姿の整備兵たちが忙しく蠢きあっている。

「さて、ここらで降りましょうか将軍閣下。目的のハンガーは地下らしいですし。」

ダッシュボードに置かれた帽子を手にとってはひらりとワインレッドの軍服をはためかせ降りる。

「レイチェル様…まったく、お転婆なのは変わりませんね。」

エレベーターへと足早に行くレイチェルのあとを男がついてゆく。

「そういう貴方も、まったく変わっていないからいいじゃない?」

中へと入ったレイチェルが振り返り男に微笑みを返す。

「はは、確かに。」

男は微笑み返し一歩下がった横に並ぶ。
ごうん、と少し揺れる籠の中で突然揺れが収まりベルが鳴り響く。
二人は両手で帽子を深く被り直しては姿勢を正し、開いた扉へ向け一歩を踏み出す。

「おい、見ろよ。先代様と将軍だぜ。」
「アリシア様が先代様の機体を作ってるって話があったけど本当みたいだな。」
「にしても二人とも綺麗だよなぁ。先代様、あれで40は越えてるんだろう?アリシア様と並んだら姉妹みたいじゃないか。」
「将軍も将軍で渋いよなぁ。ほんとに60過ぎた爺さんかとは思えないほど若々しくて元気じゃねぇか。」

整備兵たちが奥のハンガーへと歩く二人に注目し騒ぎ始める。その刹那、若い声が整備場に響いた。

『お母様達に見蕩れるのはいいけれど、下卑た想像でもしたらあなたたち、子を為せぬ体にしてあげるから覚悟なさいな?』

こつ、こつ、と乾いた床を叩く音と共にマイク片手に歩く金と銀の人影が近づいてくる。

「ハロー。アリシア、リリス。元気にしてたかしら?」
「勿論。誰の娘だと思ってるの?」

胸を張ってアリシアが得意げな顔で返す。それを横目にリリスは嬉しそうに微笑んでいた。

「皆様。歓談を楽しむのもよいですが本題に入りましょう?」

リリスが切り出せば、アリシアははっとしたように踵を返して歩き始めた。

「さて、呼んだ理由なのだけど…実はこれを見て欲しくて。」

アリシアが壁の生体センサに手を翳すと、壁が動きその奥には巨影が安置されていた。

「これがアリシア様の新作…ですか。」

将軍が見慣れぬ機体を嘗め回すように見つめるとアリシアが問いに答えた。

「急襲用テウルギア、ナルキッソス。ミラージュシリーズで培ったノウハウを元に敵陣への単騎突入、及び陽動をコンセプトに開発させていただきましたわ。」

それに続くようにレイチェルが問いを投げかける。

「全長は?」
「12.6m」
「武装は?」
「射撃武器が二丁、サブ兵装の短刀が二振り。」
「…で、肝心の操作性は?」
「そこはあまり問題ないのだけれど…装甲が薄くなったおかげでよりピーキーな操作を要求するようになったわ。スカーレットとどっこい、って所よ。」
「アリシア…貴女ねぇ…。」

レイチェルが溜息と共に額に手を当てて首を曲げる。

「しかし…細いですな。ミラージュナイトより一回りほど、全体的に細い。それに一部はうまく偽装されているものの、脚部は半分ほどフレームが剥き出しと見える。」
「流石に将軍の目は隠せないわね…機動力確保の為に装甲は大幅にカット、ナハトの48%程に。その分、運動性はこれまでのテウルギアとは一線を画すレベルにまで上昇。まさに蝶のように舞い、蜂のように刺すという事を体現できるほどになったわ。相変わらず、サナフィエラの技術には舌を巻くわね。」

これでは兵器ではなく人間そのものだ、と将軍が感嘆の声を漏らす。その直後、だがと前置きして将軍はつづけた。

「乗りこなせるものはいなかったのでしょう?レメゲトンの補助があってなお。」
「戦闘シミュレーターを使って扱えた人物は"幻影騎士の凱旋"でもスカーレットを受領した人間だけ。彼らからはスカーレットよりは素直だが、装甲が脆弱すぎて実戦では話にならないと一蹴されましたわ。」

その会話を遮るようにレイチェルがレメゲトンを端末で呼び出して口を開いた。

「で、ナハトを自壊寸前まで扱った私に白羽の矢が立った、という事でいいのね?アリシア。」
「そういう事よ。本当はお母様にはなるべくテウルギアには乗って欲しくはないのだけれど、今はテストを頼めるのがお母様しかいなくて。…だって、このコンセプトのまま扱える人は私の思い当たるうちじゃお母様とヴェノムくらいよ。パトキュールに頼むわけにもいかないし」
「で、そのヴェノムには?」

はぁ、と強い溜息を吐いて返答する。

「そんなものよりスカーレットの強化プランの一つでもよこせってね…趣味に合わなかったみたいで断られたわ。」
「あの偏屈者は相変わらずのようでむしろ安心したわ…」

雑談をしつつもレイチェルは歩を進め、まるで品定めするかのようにハンガーを上りながら機体を眺める。

「さて、ブリュンヒルト?この子、どれくらい扱えるかしら?」

コクピットに座り込んだレイチェルは自らが持っていた端末をコンソールに接続しレメゲトンのインストールを始める。

『解析…クリア。シミュレータ通りの数値を確認。全システムチェック…オールグリーン。問題ありません、以前の機体よりはマスターに追従できるかと。』
「大丈夫お母様?この機体のコンソールには初めて触るんじゃなくって?」

心配なのかアリシアが開いたハッチから覗き込む。大丈夫、と返答して更にレイチェルは言を紡ぐ。

「実物は、ね。シミュレーターならここに来る前に何度かやったし他のテウルギアとそう差異はないから平気でしてよ?それに…」

娘を信用していますから、と覗き込んでくるアリシアに微笑みを投げかける。
それに軽くアリシアがたじろいだその瞬間、基地全体に巨大な揺れが訪れた。

『敵襲!非戦闘員は速やかにシェルターへと退避、テウルゴスは第四ハンガーに集結!繰り返す、敵襲!』
警鐘が鳴り響きスクランブル用の警告ランプが真っ赤に燃え上がる。

「こんなところで来るとなると…レナードの亡霊ね。じゃなければまたArPの猿。」
「はは、穏やかではない。…して、アリシア様。つかぬ事をお聞しますが、ワールド・イズ・マインは?」

ハンガーの下で整備兵にマニュアル片手に話していた将軍が質問を投げかける。
警報にすら怖気づくことなく、平然と機体の整備記録を見つめていた男は主に命令を乞う如くこちらを見つめていた。

「ここにはないわ。あれは本社地下の格納庫の中よ、早々出せる代物じゃないのは貴方も知っているのではなくって?」
「では安心しました。丁度いいタイミングで…今しがた、整備兵から連絡がありましてな。近衛小隊用のミラージュナイト三機の定期メンテナンスが終わったとのことで。」
「じゃあ近衛小隊はこのまま出撃、その隙に技仙の警備部隊へ援軍要請。将軍?貴方にはこちらに残っている残存戦力の指揮を任せます。お母様は降りて私とここで待機。」
「指示は私が引き継ぎます、レイチェル様も聞こえているなら機体から降りてこのまま避難を…」
「わかっています、将軍。この場は貴方に任せます。」

こなれた様子で淡々とアリシアが通信機を手に取り指示を出し指揮の引継ぎを始める。
その様子を眺めていた母親はどこか寂し気な笑みを浮かべて機体を降りようと立ち上がろうとした瞬間、ハンガーの天井が抜け、巨大な鉄塊が二つ落ちてくる。
一つは警備用に配備されていた技仙製マゲイア、19式小機。それを叩きつけるように上に組み伏せているのはここにあるはずの無い機体…コラ・ヴォイエンニー・アルセナル製軽テウルギア、ジェド・マロース。
咄嗟にリリスと将軍が伏せたアリシアの前に立ちふさがり、その隙間から堕ちた巨影を見つめて伏せたまま驚嘆の声を響かせた。

「 Ju-227 ジェド・マロース !?なぜCDグループの機体がここに…!」
「お下がりくださいアリシア様!ちぃ、このままでは…」

組み伏せられたマゲイアがかくん、と糸が切れた人形のように転がる。敵が息絶えたのを確認した巨人は物色するようにアリシアたちに紅い眼光を晒す。

「チッ…地下にもまだ人が居やがったか…面倒だ、散弾で吹き飛ばすか。 ─── ん?」

男は何か思い立ったか、三つの人影を拡大表示したスクリーンに目を丸めた。
見間違えるはずがない。あの絶世の美貌にブロンドの長い髪。そして、いつも対になる様な銀髪の義体に移ったレメゲトンを連れまわしている女。

「はっ…こりゃあ驚いた。クロノワール家当主アリシアとそのレメゲトンに警備部隊トップの将軍様じゃあねぇか。こいつを討ち取れば…!」

巨人の主が右手に握る黒鉄の杖を三人へ向ける。相手は人間、しかも国の最高責任者だ。確実に殺す為に男はしっかりと狙いを定める。
横で何かが駆動する音がしたが気にしている場合ではない。銃口に気づいた三人の内二人が足早にかけていこうとするがもう遅い。
これで終わりだ…と男がトリガーに指をかけようとしたその瞬間、衝撃によって照準がブレることはおろか、発砲すら許されず機関砲が爆散した。

「攻撃…!?どこからだ!」

横で起きた駆動音を思い出し、男は機体を横に傾ける。

『───命中を確認。お見事です。』

残弾数5とモニターに表示し通達する。

「ハンドガンにしては威力がある分反動が大きい…なるほど、装甲の薄さに加えてこれでは確かに皆一蹴しちゃうわね…」

弾丸の射手は浅葱色の軽量騎士、ナルキッソスのサイドアーマーにマウントされていた短銃「ヘヴン・オア・ヘル」による一矢。
それは正確に敵機関砲の銃身を貫き、薬莢が地に落ちて鐘を鳴らした。
その反動たるやハンドガンのモノではなく、銃口は50度ほど上を向いていた。
脅威を排除し、その爆炎を目くらましにした三人が避難したのを確認し、胸をなでおろす。

「よかった…間に合ったようで。」
『敵機、こちらを視認…大楯の下に近接武器らしきものを感知。注意を。』
「…さて、踊りましょうか。ブリュンヒルト。」

ハンドガンを構えては再び敵機の頭部に狙いを定め、乾いた音と共に弾かれる。
大楯、か。レイチェルは軽く舌打ちをし防がれたことを悪態づく。
機関砲を破壊された敵機は怒り狂ったか携行していたであろうスパークロッド片手に姿勢低く、左肩突き出し左腕の大楯を前に構えたままブーストチャージを仕掛ける。

「邪魔だ、リュミエールの新型ァ!!」
「へぇ、盾を前に突進してその陰で抜刀…でも。」

牽制とばかりに軽くトリガーを引く。一発、二発…と若干の間を置き敵の盾の着弾部位のみを徹底的に打ち抜く。
その隙にも開いていた距離がテウルギア一機分ほどに迫る。

『対象、依然減速せず。インパクト、来ます。』
「くたばれ、浮かれ貴族共が…!」

マロースが右側のスラスターを吹かせ、突き出す腕に加速をかける。
胸部コクピットめがけてスパークロッドの先端が襲い来る。
刹那、胸部を貫かんとした腕は空を突いた。避けられたのだ。
ナルキッソスが身を斜め前に跳躍させてブーストを一瞬だけ吹かす。
細身の騎士はその巨体に似合わぬ俊敏性と柔軟性を以てマロースの左側をまるで回るように背後へと滑り込んでゆく。

「こいつ今なんて動きを!?」
「その大楯でこの機体を吹き飛ばせばよかったものを、欲を出すからこうなる…!」

ナルキッソス腰裏のホルダーから格納されたコメットリッパーを抜刀し刃を発振させる。
速度に置いて行かれた左手に保持した光刃を発する短刀。それは擦れ違いざまにマロースの鳩尾部に吸い込まれた。
吸い込まれた光刃は敵の装甲をバターのように溶かしテウルギアの心臓を抉る。
レイチェルはそれを手首を捻りもう一度切り裂き跳んだ勢いのまま流れるように引き抜く。
一連の動作はさながら暗殺者のごとく、一瞬の攻防。
ずぅん、と敵機が地に崩れ落ちる。
ポン、と軽い音とともにモニターにブリュンヒルトのアバターがポップアップする。

『敵機、完全沈黙。生体反応も確認できません。おそらく、テウルゴスが死亡したのかと。』
「…しかし、この機体にステルス性能なんてないはずなのだけど。一体どこから来たのでしょうね?」

遮るように通信が耳に響く。識別コードは近衛騎士団のモノ。
声の主はミラージュ・ナイト三機編隊の内一機…近衛騎士長のジルだった。

「ご無事ですか、レイチェル様!」

純白の機体に装甲袖や襟に金のエングレービングを施された重騎士が天井の穴から覗き込んでくる。
三機の内二機は残党を掃討しているのか姿が見えない。
はぁ、と一息ついては軽くこらえていた怒りをぶつける。

「ジル、遅くってよ?貴方それでも近衛騎士ですか!こちらは娘と将軍が危うく殺されるところでしたわよ。」
「す、すみません…システムの最適化が遅れまして。それに、敵マゲイアも複数確認されていましたので現在掃討中です。」
「まったく…こんな深くまで侵入されるとは。国境警備の方々は何をしていらしたのでしょうか。」

次の瞬間、重い轟音が遠く鳴り響いた。

「狙撃か…!」

咄嗟にミラージュナイトがシールドを斜めに構え、敵弾を受け流す。

「レイチェル様はそのまま機体を降りて奥のシェルターへ!ここは私が守ります故!!」
「…わかりました。頼みますわよ、ジル。」
「御下命のままに!」

砲撃を見事に防がれた崖上に陣取る砲撃の主が悪態づいた。

「おいおい、なんつー固さだ…まったく嫌になる。」
「黙って攻撃しろシールカ01!突貫したマロース02が音信不通、マゲイアも半分が撃破されちまった!あぁ、クソッ!マゲイア部隊全滅だ隊長!!」

基地を見下ろすように陣取っている為か、随所に上る黒煙とレーダーの点が消えていくことに焦りを覚え、声を荒げる。
完璧な奇襲だっただろ、と心の声を押し殺して。
直後、ミラージュナイトと交戦している機体から通信が入る。

「…撤退する。シールカ01、弾幕を張れ。」
「しかし隊長…!」
「撤退だ、マロース02の事は諦めろ。この先は峡谷だ、回り込まれれば終わる。後方には増援部隊もいる、一度体勢を整えるのが先だ。殿は俺が務める。いいから撃て!!」
「…了解。」

黒く焼け焦げた空に信号弾が打ち上げられる。
それを合図に残り少ない部隊が撤退を始める。

「逃がすものか…!」

騎士が賊を追おうと駆け出す脚を23mmと60mmの暴風が阻む。
騎士の盾が小刻みに震え高い音を奏で続ける。

「くっ…動けん…だが…!」

物陰より突如としてもう一機のミラージュナイトが現れ、殿のマロースめがけ剣を振り下ろす。

「…頃合いか。」

マロースが飛び出してきたミラージュナイト眼前に筒を投げ込む。
刹那、それは爆音と閃光を以て炸裂し、煙と閃光が視界を塗りつぶした。

「スタングレネード…!?」

咄嗟に白騎士が盾で視線を塞ぐ。その隙を見逃さずマロースは80㎜機関砲を後方へと跳躍しながら発砲する。

「く、まだだ…!」
「深追いするな!施設員たちの護衛を優先しろ!!」

了解、と震える声でミラージュナイトのテウルゴスは脚を止める。

「…一体、何が起きているというのだ。」

モニタ越しに移りこむ人だったものを見つめる。
これが、本物の戦争なのか…と心で嘆きながら。
物憂げに佇む若い白騎士の足元には、ただ戦の狼煙と散った命の灯だけがただ帳の降りた空を照らし、揺らめいていた。




機体解説「ナルキッソス」

ミラージュシリーズで採用されていたフレームを元に、激しい機動に耐えうるように駆動部やショックアブソーバーなどを重点的に強化。
フレームをギリギリまで軽量化しつつ素材を変更することで強度を保っている。
従来の機体よりも軽快かつ良好な機動性と運動性を持つ代わりに、設計ミスかと疑うほど装甲が薄く、良好な操作性を持つミラージュナイトをより軽量化し運動性を強化した結果素直すぎる操作性が仇となり、製作された後は乗り手が付かぬまま工房に放置されていた。
最終更新:2018年03月02日 19:04