ブレイヴ・クルーズ・イン(勇敢な船乗り亭)
トーチ・ポートで一番喧しく、一番いい加減な店。名物親父バークの運営する“男酒場”ことブレイヴ・クルーズ・インは、港随一のアバウトな店だ。
平和橋に一番近い新港のすぐそば、航海を終えたばかりの荒くれ船乗り達が多数やってくる場所に位置しているため、店の雰囲気は良く言えばワイルド、悪く言えば“下品で野蛮でガサツ(美しき雌鹿亭のアイラ談)”である。
混雑時には50席しかない店に80人近く客が入る時もあるが、店員はバーク親父と給仕スヴィンの二人しかおらず、店内は怒号と悲鳴が飛び交う阿鼻叫喚の場となる。料理が遅れるのは当たり前、来ない日だってある。そんな大らかさがウリの店である。
賭け事
店がもっとも混むのは何らかの東西対抗戦が行なわれる日だ。勝負の最中はもちろん、終わってからも喧々諤々の議論が交わされる。常連であり居候でもあるハウンドがこうした賭け事全般を仕切っている。
バークはハウンドに散々やられて以来、ギャンブルからは足を洗うとスヴィンと固く約束しており、禁を破ったらフライパン&男辛子の刑(後述)らしい。バークがやけに唇を腫らした日には、きっと何かがあったのだろう。
料理と酒
この店に名物料理といえるものはない。強いて言えばバジルとロック・ソルトをねじ込んで食べるワイルドなジャガイモ料理『ロック・ユー(これでもくらえ)』が伝統の味──馬鹿の一つ覚え(アイラ談)──と言える。その他の料理も大抵は男らしい分量と味で“男料理”──犬の餌(同)──と呼ばれる。味が濃い上に量だけはとにかく多いので図体のでかい船乗りには好評。
ごく稀にヘッジドルイドのエメネリアが訪れることがあり、その時は薬草茶や珍しい菓子だのがふるまわれる。それをかしこまって飲んだり食べたりするバークや常連客の姿は滑稽である。
しかし、侮れないのが名酒の数々。気難しいドワーフを説き伏せて購入していると評判のドワーヴン・バーニング・スピリッツ(ドワーフ火酒“炎魂”)は有名。あまりの強さに文字通り火がつくような酒だが、これをグラスで一気に飲み干せないとこの店では“子供”扱いされる。飲み比べ勝負にも良く使われ、かつてはバークが常勝無敗を誇っていたが、数年前に東町衛兵隊長エーチェがこれを打ち負かした。『野郎は東町の人間だが、敵ながら天晴』とはバークの弁。
男辛子(おとこがらし)
ある時異国から帰ってきたばかりの船乗りが置いていった香辛料の壷──これが悲劇の始まりだった。次から次へと香辛料が足されるようになり、今では元が何だったか分からない極彩色の混ぜ物になっている。主に罰ゲーム、ペナルティ、結婚が決まった者への手荒な祝福として用いられる。
これまで何度かスヴィンが捨てようとしたが、その度に阻止されてなぜかいつまでも店に残っている(むしろ年々増えている)。現在は頑健セーヴDC20を要する程の辛さ(失敗すると1d4時間不調状態)。これをスープに振りかけて飲み干したことにより、エーチェが(無駄に)株を上げたことがある。
料金表
酒
エール 1ガロン1sp
上等なエール 1ガロン2sp
ワイン 1ガロン1gp
マグカップ その辺に置いてある
ドワーヴン・バーニング・スピリッツ(ドワーフ火酒“炎魂”) 一瓶10gp
食事
定食(船乗り一人分) 6cp
蒸しじゃがいも 大皿2cp
燻製ソーセージ 大皿5cp
チーズ 大皿3sp
ロック・ユー(これでもくらえ) 大皿3sp
宿泊
雑魚寝 1sp
二階個室 3sp
[NPC]
平和橋に一番近い新港のすぐそば、航海を終えたばかりの荒くれ船乗り達が多数やってくる場所に位置しているため、店の雰囲気は良く言えばワイルド、悪く言えば“下品で野蛮でガサツ(美しき雌鹿亭のアイラ談)”である。
混雑時には50席しかない店に80人近く客が入る時もあるが、店員はバーク親父と給仕スヴィンの二人しかおらず、店内は怒号と悲鳴が飛び交う阿鼻叫喚の場となる。料理が遅れるのは当たり前、来ない日だってある。そんな大らかさがウリの店である。
賭け事
店がもっとも混むのは何らかの東西対抗戦が行なわれる日だ。勝負の最中はもちろん、終わってからも喧々諤々の議論が交わされる。常連であり居候でもあるハウンドがこうした賭け事全般を仕切っている。
バークはハウンドに散々やられて以来、ギャンブルからは足を洗うとスヴィンと固く約束しており、禁を破ったらフライパン&男辛子の刑(後述)らしい。バークがやけに唇を腫らした日には、きっと何かがあったのだろう。
料理と酒
この店に名物料理といえるものはない。強いて言えばバジルとロック・ソルトをねじ込んで食べるワイルドなジャガイモ料理『ロック・ユー(これでもくらえ)』が伝統の味──馬鹿の一つ覚え(アイラ談)──と言える。その他の料理も大抵は男らしい分量と味で“男料理”──犬の餌(同)──と呼ばれる。味が濃い上に量だけはとにかく多いので図体のでかい船乗りには好評。
ごく稀にヘッジドルイドのエメネリアが訪れることがあり、その時は薬草茶や珍しい菓子だのがふるまわれる。それをかしこまって飲んだり食べたりするバークや常連客の姿は滑稽である。
しかし、侮れないのが名酒の数々。気難しいドワーフを説き伏せて購入していると評判のドワーヴン・バーニング・スピリッツ(ドワーフ火酒“炎魂”)は有名。あまりの強さに文字通り火がつくような酒だが、これをグラスで一気に飲み干せないとこの店では“子供”扱いされる。飲み比べ勝負にも良く使われ、かつてはバークが常勝無敗を誇っていたが、数年前に東町衛兵隊長エーチェがこれを打ち負かした。『野郎は東町の人間だが、敵ながら天晴』とはバークの弁。
男辛子(おとこがらし)
ある時異国から帰ってきたばかりの船乗りが置いていった香辛料の壷──これが悲劇の始まりだった。次から次へと香辛料が足されるようになり、今では元が何だったか分からない極彩色の混ぜ物になっている。主に罰ゲーム、ペナルティ、結婚が決まった者への手荒な祝福として用いられる。
これまで何度かスヴィンが捨てようとしたが、その度に阻止されてなぜかいつまでも店に残っている(むしろ年々増えている)。現在は頑健セーヴDC20を要する程の辛さ(失敗すると1d4時間不調状態)。これをスープに振りかけて飲み干したことにより、エーチェが(無駄に)株を上げたことがある。
料金表
酒
エール 1ガロン1sp
上等なエール 1ガロン2sp
ワイン 1ガロン1gp
マグカップ その辺に置いてある
ドワーヴン・バーニング・スピリッツ(ドワーフ火酒“炎魂”) 一瓶10gp
食事
定食(船乗り一人分) 6cp
蒸しじゃがいも 大皿2cp
燻製ソーセージ 大皿5cp
チーズ 大皿3sp
ロック・ユー(これでもくらえ) 大皿3sp
宿泊
雑魚寝 1sp
二階個室 3sp
[NPC]
バーク・ザ・バークスキン(樫の木バーク)
人間の男性、コモナー8
大きな地声と腕力が自慢の名物親父。若い頃は名の知れた暴れ者だったが、森のドルイドとのいざこざ(内容については本人は絶対に口を割らない)があって以来、この町で堅気の商売に落ち着いた。二つ名は“いくらぶん殴られても平気な顔をしている”ことから。その名にふさわしくゴツゴツしたいかつい風貌で、髪型はクルーカット(角刈り)。ところが外見とは裏腹に人情に篤く涙もろい典型的な下町親父。今でも喧嘩っぱやく、客とのいざこざは絶えない。
“食いたいものが食わせたいもの、飲みたいものが飲ませたいもの”がモットー。調理は荒っぽく盛り付けや衛生面では首をかしげたくなる料理だが、実はよく研究された素晴らしいものであり、なんだかんだと文句を言われながらも客足が鈍ることはない。
大きな地声と腕力が自慢の名物親父。若い頃は名の知れた暴れ者だったが、森のドルイドとのいざこざ(内容については本人は絶対に口を割らない)があって以来、この町で堅気の商売に落ち着いた。二つ名は“いくらぶん殴られても平気な顔をしている”ことから。その名にふさわしくゴツゴツしたいかつい風貌で、髪型はクルーカット(角刈り)。ところが外見とは裏腹に人情に篤く涙もろい典型的な下町親父。今でも喧嘩っぱやく、客とのいざこざは絶えない。
“食いたいものが食わせたいもの、飲みたいものが飲ませたいもの”がモットー。調理は荒っぽく盛り付けや衛生面では首をかしげたくなる料理だが、実はよく研究された素晴らしいものであり、なんだかんだと文句を言われながらも客足が鈍ることはない。
'''「おう! 今日は何にもねぇぞ!」'''
「出てけ馬鹿野郎!!」
'''「西町が勝った!? めでてぇ、今日は俺の奢りだぁ!(──そしてスヴィンの抗議が客の歓声にかき消される)」'''
「出てけ馬鹿野郎!!」
'''「西町が勝った!? めでてぇ、今日は俺の奢りだぁ!(──そしてスヴィンの抗議が客の歓声にかき消される)」'''
スヴィン(自称“絹の肌の”スヴィン)
人間の女性、ローグ2
14歳くらいの赤毛の少女で店のマスコット。港で育った孤児で過去にこの店で何度も無銭飲食を犯している。悪運尽きてついに捕まった時の事件担当が聖騎士団長ジェン=メッツァー。その後メッツァーとバークの計らいでこの店で働くこととなる。
荒くれ船乗り、漁師、冒険者等を相手にしていたためいつのまにか男言葉が板に付いた。そして常日頃叫んでいるためにちょっとハスキーヴォイス。よく見れば愛嬌のある顔立ちだが、身なりの汚さと余りにも適当なショートカットで大幅に損をしている。常に前向き、明るく楽しくポジティヴにがモットー。皿を割ろうが客に頭からエールをぶちまけようが気にしない!
恋人がいないのが客のからかいネタの定番。白馬に乗った王子様(騎士メッツァー)が迎えに来てくれると固く信じている。非番の時には冒険者の真似事をして小銭を稼ぐこともある(それで港の孤児たちを養っているらしい)。
14歳くらいの赤毛の少女で店のマスコット。港で育った孤児で過去にこの店で何度も無銭飲食を犯している。悪運尽きてついに捕まった時の事件担当が聖騎士団長ジェン=メッツァー。その後メッツァーとバークの計らいでこの店で働くこととなる。
荒くれ船乗り、漁師、冒険者等を相手にしていたためいつのまにか男言葉が板に付いた。そして常日頃叫んでいるためにちょっとハスキーヴォイス。よく見れば愛嬌のある顔立ちだが、身なりの汚さと余りにも適当なショートカットで大幅に損をしている。常に前向き、明るく楽しくポジティヴにがモットー。皿を割ろうが客に頭からエールをぶちまけようが気にしない!
恋人がいないのが客のからかいネタの定番。白馬に乗った王子様(騎士メッツァー)が迎えに来てくれると固く信じている。非番の時には冒険者の真似事をして小銭を稼ぐこともある(それで港の孤児たちを養っているらしい)。
「らっしゃい!」
「……バークやい、エメネリアさんが来たよ!……はははははっ、嘘だよっ!」(店内大爆笑)
'''「メッツァー様の悪口言ったね! このトウヘンボク!」'''
ハウンド
人間の男性、ローグ4
いつもニヤけた顔をした痩せた男(本名不詳)。たいていは店の二階か、カウンターの左隅で寝ている。たまに起きたかと思うとフラっと出かけ、帰ってくるとまた寝ている。眠りの精霊に呪われているという噂がある。賭け事に関して天才的な才能が有り、多くのカジノで出入り禁止となっている。
西町では有名なブックメーカーである。バークに何度も勝った結果、店の二階に居座る権利を獲得し、今もその権利を最大限に利用している。
裏ではローグ・ギルドでハーティの右腕とも言える存在である。専門は人探しと借金取立て。
いつもニヤけた顔をした痩せた男(本名不詳)。たいていは店の二階か、カウンターの左隅で寝ている。たまに起きたかと思うとフラっと出かけ、帰ってくるとまた寝ている。眠りの精霊に呪われているという噂がある。賭け事に関して天才的な才能が有り、多くのカジノで出入り禁止となっている。
西町では有名なブックメーカーである。バークに何度も勝った結果、店の二階に居座る権利を獲得し、今もその権利を最大限に利用している。
裏ではローグ・ギルドでハーティの右腕とも言える存在である。専門は人探しと借金取立て。
「……ふあーー、眠い。いくら寝ても眠いねぇ」
「ありゃ、スヴィンちゃん、化粧変えた?」
「勝負は神のみぞ知る。もっとも俺は賭け事の神様の子だけれどもね」
「ありゃ、スヴィンちゃん、化粧変えた?」
「勝負は神のみぞ知る。もっとも俺は賭け事の神様の子だけれどもね」