早ググり対決。要するに指定されたものをより早く見つけた者が勝者となるわけだが、ただ探すだけの勝負にしてしまうと特定の文字列やファイル名などを覚えてしまえば、勝負の結果がタイピングの早さやマシンのスペックに依存するものになってしまう。
そこで、外の世界における式神(コンピュータ)にも通じている紫は、調べた結果をどれだけ活用できるかという勝負方法へと切り替えた。
そこで、外の世界における式神(コンピュータ)にも通じている紫は、調べた結果をどれだけ活用できるかという勝負方法へと切り替えた。
「はーい注目ぅ~。今回はただ単に検索をかけるだけだとそっちの宇宙人が圧倒的に有利だから、少しめんどくさいことをしてもらいまーす。
二人にはこれから私が指定するものを作ってもらいます。
競技用の式神(PC)にはサンプルとなる完成品を記憶させてあるから、作り方を調べながら同じものを作ってくださーい。
ちなみに完成品として最低限必要な基準はこのメモを見てね」
そう言って、紫は輝夜とアリスに4枚の紙を渡す。
二人にはこれから私が指定するものを作ってもらいます。
競技用の式神(PC)にはサンプルとなる完成品を記憶させてあるから、作り方を調べながら同じものを作ってくださーい。
ちなみに完成品として最低限必要な基準はこのメモを見てね」
そう言って、紫は輝夜とアリスに4枚の紙を渡す。
「えっと……つまり、ここに書いてある条件を満たした上で指定された命令を実行させろってこと?」
「専門知識もなしにこんなこと出来るわけないじゃない!!」
「専門知識もなしにこんなこと出来るわけないじゃない!!」
知識がないために勝利条件だけを把握したアリスに対して、輝夜はなまじゲームの知識があるだけに紫の出した要求が難題であることを理解してキレそうになっていた。
読者に分かりやすく説明すると、紫は「ネットで調べながらプログラムコードを書け」と言っているのだ。
こうして、競技が開始された。
読者に分かりやすく説明すると、紫は「ネットで調べながらプログラムコードを書け」と言っているのだ。
こうして、競技が開始された。
「えーと、この命令は指定した範囲の作業を繰り返す? これね!
現在時刻を記憶させるには……あった。"SYSTEMTIME"を使う……っと」
「ほい、ほい、ほい……っと」
未開の地を開拓するがごとく驚異的な集中力で少しずつコードを組み立てていくアリスに対して、輝夜はweb上のサンプルコードを次々とコピペしていく。
現在時刻を記憶させるには……あった。"SYSTEMTIME"を使う……っと」
「ほい、ほい、ほい……っと」
未開の地を開拓するがごとく驚異的な集中力で少しずつコードを組み立てていくアリスに対して、輝夜はweb上のサンプルコードを次々とコピペしていく。
一週間後……。
「あっ! ここはこうすればひとまとめにできるわね」
「うーあー! なんで動かないのよ!」
「うーあー! なんで動かないのよ!」
アリスはもう少しで紫の要求した仕様を満たせるところまで辿り着いていた。
一方の輝夜はコピペを乱用した結果として、変数や関数(特に引数まわり)の整合性がカオス化したコードに苦しんでいた。
一方の輝夜はコピペを乱用した結果として、変数や関数(特に引数まわり)の整合性がカオス化したコードに苦しんでいた。
その翌日、アリスは紫に対して書き上げたコードを提出した。
「まぁ、完璧とは言い難いけど一応要求された仕様は満たしてるし、手探りで書いたにしては上出来ね。
ところで、あっちのお姫様は大丈夫なの?」
「まぁ、完璧とは言い難いけど一応要求された仕様は満たしてるし、手探りで書いたにしては上出来ね。
ところで、あっちのお姫様は大丈夫なの?」
見れば、そこには虚ろな目をした輝夜が仰向けになって転がっていた。俗に言う『マグロ状態』である。
勝者:アリス
なお、この対戦を観戦していたE氏(年齢不詳)は、
「姫も少しは作る側の苦労を理解してください」
とのコメントを残している。
「姫も少しは作る側の苦労を理解してください」
とのコメントを残している。
紫の用意した完成品は、東方ファイトまとめファイル内にありますのでそちらをどうぞ。
現行スレの>>3あたりにURLが貼ってあります。
現行スレの>>3あたりにURLが貼ってあります。