東北大学SF小説研究会読書会
栗本薫「心中天浦島」


1、 作者について

例によってウィキペディアより
本名今岡純代(旧姓山田)。1953年2月13日東京葛飾区生まれ。早稲田大学文学部卒。1976年評論「パロディの起源と進化」で商業誌デビュー。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。1978年「僕らの時代」で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家栗本薫・評論家中島梓を使い分けて多彩な文学活動を展開。1981年に「絃の聖域」で第2回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年5月26日19時18分すい臓がんのため病没。享年56。

余談。作家としての活動のほか、作詞作曲、ピアノ演奏、ミュージカルの脚本・演出なども手がけ、80年代前半にはクイズ番組のレギュラー解答者までやっていた超マルチタレント。ライフワークたる「グイン・サーガ」は2005年に100巻を達成するも作者死亡により130巻が最終巻となる。2009年「グイン・サーガ」が日本SF大賞特別賞を受賞。

まだ余談。約30年間の活動で、新刊だけで約400冊の作品を発表。その中でも20冊以上の新刊を発表した年が4年もある。晩年も年10冊以上の新刊を発表していた。こんだけ生き急いでりゃ、早死にもするわ。

更に余談。ジャンルも、SF、ミステリ、伝奇・時代小説、ホラー、耽美といったように幅広く書いていることも特徴。特にBLの方面に関してはジャンルの創設に一役買った「真夜中の天使」という作品を書いている。

2、各話解説

めんど、もといみんな読んできてるだろうから詳しいストーリーは省略

「遙かな草原に」

登場人物

  • アリシア 宇宙生物学者。弱いテレパスでもある。
  • カール ユーモアに挑戦せんとするチームのチーフ。テーマはない。
  • エリスン アリシアの兄。
  • ミッキー・マウス 宇宙プレーリードッグ。日本だったらピ●チュウとでも名付けられるんだろうか

ストーリー

 調査船《ビザンチウム8》がワープを完了して出てきたところには星図にない恒星を持たない惑星があり、カールのチームはそれを調査することになる。その星で見つけた可愛いプレーリードッグは精神文明を発達させた知的生命体だった。

テーマ

物質文明と精神文明。人類と宇宙人が接触する場合にはこのパターンが多い。「2001年」や「幼年期」もこのパターン

冒頭の和歌「契りおし させもが露を いのちにて あわれことしの 秋もいぬめり」とは百人一首第七十五首藤原基俊(ふじわらのもととし)の歌。現代語訳は「(私の子の光覚のことで」約束してくださったさしもぐさの歌の中の『頼みにしなさい』と言う恵みの露のようなお言葉を、命のように大切にしてきたが、今年もまたお約束(唯摩会の講師に選ばれること)が果たされぬままに秋もむなしく過ぎていくようだ」。早い話が、息子の出世をお偉いさんに頼んで「まかせろ」と言ってくれたのに、いっこうにそれを守ってくれないぜ、と言う恨み言。

「ただひとたびの」

登場人物

  • 私(ロイス) 宇宙人類学専攻の元女学生。B-112に流刑になる
  • 銀河系統一開発センター 「人」じゃないけど。「神狩り」の「神」を俗っぽくしたような存在か
  • シャラーン ミュー族最後の生き残り。

ストーリー

 他の星系との交流を禁じる銀河系統一開発センターに逆らった「私」は惑星B-112に流刑になる。そこで惑星の住民最後の生き残りシャラーンの声を聞く。そして銀河系統一開発センターの意図を理解し、シャラーンの子を産むことを決める。

テーマ

ファーストコンタクトと精神文明に移行する過程。

「優しい接触」

登場人物

  • ミラ16 戦艦のエンジニア
  • ハル8 ミラの夫。ちょっと危ない感じ
  • ユーリ・G ミラ達の敵種族

ストーリー

兵士ミラの乗った戦艦は撃墜され、ミラは非常用装置によってある惑星に不時着する。そこで全面戦争中の種族のユ―リと遭遇する。そこで彼らは彼らの種族の起源を知る。

テーマ

片方しか居ない状況で、男性の進化した姿と女性の進化した姿を叙述トリック風に描いている。どうやって増えているのだろうか? やっぱ試験管ベイビー?

「心中天浦島」

 無理心中じゃねぇかというつっこみはなしの方向で

登場人物

  • テオ スペースマン
  • マックス スペースマン。テオの同僚
  • アリス 地上人。
  • クラリス アリスの娘

ストーリー

火星に降りた17歳のスペースマンのテオは5歳の少女、アリスと出会う。アリスが18歳になった時、二人は結婚し、半年の結婚生活の後、テオが航海に行き、帰ってくると、アリスは他の男と結婚していた。そして地上の時間で100年後、テオが火星に戻ると、そこで待っていたのはアリスと彼の娘、クラリスだった。

テーマ

宇宙船で生活するスペースマンに起こるウラシマ効果による、地上生活者との乖離。
 タイトルはたぶん心中天網島+浦島太郎

心中天網島

 近松門左衛門の人形浄瑠璃。1721年に初演。遊女・小春と妻子持ちの紙屋治兵衛は、会えなくなるならともに死のうと約束していた。しかし、小春は客の侍に実は死にたくないと告げ、侍に自分のもとに通って治兵衛をあきらめさせてほしいと頼む。治兵衛はちょうどその話を立ち聞きしていたが、侍は治兵衛の手首を格子にくくりつけてしまう。そこに恋敵が来て治兵衛を嘲笑する。すると侍は今度は治兵衛の側に立って恋敵を追い払う。その侍は実は侍に扮した治兵衛の兄で、小春と会うのを止めさせようとしていたのだった。それを知った治兵衛は怒り、小春と別れることを決めた。
 それから十日後、ぐだぐだしていた治兵衛のところに、小春の身請けの噂を聞いた叔母と兄が尋問に来た。身請けしたのは恋敵だという、治兵衛と妻の言葉を信じ叔母と兄は帰った。しかし、治兵衛はまだ未練があった。妻は彼女との義理を考え、恋敵よりも先に小春を身請けすることを勧め、自分の着物すら質に入れて支度金を準備しようとする。しかし、折悪しく、妻の父が来てそれを見て激昂し、親の権利で治兵衛と離縁させてしまう。
 治兵衛は虚ろな心のまま、小春に会いに行き、訳を話して再び心中を約束した。二人は網島の大長寺に行き、俗世との縁を断つために髪を切った後、治兵衛は小春の喉を刺し、首を吊って心中した。

 わざわざ調べてみたけど、あまり内容的な関連はなさそう。タイトルをもじっただけか。

「ステファンの六つ子」

登場人物

  • 彼 有機的宇宙船のパーツの一つ
  • スティーブン・フォレスター 子供の誕生を待望する夫
  • 道子 スティーブンの妻。排卵誘発剤の力を借りて懐妊する。

ストーリー

意識を持った超高度生命体から探査のために分離した母船から、彼は事故で切り離されてしまう。個に戻った彼は母体と同じ形になって地球に向かう。彼はちょうどその時、お産で苦しんでいた道子の胎内の五つ子の声に引き寄せられて、彼らのうちの一つとなって六つ子の一人として生まれる。

テーマ

全体から個への分離。全体と一つになるというパターンはよくあるけど、逆はあまり聞かない気がする。

「黒い明日」

登場人物

  • 里村 会社員。愛妻家として有名。一男一女の親
  • 柴田 里村の同僚。二人の息子がいる

ストーリー

 柴田は飲み屋で里村の愚痴を聞く。それは息子を自分の子だと思えないという不安だった。その不安は柴田にも影を落とす。一週間ほど後、夜に柴田は電話を受け、翌日里村が殺害されたことを知る。里村の電話の内容は宇宙人が託卵に似た方法によって地球を侵略しているという告発だった。

テーマ

「ステファンの六つ子」と関係が? 若い世代との断絶。日本人男性の平均身長は1950年生まれの場合、身長168.5、股下76.5。1980年の場合、身長172.2、股下78.3。
里村が最期に告げた内容を宇宙人の密かな侵略の告発ととるか、悲しいお父さんの妄想乙と片付けるかは皆さん次第。


「ファースト・コンタクトの終わり」

登場人物

  • ペンム゜ク@・イングリモングリχχχ 地球人に接触をしに来た憐れな珪素生物。以下χχχと略す。

ストーリー

 χχχは地球の多様性というか、統一性のなさを研究するため、地球に潜入した。しかし、上海付近に行こうとして間違って東京に降りてしまった。χχχは渋谷をさまよい、住宅地に迷い込み、ファーストフード店に入り、アブナイ人扱いをされた挙句、ハンバーガーセット一つを持って帰る羽目になりましたとさ。

テーマ

(残念きわまりない)ファーストコンタクト

3、 感想

良作ぞろいの短編集なんじゃないですか。個人的には「優しい接触」とか好みです。叙述トリックっぽく書いているあたりとか、小姓制度のような設定とか割と上手に書いていると思う。さすがは栗本薫というところだろうか。話を変えて、まじめな話をすると、ファーストコンタクトものを扱ったSFだと相手が個と全体の区別がない場合が多い気がする。日本だと林譲治の「AADDシリーズ」とかギャグ風ならば「フリーランチ」とか最近のならばヴァジュラとか。人間との異質さを強調するためなのか、効率よく進化していくならこうあるべきと考えているのか。時間が余ったら、そういうあたりを議論していってもいいんじゃないだろうか。

4、 著作紹介

 これがやりたかった。とりあえず、小説と評論とグイン・サーガのみ

シリーズもの

魔界水滸伝

地球を侵略せんとするクトゥルーの神々とそれを迎え撃つ日本を中心とした地球古来の神々、そして人類の三つ巴の戦いを書いた伝奇SF。正伝20巻(1981~1991)、外伝「白銀の神話」4巻(1991~1993)イメージアルバムとゲームブックあり。

新・魔界水滸伝(1995~)

「魔界水滸伝」から5000年後の銀河を舞台とした続編。機械文明の第一銀河帝国と精神文明の第二銀河帝国との戦いを描く。4巻まで刊行されたが未完に終わる。グイン・サーガと何らかの関係がある設定だった……らしい。
伊集院大介シリーズ(1980~) 
名探偵・伊集院大介を主人公としたミステリ長編24作、短編4冊が刊行されている。また、それらに未収録の短編もいくつか存在する。シリーズ内シリーズとして、伊集院大介の宿敵シリウスとの戦いを描いた「天狼星」シリーズが5作品ある。コミック化およびミュージカル化もされている。

ぼくらシリーズ(1979~)

栗本薫(こっちは男)を主人公とした青春ミステリ。長編3作+スピンオフとして長編2作といくつかの短編がある。伊集院大介との共演ものもある。イメージアルバム、ゲームブックもあり、1979年に漫画化(読み切り)1986年にはドラマ化、1999年に舞台化。

夢幻戦記(1997~)

新撰組の沖田総司を主人公とした伝奇SF。沖田総司は全宇宙の運命を握る夢幻公子の転生した姿であるという設定で描かれている。15巻まで続くも未完。漫画化もされている。

六道ヶ辻(1995~)

平安時代から続く名家・大道寺家の人々の、大正から昭和初期にかけての姿を書いたミステリ。6冊刊行されている。
終わりのないラブソング(1991~) 
村瀬二葉と三浦竜一、二人の青年の愛の軌跡を描く恋愛小説。1~3巻はスニーカー文庫より刊行ののち、ルビー文庫に移植。本編8巻+外伝「TOMORROW」。

レクイエム・イン・ブルー(1997~)

劇団の座長・朝倉勇貴と座付作者(一座や劇場専属の脚本家)飯島蓮との愛憎劇を描いた恋愛小説。全4巻。角川ルビー文庫より刊行。ジャンル? レーベルで察してください。

バサラ(1993~)

出雲の阿国と謎の男弥勒丸を主人公とした時代小説。3部作の予定で、第一部の3巻まで刊行されているが、未完
緑の戦士(1995~1997) 植物が支配する異世界を舞台としたファンタジー。全3巻。

お役者捕物帖(1984~)

江戸で人気絶頂の女形の嵐夢之丞を主人公とする時代小説。2冊まで刊行されているが、続編の執筆予定もなかった模様。

トワイライト・サーガ(1983~)

グインサーガの未来の世界を舞台としたヒロイック・ファンタジー。2巻まで刊行されているが、作者の死により未完。
東京サーガ(今西良・森田透ブランチ)(1979~) 
現代の東京を舞台とした一連の作品群「東京サーガ」のうち、かつて同じバンドのアイドルとして人気を二分した今西良と森田透を中心とする人々の愛憎劇を描いた物語。ただし、「真夜中の天使」は「翼あるもの」以降の作品とはかなり設定が異なっており、パラレルワールド的な作品になっている。9巻

東京サーガ(矢代俊一シリーズ)(1983~)

 東京サーガのうち、天才サックス奏者の矢代俊一を主人公とした作品群。第一作「キャバレー」は1986年映画化。長編3作が刊行され、ほかにスピンオフとして長編2作がある。2000年にミュージカル化。


小説その他

SF

長編
エーリアン殺人事件(1981)
メディア9(1982)
レダ(1983)
ゲルニカ1984年(1984)
さらば銀河(1987)
まぼろし新撰組(1992) ミュージカルの小説版
短編集
セイレーン(1980)
幽霊時代(1980)
時の石(1981)
心中天浦島(1981)
火星の大統領カーター(1984) 「ナマコの方程式」が2000年栗本自身の脚本・演出でミュージカル化。
滅びの風(1988)
さらしなにっき(1994)

ファンタジー

 パロスの剣(1989) 長編 グイン・サーガの過去の物語。漫画もあり。
ミステリ 長編
 ネフェルティティの微笑(1981)
黒船屋の女(1982)
双頭の蛇(1986)
グルメを料理する十の方法(1986) 1987年ドラマ化(火サス)
魔都 恐怖仮面之巻(1989) 1989年ミュージカル化。本編・ミュージカル共に続編の構想があったらしい
シンデレラ症候群(1992)
野望の夏(1993)

ハードボイルド 長編

行き止まりの挽歌(1981) 1988年に映画化
真夜中の鎮魂歌(1986)

青春・風俗小説

長編
 ハード・ラック・ウ-マン(1987)
 いとしのリリー(1994)
 グランドクロス・ベイビー(1996)
短編集
天国への階段(1981) 1978年、1988年ドラマ化
ライク・ア・ローリングストーン(1983)
アンティック・ドールは歌わない(1988) 1989年、1990年にドラマ化

伝奇・時代小説

長編
 魔剣 玄武ノ巻(1981)
 魔剣 朱雀ノ巻(1982)
 神変まだら蜘蛛(1981)
 神州日月変(1982)
 好色屋西鶴(1994~)
 狂桜記 大正浪漫伝説(2005)
 天の陽炎 大正浪漫伝説(2007)
女狐 短編集(1981)

ホラー 長編

 あなたとワルツを踊りたい(1996)
 家(1993)
 町(1997)
 顔(2000)
 壁(2002)
 指(2003)
 鬼(2004)
 闇(2006)

耽美小説

長編
 元禄無頼(1985)
 紫音と綺羅(1990)
 タトゥーあり(2005)

短編集

 元禄心中記(天・地)(1995)
 蝦蟇/蜥蜴(1993)

オムニバス

 十二ヶ月(1983) うち一本が1989年ドラマ化
 真夜中の切裂きジャック(1995) 1987年ラジオドラマ化
 黄昏の名探偵(2003)

評論・エッセイ(中島梓名義)

評論
 文学の輪郭(1978)
 道化師と神 SF論序説(1983)
 ベストセラーの構造(1983)
 作家の肖像(1986)
 小説道場(1986~89)
 わが心のフラッシュマン(1988)
 魔都ノート 異形の演劇論(1989)
 コミュニケーション不全症候群(1991)
 夢見る頃を過ぎても 中島梓の文芸時評(1995)
 タナトスの子供たち 過剰適応の生態学(1998)
エッセイ
 あずさの男性構造学(1980)
 あずさのアドベンチャ―’80(1981)
 にんげん動物園(1981)
 赤い飛行船(1983)
 美少年学入門(1984)
昭和遣唐使3000人の旅(1985)
息子に夢中(1985)
マンガ青春記(1986)
くたばれグルメ(1987)
アマゾネスのように(1992)
あずさの元禄繁昌記(1984)
とんでもぐるめ あずさ流極楽クッキング(2004)
着物中毒(2006) 
ガン病棟のピーターラビット(2008)
転移(2009)

共著

栗本薫名義

 シルクロードのシ(1983) 木村敏江との共著
 ピラミッド・ミステリーを語る(1987) ハイテクで知るピラミッド5000年の謎 吉村作治との共著
 魔獣の来る夜(2001) 高川ゆんとの共著

中島梓名義

 名探偵は精神分析がお好き(1991) 木田恵子との共著
 今岡家の場合は 私たちの結婚(1994) 今岡清(夫)との共著

アンソロジー 編者担当

栗本薫名義 今、危険な愛に目覚めて(1985)
中島梓名義 ベストオブ光瀬龍(1981)

グイン・サーガ(1979~)

栗本薫の代表作といえる超大河小説。93巻時点でギネスに世界最長の小説として申請したが却下された。理由は一冊の本にまとめられたものではないから。無茶言うな。とりあえず、同一作家によって書かれたものならおそらく世界一。よく引き合いに出されるペリー・ローダンだが、これは複数の作家によるリレー小説。2550巻を超えて絶賛刊行中。翻訳ペースより出版ペースの方が早いので、本気で読むなら原書(独語)でどうぞ。また、本家ドイツにはこれより長い作品があるらしい。
英・仏・独・伊・露・韓語版もあり、コミック化もされている。また、作者自ら同性愛をモチーフとした二次(?)創作も行っている。画集が2冊、イメージアルバムは12タイトルある。ゲームブック、PCゲーム、シュミレーションボードゲーム、TRPG化もされている。ミュージカルもある。

タイトル一覧

本編
豹頭の仮面
荒野の戦士
ノスフェラスの戦い
ラゴンの虜囚
辺境の王者
アルゴスの黒太子
望郷の聖双生児
クリスタルの陰謀
紅蓮の島
死の婚礼
草原の風雲児
死の密使
クリスタルの反乱
復讐の女神
トーラスの戦い
パロへの帰還
三人の放浪者
サイロンの悪霊
ノスフェラスの嵐
サリアの娘
黒曜宮の陰謀
運命の一日
風のゆくえ
赤い街道の盗賊
パロのワルツ
白虹
光の公女
アルセイスの秘密
魔の司祭
サイロンの豹頭将軍
ヤーンの目
ヤヌスの戦い
モンゴールの復活
愛の嵐
神の手
剣の誓い
クリスタルの婚礼
虹の道
黒い炎
アムネリアの罠
獅子の星座
カレーヌの邂逅
エルザイムの戦い
炎のアルセイス
ユラニアの少年
闇の中の怨霊
アムネリスの婚約
美しき虜囚
緋の陥穽
闇の微笑
ドールの時代
異形の明日
ガルムの標的
紅玉宮の惨劇
ゴーラの一番長い日
野望の序曲
ヤーンの星の下に
運命のマルガ
覇王の道
ガルムの報酬
赤い激流
ユラニア最後の日
時の潮
ゴーラの僭王
鷹とイリス
黒太子の秘密
風の挽歌
豹頭将軍の帰還
修羅
豹頭王の誕生
嵐のルノリア
パロの苦悶
地上最大の魔道師
試練のルノリア
大魔道師アグリッパ
魔の聖域
疑惑の月食
ルノリアの奇跡
ルアーの角笛
ヤーンの翼
魔界の刻印
アウラの選択
嵐の獅子たち
劫火
蜃気楼の彼方
運命の糸車
ヤーンの時の時
星の葬送
夢魔の王子
恐怖の霧
魔宮の攻防
復活の朝
熱砂の放浪者
永遠への飛翔
ドールの子
豹頭王の行方
ノスフェラスへの道
蜃気楼の旅人
ルードの恩讐
豹頭王の試練
北の豹、南の鷹
火の山
ヤーンの朝
湖畔のマリニア
風の騎士
ボルボロスの追跡
流れゆく雲
パロへの長い道
豹頭王の挑戦
快楽の都
タイスの魔剣士
闘王
もう一つの王国
紅鶴城の幽霊
水神の祭り
闘鬼
暁の脱出
クリスタルの再会
ランドックの刻印
旅立つマリニア
サイロンの光と影
豹頭王の苦悩
風雲への序章
ミロクの巡礼
ヤーンの選択
黒衣の女王
遠いうねり
謎の聖都
運命の子
見知らぬ明日
外伝
七人の魔道師
イリスの石
幽霊船
氷雪の女王
時の封土
ヴァラキアの少年
十六歳の肖像
星の船、風の翼
マグノリアの海賊
幽霊島の戦士
フェラーラの魔女
魔王の国の戦士
鬼面の塔
夢魔の四つの扉
ホータン最後の戦い
蜃気楼の少女
宝島(上・下)
消えた女官
初恋
ふりむかない男
鏡の国の戦士
ヒプノスの回廊

グイン・サーガ・ハンドブック(1~3)
グイン・サーガ・ハンドブックFinal
最終更新:2011年02月24日 10:55