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第二回(4月19日)

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第二回(4月19日)

漢方薬を飲んでみよう♪(part2)




部会の様子




  満員御礼!


  ・・・・・・なんだか前回とおんなじ書き出しですが、おきになさらず。まあ、それくらい人が来たわけです。感謝感激雨霰。
  第二回にしてすでに馴染んでたり、初めて来たのにもかかわらず部員と漫才をやってたり、部室をのぞいてみたりと、今年の新入部員はみんな揃ってレベルが高いです。東医研も安泰です、安泰。いやほんとに。




講義内容まとめ


  試飲したのが補中益気湯――字面から判断できるように、「気」を補う方剤です。
  というわけで内容も「気」に関する話でした。


気の働き


  漫画のドラゴンボールに出てくるヤツみたいなイメージでよいかと思われます。もしくはドラクエとかのRPGに出てくる「MP」(RPGとかでは、MPのおかげで体力を回復したり、どくなどを治したり、すばやさをあげたりしてますよね?)

  とはいえそれだけではアレなので、気の働きを簡単にまとめておきますと――

 ①温煦作用――体を温めて体温を維持する
 ②防御作用――外邪(病気)と戦って体を防御する
 ③固摂作用――人体を構成する種々の物質をあるべきところに留める
 ④推動作用――人体のあらゆる生理的な作用を推進する作用

  ま、簡単にいうと気は生命エネルギーみたいなものでしょうか。


気が出来るまで


  とりあえず、下の図をご覧ください。(少々画質が悪いです。スミマセン。こちらをクリックしていただければ、マシな画質で見れるかと

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  これを見れば一目瞭然――とは行かないでしょうし説明をば。

  食べたものは「脾胃」で消化吸収されます。そして、食物は「水穀の気」に、水分は「津液」になります。

  ここで注意して欲しいのですが、西洋医学では「脾臓」は血球の破壊などを行い、消化吸収には関わりません。ですが東洋医学の場合、「脾」は「胃」とセットで消化吸収を行います。

  話を戻しましょう。「水穀の気」と「津液」はあわせて「水穀の精微」と呼ばれ、「肺」に送られます。

  この「水穀の精微」と他に「清気」、「先天の気」の三つから「宗気(=気)」が作られるわけです。

  さて、その「清気」ですが、これは酸素とほぼ同義です。「肺」によって体内に取り込まれています。
  続いて「先天の気」、これは「腎」で作られるものです。人が生まれる前に先天的に授けられた生命力のようなものを用いているそうです。

補中益気湯は何に効くのか?


  補中益気湯は、気を補う――確かにその通りですが、なにも補中益気湯の中に気が入っているわけではありません。

  具体的には、脾胃の消化吸収作用を高めることで、結果として気を補うのです。



このページの執筆:北上



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