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蛇ノ目機関

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昭和ベイゲを通して暗躍する組織・蛇ノ目機関(ジャノメキカン)。

​彼らと主人公たちとの対立もまた、欠かせない要素の一つである。


上層部

中囃子 林治楼-ナカバヤシ リンジロウ-

「戦争はビジネスだ。」

​演:瓜竜健司

​元・關東軍大佐であり、蛇ノ目機関のトップ。
あまりにも力を持ち過ぎたために軍から危険視され、少将に昇進させられた上で、最も戦線が激化していたサイパンに送られた。
影武者を立て、軍には自らを戦死したと思わせながら、虚子(ウロコ)達を使い暗躍。
蘆之鏡霊泉教(アシノカガミレイセンキョウ)の設立や蛇鱗島(ジャリンジマ)での孤児の育成等、「人間社会実験」と称した実験を行い、日本を再び軍事国家化、戦争を起こす為の機を虎視眈々と狙っていた。
「VAGUENIGMA-1958-日和見助手の怪異レポート【総記】」で満を持して帰国。
蛇鱗島にて薬と電波、情報統制による実験を行い、最終段階に差し掛かるも、静池いと(セイケ イト)により殺害され失敗。
​島と運命を共にした。
​実は、一作目に登場する大杜森蔵の双子の弟にあたる。双子が生まれた場合は兄を当主とし、弟は分家である中囃子家に養子に出されるのが決まりであった。

篁 竹範-タカムラ タケノリ-

「この国の指針を決める指導者となるのは私だ。」

​演:柴木丈瑠

元・關東軍中佐。A級戦犯として巣鴨プリズンに収容されていた。
孔舎衙(クサカ)・檻形(オリカタ)の命令で、鮫崎が動向を追っていたが、釈放の際に追跡失敗。
アメリカに逃亡し、国外で着々と事を進めていた。
物語の中では、1964年の東京オリンピックは篁の根回しにより招致が成功した事になっている。
中囃子の命により、華族の出身であることを大いに活用して、政界や社交界などと繋がりを持つ「表の顔」を担当していた。​
中囃子が死んだ後は霞原霖禰と対立。
娘・篠媛(シノエ)の前ではいい父親を演じていたが、蛇ノ目機関での裏の顔がバレたため親子仲には亀裂が入る。
思惑が失敗したため「VAGUENIGMA-1959- 鮫崎刑事の受難スパイラル【想道】」のラストでは、再び出国するつもりである様子が描かれた。

霞原 霖禰-カスミハラ リンネ-

​​「非道だろうと外道だろうと、私はこの道を進むの。」

​演:江口逢

​642番。霞原精神分析研究所の所長​。視魂(ミタマ)。火を成す者。怪火人魂。
​霞原霏巫(カスミハラ ヒミコ)の養母であり、霞原霧彦(下上)の義理の姉。
蛇ノ目機関の軍医であった霞原震汽露(カスミハラシンキロウ)を父に持つ。
実験こそ我が道、実験こそ我が人生。
中囃子の命により、「裏の顔」として人体実験を含む各種実験を一手に引き受け、「人間の心」を解き明かそうとする。
​口調や物腰は実に優雅ながら、冷酷かつ残忍な面を持ち合わせている。
霏巫の「鍵」を探すべく、彼女が執着する鮫崎細雨に興味を持ち、敢えて泳がせることで機を窺っていた。​
​篁竹範と対立し、東京タワーにて覚醒した霏巫を使って実験を行おうとしたが失敗。
始末したと思っていた避役(カメレオン)の執念により負傷する。
「VAGUENIGMA-1959- 明地百華の御節介メモアーズ【斬糸】」にて、蘆花旅館で姿を現して以降は消息不明である。

虚子

機関の手足となって暗躍する工作員たちを「ウロコ」と呼ぶ。
​階級は名前の文字数によって判別可能。

​ ─ 網目シリーズ ─

蛇ノ目機関で秘密裏に行われた人体実験の末に生まれたクローン。
その設定の特性上、すべて林真由美が演じており、彼女らもまたベイゲ名物の一つと言える。
今のところ登場しているのは四人だが、本人たち曰く何人いるかはわからないらしい。

網目 錦-アミメ ニシキ-

「やだやだ。面倒くさいことになるかしらねぇ。」

583番。軌跡(トレイルズ)が視える。人の弱さや憎しみ、恨みを刺激するのが得意。
グレーのスーツを着ており、​網目シリーズの中で口調や雰囲気が最も女っぽい。
現場での指揮官を担うことが多く、物言いはやや高慢で加虐趣味の気がある。短気。
計略を巡らせ、下級虚子を采配し、中囃子の理想を実現するべく奔走。
​蛇鱗島にて、中囃子をかばって死亡した。

網目 鑢-アミメ ヤスリ-

「外側をいかに取り繕おうが、人間の中なんざ、糞が詰まっているだけなんだよ。」

567番。切れ目(ハイエテゼズ)が視える。伸ばしっぱなしの髪の毛と眼帯がトレードマーク。
一人称は「俺」で、男のような口調と振舞いだが、生物学上は女。
網目シリーズの中でも最も人間味溢れる性格をしており、ファンや共演者からも人気の高いキャラクター。
基本的には霖禰側に付いており、一度足を洗った地潜(ジムグリ)を再び蛇ノ目機関に引き入れた。
判断基準は常に「面白いか面白くないか」であり、刹那主義のようにも見える。
鮫崎を自身の「光」とし、自身を鮫崎の「影」と呼んだ。
​「VAGUENIGMA-1959- 鮫崎刑事の受難スパイラル【想道】」にて、檻形に射殺される。
​「楽しかった」と言って死んでいく姿が印象深い。

網目 鎖-アミメ クサリ-

「囚われの巫女をお返し頂けますか。」

565番。捻じれ(ボルテックス)が視える。眼鏡に青いトレンチコートがトレードマーク。
至極丁寧な口調ではあるが、無感情で抑揚に欠ける。
​霏巫が逃げ出した際に、霖禰の命にて​蟾蜍(センジョ)と共に霏巫を追った。
鮫崎に執着する霏巫に霖禰が興味を持ったため、都合が悪くなり殺害される。

網目 鎧-アミメ ヨロイ-

「此の世は弱肉強食だよ。同じ種であろうと関係ない。」

571番。探偵。特異点(シンギュラリティ)が視える。ベージュのトレンチコートとキャスケットがトレードマーク。
一人称は「僕」で少年然としており、井守(イモリ)や河蝦(カワズ)を助手として行動している。
網目シリーズの中では一番物腰がやわらかく、人当たりの良い性格のように見えるが、非常に弁舌が立ち、人心を掌握するのに長けている。
同じ探偵である百華に興味を持ち、彼女の前に度々現れてはその信念を揺らがすような発言・行動を繰り返す。
鑢が個人的な刹那主義・快楽主義である印象を受けるのに比べると、鎧はより大きな、国や世界を巻き込むような混沌を望んでいるような印象を受ける。
1962のラストで河蝦ともども警察に捕らえられつつも、「これで終わるつもりはない」と不敵な笑みを浮かべていたが果たして。


​ ─ 上級虚子 ─


霞原 霧彦 / 下上-カスミハラ キリヒコ / カガミ-

「君の欲望は何だい?」

​演:中村隆太

中囃子大佐のお気に入り。虚子の中で、大佐を唯一「中囃子さん」と呼ぶ。
霖禰の義理の弟でもあるが、姉弟仲が良いのか否かは不明。
「シュレディンガーの猫」に代表される、数々の思考実験の話を彼が滔々と語るシーンは初期ベイゲの名物。(=役者泣かせの役)
日和見愛歩を自分の「対の存在」として興味を示す。​
「VAGUENIGMA-1958-日和見助手の怪異レポート【総記】」にて、爆発で沈みゆく蛇鱗島に残り、中囃子と命運を共にしたようだが、実際の生死は不明。

霞原 ​​霏巫-カスミハラ ヒミコ-

「やくそく、まもってくれて、ありがとう。」

​演:石塚みづき

​670番。霞原精神分析研究所の実験体。アルビノ。形薙(カタナ)。血を断つ者。夜刀神。
​「VAGUENIGMA-Wheel of Fortune-鮫崎刑事の受難スパイラル【愚道】」にて研究所を脱走、鮫崎との出会いが描かれる。
霖禰曰く「最高水準の教育を受けさせた」そうだが、鮫崎に保護された当初は小学校低学年程度の知能レベルしか持たず、生活に必要な礼儀作法も知らず、文字の読み書きも困難なほどだった。
鮫崎に対する執着が、膨大な情報量を詰めこまれた霏巫の脳の「鍵」になり得るかもしれないと期待を持った霖禰により、鮫崎の元に預けられることとなった。
日光に当たると肌が火傷のようになる炎症を起こしていたものの、鮫崎たちと共に生活する中で症状も緩和。
様々な知識をみるみるうちに吸収し、笑顔を見せるようになっていく。
覚醒したのちは、鮫崎を守るために一時的に霖禰の下に戻り、東京タワーでの「実験」を阻止。
結果として、脳に入れられた莫大な情報の重さに耐えられず、再び幼い子供のような状態になってしまったようだ。
鮫崎たちと共に野球観戦をする様子が描かれ、物語は幕を閉じる。

薬師 景流/廻天斎流黒-クスシ ケイリュウ/カイテンサイリュウコク-

「レディースエンドジェントルメン!」

​演:天野哲也

​満州帰りの奇術師。薬師景穏の双子の兄。
​自己顕示欲が非常に強い。

薬師 景穏-クスシ ケイオン-

「鳥は、嫌いなのよね。」

​演:小沼枝里子

薬師景流の双子の妹。丸眼鏡に赤いアロハシャツと白衣、素足に草履を履いている。
​蛇鱗島唯一の医者として、穏やかで優しい人物を装いつつ、島民を使った薬と電波による実験を進めていた。​
​猿渡狒狭雄(サワタリヒサオ)によって射殺され、島と共に海に沈む。
​なお、双子の名前の由来は「ケーリュケイオン」である。

​ ─ 下級虚子 ─


地潜 / 市松 元禄-ジムグリ / イチマツ ゲンロク-

「お前に愛を失った人間の気持ちがわかるのか!」

​演:北川大佑

307番。武器はナックルダスター。網目錦、蜥蜴と組んで動いていたが、後に​市松元禄と名を変え堅気に。
妻である元・赤線娼婦のなみと共に慎ましくも穏やかな結婚生活を送っていたが、彼女が自身を庇って死んだのを機に再び裏の世界へと戻る。
​基本的には無骨で実直、一本気な性格をしている。

蜥蜴-トカゲ-

「やっぱあんたは裏切りもんだ。」

​演:那須野智弘

321番。武器はナイフ。中囃子の死により混乱状態になった蛇ノ目機関上層部が、虚子たちを統制出来なくなってしまったことにより元来の嗜虐的な性格が暴走。
連続して通り魔事件を起こし、上層部から危険視されていた。
元禄(地潜)に共に機関に戻ろうと誘うも断られ「その女(市松なみ)がいるせいだ!」と激昂。なみは蜥蜴から元禄を庇って死んでしまう。
地潜との激闘の後、網目鑢によって始末された。

守宮-ヤモリ-

​​「蛇ノ目機関、万歳。」

​演:石毛元貴

武器は手斧。蛇鱗島にて、網目錦、波布と組んで工作をする。
無骨な性格で、無駄口は叩かず命令に忠実。
最期は降伏を拒否して自刃した。

波布-ハブ-

​​「大佐のお気に入りの輩は暢気で良いですねぇ。」

​演:泰之

​武器はジャマダハル。蛇鱗島にて、網目錦、守宮と組んで工作をする。
​どちらかと言えば丁寧な口調ではあるが、卑屈で嫌味なところがある。

和邇-ワニ-

​​「御意のままに。」

​演:澤田圭佑

武器は素手。最強の虚子と呼ばれる。

野槌-ノヅチ-

​​「お嬢様、必ずやお助け致します!」

​演:前野誠二

武器は鎚矛。命令に忠実。

半裂-ハンザキ-

​​「日本の警察も生温くなったもんじゃ。」

​演:竹田航

武器は鉈。豪快で野心家。

避役 / 烏帽子 賢司 -カメレオン / エボシ ケンジ-

​​「それは擬態だ!」

​演:森勇介

336番。武器は銃と鉤爪。
渋谷警察署の捜査一課係長(階級は警部補)として警察内部に潜入していた。
頭を左手でポンと叩いたり掻いたりする癖がある。
​鮫崎の上司として人当たりの良い人物を演じていたが、警察で匿おうと鮫崎が連れてきた霏巫の言葉により虚子であることが発覚。
正体がバレてしまったことで霖禰に始末されたと思われていたが、一命を取り留めた後に復讐を固く決意。
市井に紛れて蛇ノ目機関の動向を探り、東京タワーでついに霖禰を拳銃で撃ち復讐を果たすも、自身も檻形に殺された。

井守 -イモリ-

​「自覚がない方が、危険だって事ですねぇ。」

​演:植松はちこ

350番。「明地百華の御節介メモアーズ【絡糸】」では鎧の助手を務めていた。
​鎧と同じようなコートに、キャスケット帽を被っている。
得意武器の描写が無く、どうやら戦闘に向いているタイプではない様子だが、瞬間記憶の能力を持ち、尾行や調査が得意。


─ 蛙シリーズ ─


 網目シリーズと同じく、人体実験の末に生まれたクローンの下級虚子。
​ すべて大山カリブが演じている。

蟾蜍-センジョ-

​​「ねえ、逃げられると思ってましたぁ~?思ってないですよねぇ~?」​

342番。武器はプッシュダガー。霖禰に付いており、施設から抜け出した霏巫を追う。
霏巫の居場所を特定した後、監視を続けるよう命じられていたが失敗。
​「継続的に霏巫を探す任務」についたことにするとして、霖禰に始末された。

蝦蟇-ガマ-

​​「いやだなぁ~。舐められてるなぁ~。殺したくなってきたなぁ~。」​​

武器は鎌。

河蝦-カワズ-

​​「こんな街中ではしゃいだりはしねぇよ。」​​

武器はキュラキュラ。鎧の助手。
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