UTAU音源制作wiki

vLabeler

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だれでも歓迎! 編集

vLabelerについて

■vLabeler(日本語)
vLabelerはマルチプラットフォーム対応のUTAU音源やAI歌声データベースの原音設定/ラベリングソフトです。

プロジェクト作成


基本的には新規プロジェクトか開くからスタートします。
  • UTAU otoを編集する
すでに原音設定済みのoto.iniが入っている場合で、単音階の音源・1フォルダ分だけ編集したい場合oto.iniを読み込んで編集することができます。
  • UTAU singerを編集する
すでに原音設定済みのoto.iniが入っている場合で多音階の音源の場合複数音階にわたってoto.iniを読み込んで編集することができます。

新規プロジェクト-ラベラー設定

vlabelerはラベリングソフトなので、UTAU以外でもNNSVS,diffsingerのラベリングもできます。
今回はUTAUの原音設定をしていくのでUTAUを選択。

singerとotoで選べるようになっています。
  • UTAU singerラベラー
多音階、もしくは特殊音素を別フォルダに分けて保存している場合
  • UTAU otoラベラー
単音階の場合

新規プロジェクト-データソース設定

  • デフォルト
フォルダの中にoto.iniが入っている場合にそれを読み込みます。
配布されているテンプレートを使う場合は事前にフォルダの中にコピーしてこちらを選びましょう。
  • 自動エクスポートについて
vLabelerではプロジェクトファイルとoto.iniは別物です。
oto.iniをエクスポートしない限りoto.iniはつくられません。
面倒を避けるためにここでONにしておくとプロジェクトファイルの保存と同時にoto.iniがエクスポートされ便利です。
また、プロジェクトファイルとoto.iniが別物なことを利用してこれをOFFにしておくと、勝手にoto.iniが上書き保存されることを防いでくれることになるので、自分が許可するまで上書きしないでほしいという場合はOFFにしておくとよいです。
  • テンプレート生成

vLabelerでテンプレートを作成する場合に選べます。録音リストの収録形式に合わせて選びます。

単独音

+ ...
単独音のテンプレート生成器は1つのwavに1つの音が入っているリストのみ対応しています。
設定もシンプルなため、特段いじる必要はないでしょう。

テスト音源を作ってみようのHallo!UTAU worldに入っている「_あかきくけこ」から始まるような切り出し単独音のリストには対応していません。
あかきくけこリストの場合はHallo!UTAU worldの中にoto.iniのテンプレートが入っているため、コピーしてこれから原音設定をする音源のフォルダにペーストしてデータソース設定はデフォルトでスタートしましょう。

CVVC

+ ...
CVVCの生成器はここで設定できる項目だけで理想的な日本語CVVC音源の値にすることは難しいです。
ひとまずわかる部分・できる部分だけ設定してプロジェクトを作成します。

プロジェクトが作成されるとオーバーラップと先行発声の値が1:2になっています。
(この表示がない場合は表示>プロパティを表示から出すことができます)

CV,Headつきは原音設定の過程で必ず触るのでそのままでよいですが、タグ[VV][VC]の値をオーバーラップ:先行発声=1:3にする必要があります。
1:3にする理由は原音設定の応用理論をご覧ください

ツール>一括編集>otoパラメータを一括編集

先ほど、オーバーラップが100だったので、先行発声を3倍の300にします。
これはBPMが100だった時にsetParamやmkototempから出される数字なのですが、特にこうしなければいけないという決まりはありません。
多すぎたり短すぎたりする場合は結局原音設定で修正するからです。
オーバーラップが多くなればなるほどデフォルト状態で前の音とつながる(クロスフェードする)長さが長くなります。100:300は余裕があるほうです。
BPM120であれば83.333:250にすることが多いですが、割り切れていないので、デフォルトのCVVC oto 生成器ではオーバーラップ80になっていましたね。
1:3であればよいので
オーバーラップ:先行発声
100:300
90:270
80:240
70:210
のような感じでオーバーラップと先行発声の値を一括編集しましょう。

このままだと先行発声と固定範囲(子)のバーが近すぎるまたは追い越している、右ブランクとも近すぎるという現象が起きがちです。
原音設定でほぼ触る値なのでそのまま強行してもよいですし、やりづらいという場合は一括編集で固定範囲と右ブランクもそれ相応の値にしておくとよいでしょう。

先頭CVエントリを生成にチェックが入っていてもなぜか先頭CVの位置にも通常CVの行が生成されてしまうため、分けたい場合は注意が必要です。
別途ナンバリングを振りなおしたり、エントリを削除する必要が出てきます。
このようにvLavelerでCVVCのテンプレートを作成するのはあまり現実的ではありません。
「mkototemp」(原音設定テンプレ吐き出す君)を使って作成するか、同じ録音リストのoto.iniを使いまわすなどしてテンプレート作成は回避したほうがよいでしょう。

連続音

+ ...

録音した順番ではなく、wavファイル名の並び順で優先順位がきまってくるので、一番最初に出てきた場所から優先的に数字が降られる・エントリが生成されます。
「_んいんえんおん」から「i ん」が採りたい場合、ん行はかなり後ろのほうになってしまうため、先に生成されたエントリを削除して「_んいんえんおん」に「i ん」のエントリを追加してあげる必要があります。
こういったナンバリング振りはテンプレート生成器ではつくれないため手動での調整が必要です。


基本的な操作の流れ

それぞれの値のショートカット

先行発声に他の値が追従するようになっています。
先行発声をまず最初に動かしてからほかの値を修正しましょう。
Q 左ブランク
W オーバーラップ
E 先行発声
R 固定範囲
T 右ブランク

マウスホイール 前の行次の行
↑↓ 前の行次の行
Shirt+マウスホイール 横移動
F 画面中央に編集中のエントリをフォーカス

値を直接入力したいとき

表示>プロパティを表示
それぞれの値をクリックすると入力できる

接尾辞をつける

ツール>一括編集>エントリの接尾辞/接頭辞を一括編集

保存

ファイル>

Ctrl+S プロジェクトの保存

プロジェクトの保存と同時にラベルファイル(oto.ini)をエクスポートにしていない場合は、別途oto.iniをエクスポートする必要があります。
Ctrl+E ラベルファイルをエクスポート
Ctrl+Shift+E ラベルファイルを上書きエクスポート
Ctrl+Alt+Shift+E すべての音階のラベルファイルを上書きエクスポート

テンプレートを流用

多音階の場合、1音階設定し終わった後そのoto.iniを別の音階に流用すると手間が減って便利です。
設定し終わった音階のoto.iniをまだ終わってない音階にコピー&ペーストしてラベルファイルを読み込みます。
ファイル>ラベルファイルを再読み込み>出力先ファイルから(確認なし)

よく使う操作

複製削除リネーム

Ctrl+D エントリの複製
Delete エントリの削除
Ctrl+R エントリの名前を編集
編集>このエントリを移動 エントリの並びかえ

追加

wavの追加 編集>サンプルリストを開く
音階の追加 ツール>一括編集>UTAU音源のサブプロジェクトとしてフォルダを追加

検索

検索窓は何もしていない状態だと「任意のテキストに」の状態になっています。
エントリだけでなく、wavファイル名からも抽出するため、エントリを検索した場合は詳細設定が必要です。


自分でまどにname:〇〇 と打っても大丈夫です。
完全一致ではなく部分一致のため、含まれている部分すべてがでてきます。

タグや完了・未完了、★マークでも絞り込むことができます。
子音やCVVC切り出しなどに便利です。

ファイル名を正規化(iOS産の音源)
otoパラメータを一括編集

環境設定>色

右下に縮尺

タグ:

+ タグ編集
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