始めに

このページでは基本的にWindowsパソコンで録音・設定をすることを前提に解説をしています。
スマートフォンを用いた音源録音の仕方は解説していません。ご了承ください。


UTAU音源制作の流れ

音源方式の選択
   ↓
録音リストの選択
   ↓
ガイドBGMの選択
   ↓
録音
   ↓
原音の設定
   ↓
関連ファイルの作成

音源方式の選択

単独音

UTAUの基本的な音源方式。短時間で録音できる。
原音設定量が少なく、パラメータの自動推定が可能。
また、「れんたんじゅつ」や「 れんたん風単独音 」という派生録音方式もある。

連続音

単独音より音の繋がりが滑らかになる。
UTAUで使用するには歌詞を連続音化するプラグインの導入が必要。
慣れていないと収録に長い時間を要する。
原音設定量は単独音の約7倍に匹敵するが、単独音同様パラメータの自動推定ができ、自動推定の精度は上がりつつある。
原音設定次第では単独音やCVVCとして使用可能。

CVVC

ユーザーにより考案された比較的新しい音源方式。
UTAUで使用するにはプラグインやツール(presamp、autoCVVCなど)の導入が必要。
原音設定次第では単独音としても使用可能。
単独音より音の繋がりが滑らかになり、連続音より収録時間が短く済むのが特徴。
原音設定の難易度が高く、初心者にはやや不向きである。
原音設定量は単独音の2~3倍以上、連続音の4~5割程度。
パラメータの自動推定はMoresamplerで可能。

どの形式がいいか分からない!という方はこちらのチャートを試してみてください。

収録時間の目安

※あくまで目安です。使用する録音リスト、ガイドBGM、収録環境によって異なります。

単独音:ガイドBGM使用で20分前後
れんたんじゅつ:5モーラ+ガイドBGM使用で10分前後
れんたん風単独音:6分~12分前後
連続音:6モーラ+BPM120のガイドBGM使用で30分~1時間前後
CVVC:6モーラ切り出し式+BPM120のガイドBGM使用で6分~12分前後


録音リストの選択

単独音

単独音のリストにはあまり違いはなく、OREMO付属の録音リストが一般的です。
しかし、「むぁ」や「るぁ」などの難読音節も組み込まれています。

おすすめリスト → 難読抜き単独音リスト
他のリスト → 単独音

連続音

連続音の録音リストは主にモーラ数(言葉の拍数)が違います。
モーラ数が多いほど収録効率が上がり、より短時間で収録が望めます。
モーラ数は収録者の肺活量やリストの読みやすさと相談して決めましょう。


CVVC

CVVCは連続音と同様に連続して発声するのでモーラという概念があります。
また、連続音より収録量が少なく済むという利点もあります。

おすすめリスト→ 6モーラ&8モーラ軽量版
他のリスト → CVVC

どれがいいか分からない!という方はこちらのチャートを参考にしてみてください。


ガイドBGMの選択

録音リストのモーラ数、録音キー(音階)、BPM(拍の早さ)によって最適なものを選択しましょう。

おすすめガイドBGM→ まいこ製連続音ガイドBGM
他のガイドBGM → ガイドBGM


録音

OREMOはUTAU音源の録音に特化したソフトです。
OREMOダウンロード

wavのファイル形式は以下の形式が推奨されています。
サンプリング周波数:44100Hz
ビットレート:16bit
チャンネル数:1ch(モノラル)


原音の設定

「setParam」は原音の設定に特化したソフトです。
単独音と連続音の自動推定ができます。
setParamダウンロード

setParamの使い方は以下の資料を参照してみてください。




単独音の原音設定

単独音音源の原音設定はsetParamで自動推定できます。
自動推定したあと、手動で調整しましょう。



連続音の原音設定

連続音音源の原音設定はoto.iniを生成(自動推定)し、生成されたパラメータを基準に調整します。
連続音音源のoto.ini生成の流れ



CVVC音源の原音設定

CVVC音源の原音設定はテンプレートoto.ini(原音設定の土台)を生成してそこから調整します。
テンプレ吐き出す君「mkototemp」
また、 Moresampler 0.7.2 以降で自動推定ができます。
単独音・連続音同様、パラメータの手動調整が必要です。





原音設定に関する知識




関連ファイルの作成

周波数表の作成

UTAUでは音符を再生するときに音源に対応した周波数表(.frq)ファイルを作成します。
予め周波数表をすべて作成しておくと、周波数表の作成をスキップしスムーズに歌わせることができます。
いずれもこれらのツールで周波数表の一括生成ができます。
また、各UTAUエンジンに対応した周波数表ファイルには配布禁止のものもありますので注意してください。

Readmeの作成

音源のフォルダにreadme.txtを作成しておくと原音のプロパティを表示した際に一緒に表示されます。
音源に関する使い方や利用規約など利用者に読んで欲しいことを書きましょう。
音源提供者の方へ - UTAU ユーザー互助会@ ウィキ

利用規約の作成

UTAU音源は配布するのもしないのも自由です。
音源を作ったからといって必ず配布しなければならないという義務はありません。
しかし、UTAU音源を配布するからにはトラブルを防ぐため利用規約が必要になってきます。
利用規約が無いから自由に使っていいと解釈する人もいれば、利用規約が無いから不安で使えないと解釈する人もいます。
利用規約を用意しておくことで音源配布者も利用者も安心して使える音源になることでしょう。
利用規約のテンプレートもいくつか配布されているのでそれらを参考にしてみてください。
音源・キャラクター利用規約例 - UTAU音声ライブラリwiki

character.txtの作成

character.txtとは、UTAU音源の情報を定義するファイルです。
以下のブロマガ記事で解説しています。
原音のプロパティについて


配布方法について

ニコニコ動画やYoutubeに自作したUTAU音源を使用した動画をアップロードして、
配布URL(アップローダー等の共有URL)と共に告知するのが一般的です。

ニコニコ動画へアップロードする際に付けるタグは「 UTAU音源配布所リンク 」が推奨されています。
長いですがこのタグを目当てに"巡回"される方もいるのでちゃんと付けてタグロックしましょう。

アップローダーについてはこちらのページを参照してください→アップローダー