さんさんかぐつち・らいごうえん
天地、神火で焼き祓わん
輝け、天式───
それは従来の
霊煌術とはまったく異なる詠唱にして、世界の向こう側を目指すという常軌を逸した祈りだった。
訴えるは此の世に非ず、此の世のすべてを超越した
霊煌の渦巻く上位次元。
人では届かぬ遠い星辰の彼方に触れんと、超越の祝詞を謳う。時空の位相さえ超えながら。
宇宙創生の原因にして世の根源たる力の究極、七大森羅に手を伸ばす。
ならばこそ、
星招術に敵はいない。
いかなる秘術であろうと太刀打ちできるはずがなく。
発動すれば絶対無敵。文字通り次元違いの、
極晃降ろしとしか表現できない超現象が召喚される。
現れるは超新星の太陽。第二の太陽としか思えない大火球。核爆弾さえ凌駕する熱量を有している。
そして真の本質は、この宇宙に天式の太陽を上回る火力はない、ということ。相手の出力を自動的に超越するように出来ている。
詠唱
我が誓願。聞き届けたまえ、極晃よ
頸切り刃に散る焔。燃える血潮に咲く炎産霊。
産声満たすは十拳の軌跡。絢爛たる煌きに天照す日を拝みませ
幸え給え、言祝ぎ給え。高天原を仰ぐが如く。
天地、神火で焼き祓わん
輝け、天式──星招術
燦燦迦具土神・来迎焱!
最終更新:2024年05月24日 14:16