れいこうじゅつ
『マガツバライ』の用語。
霊奏士が
霊煌により扱う陰陽術、道力、忍術など超能力の総称。二十一世紀では数あるこれらの異能をまとめて
霊煌術と呼称している。
現代では五種に分類され内訳は以下の通り。
平安時代などのかなり昔は五行で分類していた。というのも人口増加と行政による戸籍管理、移動手段の発達が大きく影響して、属性よりも役割分けの方が効率的になったから(正確には討幕や明治維新などの政治絡みのことをあったらしいが)。昔は人材不足で適性のある者を適切な案件に派遣できなかったが、今なら現場に迅速に適切な霊奏士を送り込める。
分類
火球を生み出す、烈風を放つなど、分かり易く直接的な超常現象を発生させる類の術系統。
身体能力の上昇といった自己強化なども含まれており、陽術の適正は一般的に攻撃性の高さを示す。
しおん流に表現するなら「陽術使いは素直なダメージディーラー」。
怨霊を呼ぶ、呪詛をしかける、あるいはそれらの呪いを送り返す呪詛返しなど、行動や思念を介して間接的な効果を及ぼす類の術系統。
トラップのような使い方をされる場合が多く、陰術の巧みな者は実力以上の食わせ者になる傾向が強い。
しおん流に表現するなら「陰術使いはカウンター型のアタッカー」
陰術のカウンターへの対策は主に3つ、より研ぎ澄まされた陰術で呪いを掌握してしまうか、結界による防御や鍛え上げた生命力で耐え切るか、圧倒的な力業で強引にねじ伏せるかに限定される。
鎮魂、浄化、調律、結界や加護の付与、式神作りなど、
霊煌を意のままに流動させ適切な効果を顕現させる術系統。
風水術の流れを多分に汲んだ体系であり、勉学による後天的努力で研鑽できる幅が大きい。
事故物件の除霊や護符の生産まで、市政の生活と密接に結びついていることから社会的な重要が高く、一定レベルまで法術を学んでおけば食いっぱぐれることはないだろう。
しおん流に表現するなら「法術使いはクラフト系もできる万能型純サポーター」
組み立てから発動まで、理論が最も纏められている大系であり、他にも先天的な素質以上に、学習や準備などの後天的な努力が大きく関わり、協力しての発動と引き継ぎが容易。一人では不可能な高位の術も協力して発動でき、結界の修理や霊地の調律など、他者に引き継がせる活動も広く行える。そういったことから法術は階位の昇級試験に大きく関わっている。
これらは秘術が加点要素にとどまる理由でもある。
縛る、捕える、奪う、括るなど、停滞を促す術系統。
マガツを封じたり、逆に首輪をつけて従える技も総じてここに含まれる。
高度な専門知識に加えて観察眼とセンスが要求される分野であり、封術を使いこなすにはよほどの特化型を除き、
霊奏士としてそれなりの実力が要求されている。
しおん流に表現するなら「封術使いはデバフ型サポーター。熟練度次第でサマナーやテイマー適正もゲット可能」
狗神使いに始まり、マガツを呪と契約で括り、手足として使役するのも含む。
十三魔将の内、炎釈金剛と地獄狼と契約し、それらを究極の殲霊兵器として位置付けている。
他四種の術とは毛色の違う、体系だった術系統の存在しない術系統。
その特殊性ゆえ、うまく嵌まれば戦況をひっくり返すほどの番狂わせを引き起こす。
世界のルールに直接訴えかけるような凄まじい秘術も多く、現在進行形で禁術指定を受けている技も少なくない。
習得や発動には霊奏士としての優劣以上に、相性が大きく関わってくる。
しおん流に表現するなら「オンリーワンの固有コマンド」
人類には決して行使できない究極の霊煌術。
最終更新:2024年05月27日 09:31