青沼シヅ - 昏式･高濱作品 @ ウィキ

CV：梅木ちはる

「ああ、菊乃ちゃんがいてくれて本当によかった……私、あんたと一緒ならきっと耐えていけるわ」

「これからも、私のそばにいてね？　ね、お願いよ。菊乃ちゃん……」

『鏖呪ノ嶼』の登場人物。2019年時点では既に故人である。
物語の核となっている二ツ栗家に対する呪いを生んだ、二ツ栗晴茂の妾だった女性として現代には伝わっている。
そしてその呪いは凄まじい効力を持ち、作中でも二ツ栗家の人間達や欲望に従って一族の闇に踏み込んだ者達に死の災いをもたらした。

しかし、物語の進行と共に青沼シヅ本人の人柄と、その死の真相が明らかにされる中で……
申仏島の歴史に隠された救い難い人の業と、水を滴らせ黒髪を振り乱して現代の人間にも死を振りまくようになったシヅにもまた、
槐が語っていた『生きながらに奪われ続けた果て、最後に何かを呪うことしか残されなかった』人としての面があったことが知らされる。
まあとりあえず菊乃ちゃんはどんな結末でも真っ先に地獄行きね！

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