逆らうな、抗うな。強大なものには敵わない。世界とはそういうものだと、ただ平伏して受け止めよ



エリザベータルートにてアレクサンドル・ラスコーリニコフ「お前のような存在が他人を巻き込んで犠牲を増やすのだ」と怒りと共に凌駕へと告げた台詞。
彼の全体幸福のために少数の嘆きを轢殺する歯車であることを己へと課している信念が現れた台詞である。

愛のため時計機構(ホロロギウム)反旗を翻したエリザベータ彼女をそうさせた男
そうして凌駕と交戦しながらアレクサンドルは凌駕を弾劾する


「おまえたちは、いつでも同じだ。誰もが最初は勇ましい」
「耐えられぬから、納得できぬから、認められぬからと、感情の剣を振り翳す」
「束縛や掟を悪とだけ決め付けて、単純明快な世界を生きたがる」

「困難であると知りながら、己だけは特別なのだと妄信し、
 矮小な意地と幼稚な願望を拠所に叫ぶのだ。つまりは愚者(えいゆう)になりたがる」

「だが────決意の剣は必ず折れる。入り日が西に落ちるのを止められぬように、
 個は全の前に例外なく屈する。それが、この世界の現実だ」


そうして彼は続けていく。
そもそも時計機構とは決して悪ではない、この世界の現実そのものなのだと。
時計機構に抗おうなどという行為は自分の愚想で歪めた鏡を殴っているような愚行であり、
最初から怒りの声や嘆きの声など挙げなければいいのだと。

英雄などというのは己の愚想に他者を付き合せて犠牲を増やすだけの愚者である……
英雄と称される時計機構の歯車たる事を己に課した男は己が信仰を語っていく


「逆らうな、抗うな。強大なものには敵わない。

  世界とはそういうものだと、ただ平伏して受け止めよ」


「英雄などどこにもいない──────おまえたちは、

  そんな当たり前の現実に、一体いつになれば気づくというのだ」


そうして鋼の男はその鋼の決意でもって圧倒していく。これこそがお前が抗おうとしている現実だと────


+...
このように己に歯車である事を課しているアレクサンドルだが、彼の本当の願いは助けを求める誰かを救いたいというものであり
それは輝装影装のいずれにおいても“音”を感知するという形で「助けを求めている者の声を見逃したくない」という彼の私情が現れている事からも窺える。
己が咎人であり、裁かれるべき愚者であると自身を断じているために彼の影装は凄まじい安定性を誇り、真理へ後一歩まで来ているのではあるが……至ることは出来ていない。
彼が己の真実の願いを自覚して歯車としてではなく人として誰かを救おうとしなければ彼が真理へと至ることはないのである。



  • それでも折れないのが光の系譜という -- 名無しさん (2017-03-19 23:12:22)
  • 厳しいな若者はと言う散り際も悪くなかったと思う -- 名無しさん (2017-03-19 23:16:49)
  • ↑2現実に折れない光の英雄が行き着く果てが、似たような全体幸福というのは何とも・・・ -- 名無しさん (2017-03-20 01:18:38)
  • ウラヌス「逆らうな、抗うな。強大なものには敵わない。世界とはそういうものだと、ただ平伏して受け止めよ」 -- 名無しさん (2017-07-25 22:46:51)
  • ↑審判者「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」 -- 名無しさん (2017-07-25 22:52:58)
  • ウラヌス「なるほど、貴様は我が主カグゼライドに勝てると言うことか?」 -- 名無しさん (2017-07-25 23:33:48)
  • ↑誰だお前!?平行世界の格好良いウラヌスか⁉︎ -- 名無しさん (2017-07-26 01:08:51)
  • でもそもそも犠牲だの悲劇だのがあるから英雄が生まれてくるわけでえそこをなんとかしないで英雄を否定しても仕方ないしそれで救われる人もいるだろうしなにより全体のために少数を轣殺するのも英雄の理想に回りを巻き込むのも誰かを殺すのにかわりない。死にそうな人にあがくなそれが世界の為だとか言っても聞く訳ない。自分自身が全体幸福という理想のために少数を付き合わせている英雄と同じようになっている、と私は思った。 -- 名無しさん (2017-10-19 22:21:57)
  • ↑アレクサンドルはぶっちゃけ自分が正しいなどとは毛頭思っていない。むしろ誰よりも罰っせられるべき咎人だと思っている、その辺はマレーネルートやれば良くわかるし、このルートでもそれは凌駕さんに指摘されている -- 名無しさん (2017-10-19 22:42:42)
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