嫉妬の女


GM「じゃあ次の日だ
  昼になるとごろつきの様な連中が来た。
  それに対してミレーユが
  『庭の植物という植物を草一本残らず刈り取る様に』と命令している 」
アンドレ「あれ、まだ二人は出て行ってないよね? 」
GM「うん、まだ出て行ってない
  レンに至っては庭に隠れ潜んでいるはずだ 」
アンドレ「ですよね、なら止めるよ。
    『お待ち下さい、ミレーユ殿。
     庭の怪物の件は、我々に一任されたのではありませんか?
     昨日の今日で庭を更地にしろなど、あんまりではありませんか』 」
ラミー「『へぇへぇ。おはようございます。しかし、こりゃあ何の騒ぎで?』
    次の日だから、起きていいんだよね? 」
フィス「『と、いうより、そもそも更地にする前に調査させてほしいなー
    折角起きた現象なんだし』 」
カンデラ「『別にいいではないか?結局抜くんだ。
     この貴族がやってくれると言うんだ、甘えさせてもらおうじゃないか』 」
アンドレ「知らないんだよなぁ、説明しないと。
    『そういうわけにはいかんのだ、もう二日……いや、一日だけ先延ばしにせねば。
     あの庭に潜んでいる者がいるのだ、今日にもいなくなる手筈なのだ』
     と、コソコソと」
GM「『いいえ、この庭の何処かに化け物がいるはずです。
  ラスターを誑かす化け物がね。私が気づかないと思いましたか?』 」
アンドレ「『……なるほど、そこまで知っておいででしたか。
     ならば何故、その際に我々を雇うような真似を?
     そんなことをせずとも、ただ刈れば良かったのではないですか?』 」
フィス「『ん?あれ?じゃあなんで最初に教えてくれなかったのー?』」
GM「んなもん昨夜の会話を聞いていたからに決まっておるwww 」
フィス「それをはかせる為に聞いてるわけだが 」
GM「ああ、それなら興奮しながら昨夜聞いたって言うよ。 」
アンドレ「全部聞かれてた把握。
    『ミレーユ殿、貴女はラスターの詩人としての腕を欲しているのですか?
    それならば、貴女が彼女の存在を認知すれば、それは叶う話です』 」
GM「まぁそういったことは無視されていると、ついにレンが見つかる。
  ごろつきが取り押さえようとするし、ミレーユは
  『あの怪物が原因です。依頼したとおりに原因を排除なさってください』 」
フィス「 そういえば翌日でMP回復じゃねーか。
   『うーん、聞いてたなら分かると思いますが
    この場で一番の解決は、あの女性を助ける方法を見つければいいんですけれどねー
    そうすれば誰も不幸にならないんですけれどもねー
    でなければ、あの呪歌の効果をうまく打ち消す方法ですねー
    吟遊詩人としての腕が欲しいならそれで十分ですよね?』 」
アンドレ「『話を聞いておられたなら、貴女も本当は理解しているはずだ。
     原因はラスター殿が持つ楽器に他ならんし、彼女は関係ない。
     それでも彼女が関係あると、彼女を始末せよと
     ミレーユ殿、貴女はそう仰るのですか?』 」
カンデラ「『ただの嫉妬心だろ……幾ら腕の良い吟遊詩人だとしても…
      この興奮のしようは余りにも可笑しすぎる。』」
GM「『そんなことは知りません!
 アレは怪物であり、庭に怪物が出ていた元凶です。
 貴方方に依頼した事は元凶を取り除くことです!』
 まぁそう言っているとねラスターが飛び出してレンを助けようとする訳だ。
 だが、その前にごろつきに取り押さえられる。
 ミレーユがラスターに微笑みながら言う訳だ。
 『ラスター、こんな化け物に関わりになるのはお止しなさい。
 貴方のことは私がずっと面倒を見てあげます。
 社交界にも出られるようにもしてあげるわ。
 そうすれば貴方は吟遊詩人としての名誉も上がり、いずれはお城にも呼ばれるわ。
 貴方は吟遊詩人として最高の栄誉を手に入れられるのよ』」
アンドレ「じゃあラスターが改めてどう決断するか、それを待とう」
GM「じゃあラスターはこう叫ぶ。
 『確かに私は吟遊詩人としての名声や栄誉は欲しい!
  だが、私はそれよりも彼女のことが・・・レンの事のほうが大切だ!』 」
カンデラ「『諦めろミレーユ殿…彼が既に決めた道なのだ。』 」
アンドレ「『……それが結論か、ラスター殿。
     ならば私は、昨夜の夢の続きを見るとしよう。
     さぞ気分良かろうな、愛する二人を魔の手から救うことは!』
     もうだめだこいつ。斧を構えるね」
ラミー「『吟遊は心に響いてこそだと、わたしゃ思ってます。
    心に響かないそれは、どんなに上手かろうと二束三文です。
    ラスターさんの今の叫び、今までのどんな歌よりも響きましたねぇ。
    こりゃ、まあ。ちと、譲れませんわな』 」
GM「その叫びを聞いたミレーユはしばらく呆然とした後、
  屋敷の方に走り去っていく」
アンドレ「なんか持ってくるぞ、気を付けろ!
     おっとそんなツッコミはさておき
     その間に、取り押さえられているラスターとレンを自由にできませんか」
ラミー「『今のうちにごろつきどもをやっておしまいなさい、アンドレさん、カンデラさん』 」
フィス「『さて、とりあえず原因を取り除きましょー
    …穏便な方法で。
    それなら成功報酬はもらえなさそうだけど、
    依頼をたがえてないから前金返せといわれるのも違うしー』 」
カンデラ「『私はスケサンやカクサンではない…
     が、人の恋路を邪魔する愚か者を成敗はいたそう…』
     と槍と盾を握り閉めてごろつき退治に参りますよ 」
GM「アンドレ正解!
   ごろつきと睨み合っているとだね。
   ミレーユが屋敷から何かを持ってくる。
   『そ、それは私の竪琴!』
   ラスターが叫ぶや否やミレーユが
   「こんな物が無くなれば、あの怪物は死にラスターは帰ってくる!」
   と地面にすごい勢いで叩きつけた」
カンデラ「『(魔法の竪琴が壊れるはずないだろ……)』
     とか思いながら見ています」
ラミー「ミレーユに接近してサニティかけるべきだったか」
アンドレ「そう来たか……
    俺なら秘蔵のゴーレムとか出すところだったが。
    『……おお、何ということを。
    だがミレーユ殿、貴女は今……ラスター殿の心をも殺した!
    二人を結ぶのはその竪琴ではなく、愛に他ならんのだからッ!』 」
GM「まぁカンデラの言う通りでこの程度で魔法の竪琴が壊れる訳が無い。
     しかし、地面に叩きつけられた時に凄まじい音を鳴り響かせた。
     その音は庭の残っている植物に響き渡ると、恐ろしい速度で成長していく」
アンドレ「そういう方向かー!?
     とりあえずアンドレは壊れたと早とちり。
     『ぬおっ! な、何が起こった!?』 」
フィス「『あーあー、私しーらない』 」
カンデラ「『ミレーユ、とても面倒な事をしでかしてしまったな…
     一応、依頼人のお前に傷付かれても困る、下がっていろ…』
     とミレーユを睨んでけん制しておきます」
GM「という訳で植物モンスターが襲いかかって来る。
  ごろつきは自分たちで手がいっぱい
  レンはラスターを守るのにいっぱい
  という訳で君たちは一体の植物と戦ってもらおう」
ラミー「ところでミレーユも襲われるのではなかろうか」
GM「安心しなさい。屋敷の入り口側だから君らが守るのであれば大丈夫だ」
ラミー「ああ、ミレーユは私たちに守られている構図かい?
    『ミレーユさま、ちょいっとばかし成功報酬に色をつけちゃいただけませんかね。
     いやなに、そんなに多くは望んじゃないんですがね。なんにせよ、私たちもきついもので』 」
GM「怪物判定・・・というがまぁレンさんが教えてくれそうだしアルラウネも知ってるしね
  マンドレイクちゃんでーす
  まぁ解るのは叫び声と精霊魔法ぐらいかな? 」
アンドレ「叫び声こわいよー把握 」
ラミー「精神抵抗24の私は確実に叫びで終わる把握 」
外野「マンドレイクときましたか…w
   まあエスノアとかキラー・クリーパーとかだったら1体じゃ弱いですしねw 」


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一応皆、詳しいデータの為に怪物判定をしますが当然わかりませんでした。


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フィス「え?アルウラネとマジで戦わせるの?全員死ぬよ?」
アンドレ「マンドレイクだぜ、これから戦うの。 」
フィス「勝ちようがない。古代で補助しようがなんだろうが勝てない。
    それこそ超英雄ポイントでもない限り 」
ラミー「一応、きちんと後列に位置取る。
    まあなんにせよ早めに終わらせないと死ぬので、速攻きめるしかないんだが 」
GM「警戒しすぎだって そんな強くねーよ
  MPも敏捷も低いから」
アンドレ「俺は全然、マンドレイクなら普通に勝てると思ってる。」
フィス「敵がアルウラネちゃんだと思ってました 」


戦闘開始!



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敏捷順
31:アンドレ
19:ラミー
8:フィス
7:カンデラ
5:マンドレイク


前列:アンドレ
中列:
後列:ラミー フィス カンデラ



戦闘の詳細はこうなります。
なんか1ターンキルされる気がしてきた。


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アンドレ「よし、とりあえず悲鳴は俺が何とかするから
     もしムギャオー!!したら後は頼んだぞ」
ラミー「あれだ。正義の味方の理論だな。みんなでボコれば怖くない
    幸い、こっちはすばやいアンドレが一撃ししてくれる可能性も高い 」
フィス「耳閉じて精神抵抗してればいいんですね。わかります 」
GM「まぁ戦闘開始だ。
  こっちの宣言は当然魔法」
アンドレ「やらせはせんぞ!全力攻撃ダメージ+3で宣言。
     もちろんバトルアックスの両手持ちだ」
カンデラ「チャージチャージチャージ!! 」
フィス「GM、悲鳴って後列に効果あるか…この状況で分かる? 」
GM「至近距離だからなぁ  多分無いな」
アンドレ「まあ、せいぜい中列までっすよね」
フィス「宣言は全員に拡大カウンター・マジック
GM「じゃあ行動どうぞ 」


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まぁそれでもストブラでちょっと怖い目にあってもらえるだろうし
悲鳴もあるから結構いけると思ってました。
ここまでは・・・・


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アンドレ「『マンドレイクの悲鳴ッ、一度聴いてみたいと思っていたぞッ!』
     命中判定D+44 (コロコロ・・・88)
     さすがに当たるよなコレは
     ダメージ判定D+12+3 (コロコロ・・・9)」


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おいおい・・・


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ラミー「アンドレで終了把握 」
アンドレ「だから心配しすぎだって言っただろ。
     ダメージ判定D+24 (コロコロ・・・9)」
フィス「こwwwれwwwwwwはwwwww」


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ちょwwww



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アンドレ「あれ……? ダメージ判定D+33 (コロコロ・・・0)
     うん、まあ33点ですね。 」
フィス「はい、心配しすぎてした33点もぶち込んでくれるとは思ってませんでした 」
カンデラ「これは酷いwwwwwwwwwwwwwwww 」
ラミー「『あー、マンドレイクって薬になるんでしたっけ? なら頂いていきますが、
     これぐらいの役得はあってもいいでしょうかね』」
フィス「対アルウラネ系は強火で一気に焼くのが筋だが、
    アンドレさん格好良過ぎです」
アンドレ「まさかマンドレイクじゃなくてGMが悲鳴を上げてぶっ倒れたのか、この妙な間は」
GM「・・・・・死んだww 」
フィス「ですよねー
    誰が9×2なんて想像するかwwwwwwwwwwwwww
    アルウラネでも死ぬわwwwwwwwwwwwww 」


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誰がするかwwwwww
まさかML5の魔法Lv4持ちが何も出来ずに終わるとは・・・・



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あっけない大団円!


アンドレ「『私としたことが、何という失態。
      悲鳴を聴く前に絶命させてしまった』
      駄目だコイツ、いろんな意味で」
カンデラ「『ま、まぁ被害が無かったんだ!それでいいじゃないか!』 」
外野「これは誰でも「ムギャオー!!」と叫びたくなるwwwww」
アンドレ「『うむ、我々の目的は悲鳴を聴くことではなかったのだからな』
     つーわけで、他の化け物の相手をする余裕がありそうだし
     ざくざくと刈っていきましょう」
GM「ああ、一応悲鳴があるから抵抗してくれ
  無意味な気がするが 」
フィス「文字通り断末魔の悲鳴ですね。わかります 」
アンドレ「おっと聴けたのか、それはアンドレ的には嬉しい展開。
     精神抵抗判定・・・・軽く成功」
フィス「アンドレ無双物語ですね。わかります」
アンドレ「『……けたたましいだけで趣は無いが、なるほどこんなものか』 」
外野「TRPGだけにマンドレイクの悲鳴は「ムギャオー!!」と妄想wwww 」
フィス「まさにアンドレ無双
    『アンドレさんー、流石ですー。格好良いですねー』
     とりあえずカウンターマジック発動。ざくざく狩るにしてもいるだろう 」
GM「まぁ他のは割りと膠着状態だし
  君達が行けばすぐに蹴りが付く。
  終わった後には泣いているミレーユさんが」
ラミー「『このマンドレイク、全部売ったらどのぐらいの儲けになるでしょうかねぇ』 」
フィス「マンドレイクについて宝物判定!」
GM「いくらくらいに何のかな ヘンルーダが3000Gだし
  これは1000Gかな 」


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ちなみにヘンルーダとは石化しなくなる草です。
非常に苦い味をしていいます。


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アンドレ「終了把握。
    『……さて、あとは貴女が大人しく彼らを見逃してさえくれれば
     我々はめでたく、依頼を達成することができるというわけです』」
GM「まぁ泣いているミレーユにラスターが近づいて
 『ミレーユ様、私は確かに貴方に非常に感謝しています。
  私の吟遊詩人としての腕を見込んで拾ってくださったのも貴方です。
  しかし、私の愛する女性はレンなのです』
 『それが・・・・人間ではない化け物でもですか・・・・?』
 『私は彼女を化け物とは思っていません。
  人間ではありませんが、それでも彼女は歌を愛する心を持っています』
 『解りました・・・・どこへなりとも行くといいでしょう。
  ・・・・ですが、またもし気が向いたら・・・・
  私に貴方の歌を聞かせてください・・・・』
 『ミレーユ様・・・・ありがとうございます』 」
アンドレ「『おや、何やら丸く収まったようで。
     どうやら正規の報酬を期待しても良さそうだ』
     ふふん、と上機嫌」
フィス「『良かったですねー 一時はどうなるかと思いましたよー』 」
カンデラ「『完全に蚊帳の外感が感じられるがな…』 」
アンドレ「『まあ、いいではないか。
     ミレーユ殿の心の庭に巣くっていた化け物は、めでたく退治されたのだからな。
     おっと。今、上手いこと言ったぞ、私は』 」
GM「ミレーユは約束どおり君たちに報酬を払うよ。
  ラスターとレンは森で暮らすことになった。
  この時より黄金の風の森では、時たま非常に美しい歌が聞こえてくる。
  この歌とそれに纏わる愛の話は、王都ダールでしばらくの間、流行した・・・・



  という訳でエンドお疲れサマー」



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最終更新:2008年08月11日 03:48