呪学
概要
呪魔法
術者、媒体(生贄)、対象の三要素で成り立つ魔法。属性は炎、土、空。特徴として、術者の感情が表出される、同じ魔法でも媒体が異なると効能が微妙に異なる、というものがある。
術者はまず媒体に魔力を込め、それと同時に負の感情のエネルギーも注入する。負の感情は、拘らなければ出しやすいもので構わない。例えば憎悪、嫉妬、憤怒、執着、悲哀、等。具体的に言うと、魂から発される魔力に、感情を混ぜて色を付けているイメージである。
ここで呪魔法のルートは2つに分かれる。1つ目は物質を媒体にした場合。2つ目は生物を媒体にした場合。
1つ目の物質を媒体にした場合であれば、対象にそれを接触させる、認識させる、等といった行為で魔力を込めた媒体(以降、呪物)の影響下におくことで対象を呪う方法と、呪物と対象を魔術的、魔法的に繋げて(道を作るイメージ)呪物の呪いを反映させるといった二つの方法がある。
前者は呪物の質、規模に全てを左右されるが、その分、呪物の影響下にあるものを無差別に呪えるため汎用性が高い。その反面、対策は用意であり、優れた呪魔法使いであれば、呪物を頼りに逆探知され、呪いを返されることもあるため注意が必要。基本的に呪物を破壊されると効能が消えてしまう。
後者は特定の個人を呪う為に使われることが多い。対象と呪物の間に魔力の通り道を作る必要があるが、その分呪いが拡散しないため効力は高くなる。だが当然、呪い返しされた時の被害も大きくなる。
2つ目の、生物を媒体にした場合。このルートでは主に、現象を引き起こすものが多い。代表的なのは召喚。生物を媒体(生贄)にそれと縁のあるものを呼び出すこと。或いは自然現象を起こすこと。だがこれは単なる召喚術では無い。呪いである。人の悪意が絡むもの。つまるところ、その結果は個々人によって大きく歪む。そのため後述する黒魔術を用いてある程度方向性を定めなければしっぺ返しにあう。
あとは単純に生物を呪うことで変質させるというもの。これは対象に、呪物を作る時と同じやり方で魔力を注ぐことによって性質を変化させたり、別のものにしてしまうという方法だ。王子が野獣に変えられたりカエルに変えられたり、人魚姫が声を代償に足を手に入れたり、まぁ、その類である。
黒魔術
魔術の一種であるが、これ単体で効力を発揮することは基本的にないため、呪魔法の一種として扱われている。それは、混沌としている呪魔法に、ある程度の法則を与えるもので、魔術文字を用いて呪いの方向性を定めるものとされる。
対象を選定する時、召喚の魔法の対象をある程度絞る時、呪いに様々な特性を付与する......など。魔法ではカバーできない細かい調整を行うもの。技術体系的には、黒魔術となっている。というのも、元々は闇魔法であり、元来の性質とは異なるものに変じている。
講義内容
- 履修登録してからのお楽しみ!!!
(悪趣味な絵が貼り付けてある。微かに魔力を感じる。呪物の類であろう。認識すると眠くなってくる。)
評価基準
- ンン!無能に与える単位がどこに在りましょうか!!