【登場人物解説】
希条 実加 14歳 150cm B84(D) W54 H78
本編の主人公。
若干14歳にして古武道の達人。大阪出身で関西弁。身長は低いが巨乳の持ち主である。
無邪気で天真爛漫な性格だが、それゆえに試合では残忍な一面も。
鬼一族と呼ばれる一族の一人で『邪眼』と呼ばれる一族特有の能力を持つ。
昨年開催された愛宕山戦神祭では圧倒的な強さで決勝トーナメントに進出。
準々決勝でも松崎を圧倒するが、一瞬の隙を突かれ相打ちを許す。
希条 実加 14歳 150cm B84(D) W54 H78
本編の主人公。
若干14歳にして古武道の達人。大阪出身で関西弁。身長は低いが巨乳の持ち主である。
無邪気で天真爛漫な性格だが、それゆえに試合では残忍な一面も。
鬼一族と呼ばれる一族の一人で『邪眼』と呼ばれる一族特有の能力を持つ。
昨年開催された愛宕山戦神祭では圧倒的な強さで決勝トーナメントに進出。
準々決勝でも松崎を圧倒するが、一瞬の隙を突かれ相打ちを許す。
結城 硝 15歳 173cm
アメリカ帰りの帰国子女。空手暦10年で相当の使い手。
天地逆舞という大技を使う。天馬とは親友でありライバル。
見た目はかなりのイケメンで性格もかなり軟派である。
実は鬼一族であったことが前回の大会で判明した。
アメリカ帰りの帰国子女。空手暦10年で相当の使い手。
天地逆舞という大技を使う。天馬とは親友でありライバル。
見た目はかなりのイケメンで性格もかなり軟派である。
実は鬼一族であったことが前回の大会で判明した。
松崎 光矢 14歳 154cm
中国武術である蟷螂拳の使い手。
一時期は喧嘩に明け暮れていたが、天馬との一戦を期に改心し真剣に武術に取り組む。
昨年の同大会では華麗な技で予選では全勝。
準々決勝では対戦した希条の邪眼の前に翻弄されるが、最後に反撃に転じ相打ちに持ち込んだ。
中国武術である蟷螂拳の使い手。
一時期は喧嘩に明け暮れていたが、天馬との一戦を期に改心し真剣に武術に取り組む。
昨年の同大会では華麗な技で予選では全勝。
準々決勝では対戦した希条の邪眼の前に翻弄されるが、最後に反撃に転じ相打ちに持ち込んだ。
扇 天馬 15歳 166cm
漫画での主人公。『神天扇流』を使う天狗一族の末裔である。
今大会は怪我で欠場している。
漫画での主人公。『神天扇流』を使う天狗一族の末裔である。
今大会は怪我で欠場している。
神豪 満 16歳 181cm
天馬や結城の通う天林中学の元空手部主将。現在は天林高校に通っている。
本当は強豪であるが、周囲が強過ぎて人並みにしか見られない哀れな人。
天馬や結城の通う天林中学の元空手部主将。現在は天林高校に通っている。
本当は強豪であるが、周囲が強過ぎて人並みにしか見られない哀れな人。
【序章】
(ドゴオッ…メキィッ)
「あがっ…!!」
「あーっと!ここでまた希条選手の脚が突き刺さるゥ!松崎選手全く動けない!」
「うぐ…くそっ…」
「松崎選手床に突っ伏したまま動けませんっ!去年は一矢報いて引き分けに持ち込んだ松崎選手ですが、今度こそさすがに厳しいか?
あーっとここで希条選手が松崎選手の髪を掴んでぇ…」
(ゴスゥッッ!!!)
「あぶうっ!!!!ハッ…ハヒィ……」
「顔面に膝蹴りだあっ~!そしてさらに…すでに半死半生の松崎選手にラッシュを浴びせるゥ!
希条選手の脚が凶器となって松崎選手の全身に襲いかかっているぞ!大丈夫なのかっ?」
「ヒッ…あっ…あぐぅっ!!げぶっ……」
朦朧とする意識の中で希条の蹴りを全身に浴びる松崎。
それでも格闘家としての矜持としてこのまま敗れる訳にはいかない。
「…ぐッ……うおおおおおあああああああっ!!!!」
「おっとここで松崎選手が漸く反撃かあー!?そしてこれは得意の……ん?」
(ガシィッ!)
「うぎっ!」
「……ホンマええ顔しとるわ~でも去年は油断して一発かまされたさかいなあ…同じ手は喰わんでえ♪」
「ぐっ…ぐあっ…」
希条の喉元を狙った松崎の起死回生の一撃は敢えなくその直前で希条の左手に封じられた。
そして希条はその掴んだ手首を捻り上げる。
「ほな去年のやり直しや☆ 今度こそちゃんと寝かしたるさかいな~♪」
ニッコリと一笑すると希条は左脚を大きく後ろに振り上げた。
「これは…希条選手の大技…」
(う…おオレはま…負けな……)
「ほな、さいなら♪」
(ドゴォッ)
(メリィッ…)
「ハ……はが…あ…」
「き…決まったあ!!!!希条選手の蹴足が決まってしまったあ!!!!!」
「はあ……やっぱ去年のアレはまぐれやったんかあ…よわっちいなあ」
「あひィ…ごめ……だずげ…」
(ドゴオッ…メキィッ)
「あがっ…!!」
「あーっと!ここでまた希条選手の脚が突き刺さるゥ!松崎選手全く動けない!」
「うぐ…くそっ…」
「松崎選手床に突っ伏したまま動けませんっ!去年は一矢報いて引き分けに持ち込んだ松崎選手ですが、今度こそさすがに厳しいか?
あーっとここで希条選手が松崎選手の髪を掴んでぇ…」
(ゴスゥッッ!!!)
「あぶうっ!!!!ハッ…ハヒィ……」
「顔面に膝蹴りだあっ~!そしてさらに…すでに半死半生の松崎選手にラッシュを浴びせるゥ!
希条選手の脚が凶器となって松崎選手の全身に襲いかかっているぞ!大丈夫なのかっ?」
「ヒッ…あっ…あぐぅっ!!げぶっ……」
朦朧とする意識の中で希条の蹴りを全身に浴びる松崎。
それでも格闘家としての矜持としてこのまま敗れる訳にはいかない。
「…ぐッ……うおおおおおあああああああっ!!!!」
「おっとここで松崎選手が漸く反撃かあー!?そしてこれは得意の……ん?」
(ガシィッ!)
「うぎっ!」
「……ホンマええ顔しとるわ~でも去年は油断して一発かまされたさかいなあ…同じ手は喰わんでえ♪」
「ぐっ…ぐあっ…」
希条の喉元を狙った松崎の起死回生の一撃は敢えなくその直前で希条の左手に封じられた。
そして希条はその掴んだ手首を捻り上げる。
「ほな去年のやり直しや☆ 今度こそちゃんと寝かしたるさかいな~♪」
ニッコリと一笑すると希条は左脚を大きく後ろに振り上げた。
「これは…希条選手の大技…」
(う…おオレはま…負けな……)
「ほな、さいなら♪」
(ドゴォッ)
(メリィッ…)
「ハ……はが…あ…」
「き…決まったあ!!!!希条選手の蹴足が決まってしまったあ!!!!!」
「はあ……やっぱ去年のアレはまぐれやったんかあ…よわっちいなあ」
「あひィ…ごめ……だずげ…」
急所の脇腹をピンポイントに爪先でえぐられ、希条の脚下でピクピクと痙攣する松崎。
その表情には先程の不屈の心は霧散し、完膚なきまでに自分を蹂躙した脚とその持ち主への恐怖が埋め尽くしていた。
「なんやつまらん男やなあ…もう死んでええで☆」
「ヒィッ…」
(バキィッ!!)
怯える松崎の顔面を軽く足蹴にし、希条は既に次の狙いを定めていた。
(今年はウチがちゃーんと潰したるさかい楽しみに待っときやー結城硝くん♪)
「…奇しくも昨年と同じカードとなった因縁の14歳対決は希条選手の圧勝に終わりました! 松崎選手ここで無念の敗退!!!!」
電光掲示板に書かれた準決勝のカードを一瞥し、勝者を伝えるアナウンスと鳴り止まぬ歓声に包まれた会場を後にした。
その表情には先程の不屈の心は霧散し、完膚なきまでに自分を蹂躙した脚とその持ち主への恐怖が埋め尽くしていた。
「なんやつまらん男やなあ…もう死んでええで☆」
「ヒィッ…」
(バキィッ!!)
怯える松崎の顔面を軽く足蹴にし、希条は既に次の狙いを定めていた。
(今年はウチがちゃーんと潰したるさかい楽しみに待っときやー結城硝くん♪)
「…奇しくも昨年と同じカードとなった因縁の14歳対決は希条選手の圧勝に終わりました! 松崎選手ここで無念の敗退!!!!」
電光掲示板に書かれた準決勝のカードを一瞥し、勝者を伝えるアナウンスと鳴り止まぬ歓声に包まれた会場を後にした。