エミリアス・ブラウン
概要
古い書物「
アストロスの呪文」の中で見つけた呪文を独自にアレンジして学生に教える通信魔女大学という詐欺まがいのビジネスをしている。
本当に魔法を使える受講生の
エグレンタイン・プライスや彼女のもとに疎開してきた3人の子供たちと出会い、彼の内面が着実に変わっていく。
エピソード
通信魔女大学のエミリアス・ブラウン学長は実は魔法の力を持たない曲芸師で、古い書物「
アストロスの呪文」に書かれていた呪文を独自にアレンジして受講生に教えるという詐欺まがいのビジネスをしていた。ブラウンは
第二次世界大戦*の戦局悪化を理由に大学の閉鎖を受講生に通知する。
ロンドン*で本職の曲芸を披露していたブラウンは受講生の
エグレンタイン・プライスから受講コースの最後に教わるはずだった魔法「サブスティテューシアリー・ロコモーション」を教えてほしいと頼まれる。ブラウンは魔法の呪文が嘘であることを自白するが、プライスが本当に魔法を使えることを知り驚く。
「サブスティテューシアリー・ロコモーション」の呪文が書かれた書物の半分を探して
ポートベロー・ロード*へ行ったプライス、ブラウン、子供たちは書物の半分を持つブックマンに呼び止められる。本だけでは呪文が完成しなかったため、呪文が書かれた
アストロスの星を探して
ナブンブー島を訪れる。島のサッカー大会に参加した一行は
レオニダス王の首飾りがアストロスの星であることに気づき、帰り際に回収する。島を出た時に首飾りは消えてしまうが、ポールが絵本の中から首飾りの挿絵を見つけたことで、呪文を発見する。プライスが無生物に命を与える「サブスティテューシアリー・ロコモーション」を身につけると、子供たちはブラウンに父親代わりになってほしいとねだるが、いたたまれなくなったブラウンはロンドンへ帰ることを決める。
その晩、
ドイツ*軍が軍事演習のためにプライス宅に侵入し、子供たち共々監禁されてしまう。一方、プライスや子供たちを忘れられないブラウンはプライス宅に戻って状況を把握。プライスたちを救出する。プライスは「サブスティテューシアリー・ロコモーション」を使って屋敷中の鎧に命を宿し、ドイツ軍を撤退させる。戦いの末、プライスの魔法の道具は破壊され、彼女は魔力を失った。その後、ブラウンは彼女の勇気に感銘を受けて兵役につくことに決め、戻ってきた暁にはプライスや子供たちと家族になることを約束する。
登場作品
1970年代
実写キャスト
声
最終更新:2024年09月08日 15:01