マタンギ
概要
嵐の神
ナロの右腕的存在である執行者。コウモリの
ペカを連れており、コウモリのような動きをする。コウモリをモチーフとした彼女は、全体にコウモリの模様があるマントを羽織っており、オレンジ色の羽毛の襟も備えている。背が高く、左目の下に小さなほくろがあり、長くて波打つ黒髪を装飾的な髪飾りで高くまとめている。
壁を登ったり高速移動ができるため、優れた敏捷性と反射神経を持っている。飛行や浮遊もでき、膨大な数のコウモリの群れを操って命令に従わせることができる。
マタンギとはオセアニア全体で使われるそよ風を表す言葉。風は海洋航法における基本的な要素の一つであり、初期のポリネシア人の信仰体系においても重要な存在だった。マタンギは知恵・芸術・言葉・超自然の力を司るヒンドゥー教の女神の名前でもある。
『
モアナと伝説の海2』に悪役ナロの手下として登場するものの、
モアナに助言を与えるなど中立的な立場にある。本編終了時点でもナロの支配下にあり、その本心はまだ明かされていない。
マウイに関しては「イケてる」と高い評価を述べている。
エピソード
嵐の神
ナロの右腕である執行者マタンギは、ナロを探していた半神半人の
マウイを捕らえて
神の釣り針を取り上げ、貝の牢獄に閉じ込める。
やがて貝が船を呑み込み、船に乗っていた
モニ、
ロト、
ケレ、
コトゥ、
プア、
ヘイヘイがマウイのもとに現れる。マウイは彼らのおかげで神の釣り針を取り戻すことに成功。同じ船に乗っていた
モアナは貝の中でマウイと再会する。ナロの支配から逃れたいマタンギはモアナに迷ってみることも大切と説き、モトゥフェトゥへの道を案内する。
モアナとマウイたちが
モトゥフェトゥの呪いを解いたことを知り、ナロはモアナたちを支援したマタンギに対して怒った。そこへ同じくモアナに恨みを持つ
タマトアが現れた。
登場作品
2020年代
声
最終更新:2025年03月25日 22:21