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エグレンタイン・プライス

名前:Eglantine Price
デビュー:『ベッドかざりとほうき』(1971年)

概要

イギリス*ペパリンジ・アイで大きな屋敷に一人で暮らす中年女性。実はエミリアス・ブラウンの通信魔女大学を受講している新人魔女。

父が軍人だった影響からか愛国心が強く、「サブスティテューシアリー・ロコモーション」という魔法を身につけて戦局を変えようと考えている。

作中では、ロンドン*の空襲から逃れてきた3きょうだい(チャーリー・ローリンズキャリー・ローリンズポール・ローリンズ)を半ば強引に押しつけられ、彼らを引き取るうちに打ち解けていく。

エピソード

ベッドかざりとほうき

愛国心の強いエグレンタイン・プライスはイギリス*を戦争の勝利に導くため、密かにある魔法を身につけようとエミリアス・ブラウン教授の通信魔女大学の授業を受講していた。ある日、空襲を逃れるためにロンドン*からペパリンジ・アイに疎開してきた子供たち(チャーリー・ローリンズキャリー・ローリンズポール・ローリンズ)を引き取ることになるが、箒で空を飛ぶ練習をしているところを見られてしまう。

プライスは子供たちに魔女であることを黙ってもらう代わりに、ポールに旅の呪文を施したベッドかざりを渡す。その時、戦局の悪化により通信魔女大学が閉鎖されたことを知ったプライスは子供たちと一緒に、一番知りたかった最後の呪文である「サブスティテューシアリー・ロコモーション」を教わるために魔法のベッドでブラウンのもとへ向かう。しかし、ブラウンは詐欺師のマジシャンで、彼が通信魔女大学で教えていた呪文は古い書物で見つけたものを適当にアレンジしただけだった。プライスはブラウンの正体を知って驚くが、ブラウンはプライスが本当に魔法を使えることを知ってさらに驚く。

「サブスティテューシアリー・ロコモーション」の呪文が書かれた書物の半分を探してポートベロー・ロード*へ行ったプライス、ブラウン、子供たちは書物の半分を持つブックマンに呼び止められる。本だけでは呪文が完成しなかったため、呪文が書かれたアストロスの星を探してナブンブー島を訪れる。島のサッカー大会に参加した一行はレオニダス王の首飾りがアストロスの星であることに気づき、帰り際に回収する。島を出た時に首飾りは消えてしまうが、ポールが絵本の中から首飾りの挿絵を見つけたことで、呪文を発見する。プライスが無生物に命を与える「サブスティテューシアリー・ロコモーション」を身につけると、子供たちはブラウンに父親代わりになってほしいとねだるが、いたたまれなくなったブラウンはロンドンへ帰ることを決める。

その晩、ドイツ*軍が軍事演習のためにプライス宅に侵入し、子供たち共々監禁されてしまう。一方、プライスや子供たちを忘れられないブラウンはプライス宅に戻って状況を把握。プライスたちを救出する。プライスは「サブスティテューシアリー・ロコモーション」を使って屋敷中の鎧に命を宿し、ドイツ軍を撤退させる。戦いの末、プライスの魔法の道具は破壊され、彼女は魔力を失った。その後、ブラウンは彼女の勇気に感銘を受けて兵役につくことに決め、戻ってきた暁にはプライスや子供たちと家族になることを約束する。

登場作品

1970年代



実写キャスト


タグ:

キャラクター
最終更新:2023年07月08日 18:57