デイヴィ・ジョーンズ
概要
ジョーンズは深海の精霊として、海で亡くなった者を死者の世界へと送り届ける役目をしていた。海の女神カリプソと恋に落ち、彼女にすべてを捧げる覚悟でいたが、彼女とのすれ違いから見捨てられたと思い、任務を放棄してタコのような顔に姿を変えられてしまった。復讐として海賊たちにカリプソを人間の身体に封じ込める術を教えた。心の痛みに耐えかね、自分の心臓を
デッドマンズ・チェストと呼ばれる黒い箱に入れて
十字架島に隠し、鍵を近くで保管している。その後は、イカのような巨大生物
クラーケンを使って船乗りを追い詰め、命を助ける代わりにフライング・ダッチマン号で奴隷として働かせる血の契約を結んでいる。
カリプソとの一件から、恋愛を「一瞬の気の迷い」と冷ややかな目で捉えている。
エピソード
しばらくしてジョーンズのもとに
ウィル・ターナーが現れる。まだ死とは縁遠そうなウィルの訪問に驚くジョーンズだが、すぐそばにジャックがいることに気付くと、ツケの清算をするように迫る。ジョーンズは「お前一人の代わりに、三日以内に100人の乗組員を集めてくれば見逃してやる」とウィルを人質に取る。ウィルは自分の魂を賭けてジョーンズと賭博をし、
デイヴィ・ジョーンズの心臓が入った
デッドマンズ・チェストの鍵の在処を突き止めるが、ウィルを庇ったビルがわざと負けてしまう。ウィルは居眠りするジョーンズから鍵を奪い、必ずビルを自由にすると約束してボートで海に出る。
鍵を盗まれたジョーンズは海の怪物
クラーケンを召喚する。そしてフライング・ダッチマン号はデッドマンズ・チェストのある
十字架島へ向かった。ブラックパール号のジャックらがデッドマンズ・チェストの中に入っているデイヴィ・ジョーンズの心臓を持ち出そうとしたため、ジョーンズの乗組員たちが宝箱の回収へと向かう。無事、宝箱と鍵を取り返したジョーンズは逃げるブラックパール号にクラーケンを差し向けてとどめを刺す。クラーケンはブラックパール号ごとジャックを呑み込んでしまう。これでジョーンズへのツケは支払われた。
ジョーンズが宝箱の中身を確認すると、中身は空っぽであった。ジャックに一杯食わされたジョーンズは彼への恨みを募らせて大声で叫ぶのであった。
ジャックを助けに
デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー*へ向かった一行は呪術師
ティア・ダルマから、海の女神カリプソが死者を来世へ送り届ける役割をジョーンズに与えたことを明かされる。ジョーンズはその見返りに10年に一度だけ地上に上がることを認められたが、その任務を放棄したことで醜い姿に変えられてしまった。
ヘクター・バルボッサやエリザベスたちは海賊を根絶やしにしようとするベケットに対抗するべく、ティア・ダルマの肉体に封印されたカリプソを解放する。巨大な嵐や渦巻きの中、ブラックパール号とフライング・ダッチマン号の決戦が始まり、ジャックとジョーンズはジョーンズの心臓を巡っての戦いとなる。ジョーンズはウィルの胸を剣で刺し殺そうとするが、ジャックがウィルにジョーンズの心臓を刺させた。ジョーンズは「カリプソ…」と呟くと海に落ちて沈んでいった。
ポスト・クレジット・シーンにて、
ポセイドンの槍が破壊されたことで海の呪いが解かれ、ジョーンズが復活したことを匂わせる一幕が挿入されている。
登場作品
2000年代
2010年代
2020年代
実写キャスト
声
最終更新:2024年09月08日 17:08