モアナ
概要
快活な少女で、周りの子供たちが怖がるような恐ろしい伝説を聞いても喜んでいた。禁じられた航海に憧れを抱いており、村長の跡を継がせようとする父に反発することも。運動神経も優れており、経験したことのない航海術も身につける。
幼い頃、海に選ばれて
マウイが盗んだ
テ・フィティの心を
テ・フィティに返しに行く使命を帯びる。海とは友達であり、海から落ちても陸地や船に戻してもらうなどのサポートを受けることができる。
2作目では16歳年下の妹
シメアが生まれており、おチビちゃんと呼んで可愛がっている。
エピソード
モトゥヌイに暮らすモアナは幼児の頃、
タラおばあちゃんから半人半神の
マウイが命の神
テ・フィティから
テ・フィティの心を盗んだことで、溶岩の魔物
テ・カァが現れて世界に闇が溢れ出た話を聞く。いつかはテ・フィティの心を元の場所へ戻さなければならないという話を聞き、他の幼児たちは怖がるが、モアナは興味津々。モアナの父で村長の
トゥイはその伝説を信じようとせず、村人たちに海を渡ることを禁じていた。モアナは海に近寄りウミガメを助けたことで、海に選ばれてテ・フィティの心を託される。トゥイが海に近づくモアナを抱きかかえてその場を去ったため、モアナはそれを落としてしまう。タラおばあちゃんはその様子を陰から見ていた。
16歳になったモアナはますます海を渡りたいと感じていた。ある日、島の食料が尽きてしまい、モアナは海を渡って魚を獲ろうと提案し、トゥイの怒りを買う。反抗したモアナは一人で海を渡ろうとするが波に流されて失敗。モアナは村長として身を固める決心をする。この話を聞いたタラおばあちゃんは、モアナを洞窟に案内して大昔に祖先が海をわたるのに使っていたボートを見せる。そしてモアナが幼児の頃に海に選ばれたことを話し、マウイが盗んだテ・フィティの心を返しに行くことを勧める。
決心を固めたモアナがトゥイと言い争っていると、タラおばあちゃんが危篤になったという知らせが入る。タラおばあちゃんは病床でモアナにすべきことを果たせと言い遺す。モアナは母
シーナに背中を押されて、大きな海へと旅立つ。星座を追ってある島にたどり着いたモアナとたまたま着いてきてしまったニワトリの
ヘイヘイはマウイを見つけ、テ・フィティの心を返しに行くように要求する。しかし、お調子者のマウイはモアナからボートを騙し取って逃げようとする。モアナは海の力を借りてマウイに追いつくが、ココナッツ海賊の
カカモラの襲撃を受けてしまう。
カカモラを倒したモアナはマウイを説得する。マウイは何にでも姿を変えることのできる
神の釣り針を取り戻してくれたら協力すると約束する。マウイのおかげで
ラロタイにたどり着いたモアナは、光るものが好きな巨大カニの
タマトアをおびき寄せる囮となり、無事に釣り針を取り戻す。モアナの勇気を見たマウイは自分が本当は人間の子として生まれ、不憫に思った神に神の釣り針を与えられて神のように扱われるようになったことを打ち明ける。マウイは釣り針のない自分に価値はないと感じるが、モアナはそれを否定し、
ミニ・マウイ(マウイのタトゥーである彼の良心)と共にマウイを勇気づける。モアナとマウイは協力してテ・カァに挑むが、モアナはマウイの忠告を無視して突き進み、釣り針は大打撃を受けてしまう。マウイは壊れかけの釣り針を手にモアナの元を去る。
その夜、自分の無力さを自覚したモアナは「自分は選ばれるべきではなかった」と、海にテ・フィティの心を返す。そこへタラおばあちゃんの霊が現れ、モアナに重責を追わせてしまったことを詫び、無理せずに一緒に帰ろうと誘う。しかし、モアナは自分自身と向き合い、自分の使命を全うすることを選び、海底に沈んだテ・フィティの心を拾う。そしてボートを直すと再びテ・フィティを目指し、テ・カァに挑む。海とヘイヘイ、そして戻ってきたマウイが釣り針を犠牲にしてまでモアナを支援し、彼女はテ・フィティの元へと辿り着く。しかし、テ・フィティがいるはずのところに彼女の姿はなかった。モアナはテ・カァの姿を見てテ・カァこそが心を失ったテ・フィティの正体だと気付く。モアナがテ・カァにテ・フィティの心を返すと、元の緑豊かなテ・フィティの姿に戻った。
テ・フィティは破壊したモアナのボートとマウイの釣り針を返す。モアナはマウイに島で一緒に暮らさないかを持ちかけるが、マウイは自分なしでも大丈夫だと言い聞かせ、抱擁し別れを告げる。モアナとヘイヘイは故郷モトゥヌイに戻り、両親は娘の帰郷を喜ぶ。そしてモアナが海を元通りにしたおかげで、村のリーダーとして航海を解禁することができた。
前作から3年後、モアナは航海をして珍しい物を探していたが、他の島の船乗りの存在は確認できなかった。モトゥヌイへ帰還した後、妹の
シメアとの再会を喜ぶモアナは祖先である
タウタイ・ヴァサのような伝説の航海士として名を授かるため、父トゥイとともに儀式に参加する。儀式の最中、村の上空に突如現れた嵐から放たれた紫色の雷に見舞われたモアナはタウタイ・ヴァサの幻と対話する。タウタイ・ヴァサは、呪われた島
モトゥフェトゥが嵐の神
ナロに沈められたことと、モトゥフェトゥを発見して呪いを解かなければ他の島と行き来できないことを告げる。
目覚めたモアナはモトゥフェトゥを探す旅に出ることを決め、豚のプアとニワトリのヘイヘイ、マウイの大ファンの
モニ、船大工の
ロト、気難しい農業の達人
ケレを仲間に加え、タウタイ・ヴァサが放った流星を追ってモトゥフェトゥを目指す。
モトゥフェトゥに近づいたモアナたちはカカモラの襲撃を受けるが、カカモラたちは故郷の島を求めて航海をしているものの巨大な貝に道を阻まれ、戻ることができないのだと明かす。カカモラの戦士
コトゥはモアナたちの仲間に加わり、巨大な貝へと挑む。
貝の中で仲間たちとはぐれたモアナはナロの右腕で半人半神の執行者
マタンギと出会う。マタンギはナロからの解放を望みモアナとマウイを再会させ、モトゥフェトゥへの道を案内する。
ナロは呪いを解かせないため沈んだモトゥフェトゥの周囲を強大な嵐で守っていた。ナロはモアナたちの船に巨大なウナギを差し向ける。モアナが仲間たちの注意を振り切り無理してナロの嵐に特攻したことで船は無人島に流され、モアナは孤立してしまう。マウイはモアナを励まし、モニ、ロト、ケレもタウタイ・ヴァサの船を修理して再戦の準備を整えモアナの謝罪を受け入れた。
再びナロの嵐に挑むモアナたち。モアナはナロの狙いが人間であることに気付き、自分たちが囮となりマウイがモトゥフェトゥを目指す作戦に変更。魂胆に気付いたナロはマウイを雷で攻撃。モニたちがマウイを救助する間にモアナは雷を食らいながらもモトゥフェトゥに到着する。目を覚ましたマウイは気を失ったモアナに近づいて祈ると、タウタイ・ヴァサやタラおばあちゃんら祖先たちが姿を現す。祖先たちはモアナに航海士のタトゥーと半神の力を授ける。モアナとマウイは二人でモトゥフェトゥを引き揚げた。モアナが法螺貝を吹くと各地から法螺貝の音が返され、他の島の民たちが次々とモトゥヌイに上陸した。
その他
ディズニー100周年記念作品『
ウィッシュ』では、エンド・クレジットに登場する。
ゲーム
主人公はモアナの航海を手伝い、彼女の家を用意することを条件に村への移住を同意してもらう。
友情クエストでは、魚獲り用のボートを作成し、自動で捕獲した魚を主人公に分けてくれる。リーダーシップのある者の前に現れるシャードが主人公ともアナの前に出現する。
友情クエスト |
出現条件 |
特別報酬 |
船の修理 |
Lv.2、輝きの浜辺 |
モアナの漁船 |
仲直りの贈り物 |
Lv.4、マウイ解放、勇気の森 |
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追憶 |
Lv.6、勇気の森 |
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プアの捜索 |
Lv.8、レミー進行 |
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お祝い |
Lv.10、マウイ解放 |
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テーマパーク
登場作品
2010年代
2020年代
声
ティーン
幼少期
最終更新:2025年03月25日 23:31