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ラーヤと龍の王国

原題:Raya and the Last Dragon
公開:2021年3月5日
時間:107分
監督:ドン・ホール*カルロス・ロペス・エストラーダ*ポール・ブリッグス(共同監督)、ジョン・リパ*(共同監督)




  • 目次

ストーリー

かつて、クマンドラという豊かな国をドルーンという邪悪な精霊が侵蝕した。ドルーンはクマンドラの人々や抵抗する龍を石へと変えた。最後に残された龍シスーが作った龍の石のおかげでドルーンは消え去り、石にされた人々も元の姿に戻ったが、石にされた龍の姿はそのまま元に戻ることはなかった。生き残った人々は龍や平和への感謝を忘れ、龍の石を巡って争いを始めた。やがてクマンドラはハートテイルタロンスパインファングの5つの国に分裂し、ハートが龍の石を獲得し守護していた。

500年後、ハートの長ベンジャは他の4つの国を招き、再びクマンドラを一つに統一しようと宴を開く。しかし、他の4ヶ国は豊かなハートを敵視していた。ベンジャの娘ラーヤはファングの長の娘ナマーリと親しくなるが、彼女の目的は龍の石を奪うことだった。やがてファングの企みが明るみになると、他の国々も龍の石を巡って争いを開始。龍の石は5つに砕け散り、ドルーンが再び発生してしまう。

それから6年後、ラーヤは石にされた父ベンジャを元の姿に戻すため、相棒のトゥクトゥクとともに龍の力を求めて旅を続けていた。

概要

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ*の長編アニメーション映画第59作。完全新規シリーズとしては、『モアナと伝説の海』(2016年)以来5年ぶり。

新型コロナウイルス感染拡大防止により、ディズニーとしては初めて劇場公開されると同時にDisney+ディズニー・プレミア・アクセス*での配信をスタートした。同時上映短編は『あの頃をもう一度』で、こちらは劇場公開のみの公開となっている。

アニメーションの舞台は東南アジア*の文化に影響を受けた架空の国クマンドラ。スタッフたちは2グループに分かれてラオス*インドネシア*タイ*ベトナム*カンボジア*マレーシア*シンガポール*の調査旅行を行った。また、東南アジアの文化を監修するための外部のコンサルタントのチームを発足した。

音楽はジェームズ・ニュートン・ハワードが担当。同スタジオへの参加は『ダイナソー』(2000年)、『アトランティス 失われた帝国』(2001年)、『トレジャー・プラネット』(2002年)に続き19年ぶり4回目。

歴史

2018年5月24日、ポール・ブリッグスディーン・ウェリンズ*の初監督作品として『Dragon Empire』を製作中であると報じられた後、2019年8月24日にD23 Expoにて正式に発表された。その際、ラーヤキャシー・スティール*シスーオークワフィナが演じることが明かされた。

2020年8月、ドン・ホール*カルロス・ロペス・エストラーダ*が監督に、ブリッグスとジョン・リパ*が共同監督という体制になることが発表された。ストーリーとキャラクターをブラッシュアップした結果、ラーヤ役のスティールが降板し、ケリー・マリー・トランが代わりに演じることが決まった。キャスト変更の理由として、ラーヤを一匹狼ではなく、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー*』のピーター・クイル*のような軽快さを持つ人物として描くためだったという。

キャスト

ラーヤ ケリー・マリー・トラン 吉川愛
シスー オークワフィナ 高乃麗
ベンジャ ダニエル・デイ・キム 森川智之
ナマーリ ジェンマ・チャン 伊藤静
ジョナ・シャオ(幼少期) 黒沢ともよ
トゥクトゥク アラン・テュディック ブルーノ・マーニュ
ブーン アイザック・ワン 斎藤汰鷹
ノイ タリア・トラン アドリーヌ・シュタイーユ
トング ベネディクト・ウォン 後藤光祐
パン - -
ディアン - -
ウカ - -
ヴィラーナ サンドラ・オー 深見梨加
ダン・ハイ サン・カン 天田益男
ダン・フー ルシール・スーン 谷育子
テイルの長 パティ・ハリソン 長尾明希
スパインの長 ロス・バトラー 杉村憲司
アティタヤ将軍 ディーチェン・ラックマン 清水はる香
チャイ ジョン・“ダムファウンデッド”・パーク 綿貫竜之介
ワーン フランソワ・チャウ 原田晃
ブーンの姉 安西稟
ブーンの兄 松本惣己
商人 野川雅史
ドルーン - -
ペングー - -
ジャガン - -
プラニー - -
アンバ - -


※…フランス語版流用


用語集

オブジェクト


種族


ロケーション


楽曲

タグ:

長編映画
最終更新:2023年12月31日 17:31