ダイナソー
ストーリー
約6,500万年前の地球。
母親からはぐれた恐竜の卵が
キツネザルの島のキツネザルの群れの中で孵化した。キツネザルのリーダー、
ヤーは赤ちゃん恐竜を捨てるように指示するが、娘の
プリオは我が子同然に育てることを決意し、ヤーも赤ちゃんの可愛さに渋々折れる。
恐竜は
アラダーと名付けられ立派に育ち、キツネザルの
ジーニーや
スーリらと兄弟同然に育てられる。年に一度のキツネザルの求愛の日、いつものように余り物になってしまったジーニーを一家が慰めていると、地球に超惑星が激突する。キツネザル一家の生活は急変し、新たな生活の場所を求めて旅を始める。
アラダーと家族たちは横暴でプライドの高い
クローン率いる草食恐竜の群れに出会う。群れのスピードに付いていけないおばあさん恐竜の
ベイリーンと
イーマと仲良くなったアラダーは、群れと一緒に
生命の大地と呼ばれる場所を目指すことに。
概要
制作費約1.27億ドルに対し、約3.50億ドルの大ヒットを記録した。
歴史
1986年、『ロボコップ』(1987年)の撮影中、アニメーターのフィル・ティペットが監督のボール・バーホーベンに恐竜映画のアイディアを提案したことがきっかけで、バーホーベンは2枚の絵コンテを描き、
ウォロン・グリーン*が脚本を書くために招かれた。プロジェクトの予算は4,500万ドルを推定していたが、ディズニーの会長
ジェフリー・カッツェンバーグ*は2,500万ドルを提案した。
1988年、ディズニーの実写部門で制作が開始され、当初はバーホーベンとティペットがもストップモーション・アニメーションのスタッフとして参加した。当初は主人公はウートという名前のスタイラコサウルスで、ヴィランズはティラノサウルスのグロズニ、脇役にはシュリという小型哺乳類のキャラクターが登場した。当初はという名のティラノサウルスレックスであり、脇役にはシュリという小型哺乳類が登場する予定だった。映画の内容もドキュメンタリーのような映像で、主役が敵を倒したところで恐竜が絶滅して終了する予定だった。1990年、プロデューサー兼監督のトーマス・G・スミスが参加し、バーホーベンとティペットはプロジェクトから離脱することとなった。本作に関わり、バーホーベンとティペットの離脱に伴い、一時的に監督に就任した。ファンタジー色を求めるディズニーと、リアリティを追求するスミスの間で意見の食い違いも生じた。
スミスは時代性を考慮しキツネザルを出演させたがり、本物のキツネザルのオーディションも行われたが、ティペットの参加した
スティーブン・スピルバーグ*監督作品『ジュラシック・パーク』(1993年)が恐竜をCGで見事に表現したため、1994年末からディズニーの企画も恐竜をCGで描く路線に変更した。1996年3月には様々なアニメーションのテストを経て、最終的に実写の風景とCGのキャラクターを組み合わせる新たな方法を思いついた。
アニメーション
CGアニメーション制作のためにソフトイメージ 3Dというソフトで3Dワークブックが制作された。アニメーターは48名でコンピュータ・プロセッサは300台使用された。古生物学者を志していた
デヴィッド・クレンツ*はキャラクターデザインやビジュアルの開発を担当した。彼の作ったデザインの図をコンピュータでスキャンし、モデラーがリギングを行った。そのデータはキツネザルの毛や草を表現する「ファー・ツール」、恐竜の筋肉や皮膚を生成する「ボディ・ビルダー」、顔のアニメーションを制御する「マグ・ショット」の3つのプログラムに転送された。
キャスト
- 吹替版:2000年12月9日公開。※Blu-ray・DVD・VHS収録
スタッフ
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最終更新:2024年09月08日 23:53